『色とりどり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
色とりどり
その昔私は弱かった。他人に目にひれ伏してしまった。
カラフルなのは心が踊る。
単色より同系統であれどいろんな色があったほうが好き。
ツートンとかも好きだけど氾濫レベルで色が蔓延っているのがいい。
無地よりも柄付きがいい。
そのつけられた柄のストライプに、ドットに、チェックに、
また別のアラベスク模様なんかが入っているのはとてもいい。
アクセサリーはゴチャつかせたほうが勝ちだ。
つけた装飾同士が当たってカラカラチャリチャリと
音を奏でることなどはまさに天国のようだ。
いつだって、いつだって私は私の好きでいたい。
でも今は違う。
バイオハザード、だっけ。
そんなこんなであっという間に人類は地上から姿を消した。
だから私は真に自由になったんだ。
誰も私の格好を褒めてくれないけど、かわりに石も投げないの。
無地無終の世界でようやく私に色がついたの。
『色とりどり』
色とりどりの風船が飛んでいる。
赤、緑、青、オレンジ、紫、ピンク……。
「また眺めているんですか、師匠」
「うん」
振り返ると小柄な少年が一人居た。
金色の猫のような目付きをしており、つんつんした栗色の髪の少年だ。
僕の一番弟子。口では師匠の慕ってくれているけど、リスペクトを感じたことは一度もない。でも、ずっと側に居てくれている。……まるで猫みたいな子だ。
「師匠は、なんであんなものが好きなんですか? 邪魔なだけでしょうに」
「そんなこと言わないであげてよ。あの子たちだって、懸命に生きてるんだよ」
「放っといても勝手に生きて、勝手に死にますよアイツラ」
ふんっ! と眉間に皺を寄せて、顔を横に背ける少年。
彼はどうにもアレらが苦手らしい。
過去に苛められたトラブルでもあるのだろうか。
「まあまあ。あの子たちのお世話が僕らの仕事さ」
「監視、の間違いじゃないですか?」
「あはは。言葉は言い様ってね」
ふと、顔を見上げた。
予兆があった。予感とも言っていい。
「師匠?」
「くるよ」
パァン!
風船が一つ、弾けた。
真っ赤な風船が弾けて、真っ赤な液体を辺りに撒き散らす。
そして、その爆発は連鎖して、周囲の風船も破裂していく。
辺りには数個の風船と、色とりどりの液体が交じり合ってぐちゃぐちゃの汚い床が残った。
「……びっくり、した」
「あはは。君は何度見ても慣れないねぇ」
「む、師匠が可笑しいんですよ! 意味分からないです!」
ぷんぷんと口をきゅっと結んで怒る少年の姿に、くすりと笑いが漏れる。
結局のところ、あの子達の身を一番案じているのは彼なのだ。
僕にはもう、雨や雲なんかの風景の一部と化してしまった。
「さあ、集団自殺した人間の魂を運ぼうか」
「……はい、師匠」
それが僕たち、天使のお仕事なのだから。
おわり
"色とりどり"
鬼さんこちら、椅子が空くまで座れない
かごから選ぶ豊かな果物も食べて減るから
叫ぶ大技「フルーツバスケット!」
デパ地下での楽しみは味はもちろんだろうが料理や食材をいかに美味しそうに見せて買い物客を楽しませる所かな!? 色とりどりの惣菜やスイーツ、鮮度の良いフルーツなど見てるだけでも満足する… だから彩りを少し参考にして美味しそうに見えるような食事をしたいなと思っている…
ポポヤ
それが花のことだったか。
スウィーツだったか。
歌詞かなにかだったか。
もう曖昧だったけれど。
君との日々だということは確かだったと思う。
『色とりどり』
世界が色とりどりに染まっている。
赤、青、黄色……様々な色で。白かった壁はもう何色と形容していいのかわからない。
足元には散らばったクレヨン。
子供達は無邪気に笑っている。
私も、色とりどりの壁に囲まれて、乾いた笑いを漏らした。
『色とりどり』
何色にでもなれる私たちは、いつの日からか世間に決められた色にしかなれなくなっていた。
「色とりどり」
トンネルを抜けたその先に
広がる幻想の花畑を探して
長い長い暗がりを歩く歩く
【色とりどり】
色とりどり
すずめや鳩だのカラスだのが軒先でいつも騒がしいから
脅かすと いっせいに飛び立って
そばの電線に並んでとまってコッチ見てやがる!
