『自転車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
自転車に乗って
学校に行く
仕事に行く
バイトに行く
遊びに行く
買い物に行く
景色を見に行く
風が鬱陶しかったり
風が気持ちよかったり
暑かったり
涼しかったり
寒かったり
暖かかったり
うるさかったり
静かだったり
いい匂いがしたり
全部きらきらしてる
だから好きだったりする
#自転車に乗って
顔に風を受ける。颯爽と駆け抜けていく君の後ろに乗りながら前の景色を眺める。
たった5分の帰り道。先生にバレたら怒られるのをわかっていながら、少しのスリル感と全身を満たす幸福。
たった5分
けれどたっぷりの5分を君と分け合っていた。
月日がたった今、今度は隣に君をのせて
車を走らせている。
ハンドルを握る時にはいつもきらりと光る左の薬指をつい覗いてしまう。
僕は自転車で通学している。
片道で1時間くらいかかる。
電車だったら30分くらい?もっと早く着くかもしれない。
だから、凄く田舎ってわけじゃない。
通学の為に、乗りやすい高い値段の自転車を買ってもらったから、家が貧しいわけじゃない。
僕は、病気で電車や車に乗るのが苦手。
勉強も苦手。
だけど、1人の女の子に出会って、友達にはなれなくてもいいから同じ学校に行きたくて、必死で勉強して。今だって休み時間も、家に帰ってからも勉強してる。
進学校とは程遠い学校だけど、僕は奇跡的に合格して、なんならその女の子は同じクラス。
僕の人生捨てたもんじゃないって思った。
来年も同じクラスになれるかわからないけれど、留年して違う学年にならないようにずっと勉強してる。
でも、片道の1時間、イヤホンしながらなんて器用な事は僕にはできないから、ヘルメットして、安全運転。
事故をして、あの女の子と会えなくなるのは嫌だ。
あの女の子とは話したこともない。
僕はクラスメート。
根暗でバカなクラスメート。
それでもあの子と同じクラスに居られるなら、なんだって我慢できる。
暑い日も寒い日も風の日も雨の日も。
僕は毎日自転車に乗る。
僕が学校に行く途中、その女の子が駅から出てきた。
僕は気付いたけれど、彼女は僕の事なんて知らないだろうから、気が付かないふりをして横を通り過ぎた。
ちょうど、信号が赤になって、僕が止まった。
彼女が、隣に立った。
「ねぇ、学校サボらない?」
と彼女の声を初めて聞いた。
彼女を見れば、泣き腫らした目で、涙声。
「うん。いいよ。後ろに乗って」
って言った。
彼女が学校に行かないならば、僕も学校に行く意味はない。
金属でできた荷台に彼女はふわりと座って、僕のシャツを掴む。
「どこに連れてってくれる?」
って聞かれたから
「どこにでも。自転車でいいなら。」
って答えた。
自転車に乗ってどこまでも走り続けたいって思ったけど、言わなかったのは、まだまだ僕らは未成年でここに帰って来なきゃいけないから。
だから、彼女の気紛れでも、泣いた理由がわからなくても、交通違反でも。
彼女が僕のシャツを掴んでくれてる間はずっと自転車のペダルを漕ぎ続ける。
花時雨
心の準備中が出来てないまま君はさよならを言った。何時も、ズルいな〜(T_T)
好きになるのは、私だけ……。
翌日、私は、何時ものように整形外科でのリハビリだった。。
ヘルパーさんのおじさんとだ。
私は、何処に効いているか理解らない低周波とちょっと熱いめの肩のホットパックをした。
そして、苦手なエアロバイクだ。
エアロバイクに跨り瀬尾先生に、BPMの計る装具を耳たぶに、付けられて(音消しのボタンを押し)
『ハイらスタート』と、瀬尾先生は笑顔で言われた。(7分コースだ。)
壁に、向かい只管に漕ぐベダルはじめ楽勝なのだ。
そうは、いかないよと、悪魔がいうように、私のベダルは、負荷がズシンとのしかかる。
まだ、レベル2なのに、何時もより重いーー。ベダルに思っいきり力をかけた、ーー心拍数のハートマークは、ウルトラマンの赤いのみたいにチカチカしていた。
また、ベダルが軽くなった。心拍数も何時もの速さに戻った。また、楽勝と軽快にベダルを踏む。
また、悪魔がそうは甘くはないよと、ニヤリと嗤った。ーーズシンとさっきより、重くなった、レベル4だ!!
