『自転車に乗って』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
眠い目をこすって、マンションの駐輪所から自転車を出す。サドルにまたがると、重いペダルを踏みしめた。
ああ、今日は遅刻するかもしれない。気ばかりが焦るが、交通ルールは守る。
ショートカットになる細いケモノミチに逸れたい気持ちも、あとちょっとで届かない赤信号を無視したい気持ちも無理矢理押し込めた。昔、何度も痛い目を見ている。急がば回れ。焦ったところでいいことはない。
春は花粉で目が痒くてくしゃみが止まらなかったし、夏は湿気と太陽の暑さで汗だくになって、なにも始まっていないのに自転車を降りる頃には疲れ果てていた。秋になってようやく過ごしやすくなったと思えば、すぐに冬だ。ダウンコートに耳当てをしても寒くてしょうがない。
見慣れた道を今日も慎重に走る。あんなに大変だったのに、その日々ももうすぐ終わると思うと、どこか名残惜しい。
自転車を降りる。後ろに乗せた小さな温かい体を、手を伸ばして抱き上げた。
『自転車に乗って』
自転車に乗って
リュックサックにペットボトルを何本か。タオルを入れて、財布を入れて、読んでる途中の本も入れる。スマホをしっかり充電して、イヤホンも持っていこう。
リュックサックを背負って、腕時計つけて、帽子をかぶったら、自転車を出す。
ーどこまで行こう。
自転車に乗ってどこまでだって行ける旅が、今、始まる。
自転車に乗って
どこまで行けるかな
どんな出会いがあって
どんな景色を見て
どんな新しい事に出会えるかな?
新しいドキドキ
新しいワクワク
貴方とも一緒に感じたい
貴方と一緒に同じ時間を過ごしたい
私の少しのワガママ
今日は休みだ。特に予定はない。天気も良くて風が肌を優しく撫でてとても心地良い。自転車に乗って…当てもなく一人ペダルをこいでいく…よし、海に行こう。潮風が少し湿り気があるがなかなか心地よい。
「自転車に乗って
風を感じてみたい」
目が覚めて真っ先に浮かんだことは
そんな事だった。
今日は休みだしたまにはいいかと思い、
普段は使わず倉庫にしまいこんでいた
自転車を取り出した。
さて、どこに向かおうかと思いながらも
目的地を決めずに走ることに決めた。
そして、俺は、
自分の思うままに
ペダルを漕いで走り出していた。
1番、風を感じられる場所へ。
自転車に乗って、風を感じる。空は青くて、雲はふわふわしている。道は平らで、車も少ない。自転車は私の友達で、一緒に色々な場所に行く。公園に行って、花を見る。川に行って、水を聞く。山に行って、景色を眺める。自転車に乗っていると、心が広くなる。自転車に乗っていると、世界が美しくなる。
チャリに乗って学校に行くのが日課だった。
でも今は1ヶ月近くの長い休みがある。
だからチャリに乗ることもないし学校に行くこともない。
だから好きな人にも友達にも会えない。
友達に会わなくてもいいけど好きな人には会いたい。
自転車に乗って、どこまで行こう?
歩きでは遠い、町の反対側まで?それとも河のむこうまで?
自転車に乗れるようになったとき、世界が一気に広がった気がした。いや、実際広がったのだ。
家族に頼めば車で色々なところに連れて行ってくれたけど、それは自分で行くわけじゃない。自分で運転するのじゃない。寄り道も好きにできない。だから窮屈だった。
だからたくさん練習した。たくさん転んでたくさん血を流した。すごく痛かった。
けど、もうそんな思いをすることはあんまりない。
車や電車には及ばなくても、自分で、遠くまで行けるようになったのだ。
それが15年前。たくさん漕いだ。でも何度も転んだ。目茶苦茶痛い思いもした。
でも分かった。山のむこうにはどうやっても行けない。そこまで頑張るのなら、不自由でも電車で充分だと学んだ。
そして今日。納車の日だ。
10万キロも走った、ちょっとがたのきている軽だ。
でも、いずれ。金さえあれば、もっといい車に乗れるだろう。だから今はこれで充分だ。――話がそれたな。
そういうわけで、ただとはいかないが、自分で、山のむこう、自転車ではとても行けない遠くの街まで、寄り道もなんでも勝手にできる。雨に降られても濡れることもない。雪が降ってもそこまで困らない。
でも、ちょっと淋しいかな。自分の力で漕ぐって結構楽しいんだよ。
だから。
また、きっと乗るからな。何代目かの俺の自転車。
【自転車に乗って】
力を入れてペダルを踏みしめながら坂道を登る。眩しい夏の日差しが、流れる汗の感触が、心を躍らせる。
この道の先には君がいる、2人きりのささやかな冒険に出かけるために僕を待ってくれている。今日は何をしようか、何を話そうか、考えるだけで胸は弾けそうに高鳴る。つい微笑んだ時、君が見えた。
お題:自転車に乗って
連れ出してくれないか
僕は勇気がないからさ
一人で遠くに行くことすら
勇気がないから難しい
でも本当は遠くに行ってみたい
だからどうか僕の手を引いて
自転車であの海まで行こう
流石に歩きじゃ行けないから
誰にも言わずに秘密で行こう
勇気ある君が羨ましいな
テーマ:自転車に乗って #274
自転車に乗って坂を下る。
スピードを出すと風が涼しくて
ついついスピードを出しすぎてしまう。
上るのは大変だけど、
下るときの快感はなんとも言えない。
夏は坂を下りたくなる。
友達と恋人と
自転車に乗って。
自転車事故で入院してから数ヶ月。
トラウマばかりが募る。
けど、彼にはまた会いに行かなきゃ。
そのときにはまた、自転車に乗って。
春泥の上を君と僕とで走り抜ける。
「どこに行くの!?」
『え!?わかんない!!』
『どっか遠いところまで連れてって!!』
ガタガタと激しく揺れる。
君は落ちないように強く僕を掴む。
この鼓動、君に伝わらないよな。
…違う違う。
自転車を漕いでいるから心拍数が上がってるんだ。
別に………違う、はず。
………それに
君だってドキドキしてる。
これはただ叫んで楽しいからだよね。
……きっと。
ー自転車に乗ってー
自転車に乗って
君と自転車にのって、緑に囲まれた一本道。久しぶりに人に触れたであろう新鮮な空気。静かな木の葉づれ。
自転車か……最後に乗ったのいつだっけ?
