『自転車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
この道をペダルも漕がずに駆け下りたらそのまま海の先まで飛ぶぞ!
題-自転車に乗って
お題:自転車に乗って
このお題を見た瞬間
いきものがかりの「自転車に乗って〜」という歌詞が頭に流れてきた
だが、歌のタイトルは思い出せない
さて
こんな風に
ひとつの言葉から歌が流れてくることはよくある話だと思う
よく聴く歌の時もあれば、懐かしいなと思う歌の時もある
そして、たった一つの言葉から、忘れていた大事な歌を思い出すこともある
言葉には、思い出を結びつける何かがあるのかもしれない
お題からだいぶ逸れてしまった
皆さん、自転車に乗っても信号には気をつけましょう
危ないから(経験者)
あ 空ってこんなに広かった?
い たぶん
あ 海ってこんなに碧かった?
い たぶんね
あ 風って…
い こんないい匂いしてたよ
あ うん
い うん
あ 人ってちっさいねー
『自転車に乗って』
テーマ:自転車に乗って
自転車に乗ると気持ちがいい
どこへでも行けそうな感じ
道が無限に続けばいいのになぁ
2024/8/14
(自転車に乗って。)🦜
あのね。
僕は雀だから
自転車には
乗れ無い。🦜
(でもね。)
「優しい、叔父さんが
自転車で
買い物に行く時に、
自転車のカゴに
僕を乗せて
くれるんだよ。」🦜
《その時に。》
✣僕の大好きな
ビスケットを
買ってくれるんだね。🦜
【だから、お礼に、
叔父さんが、大切に
育てている、野菜を
食べる虫を
僕が食べて
野菜を守っているんだよ】
・(少しだけ、野菜の種を
僕が、食べる事も
有るけどそれは
内緒にしてね。)
❝お願い。❞
チリン、チリン。
聞き慣れた、ベルの音。
開けておいた窓から、少しだけ顔を出すと、
見慣れた顔の少年は自転車に跨ったまま笑って見せた。
「おはよう! 今日は、調子良さそうだね」
私の具合を見抜くようになった少年に、少し驚きながらも頷く。
そんな些細なことで、また一層嬉しそうに笑う、ふしぎな人。
「いつか、一緒に外を歩けたらいいな……」
一緒に、外を? あぁ、そうやって。
またひとつ、こんな私に光を見せる。
「……変なこと言って、ごめんね。もう行くよ」
困らせているのは、私のほうなのに。
そっと手を振り返して、ペダルを漕ぎ出した少年を見送る。
その姿を見つめ続ける私は、未練がましいだろうか。
そう思い、窓を閉めようとした瞬間、声が聞こえた。
「訂正は、しないから!!!」
驚いて外を見た時、少年はもう随分と遠くにいたけれど。
真っ直ぐと聞こえたその声が、頭にはっきりと残っていた。
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「自転車に乗って」 2024. 8. 14
自転車に乗って
萩原朔太郎の自転車日記は自虐コメディで素敵だ。まあコケるの。萩原朔太郎だからコケても面白くて素敵。てか危ない。萩原朔太郎自転車日記によれば「余車上ニ呼ビテ曰ク。危シ、危シ、避ケヨ、避ケヨト」。ぶつかりそうで自分じゃ避けられないんだよ怖いよ。原朔太郎の詩集でいうと「氷島」のノリだよね、この怖さと軽さと自虐。
夏目漱石の自転車日記も文体は硬いけどどう読んでも自虐コメディで大好きだ。夏目漱石はなぜかロンドンの下宿先の婆さんに「自転車に乗るべき」と言われて乗る。具体的に引用するとこうね、「余に向って婆さんは媾和条件の第一款として命令的に左のごとく申し渡した、自転車に御乗んなさい」。それで自転車に乗るとこがすごく夏目漱石らしい。