もう、ベダルに力が入らない。私は、瀬尾先生助けてと視線を送った。ダメだった。
私は、声に出さず小さく泣いていた。
ヘルパーさんのおじさんは、『あんずちゃん、もうちょっとだよ。頑張れ〜!』と、応援してくれた。
ヘルパーさんのおじさんは、急に『何処かの誰だか知らないけれど、誰もが、みんな知っている、月光仮面のおじさんは正義な味方だ良い人だ〜♫』と、
歌ってきた。なんか、理解らないけれども、元気が出た。
ヘルパーさんのおじさんは、私に頑張れというエールソングだった。
でも、ベダルは、重いらビクともしなくなった。残り、1分だ。
ヘルパーさんのおじさんは、『あんずちゃん、ラストスパートだね』と、言った。
なんか、知らないけれども、ベダルは、軽くなった。
おじさんが、『クールダウンだよ』と、言った。
ゆっくりと歩くように、深呼吸しながらベダルを漕いだ。
チチチと、終りのベルがなった。
私は、昨日のさよならと悪魔の負荷と気持ちがぐちゃぐちゃになった。
でも、なんか、頑張った私を褒めたい。
私は、心の中で、大好きな天月さんの歌の『桜のじゅもん』を歌った。
『まだ、風は、冷たくて凍えそうになるけれどもーー唱えてくよ。この歌が君の桜になりますように』と、
一人じゃない、よく周りを見たら支えてくれる方はいるだね。
いっぱいいっぱいの時に支えてくれた天月さんの歌にも遠いけれどもありがとう、おじさんの歌にもありがとうですね。💛
ーー新緑の季節は、いっぱい笑いたいな〜♫
朝、目が覚める。
今は何時だろうか。いや、時間は気にしなくていいか、休みだし。
さて、今日は何をしよう。もう一度寝る?ゲーム?マンガ?
あ、、なんか天気が良さそうだ。
そうだ、こんな日は自転車に乗ってパンを買いに行こう。
駅の近くのパン屋さん。
何にしようかな、何があるかな。焼きたてあるといいな。、
そんなことを思いながら準備をする。
よし、行くか。
なんかいい1日になりそうだな。
とある日の休日のわたし
お帰りなさい
今年の
お線香の匂いは
好きですか
時だけが
静かに
流れていきます
☆ お盆 (245)
自転車に乗って緑のトンネルを抜けると、
照りつける太陽が、灰色の世界を光らせる。
グラジオラスとスターチスを添え、
あの人に挨拶をする。
川のせせらぎ乾いた音。風の匂いに揺れる鈴。
合唱曲に滴る汗。暑い日々が続きますね。
カブトムシを捕まえ持ち帰り、
一丁前育てると言い張り、結局いつも人任せ。
当の私は、スイカとひやむぎに舌鼓。
午後から親父と釣りに行く。
釣り竿片手に肩から餌箱をかけ、自転車漕いで川まで走る。キスがよく釣れ、母にお土産。
あの頃は、時間が立つのが早かった。
父さん、母さんおはよう。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
「パパ!カブトムシ捕りに行こう!」
たも網と籠を持った息子を見てあの頃を思い出す。
「ほら。行ってきますは?」
「ママ。行ってきます。」
「行ってらっしゃい。パパの言う事聞くのよ。」
「それじゃ、行ってくるよ。」
「あなたも気をつけて。」
「おう。」
「美味しいスイカとひやむぎを用意しておくから、暗くなる前に帰ってきてね。」
「よし。森までパパと競争だ。」
自転車に乗って、一緒に森に向かう。
日陰を走っているはずなのに、
あの頃よりも少し暑く感じた。
隣の太陽は今日も満点に煌めいて、
私はひと夏の幸せを噛みしめる。
自転車に乗って
どこまで行こう?
