『花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたからいっせーのーせで飛びこんだ片陰でしょう、あなたから囁いて
最初は固く閉じられていた、警戒心の強い貴方の心
愛情をたっぷりあげて、大事に愛でていく内に
少しずつ、綻んでいく
満開になるまで、あと少し
---二作目---
嗚呼、また咲いた
校舎の窓越しに見つけた、あの人の姿。
なんの話題か、顔を赤く染めながら
それでも嬉しそうに笑う貴方の姿。
あの人は何時もそうだ。
いつもは表情が硬いくせに、
ふとした時に、綻ぶような笑みを見せる。
笑っている貴方が好きだ
嬉しそうな貴方が好きだ
でも、嫌いだ
僕意外に、そんな笑みを見せないで欲しい
僕の前だけで、笑っていて欲しい
そんな黒い感情が、ぐるぐると渦巻いて、苦しくて。
嗚呼、でもやっぱり
貴方の笑顔が好きだ
#花咲いて
367作目
※因みに貴方(也弥)は僕(月那)の好きな所の話をしてました
花咲いて
花咲いて私の心を咲き誇る
花咲いて命を知りゆく時がくる
花咲いて夏の香りを感じるな
花咲いて
大好きな
黄色い
花咲いて
大きな
向日葵
眺めたら
癒される
夏の花
なな🐶
2024年7月24日1794
私は中学校に上がるまで
まさか朝になると花咲くから「アサガオ」という名前が付けられているということを知らなかった。
それを知った時はかなり感動した。朝になると顔を出すこんなに綺麗な花。だからこんなに人気なんだ。と思った。
実はそれまで私は学校への行き渋りが激しかった。
朝は酷く、お腹が実際にとても痛くて起き上がれないほどだった。でも休むことを学校に伝えたと言われると、その症状は次第に引いてゆき、私自身も不思議に思った。
けれども両親は当然のことながら
その腹痛を仮病だと疑っていて、常に探りを入れられ何処か動物のような扱いを受けて辛かったのを覚えている。
朝皆んなで投稿する班にはA子ちゃんという苦手ない子がいて、いつもその子が中心になって全員で私を無視した。
だから私は絶対に登校班の人には会いたくなかった。
大人の前でもバレずに無視してくるのだ。もしプライベートで登校班に来ないことを踏まえると何をされるか分からなかった。
登校班のみんなからそんな嫌がらせを受けているなんて親に言えず、私はただ登校班にはいきたくないと言った。
母親は私のことを、歩きたくない怠け者だと思ってため息をつき無視した。
家でも登校班でも無視される私はドンドン気が滅入って行き、生死について考えるようにまでなってしまった。
それでも尚、班の皆んなの事は言えなかったのだ。
そして、それから三年が経過する頃。
私は学校に通えるようになっていた。ただし、親に学校まで送ってもらうか、少し遅れて別室投稿にしてもらうかだった。そして週一で休んでいた。
かなり安定してきていた。私はもう登校班に行ってみても良い気がした。でもそんな勇気は湧かなかった。
マイペースに一人で登校する中、私はアサガオのある植木鉢を見た。
早朝、雨が降っていたのか雫が滲んでいてそれには薄い色で着色された私が写っていた。
私は何故か悲しくなった。儚いという言葉はその年じゃ浮かんで来なかった。
ただ悲しい、寂しいという感情が目一杯溢れ出してきて私を支配した。ランドセルを水溜りに放り投げてどこかに逃げ出してしまいたい衝動に駆られた。
拒絶とは少し違う。憂鬱とは何か足りない。
その感情は、私不安にさせた。私はアサガオを見たっきり動けなくなった。
やるべき事と自分の気持ちが違って辛かった。
その二つの行動の真ん中が迷いだとするとずっとそこから私は動けなくなった。
例えば、
パーしか出せない人と
グーとパーしか出せない人が二人でじゃんけんして
負けた人は殺されるっていうルールだとしたら
一人はパーしか出せないからパーを出し続けて、
もう一人はパーとグーを出せるけど、グーを出したら殺されちゃうからずっとパーを出し続けてるような
想像するだけで肺が燃えそうな空気をずっと吸い続けているような感覚だった。
そんな時、アサガオに水が降ってきた。
雨じゃない。水のでどころ辿るとどうやらお婆さんがホースで水やりをしているようだった。
私はその行動が嫌がらせとしか思えない心になっていた。
私は何歩か移動して少ししゃがんで楽になりたいと思った。何故か吐き気がした。けれども吐く様子はなく疼く事もなかった。
お婆さんはそれで初めて声を上げた。意外にもとても優しい声だった。
「お嬢さん、どうしたんだい?学校は?」
私は文末に付け加えられた学校という文字に浮遊感のようなものを感じた。
私が言葉に詰まっているとそれを察してかお婆さんはアサガオに話題を転換した。