しかるに志賀直哉、やつは明治の世に13歳にして自転車を買ってもらった。当時日本で自転車を買うと二百円くらいしたらしい。いまでいうと二百万円である。まあ適当な計算だけど、いいとこのボンボンが外国のスーパーカーに乗ってるようなもんだな。かわいくないぞ志賀直哉。でも萩原朔太郎や夏目漱石より若い頃から乗った志賀直哉は暴走族のごとく自転車を乗りこなしている。うらやましいわ。まあかっこいいのは間違いない。志賀直哉自身「自転車狂い」だと書いてるしアクロバティックな乗り方してる写真残ってるし自転車すごく好きだったんだろう。
うん。自転車は楽しいんだ。
私はそのへんのDIYショップで買った安い自転車にまたがり坂を気持ちよく下ってゆく。自転車、私が私の力だけで遠くに行けた乗り物、鳥になれそうでなれない翼を持たぬ素敵な乗り物、それが自転車。ライト兄弟は自転車屋だったんだぜと思いながら自転車で下ってゆく坂の爽快感! この気持ちよさは萩原朔太郎も志賀直哉も夏目漱石も納得するだろう。
ひと漕ぎすると、雲が生まれる。そうして夜は明けると知っていた。また次のひと漕ぎが雲を呼ぶとはいかないが、それはドラマに冷や水を浴びせるためではない。なぜなら、もうすでに明け方の空の論理へ雲は移ってしまったから。
『自転車に乗って』
坂道をゆ⚪︎さんの曲を聴きながら下っていきたい。
自転車に乗って、どこまでも行けると思った。
だから、どこかに行きたい。そう思って・・・
今はどこにも行けないけど、いつか・・旅に出たい。
終
自転車に乗るとさ、
ってより自転車に乗って坂道下ると、ゆずの夏色うたっちゃうんだよね。
特別ゆずが好きなわけじゃないのに。
私みたいな人いっぱいいるんだろうなー。
僕が乗っている自転車に君が急に乗ってきて
二人仲良く同じ自転車に乗りながら帰る……
まぁ、全部妄想で終わっちゃうのが現実なんだけどね
でも、僕がとてつもない幸運を引いて、
もし君が恋人になったとしたら
二人乗りなんて絶対しない
危ないし…だってあれ、確かやっちゃダメなはず…
…そう言う弱気な部分が僕のダメなところなのかなぁ…
自転車に乗って
いつかの映画みたいに
風を切って
この瞳に映る醜悪も
この胸の中の憂鬱も
この手の中の焦燥も
何もかも
その風が攫って行ってくれるなら
辿り着く先が見えなくても
漕ぎ続けよう
チカラノカギリ
そして
いつか羽根が生えて
自転車ごと空へ飛び立って
いつか見たアニメみたいに
夢を追って
自分の進む道が
見える時が来るから
「自転車に乗って」
子供のころは自転車に乗ってよく遊びに行ったな。
移動手段はそれだけだったから。
暑い夏も普通に自転車に乗ってた。
今ではありえないけど。
なんか懐かしい。
自転車に乗って
「ダメだったなあ」
コンクール会場から少し離れた橋にもたれかかり、空を見ていた。速い動きをみせる雲からわかるように風の強い日だった。ヴァイオリンケースに挟む2位の賞状がパタパタと揺れる。
あと少しすれば賞状は風に飛ばされるだろう。
それでも良かった。
「あ...いた」
「あ」
自転車に乗って僕の前に止まるのは村田ひな。
コンクールで1位を取った天才ヴァイオリニストさんだ。
それにしてもなぜ自転車なのか? 彼女は同じアパートの隣人だが、ここからアパートまで車で40分の距離がある。
「どうして自転車なんだ?」
「体力作り」
やはり彼女はストイックだ。結果は必然なのだ。
「そんなことどうでもいい。どうして逃げたの」
気づくと彼女の目は僕に怒りをぶつけていた。
怒られることなどしていない。なんなら逃げてもいない。
だから少し怒りが伝播した。
「逃げてない。真剣に戦って負けた。何を怒ってるのかさっぱりわからないね」
「ふざけないで。あなたはいつまで経っても…!!」
「そう。いつまで経っても2位。君の下。シルバーコレクターとはまさに僕のことさ」
「違う。わかってない。何も!」