あの山の向こうまで、
谷の向こうまで、
東京を超えてさらに先まで…
海さえも越えれば、皆んな同じ。
色んな風景を眺めながら、
少しずつ先へと進むと、
その、行為自体が大切だと気付く。
先へ、たとえ一歩ずつだとしても。
そうやって進めばきっと道は開く。
だから今日も自転車に乗って、
家族と、友人と、進んでいこう。
光に向かって、
ときどき深い闇に呑まれても、
先に行けば、必ず光があると信じて進もう。
自転車に乗って
高校の時は、自転車通学だった…行きは下り、帰りは上り坂で、夏は、汗びっしょりだった…そんな3年間、毎朝見掛ける他校の自転車通学の女の子が、ささやかな楽しみだった…勿論一度も、言葉を交わすことも無かったけれど…
遺言状
私の人生には当たり前ではありますが様々な人達がいて
とても良い人ばかりでした。家族や友人、会社の同僚、上司や周囲の方々本当に感謝しています。
私自身があまり真面目では無く、誠実さに欠けていて恩返しを全然返すこともほとんど出来ていません。人によって更なる迷惑をおかけ掛けてます。それに自覚していながらあまり変化が見られない。本当にダメですね。アドバイスを貰うように話せれば良かったのですが私は本当の悩みを人に何故か打ち明けれません。ある程度反省しても日が経つにつれてその時の気持ちが薄れてしまいがちです。後回しにしてしまう……
なんでこうなってしまったのか。
前からなのか途中からなのか。わかりません。
ただ、もう自分の未来を良くできる自信もなく、こんな自分に絶望しています。
これで区切りをつけようかと思います。
みなさんすいません。本当にありがとうございました。
こんな自分に接してくれて嬉しく思います。
自転車(?)に乗って ギャグ
「…………なにそれ」
「杢ちゃん行くぜ、あと7分で予鈴だ。高校遅刻しちまう」
「お姉ちゃん?質問に答えて?なにそれ」
「自転車だけど?」
「どっからどう見てもバイクだよね」
「自転車だけど?というか四の五の言ってられんよ。母さんの借りるしか遅刻しない方法はないんだ」
「退学になりたいの?」
「まあね、そうなっても私は構わない。覚悟とは暗闇の荒野に進むべき道を切り開く」
「パクリだよね?確実にその台詞」
「最後まで言わせてくれや」
「お願いだからバイクはやめて。シンプルにバイクは全面校則違反なんだよ」
「いつか学校は壊したいと思っていたんだ。往年の夢が叶うなんて素晴らしいと思わないか」
「わたし走っていくからね」
「嗚呼、」
遅刻して案の定姉へと飛ばされている怒声をわたしは聞いた。バイクは流石に持ってこなかったらしい。
……一応心配はしているので、落ち込んでいないか、また反省文の内容は大丈夫だったか聞いた。
「こんなんでへこたれない。反省文は丁寧な文法で静かに喧嘩を売れる文を書けるかどうかのギリギリの勝負してた」
多分……いやなんでもない……
とりあえずしばらく関わらないようにしようと心に誓った。
テーマ“自転車に乗って”
自転車に乗って
どこまでも行けると思っていたあの頃
新品の自転車
新品のヘルメット
絶対に失くすなと言われた自転車の鍵
行けるところまで行こうと
自転車を走らせた。
とりあえず、腹ごしらえと思って
比較的家から近いコンビニで
飲み物とおにぎりを買い
駐輪場に戻ると僕の自転車とヘルメットが無かった。
鍵はかけた。
取られないように。
リュックの中に、鍵だけ残り
自転車とヘルメットが無い。
僕は泣いた。
そこそこ大きな声で泣いた。
コンビニの店員さんが出てきて
優しく声をかけてきたのに
自転車が無くなった事を伝えると
店員さんは
「あー…すみません、それはコチラでは責任取れません」
態度を180度変えて、コンビニ内に戻って行った。
責任を取ってほしいなんて一言も言っていない。
自転車が無くなったと伝えただけだ。
踏んだり蹴ったり。
僕はとても悲しくなった。
そして、僕はトボトボ家までの道を歩く。
横を新品のヘルメットを被って
新品の自転車を漕いでいる少年が通り過ぎていくのが見えた。
自転車に僕の名前が書いてある。
だから、僕は大声で叫んだ
「ドロボー!」
と。
自転車の少年は振り返り
不敵な笑顔を浮かべて走り去って行った。
あの少年に不幸あれ。
そう願った。
それから数日後、僕のもとに自転車が戻って来た。
ボロボロに使い古されたソレは
もう、乗れないくらいボロボロになっていた。
それなのに、ドロボーは、悪びれもせず、ニヤニヤ笑っていた。
隣に立っている父親と思わしき人は、済まなそうにペコペコしていると言うのに。
…ボロボロの自転車返しに来るくらいだから、この父親も本心では悪いと思っていないのかもしれない。