そのままずっと そこに
居ろ鳥々!
皿の上に盛られた色とりどりの肉。
見た目を変えてくれって頼んだが、色が変わっただけじゃないか。
「ナニカ、ゴフマンデモ?」
メイドロボが、鋭い目つきで見てきた。
「いや、なんでもない」
「イキルタメデス。ワガママイワズ、タベテクダサイ」
「へいへい」
生きるためとはいえ、毎日同じ食べ物じゃ飽きる。
まぁ……仕方ないけどさ。
肉を掴み、口の中へ放り込む。
色が変わっても味は変わらず、人肉は不味かった。
世界は、白と黒と灰色で出来ている。
そうでない人がいるのなら。
私に空の色を教えて。
電車に乗ると、たくさんの広告が目に入ってきて
現実逃避にスマホを開けば、
これまたたくさんの広告がちらつく。
あらゆる媒体で私たちは踊らされていて
何かを追い求めたりしている。
私の色とりどり
今まで
身につけてきた服たち
親が選んだ色
プレゼントされた色
自分の好みが出てきて
それもまた変わる
いつからか
自分のパジャマの色を
淡桃色に決めた
落ち込む夜もあるが
部屋にその色が
あるだけで
温かさが増すのが
少し不思議
𖧷色とりどり𖧷
子どもの中にあるもの↑
私の中にあるのは
灰色の世界だから
子どもたちには
どうか変わらず
いつまでも
キラキラしていてほしい!
人生いろいろ♪美空ひばり
十人十色♪大江千里
色とりどり と題を読んだ瞬間にこの2つのメロディが脳内を巡った。
文字だけで、色もいろいろ思い浮かんだが、音楽も脳内を巡る!
今日は、どんな色が音楽が私を奮いたたせてくれるかな?
この事は、私だけの秘密!
「色とりどり」
子供の頃に住んでた町では、この時期になると「繭たま祭」という風習があって、木の枝に、小さく丸めたお餅をいくつか刺して飾っていた。お餅はうずらの玉子くらいの大きさで、赤、白、黄色、緑みたいに色とりどりになってて、これは繭を模していて、養蚕のお祭り。
そういえばその地域には、桑畑もたくさんあった。
別の街に引っ越してしまったので、そのまま見かけなくなってしまったけど、今でもやってるのだろうか。
繭玉は、色からして「すあま」みたいだったんだけど、お祭りの最後にそのまま神社のどんど焼きで焼いたりして食べてたと思う。このあたり、うちでは飾らなかったので、あんまり詳しくないし、あやふや。
「色とりどり」
花束の図案を刺繍で埋めていく掌の中の千紫万紅
1つでも綺麗、いくつあっても綺麗。
集まるとまた別の美しさがある。
世界が広がって見える。
お題:色とりどり
【色とりどり】
こういうお題の時に、創作の1つでも書けたらリハビリになるんだろうと思うのですが、生憎久しく創作から離れていたもので何も思いつかない。
色とりどりの……何を描写すると美しいだろう。
花束? 宝石? 装飾? 気球とか?
ボールとかブロックとか、遊具は概ね色とりどりと呼べる?
あとは人? 十人十色とも言う。
参った、月並みなイメージしか湧かないな……
「色とりどり」
久しぶりの教室は 色とりどり
成長期の顔って けっこう変わる
母さんのお弁当は 色とりどり
赤白茶や黄色に 緑にチョコパイ
憧れた職業は 色とりどり
華やかな世界から 現実に堕ちてく
恋人もいつしか 色とりどり
失敗を重ねて 孤独か妥協か?
生きていれば病気も 色とりどり
カラフルな錠剤で 満腹になる
人生って見回せば 色とりどり
下を見ればいるけど 自分だけが…と悔しい
繁華街を歩いたら 色とりどり
若さのむちゃくちゃを やってみたくなる
子どもの頃の一年は 色とりどり
教えてあげたい 運命の人のはなし