『花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
瞬く星空をも覆い尽くす大輪の花火
それこそ真夏の夜の儚い夢物語
今年はゆっくり見れると良いな
(花咲いて)
未来よりは過去かしら
もっと遊んでおくべきだと
昔の私を一蹴しに行く!笑
(もしもタイムマシンがあったなら)
花咲いて散る
人間も
生まれて
必ず死ぬ
始めたことは
必ず終わる
地球が壊れて終わってしまう前に
わたしのしたいこと
やってみるのだ
それが来年までだとしても…
花咲いて
綺麗に花咲くことなんて
今まであっただろうか?
花が咲く日まで…
毎日を過ごすだけ
花咲いて
ミツバチくるかもね
花散って
実がなるかもしれないし
枯れたって
土の栄養になるんだから
それもまた植物の生き方
花咲いて
人に摘まれて
そのうちゴミになって
燃やされて
灰になるとしても
ひととき誰かの目にとまる花ならば。
花咲いて
花は散り際が美しいと思っている。
もうひと花咲かせたい。
夏の暑さに負けない元気な花を。
『花咲いて』
白や桃や蒼、個々に違う色の花々。
背に当たる強い光は暖かく、
花の季節を感じさせる。
花咲いて。
風に揺れ。
伸び、開き、
咲き誇れ。
まるで、自分の才能だと誇るように。
花咲いて
ひらひら舞い落ちて
葉になって
枯れていく
やっぱり桜ってめちゃくちゃ綺麗
今でこそ、のんべんだらり、自由気ままに一人暮らしをしているが、かつてはこの世の終わりみたいな顔で日々夫婦生活を送っていた。本当に長かった、ここに至るまで。四年間の家庭内別居を経ている間に、水面下ではせっせと生活の基盤を静かに、相手にバレないように整えていた。住む場所を決め、いざ、住み慣れた家を出るとき、寂しさよりも開放感に満たされた。
若くして結婚し何だかんだで二十年、夫婦でいた事実は重い。今もなお籍は入っているが、それももう事切れる寸前。時が来れば動き出す。より有利な離婚事由を作るため、最初からその覚悟を持って別居し、今日に至る。
書面上だけの冷め切った婚姻関係。今度は離婚に向けての準備に励んでいる。とはいえ話は進まず、離婚したいしたくないの平行線、円満とはいかず弁護士の介入を必須とする現状。頭を悩ませる要因はいくつもあるが、すべてを終えたとき、私の人生はさらに開花する。
群青の中に花咲いて。
今日まで眠っていた蕾が開き、太陽の光を求める。
35℃の夏に凜として咲く。
そしてこの夏が散れば、花も。
また次の夏に咲け。
色を香を忘れても尚、花咲いて
/お題「花咲いて」より
#花咲いて
夜明けの街
冷たいアスファルトの上を
ハイヒール両手でぶら下げ
ステップ踏みながら歩く
押しつぶされそうな毎日
誰かに投げかけられた言葉が
まるで針のように石みたいに
心にかすり傷をつけてゆく
誰の目にも見えない傷を
どんどん色褪せてくこの世界の中で
渇いて萎れて色褪せて
どうなってしまうんだろう
涙が頬をつたい足元を濡らす
そんな時見つけた小さな花
アスファルトの割れ目にひっそりと
強く美しく
言葉の無いエール
花は咲いてやがて散る
どう生きるかだよ…
そんな言葉が朝日とこの花と共に
私の心におはようを届けてくれた
花咲いて
花咲いて、
どんな苦労も報われて、
そして後には美味しい実がなる。
と思っているけど現実は、
凄い手間を掛けなければならない。
「花咲いて」
"花咲いて"、とか。
花咲く、咲かない関係なくて、
私は、私はただ、
貴方と言う初恋に水をあげたかった。
正直どっちでも良かった、
咲いても、咲かなくても、
貴方が初恋で良かった。
そう思いたかった、、
何勝手に"花咲いて"枯れてんのよ。
花咲かせんなら枯らさないでよ...
花咲いて
花咲いてみんなが綺麗とつぶやくだろう
咲かせるのって大変なのかな?
私はいつ花咲かせるのかな?
私はいつ綺麗と言われるのかな?
誰かの評価が気になる訳ではない
私が私を綺麗と評価できる日が
待ち遠しい
いつ花咲いて
私は私を認めるのかな?