「新品の自転車を返せ」
僕は言った。
けれど、少年の父親は
「新品の自転車は、息子に与えたので無理です」
ヘラヘラ笑ってそう言ってきた。
この親子に不幸あれ。
心の底からそう思った。
そして、後日、この親子がテレビのニュースで流れていた。
新品の自転車を盗んでは、壊し、
壊した後の自転車を持ち主に返すと言う奇行を数十件起こして居ると。
少年の方にはモザイクがかけられていたが
父親は、テレビカメラに向かってヘラヘラした笑顔を浮かべていた。
恐ろしいと思った。
そして、もう二度と、自転車は買わないし乗らないと決めた。
自転車を見ると、あの少年の不敵な笑顔と
その父親の悪いと思っていなそうな、ヘラヘラした笑顔が浮かんでくる。
ー(フィクション)ー
【自転車に乗って】
少し走ると急な坂が見えた。あの坂を越えれば─。
思い切りペダルを踏み込む。蝉の声が聞こえる。坂の上のほうが陽炎なのか、ぼやぁっと見えた。
途中、きつくなって立ち漕ぎをしてみる。坂の頂上まであと少し。
坂の頂上からは、目的地が少し見えた。あとはこの坂を少し下って、あの角を曲がれば。
坂を一気に下っていく。目的地のあの匂い。そう、磯の匂い。もうすぐ海に近づく。
汗が滴り落ちる。今頃、腕や首の後ろは日焼けして真っ赤なんだろう。夏休みが終わる頃には、どれだけ黒くなるんだろうか。
次はどこまで行こう。
風をきって坂を下れば青い空、絵に描いたような入道雲、太陽の光を反射してキラキラしている海
今年も懲りずに異常気象
鳴り止まない蝉時雨
汗が滴る
それでも自転車を漕いで走る坂道はとても涼しい
嫌なことも全部忘れて無我夢中で海のそばを走り抜ける
行き着く場所は分からない
分からないまま出発する方が楽しいから
誰もいない駅の自販機でアイスを買って木陰のベンチに座る
すぐに溶けてしまいそう
さすがにこの暑さじゃ誰も外には出たくないらしい
人どころか車も通ってない
零れ落ちそうなアイスをしっかり口で受け止めながら食べる
エネルギーチャージ完了
また自転車に乗って走り出す
今日は左に曲がってみよう
どんな景色が待ってるかな
自転車に乗って
乗りたくない
なんでかって言うと
しばらく乗ってないし
乗ってた時の感想が夜には乗れない
いまだともっと自信がない
視力体力ともにね
歩いたほうが楽だとすら思う
急ぎなら予め定まっているなら
早めに出掛けるだけでいい
時間に余裕があれば1人遊び出来るし
iPhoneと
任天堂SwitchライトかiPad mini
モバイルバッテリーも持ち歩いてるから
緊急だとしても
それは遅れても仕方がない
そうとしか思わない
たとえ遅れても
多少の対処が出来るように
準備してたらいいだけ
危ないので基本的に自転車には乗らない
自転車に乗って
受ける風が髪を、服の裾を、揺らしていく。
歩くよりは速いけれど、車よりかは遅い。それでも、自転車に乗ってじゃないと見れない景色がある。世界がある。
だから、今日も自転車に乗って、世界を見るんだ。
はあ、
【自転車に乗って】
✂ーーーーーーーーー⚠ーーーーーーーーーー✂
くるしい、調べた
咽喉頭異常感症らしい。
くるしいよ、
自転車に乗るのなんて何年振りだろう。
グーグルマップで条件を変えて何度検索を繰り返しても、ここから先は徒歩もしくは配車サービスを利用するしかない。それか、コンビニで奇跡的に残っていた最後の一台のレンタルサイクルを借りていくかだ。
問題は二つ。この自転車を返すことのできるスポットにこの先出会うことができるのかということ。私が自転車に乗ることができるかということ。
三十分は悩んだが仕方がない。自転車を借りた。スマホの充電も怪しいので切れる前にモバイルバッテリーも借りておく。めちゃくちゃ暑いので飲み物も買う。
前に乗ったのがいつだったか思い出せない。ふらふらして危ないからと、高校の通学に使わせてもらえなかったのだ。その頃から計算すると、もう二十年近く乗っていないことになる。
乗れないなんてことはない。ちょっとは転ぶかもしれないけど、車通りも少ない田舎道だ。誰に見られることもない。
またがって、サドルを下げるのにしばらく苦労した。ようやく足が付くようになって、よし、出発。
ペダルを踏むと、前に進む。思ったよりすごく軽い。道に出るのにぐらぐらしたけど、道に出てからは安定した。まっすぐだから。なんと電動自転車だ。すごい。こんなに軽くてぐんぐん進む。どこまでも進んでいけそうだ。
もっと、もっと行けそう、行きたい、と調子に乗っていたところで目的地に着いた。観光地らしい広い駐車場には観光バスが何台も停まっているし乗用車もギチギチ。え、こんなに人どこから出てきた?