確か高校一年の夏休みで友達と遊びに行く時に乗ったっきりだな
今となってはもう、自分の自転車すら持ってない。久し振りに乗ってみたいな
ペダルをこぐ度に感じる風。流れ行く景色。下りの時にはスリルと共に爽快感も感じたな。
全てが懐かしい。あの時間はなんだかんだ言って楽しかったな。
もう一度、ペダルに足を乗せてみたい。
自転車に乗って
僕が住んでいるのは武蔵小杉、武蔵小杉と言ってもタワーマンションではなく古い小さな家である。
今日は自転車に乗って多摩川を走ってみよう。
先ずは家から丸子橋に出る。
上流方向へ走り出す。直ぐに等々力サッカー場が見える。
河川敷ではゴルフや野球をやっている人達。
頑張って走ると、二子玉の高島屋が見えてきた。
河川敷でバーベキューをしている家族。
二子玉を過ぎてふと見ると、ダンボールで作られた家。ホールレス?なんか見ちゃいけないような気がする。
鴨が泳ぎ、鮒なのかな?時々、跳ねる。
川幅が広くなり、川の向こうは和泉多摩川河川敷。
やっと登戸に着いた。
もっと先に行ってみようか悩んだけど、今日は戻ろう。
ほんの少しの達成感!
自転車に乗ると、風に乗って君が頬擦りしてくる。
寂しい思いをさせてごめんね。すぐに買い物を済ませるから、と思いながら坂を少し急ぎ目に漕ぐ私の姿は悲しげだった。
『自転車に乗って』
自転車に乗っているのは
この世のものとは限りません
時々 怪談話なんかで
自分が運転している車の横を
同じ速度で走っていたとか
車を追い越して走り去ったとか
ある道を通ると
恐ろしい形相の男性が
全力疾走して
自転車で追いかけて来るとか
嘘かまことか
定かではない話が
この時期になると
降って湧いたように出てきます
まぁ
信じるか信じないかは
あなた次第ですが
#自転車に乗って
わたしは自転車に乗るのがすごく好き。
たぶん、自動車に乗るよりもずっと。
しーんと何も聞こえない夜のまちで、
はーっと吐く息づかいと
自転車を漕ぐ音しか聞こえない中、
天を見上げて星を見ながら暗くて辺りがよく見えない
視界を一生懸命目を凝らして昔のここ👉の丘は確か、
やまだったんだよなーとか思い出して、時折すれ違う
にこって笑ってる(怖っ)おじさんに少し震えたり、
野原から飛んできた虫が顔、ぎゃわわーーーーー誰か
つかまえてーっっっっ
て思いながら急停止したりね
、?ここはどこ?もしかして迷った、わたし?
ここから誰か助けてーーってなることもあったり、
こみ入った話をしてる女子高生たちとすれ違ったり、
かみの毛がヘルメットに絡まって、
ライトで照らして必死で取ったり、家の電気が一階も
二階もついてなくて、下から見上げながら
げっ、まさか、鍵しまってないよね??どーしよー
たすけてー!!ってなったり、
いろいろハプニングもあるけど楽しいよねって話。
自転車に乗るのって大好き
時間があれば
何時間でも乗ってられる
そんな気がしちゃう
今は子供のせの電動自転車
子供ら載せて往復3時間までしか
充電が持たなくて
その範囲内しか移動が出来ないんだけど
自転車で色々と出掛けたりしているよ
これからも
自転車に乗って
色々とおでかけするよ
(2023.08.14/自転車に乗って)