「このアサガオはね、孫から貰った種を植えて、種子をとって、を繰り返して何十年も咲いてきた朝顔なんだよ」
「私はアサガオが好きだよ。朝になればそれを元気に知らせてくれる朝顔は、なんだかとっても元気をくれてね。これは孫だと思って育てているよ。」
私は何故か分からなかったが、その声に酷く感動させられた。それと同時にこの人の孫を羨ましく思った。こんなに素敵なお婆さんの孫だなんて、
私はさっきまで何で悩んでいたか忘れた。
これは過去からきたんだ。この土の匂い、反射した私、伸びたツルは色づき、もうモノクロでは無くなっていた。
私はこんな何の変哲もないただの日常の片隅にこんな美しいものがあってたまるかと思った。
そして、このお婆さんの愛情と、お母さんを挟んで孫を通して今にまで形に残っているのが素敵だった。
それから私は毎日そこへ寄った。日に日にそのお婆さんとも仲良くなって、たくさん話すようになった。
もう孫さんは居ない事や、夫は仕事でいつも寂しいことなども教えてくれた。
私を、あの「朝顔」のように可愛がってくれた。
大人の私も元気に生きている。
通勤時、庭にある朝顔をみて思い出す。あの憎さ、悲しみあっての私だ。
お題→「花咲いて」
花咲いて
彩られたあざやかさに
魅せられる
空に向かって咲く花が
誇らしげに
微笑ってみえる
夏がくるね
夏がきたね
君のくしゃくしゃな笑顔が好き
君の瓶から溢れたみたいな笑い声が好き
君の太陽みたいな人間性が好き
向日葵が太陽を見上げる。
向日葵を見ると君が浮かんでくる。
一生懸命で、眩しくて、不器用で、
大好きな君が。
*花咲いて*
花の様に咲き乱れ
花と散った僕
花の様に咲き誇って
華と成った君
花に惹かれ 辿り着く先で
ハニートラップに堕ちる
現実へ舞えるか
幻想に種蒔くか
陽を浴びて咲く花は
陽が落ちた暗闇の先
月の光に何を感じて
また陽の光を浴びるのだろう
(花咲いて。)🦜
僕は・・・ね。
お花が
とっても、
好きなんだよ。🦜
・もちろん
春咲く
桜も、好き
だし。
・秋咲に咲く
秋桜も
好きなんだよ。
(でもね。)
「一番好きな花ね
蓮華の花
なんだね。」🦜
《あの泥の中から
汚れの無い
花が咲くからだけど。》
✣僕は、神の使いの〔眷属。❳
蓮華の花は、
仏を象徴する〔和花。❳
✣【蓮雀。】の絵画も
有るくらいなんだよ。🦜
花が咲いても
あの人は帰って来ない。
あの人の好きだった
フリージア。
春の匂い…せつない香り。
私も好きだった花。
その花を見て、 思い出す事もあるだろうか?、
二人で過ごした
あの時間…。
もう、今は
その花🌷を
買い求める事もなくなった。
栄養を蓄えたふかふかな壌土と
たっぷりの日差し、
そして恵みの水
成長を見守り、やがて花を咲かせる。
道端に咲く花はどうだろう。
置かれた場所でたくましく、
景色に溶け込むように咲いている。
どんな花も、見る人の顔をほころばせる。
私の人生も、花を咲かせて終われたらいいな
112:花咲いて
頑張って、努力して、ようやく花が咲いたとしても。
結局は枯れちゃうんだよ、みんなみんな。
花が咲いたことを喜んでも、やがて枯れて花びらが落ちてしまうことを考えて“今”を十分に楽しめない。
そうやって、せっかく咲かせた花を十分に楽しめないまま私達はやがて枯れて死んでいく。
─花咲いて─ #11
「花咲いて」
真夏の夜空に
色とりどりの
花咲いて…
綺麗だね!とため息つく
何年経っても
ずっと二人並んで
仲良く観ようね…
花咲いて
午後の散歩の途中
とても背の高いヒマワリが現れた
歩いても歩いても距離は縮まらない
ヒマワリも進んでいた
視線を下ろすと小学生の女の子が
鉢植えを持って歩いている
明日から夏休みか
それにしてもよく伸びたなヒマワリ
大人の背丈くらいある
添え木もなしに左右にゆれて家に帰る
しなやかな強さとはこういうことかと思った
花咲いて、散って。でもそれは決して悲しいことでは無い。新しい出会いを見つけてくれるものだから…
人間も同じでね。
花咲いて人々の笑顔も同時に咲く
私はこの瞬間が好き
同時に幸せが起こる感じがたまらなく好き、大好き
だけど花が枯れ人々の笑顔もなくなる時期は嫌いだ
でも、もう一度その幸せな瞬間を目指して育てる
そして花咲いて、枯れて、育てての繰り返し
そのたびに、喜んだり、悲しかったり、辛かったり
など様々、その中でもプラスな気持ちよりマイナスな気持ちの方が多いのだ
喜ぶのは咲く瞬間、疲れる辛い悲しい苦しいのは色んな場面で感じる感情
でも花咲く喜びですべてのマイナスな感情は吹き飛ぶ
人間は単純だな
花咲いてきれいな花がたくさん
きれいな花咲くとテンション上がるよね!
