『花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
~花咲いて~
みんな
タネを持って産まれてくるのかな
そのメは出てくるのかな
そしていつかは
ツボミとなって
ハナが咲くのかな
花咲いて眩しいあなたははるか遠くに
雨が ぱら ぱらと降りこんで
マンホールの蓋に映る ぼくの顔が揺れ動く
まるで にらめっこを しているみたいだった
お気に入りの黄色い長靴でもないのに ぼくは
小さなみずうみにダイブした
ずしゃり、と音がして
なんとか踏ん張った
靴下が 足が ふと 重くなった
◇
そんな梅雨が終わり 夏休みがやってきた
朝顔を 種から育てましょうと
先生は言った
こんな小さな粒から 花が咲くはずなどなく
先生は愉快な人だなと 感じていた
◇
それから毎日 絵と日記を書いた
たいして 変わり映えもせず
やはり先生は嘘つきだと ぼくは一人でうなづいた
水やりにも 飽きてしまって
ぼくは 塩素の匂いがする
大きなプールに通いつめた
◇
ラジオ体操のスタンプが まばらに溜まってきた頃
ふと朝顔をみると
しおれて うつむいてはいたけれど
花が 咲いていた
その小さな 小さな 主張に
ぼくは 蚊が血を吸おうとも 動けなかった
ただ しばらく 動けなかった
人が死んだ後の話、お葬式の印象あり、苦手な方は避けてください。
手折った花を君の髪に編み込んで、そうして美しい死骸に仕立て上げる。青い匂いがしなやかに固い体躯に纏わりついた。「やだ、虫が寄ってきちゃうだろ」と起きて笑ってくれるのならそれが良かったけれど、君は死んだので、私の思うがままに彩られてゆく。柩の中に供花が咲いた。
「花よ、咲け〜〜!」
「なに馬鹿なことやってんだ、椿」
「三葉〜!!!あのさ、今日の現代文で『花咲いて』っていうやつさ、さーっと流して読んだじゃん!!内容さっぱり分からなかったけど!!!」
「わたしそん時ロッカーあたりにいて授業受けてない」
「そっか!!まあそれはいいや!」
「いいのかよ」
「わたし考えたんだよ!『花咲いて』ってことは、ほらあれ!絶対あれじゃん!花よ、咲け〜〜!って意味じゃん!かわいいやつだよね!!」
「なんで決めつけんだよお前。……ちょっと現代文の教科書貸せ」
「はい〜」
「おい人バチバチに死んでるじゃねえか。どこをどうしたらかわいい小説だと思った」
「え?わたしの名前と同じ子がいたから」
「意味分かんねえ……そいつ一番最初に死んでるし……」
「嘘!?待って、も一回見る!!!」
「やば。こいつ」
「えええええ!!!!死んでる!!!!悲しい!!!!!」
「ハハハハハ」
「ミッツ笑わないで!!!!!ねえ〜この子可哀想…………」
「おいその言い方はやめろ。どこぞの芸能人になるじゃねえか」
その花は夏の夢を見るか
夢見る花は虹の下に咲く
乙女よその花を摘んではならない
摘んでしまえば虹の幻影に惑わされる
その花は美しく残酷な夢を見るか
夢見る花は深淵を覗き込む
乙女よその花を摘んではならない
摘んでしまえば黒い罪に犯される
その花は風と踊る
目覚めた花は消えていく
乙女よ見よ
全てが幻だった
#花咲いて
花咲いて
彼は名前に花がつくのに、驚くほど花が似合わない人だった。適当に切り揃えられた白髪混じりの頭。年相応に皺がある顔。私と話す時の言葉選びも、同級生も教師もしないようなもので、大人としか関わってこなかったんだなと思った。子供のときも含めて。なにより眉間に皺が寄っていた。清潔感は大事にしているのだろうが、子供受けする人相ではない。
でもそんな彼が笑う顔が好きだった。眉間の皺が和らいで、目尻を下げて口角が上がる。意外に子供っぽい表情をするんだなと少しだけ感動した覚えがある。声はどこかゆったりして柔らかい雰囲気があった。精神科医故のものかもしれない。
私はふと窓を見る。もう暗いし、病院はまだ消灯時間じゃないからうっすらとしか見えなかったけれど、入院したころには鮮やかに咲いていた紫陽花が茶色く痩せ細っていた。そういえば、紫陽花が枯れる様子を『しがみつく』と表現することもあるらしい。
さて、話は変わるけれど私は明日死のうと思う。最期に彼を巻き込んで。
冥土の土産には、枯れた紫陽花を持っていこう。
彼に相応しいのはこの花だ。
『ねえ、此れ。此のままなのは、残りわずかだよ。』そう、目の前の奴が言った。
五月蝿い、五月蝿い。そういう気持ちを顔に表した。
『あはっ、あはははははは!。そうかい、そうかい。君は変な奴だね。』と目の前の奴は腹を抱えて笑いやがった。
『何の用だ?。笑いに来たのか。このオレを。』と不貞腐れたように花壇を見た。
すると奴は、首をふりながら言った。『アー、ウウン。違うよ。見えたから警告しに来ただけ。』
すると此方を見て、笑った。『警告?。この華を?。』とオレが云うと奴は悲しそうに笑った。
『ウウン、君を。哀しさで現実から逃げている、愚かで哀しい鳥にね。』
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
『華開けば涙流し』
向日葵が好きだ。なんだか、おまえみたいで。
太陽に向かって真っ直ぐに伸びる様が、美しい。
オレは、太陽から逃げ回ってるから、羨ましい。
夏の終わりに、枯れた向日葵畑を見ながら、そんなことを思った。
「おまえって、向日葵畑に消えそうだよな」
隣の恋人にそう言われて、オレは苦笑する。
お題:花咲いて
花咲いて、実になって、これが私の腹の中に入ると思うと、どうにもこうにも身の毛がよだつ。こんなに美しい花がいつしか腹の中に収まってしまうなんて。恐ろしいよ、恐ろしい。ああ、恐ろしい。
失っても
失っても
生きていくしかないんです
鬼滅の刃~竈門炭治郎名言より~
"花咲いて 花びら舞い散る 君のもと"
俳句を作ろうとしたんだけど…
字余りになっちゃった 笑
"陽の光 夏花咲いて 海の音"
自分でも意味が分かってません 笑
87テーマ【花咲いて】
あいつは、いつも大した努力もしないけど成績優秀だ
あの子は成績は下から数えたほうが早いけど、努力家だ
今はあいつの方が成績優秀だけど、いつかあの子も花咲いてあいつなんかよりも、もっとすごくなるんじゃない?