花が咲く季節といえば、春を思い浮かべるが、夏も色とりどりの花が咲く。梅雨の紫陽花、真夏の向日葵、子どもたちが育てている朝顔…どれも素敵なものだ。
「もうすぐ夏休みに入るのか〜、子どもたちが朝顔のプランター持ち帰っているよ」
「本当ですね、俺は計画的に物を家に持ち帰るのが苦手でした…」
「あれは意外だった!終業式の日にあなたが重そうに持ち帰っているのを見たのが衝撃だったもん」
色々な家の庭先に置いてあるプランターを見ながら、私たちは思い出話をしていた。私は紫色に近い朝顔が好きだとか、彼はピンク色に近い朝顔が好きだとか、楽しそうに話していた。
「でも、夏の花といったらアレだよね〜」
「ええ、それはもちろん花火ですよ!夜空に花咲く美しさがとてもいいですよね」
「分かってるね〜!花火大会行きたい」
今度のデートは夏祭りですね、と彼は嬉しそうに言ってくれた。
テーマ「花咲いて」
早朝、いつもより早く目が覚めたから窓を見ると、朝顔が咲いていた。
昨日まで蕾だった朝顔が、いくつも花開いていた。
マゼンタに青色、紫色。
鮮やかな花々が寝起きの頭と眼には眩しすぎるくらいの色彩を見せつけてくる。
今度色水でも作ってみようか、と頭の片隅で考える。
彼なら、その色を存分に活かして絵を描いてくれるだろうと。
あわよくば、その絵を店で飾ったり。
暖かい紅茶でも飲もうと思い共用のスペースへと足を運ぶと、お目当ての彼がソファで眠っていた。
こちらの気配に気付いたようで、目を擦りながらゆっくりと起き上がる。
「おはようございます……いつもより早いですね…?」
「おはようございます。今日はいつもより早く目が覚めましたから」
ソファで寝ると体痛めますよ、と言って彼を起こし、話を持ちかける。
「そういえば、今日朝顔が咲いていましたよ。色水でも作って絵を描きませんか?」
そう言うと彼は目を輝かせて「やっと咲いたんですか?ずっと楽しみにしてたんです!」と子供のように言う。
直ぐさま外に出ようとした彼を引き止める
「あ、その前に、紅茶を飲んでいいですか?」
すると彼は頬を緩めて「もちろんです。…僕も、ココア飲みましょ」と言った。
二人でキッチンに並ぶ初めての朝、無言だったけれど、なぜか気まずさも居心地の悪さも感じなかった。
「俺、朝顔ってまともに見るの初めてなんです。楽しみですね」
花咲いて君と出会う
花枯れて君と別れる
花の一生と、僕達の恋は一緒だったみたい、
美しい花でもそれが一生続かないし、好きでいてももらえない
幸せも一生は続かない、
でも咲き続けて、辛くても乗り越えられるような
雑草魂が欲しかったんだと思う、
君という花に出会えて僕は枯れるまで君を愛すだろう
《花咲いて》
ふと思った
花を育てよう、って…
私は花たちに
何を望んでいるのだろう?
青空の下で咲く花たちに
そっとささやいた
わかば
━━━
《花咲いて》
花が見たい
そう言ったあなた
たくさんの花の写真を送る
そしてあなたから送られてきた
1枚の花の写真
白いプルメリア
咲いている花を見るたびに
あなたを思い出す…
あおば
「また、『花が咲いた』らしいですね」
静まり返った空間に耐えきれず、新人看守が口を開く。隣にいる太っちょの大男は「おい、ここでその話をするのは違反だぞ。聞いていたらどうする」と窘めた。
「でも、周知の事実じゃないですか」
「それでもだ。『花が咲く』ことを知らないガキが聞いていたら大変なことになるだろ」
看守の会話に耳を傾けていると、不意に袖を引かれた。
「にいに、花が咲くってどういう意味?」
「庭の花でも咲いたんだろ」
頬を膨らませた妹は抗議するように僕を見るが、スルーする。
言えるわけがない。
僕たち、花咲症患者は眼球から花を咲かせて死ぬなんて。
『花咲いて』
もしあなたが悲しみにくれた時には青色の花を。
燃えるような怒りに苛まれたならば真っ赤な花を。
嬉しさに満ち溢れたのなら黄色の花を。
何かを愛しく想うのなら桃色の花を。
そして、最期にはあなたの腕の中を色彩豊かな花束が咲きこぼれることでしょう。