「花が咲くって、本当に美しいよね?」
「そうだけど、花が美しいんじゃなくて?」
「だってさ!花が咲いたらあとは散るだけなんだ!だから花が咲くというのは、死ぬ前の最後の輝きと言えるだろ?」
彼女はよくこんな感じのミステリアスな発見をする。それもハキハキと元気に。
「桜なんて一番の例だ。咲いてすぐに散る。昔の日本人ってすごいね!死にゆくものが一番美しいって言ってるんだよ?いい感性してるよね!」
「いいね!面白い考え方だ」
僕は彼女のこういう発言が好きだ。ちょっと何言ってるかわからない時もあるけど、ウキウキしながら喋る彼女も好きだ。
「そうだろう!今度カマキリでも半殺しにするかな」
「ぼ…、僕も見たいな…それ」
「君も見たい?興味あるの?」
「まぁ、それなりにね?」
「じゃあ週末遊びに来てよ家に!」
「わかった。もちろん行くよ」
僕でやってももいいよ…なんて、歪んでるよね。
「よう!よく来たね!」
大人びてるくせにだらしない格好でハイテンション。やっぱり好きだ。
「早くやろうよ」
「やりたいのは山々なんだけどさ…肝心のカマキリを捕まえられなくてさ…」
「じゃあまずはカマキリを捕まえるとこからだね」
「手伝ってくれるの⁈ありがと!」
ドジっ子の彼女も好き。
僕らは小学生に戻ったように、日光の照りつける中夢中でカマキリを捕獲した。一匹捕まえるのに何時間かかったやら。
彼女の家に戻ってカマキリ半殺し実験?をした。足から一本ずつちぎって、カマも切って、胴体を下半身から順に潰していった。上半身に入りそうになったところでカマキリは悶えながら息絶えた。彼女は終始笑顔でたまらなくかわいかった。
「はぁ…面白かったな〜。今度他の虫でもやろっと」
彼女の部屋のベッドに2人でもたれかかり、カマキリの結末に浸っていた。
「虫捕るのまた手伝う?」
「助かる!」
満面の笑みで彼女は答えた。その時、僕の中の花何咲いた。
僕は彼女を押し倒していた。
「ねぇ、僕さ…今花が咲いたよ?花が咲く時が一番美しいんでしょ?」
「な、何…どうした?」
「好きだよ?君のこと。一緒に死の?」
「何言ってんの…?」
僕は持ってきていたナイフで自分の首を掻っ切って、それから彼女の喉にナイフを突き刺した。彼女の喉にナイフを刺した時、僕はこれが愛なんだと思った。
う〜〜〜〜〜ん
無いわ
花咲いて
小学校の頃の話。
授業で花を育てていた。
その年はいつもより暑い年で、
土日で休んだ後、月曜日見ると
しおれていて、茶色っぽくなっていた。
どうせもう駄目と世話をやめた人もいた。
でも私はまだ、助かるかもしれないと
必死で水をあげたり何度も見に行ったりした。
(まだ、枯れないで、花咲いて)
そう思った。
その結果、多分駄目と言われていた花が咲いた。
とても綺麗だった。
頑張ったね、
私は花にそう言った。
花が咲いただけなのに
心が暖かくなった気がした。
道端に咲いている花を見つめる。何気無しに走っていった子供達が花を踏み潰していった。
「あ……」
小さく声が漏れる。踏まれた花は萎れて俯いたまま戻らない。萎れた野花にゆっくり手を添える。
……添えていた指先から段々と透明になって花に触れられなくなる。
「もうお迎えか……。早いな」
やりたい事、沢山あったのに。まぁでも道を外れた車に轢かれて即死。痛みを感じる間もなく死ねただけマシかな。
次ここに花が咲く頃には自分もまた
また、
……。
「……まだ、生きていたかった」
『花咲いて』