彼女は地面を強く蹴って自転車を走らせる。
その方角はアパートとは真反対。
そういえば彼女はアパートが家ではないのだ。ただ練習をするためアパートに来ていただけ。
「今夜は静かに眠れそうかな」
彼女の顔が頭を過ぎる。
コンクールで見せた笑顔、僕に向ける鋭い眼差し。わかってないと叱る顔。その全てがなぜか頭から離れない。彼女と言葉を交わすことなんて、今までほとんどなかったのに。
彼女が僕に関われば関わるほど、ふつふつと腹の底で何かがうごめくのを感じた。
「勝ちたかった」
僕はヴァイオリンと賞状を持って早足でその場を離れる。
無意識に出た言葉を忘れたかった。
自宅へ帰る。
彼女とは反対の方向へ僕は歩き出した。
自転車に乗って通勤…止めた(;^ω^)
暑すぎる夏、駐輪場で太陽にジリジリ焼かれ放題。
使ってあげられなくてごめん。
日差し避けを付けてあげるよ、また秋に会おうか。
自転車に乗って
小学生の頃、幼なじみの彼と2人乗りで自転車に乗った。
風がとても心地よくて、彼のお腹に回した手が何だか熱く感じて、少しドキドキしていたのを覚えている。
あの頃は、その胸の高鳴りが恋だとは思っていなくて、単純にスピードを出していたから、ドキドキしてたんだと思ってた。
中学生になったら、お互い少し距離を取るようになった。クラスが違ったというのもあるけれど、それ以上に何だか恥ずかしかったから。でもそれと同時に淋しい気持ちになった。たまに会えば挨拶くらいはするけれど、そんな距離感。
変わったのは、高校生になってから。
同じ学校を志望していたと知ったのは、入学式を終えて、教室に入った時。しかも同じクラスだった。
私は嬉しくて「おはよう」と声をかけた。
向こうも驚いた顔をしたけれど「おはよう」と声をかけてくれた。
それから彼は高校でもバスケ部に入った。私はなぜだか、バスケ部のマネージャーに志願した。
話す機会が増えて、また前のように普通に話せる幼なじみになった気がする。
彼が久しぶりに一緒に帰ろうと言ってくれた。嬉しかった。小学生の時みたいに、自転車を2人乗りした。
高鳴る鼓動はこれが恋だと告げていた。
「自転車に乗って」
夏休みに学校に行く時、自転車で行くが事故(自動車の衝突だけでなく自爆なども)が起こりそうで時々怖い時がある。例えば横から車が出てきたり、目の前を通る鳥を轢きそうになったり、段差に躓いて転びそうになったり…
高校1年生のとに車道から歩道に行く時あまりにも段差があったのに道路と車輪を平行にしてしまっていたせいで転んだ。幸い血はでなかったものの、あれ以来段差がトラウマで今でもかなり角度をつけて歩道に乗るようにしている。
このトラウマはまだ消えないと思うがいつか気にせずに乗れるようになりたい
【自転車にのって】
何も思いつかないや
連想するのは青い空入道雲
部活動に青春
風、どこまでも続く道、土手
並走する友達に大きな声
習い事の帰り道
そこで空想が終わる
どうしてだろうね
スランプかな
お題があわないだけかな
いまいち気乗りしないお題のときほど、みんなの作品は面白いのが多いから今日も豊作かも
たのしみだね
しばらくはROM専でいいかも
おやすみなさい
大好きな祖母が危篤になりました。
自転車を走らせて、祖母に会いに行きました。
ほぼ似合うことができました。
自転車に乗って、風を切りながら、先を進む。
それが心地よくて、スピードを上げる。
上り坂は、はぁ、はぁ、と息を切らしながら。
下り坂は、ブレーキもかけず、ペダルから両足を離してその勢いに、身を任せて。
そうして、辿り着いたのは、自分だけのとっておきの場所。
自転車から降りて、大の字になって寝転ぶ。
こんな姿になっても、誰にも咎められない、最高の時間が過ごせる唯一の場所。