見回すと駐車場は見当たらないし、そのくせレンタルサイクルのステーションはいっぱいだった。
自転車返せないし、停められそうにないし、え、これここまんま中入るの? 神社なのに?
ひと通り戸惑った後、神社の様子を見てみる。本殿までがものすごく長くて、半ば公演になっているような境内。
あれ、いけそうだな。
そろそろ、自転車を押して、一歩踏み込んでみる。
「自転車に乗って」
#自転車に乗って
風を切ってどこまでも進んでゆく。
補助輪をガラガラ鳴らして、後ろを支えてくれる人の手を借りていた自分も、今はひとりで軽々と乗りこなせる。
走り続けていれば、バランスは保たれるけど、ちょっと疲れたら足を止めて休憩。
安定は自転車に乗るのと似ているとどこかで見聞きしました。
自転車は漕ぎ続けていないと、バランスが崩れて倒れてしまうから、ゆっくりでも漕いでいる方が安定する、と。
ずっと走り続けてることはしんどいよね、疲れるよね、
ひと休みして行こうという考えもある一方でのこの自転車理論。
なるほど、確かにそうかもしれないと思いました。
全ての物事は考え方次第なのだとつくづく思うし、
人によっても解釈が違うのだから、なんとも人間の頭の中は面白い。
今はひとりで乗りこなせるようになった自転車だけど、
倒れることもあります。
倒れるても、起き上がり方を知っているなら、また漕ぎ出せます。
私はたくさん、たくさん、転んできた。倒れてきた。乗ることを放棄もしてきた。
だけど、その度に起き上がってきた。
それはいろんな方法で。
休息だったり、癒しだったり、誰かの手をまた借りたり、別の自転車に乗ったことも。
だから、きっと大丈夫かなって思います。
私も。あなたも。
その舵をきるのは自分次第。
自由な心でどこまでだって、どこへだって行ける。
逆風も追い風も上手に乗りこなせ。
風を切って前へすすめ。
※閲覧注意
「自転車に乗って」
風が髪を吹き抜けていく。
中学を卒業してからずっと伸ばし続けて、
ケアもちゃんとしてきた。
ずっと大切にしてきたロングヘアをハーフアップにして、
今日も私は高校の前まで行ってみる。
ーーーーーーーーーーーキリトリーーーーーーーーーーー
ざわざわと楽しそうな教室の声が、
窓はきっちり閉まっているはずなのに聞こえるような気がする。
毎度毎度感じて、その度に辛くなっている。
私は一月だけあの中に居たことがある。
男子の制服は普通の学ランで
女子の制服は可愛いセーラー服。
私は嫌いなスラックスに足を通して
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日
毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日通っていた。
何で制服なんてあるのか道徳の教科書に聞いたことがある。
教科書は貧富の差を学校で見せないため。
こう答えた。
貧富の差と個人の尊重ならどちらが大切だろうか。
皆表では「個人の尊重」そういう。
でも本心で思っている人なんて絶対にいない。
「貧富の差」のことだって気にしてる人はいない。
そんなことを考えていると気が滅入ってきた。
だから私は私が私でいられる場所に。
僕が『女の子』でいられる場所にいく。
彼らは僕を絶対に見捨てない。
必要としてくれている。
だから今日も彼らに会いに行く。