お題 花咲いて
「知ってる?C組の佐倉さんとE組の染岡くん、付き合ったって!」
そんな声が朝のホームルーム前の騒がしい教室から、聞こえた気がした。でも、びっくりはしなかったかな。あの二人、いつも一緒にいるし。でも今は卒業が近くなってきた時期。今頃なんて、珍しいな。もう直ぐ、お別れになっちゃうのに。
カバンの中からバレンタインのチョコを出す。もう、渡す相手はいないけど。佐倉さんが、あげちゃったと思うから。
蕾になって、花咲いて。でも、時には蕾にも花にもなれなかった。そんな奴がいたってことぐらい、思い出してね。
「花咲いて」
花が地球上で誕生したのは、一億四千年前だそうだ。花咲いて、何が変わったのか?植物に依存する生命の多様化が始まった。それは共進化だった。
花は子孫を残すために生まれ、それは互いに与え、与えられる関係になった。どんな関係でも、一方通行という事は、ほとんどない。花の誕生は、果実を生み、その結果、生物の多様性が爆発的な規模で進んだ。
人間とAIの関係を、花と他の生命との例えにすると、かなり飛躍したメタファーとなってしまうが、共進化という点では、間違いはないと思う。
こうした想像は、サブカルチャーでいくらでもあるので、映画、アニメ、SF小説などなど、お好きなもので楽しんで頂きたい。
面白いなと思うのは、若い時に接したSFものが、近年、現実味を帯びてきた事である。けれど混沌としている。おそらく花咲いた時も同じであっただろう。混沌とした世界は未来が見えず、不安ではあるけれど、あなたは、この世の一輪の花である。
花弁が空中を舞う
ひらひらと雨のように
綿毛が空を飛ぶ
ふわふわと子孫を残すために
花が咲く
ふわっと自分をアピールするように
お花のように可憐に、
生きてみたいものですね
「花咲いて」
「ねぇ、スノードロップの花死ぬまでに見れるかな」
「縁起でもないこと言うなよ」
「自分のことは自分がよくわかってるよ」
お願いだから彼女が死ぬ前に咲いてくれ。
蕾が割れて、花咲いて、
雪解けと共に顔を出す。
それでお終い。枯れきれて、
ほろ苦さ残し、春の風。
花の香り舞い、顰め面。
【お題:花咲いて】
┌────┐
| 一言 |
└────┘
今日は短め。フキノトウって知ってます?
才能はまるで花のようだ…
水をあげれば花が咲く
でも、それは才能がある人だけ…
どれだけ水を上げても花が咲かない人もいる
ねぇ、お願い
私の花よ、咲いて
花咲いて。
僕を植物に例えるとまだ土から芽を出したぐらいだと思う。それはまだ僕が自立していないことも、人間関係が上手く行かないことも、色んな人にいっぱい迷惑かけてることも、それは全て自分が未熟だから。
もうすぐ高校を卒業して自分の力で生きていかないといけない。僕はなにか大きなことを成功させた時じゃなく、1人で自立して生きていく時が僕の中の植物に色鮮やかな花が咲く瞬間だと思う。
花咲いて。
夏の風物詩といえば、
蛍、扇風機、風鈴、団扇、西瓜、夏の星空。
が私には浮かんでくる。
広々とした縁側に寝そべりながら、微風に包まれながら、星空を見る。
そんな光景に憧れる。
花火大会も始まるけれど、来月には花笠も始まりますね。
きっと花は咲いている頃でしょう。
また夏の花が輝き始めている事を遠くからそっと眺めています。
と言うか、
いつになったらそちらの病院からの診断書貰えるのでしょうかね。
忘れた では、済まされない問題ですからね。
あと、【青色の「彩」】の暖簾。
話題に出すのやめて貰えますか。
凄く不快。