『花咲いて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「花咲いて」
この世で最初に
咲いた花は
どんな花だったのだろう
いずれにせよ
それは大地にとって
最高の喜びであったろう
天色に 劣らぬ美々しき 花咲きて
あはれ夏めく 心地こそすれ
私の心も咲いて欲しかった
『花咲いて』
好きな人がいました。
告白をしようと決意して、
この恋が実るといいなって
花咲いてくれないかなって
思ってた。
でも、大勢の前で振られました...
まだ次はあるって信じてます!
いつか花咲いてくれないかな
花咲いて
花咲いて
花枯れて
花枯れて
生まれて
生まれて
死んで
死んで
こうして見たら大したことではないのかも。生まれても、それってその子だけじゃないよね。死んでも、それってその子だけじゃないよね。君が死んでも僕が死んでも、他の誰かも死んでるんだ。日常の何気ないことって、もっと大したことないよね。君が何したって僕が何したって、誰かも何かしてる。怒られたって落ち込んだって、それは君だけじゃないよ。同じように、怒られたり、落ち込んだり、死にたくなってる人がいる。ありふれたこと。大したことないこと。
花咲いて
花はみる人の心を癒し気持ちを和らげる
わたしは花のような人になりたい🌸🌼*・⸜🌷︎⸝
夏の花が芽吹きだし
僕の心も花開く
花火が開き、散るときに
僕の恋心も散ってしまうようで
希望の進路に進めた笑顔で
あの人に会いたい
桜の
花咲いて
花咲いて
花咲いて散っていく瞬間が好き
花びらなヒラヒラ散っていく瞬間が好き
枯れて芽が生えまた花が咲く
となりで季節を感じることができたなら
とても幸せ。
水を飲んで、陽光浴びて、少しづつ。
大地の恵みに包まれて。
双葉が出て、ぐんぐん伸びて。
小さな蕾をつけて。
あなたはどんな花を咲かせるの?
素敵な花を咲かせて。
《テーマ : 花咲いて》
ここに種を植えたんだ
そう笑う君は僕に1つ花を見せてくれたね
「花咲いて、そうしたら、付き合おう」
君から言われた言葉を思い出し
僕は笑顔で咲いた花に笑いかけたんだ
もう君は何処にも居ないけれど
伝えれるならこれだけを伝えたいな、
『君が植えた花はとても綺麗だよ』
題名 : 植えた花は
人が住まなくなった街を、植物が飲み込もうとしていた。
休憩できる場所を求めて立ち寄った街は廃墟だった。壁や屋根の崩れた建物がそこかしこに散在し、舗装のひび割れた道路が蜘蛛の巣みたいに伸びている。ガラスの外れた窓から、食器の並んだテーブルが見えた。まるで先ほどまでそこで誰かが暮らしていたかのような痕跡があちこちに残っているが、ここで息をするものはもういない。
耳鳴りがしそうな静謐の中を歩いた。ひびの隙間から顔を出す雑草を踏みしめる音が響く。かつての支配者だった人間が消えた空間を、自然が必死にその手に取り戻そうとしているかのようだった。元は白かったであろう壁を深緑の蔓が何重にも這い回り、背丈ほどもある雑草が庭のブランコを覆い隠している。
名前も知らないその蔓植物に、白い花が咲いていた。
見渡せば、あちらこちらに、慎ましく花弁を広げる白い花。街の死骸への弔いのようでもあり、植物の再生の祝福のようでもあって、どこか不思議な光景だった。じっと見つめていると、悪い夢でも見ているような気分になる。それでも目を離すのは惜しいくらい、人のいない世界で咲き誇る花々は、美しかった。
一休みしようと思って立ち入ったのに、ここはおまえの居場所ではないと言われている気がして、わたしは腰を下ろすことなく立ち去った。わたしの足跡も、すぐに彼らに飲み込まれるのだろう。
(架空日記3 イチル)
花咲いて
花は咲くことが出来る。
花は散ることも出来る。
人間は生きることが出来る。
人間は死ぬ事も出来る。
でも、花と違って人間は枯れて死ぬ事が簡単に許されない。
なんて皮肉な世の中なんだ。
花咲いて
枯れ散る
春になれば
新芽がでて
また花を咲かせるだろう
そんな自然の原理を知りながら
あなたは枯れぬ花だと
自惚れて
散る姿に涙もでず
いつか糧になるだろうと
耐え抜く冬は寒くて
春が来るのをただひたすら
待っている
#花咲いて
そして枯れました
私は切り花
こういう生き方しか
きっと できないのでしょう
けれど 咲いている間は
君はずっと見ていてくれましたね
ありがとう
どうか振り返らずに 君は前に進んで
《 花咲いて 》
この夏だけの命と決めて
今年もひとつ花咲いて
万人の目が夜空に向いても
人知れず花びら広げた
夏の象徴であり続ける為にと
それが決められた宿命なのか
はたまた曲げられない意地なのか
…あの人みたいだと思った
周りが思う自分であり続ける為に
あの人は心に蓋をするのが上手だった
頑固で真っ直ぐでいつも上を向いてた
眩しくて倒れそうな僕に
日陰を作ってくれたのはあの人だった
到底敵うはずないよ
あの人が散ってしまった今でも
せっかくの日陰を逃げ道にして
落ちた花びらを数えてるだけの僕には
夏は期限付きのものだらけだ
あの人の時も夏の終わりだった
そしていつまでも心から消えないのも
その夏のせいなのか、それとも…
毎朝、あなたは水をやる。
「はやく育ってね」
毎日、あなたは写真を撮る。
「昨日より、ちょっと大きくなったね」
少しずつの成長が、写真となって残っていく。
あなたの撮るそれが送られてきて、だんだん、アルバムがそれでいっぱいになる。
それを眺めるのが私の楽しみだった。
ある日、写真が届かなくなった。
その日以降、届かなくなった。
あなたから届いた写真を詰めたアルバムは、日々、更新され続けていたそれはある日突然終わった。
あの花は、枯れてしまったのだろうか。それとも綺麗に咲いたのだろうか。
気になって私はあなたに会いに行った。
「どうして……」
花は、綺麗に咲いていた。
あなたは、枯れていた。
夏に咲く紫木蓮は
青葉に埋もれ
ひっそりと
誰にも知られず
咲いている
誰が知っていようか
おまえは夏にも咲くのだと
誰がおまえの秘密を
知っていよう
朝に 晩に
雨降る日に
柵の影に
紫は映る
おまえは誰にも
教えなかった
わたしは誰にも
教わらなかった
だが
わたしだけが知っている
わたしだけが見ている
おまえが精一杯に
花咲かせたのを
#花咲いて