『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
脳裏
脳裏に焼き付いてはなれない、はなれない。
でも掴めない
貴方がいなくなった日、今でも想い出す。決していい人じゃなかったけど、僕に生きる意味をくれた。貴方から教わったこと、悪い事だったけど楽だった。同時に涙が出るほど辛かった。
夕日を見るたび想い出す
フェンスから落ちていく貴方
貴方が押し付けた普通の幸せを、
僕は笑顔で受け取れなかった
お前の脳の裏に棲む獣に、お前はときおり餌をやり、まだ死ななまだ死ぬなまだ死んでくれるなよと話しかけていることを、私は重々知っている。何故なら私がかつて飼っていたものに、私は同じ振る舞いをしていたからだ。あれは獣ではなかったが。空を駆けろ、野を蠢け。愛の話をしなくて済む獣を、飢えと怒りで垂れていく涎が檻の床をぬかるませ、それを見て休まる気がお前にいくらかでもまだ残っているのなら、生かしてやれ。私のようにただの動死体として生きるよりはマシだろう。
#脳裏
さりげない喜び
深く刻まれた傷み
バラバラになりそうな思い…
時間という優しさに
少しだけ 都合良く
彩られたストーリー
ふとした瞬間に
昔のわたしを呼び起こす
だきしめるように
戒めるように…
脳裏を過ぎるのは『後悔』
フラれたからって泣かなきゃよかったな
わたしが泣いてしまったから
「こういう時はさ、好きなだけ泣くといいんだ。
いいよ、涙が尽きるまで傍に居るから」
星月夜が綺麗ですね…と言える時間まで
優しい先輩を
足留めさせてしまった
#脳裏
―――「脳裏」
「今日一限理科だったよね?」
「昨日の〇〇おもろくなかった??」
男子が私を指さして
「〇〇の足太くね??」
「あんなこともできないのやばすぎ!」
上の二つは今日教室で座っていたら聞こえて来た声。
下の二つは中学二年生の時に男子がひそひそ私に向かって言ってきた声。
どちらも脳裏に残っている言葉たち。
上の二つは明日には忘れる言葉なのに、
下の二つは中二からずっと心に残り続けてる言葉。
おかしいな笑。私もう高校1年生だよ、、、
人間の脳みその記憶容量は1ペタバイト
それは写真に換算すると約5億4千万枚分。
けれど脳って凄いものでしっかり引き出しにしまってあるんですよね。
だけどどこにしまったかが分からなくなってしまう。そしたらきっとあの思い出の引き出しの場所が分からなくなっているはずだから。
最近、外が暗くなると恐ろしい気持ちでいっぱいになる。
なにか怖い出来事があったわけではない。ただ、あたたかい布団にくるまって、あなたのそばで朝焼けを待つだけの時間が、怖くなった。
「だーかーらー、そんなに心配しなくても平気なんだってば」
「でも……」
「もーっ、私の頑丈さはあんたが一番知ってるでしょ!『でも』も『なに』もない。てか、そんなに心配されると逆に不安になるんだけど!?」
「う、それもそうだね……」
私は知っている。夜が訪れる度に魘されるあなたを見ている。私の知らないどこかで、私の知らないなにかを恐れ、逃れようともがき、時に反撃しようと声をあげるあなたを。そんなあなたの姿が脳裏から離れないの。
──そんなことを言えばきっと、あなたはもっと気丈に振る舞う。生活を共にする私にすらもその傷を隠してしまうだろう。
だからこれ以上深くは語らない。語れない。あなたを傷つけたいわけじゃないから。
なんだか胸のあたりが重たくなって、自然と背中が丸まる。ほのかな沈黙がふたりを包んだ。
「……あー、まあ、あれだ。その……」
あなたが頭を掻きながらなにかを伝えようと口を開いて、しかし気まずそうにそれを閉じた。
モゴモゴと口元だけで喋ろうとするのは、言いたいことを我慢しようとするときのあなたの癖だ。
「なあに?」
「……………心配してくれてありがとうね」
あと、言い方きつくなってゴメン。
とてもちいさな声で呟くように言うあなた。
「……ううん。私こそごめんなさい」
すっ、と小指を差し出すと、あなたもそれに小指を絡める。仲直りの証。
今夜も戦うあなたを、私は見守っているよ。あなたが助けを求めたときに誰よりも早く駆けつけられるように、誰よりも近くであなたを見守り続けよう。だから、ひとりで抱え込むのが辛くなったら、誰かに寄りかかりたくなったら、いつでも呼んでちょうだいね。ひとの怯えなんて気にしないで。
私に、あなたを守らせて。
▶脳裏 #37
いつも焼き付けられる脳裏は可哀想
これからはせめてよぎるだけにしておこう
この想いを忘れぬよう脳裏にしっかり焼き付けた
脳裏
あの記憶は忘れもしない
あなたと過ごした2年間は本当に幸せだった
だけど、、
私は、夢かと呟いた
毎日毎日脳裏によぎる記憶
忘れられない、、
脳裏
辛いときに脳裏によぎるのは
きみの笑顔
まだやれる!自分は
脳裏
改めて考えてみると
脳裏ってなんだろう
どこのこと?
頭に浮かんでる?
心で感じてるの?
おなじ事なの?
はたまた違うことなの?
知っている風に感覚で使っていたけれど
いざ言語化してみようと思うと
私よくわかってなかったんだなあ
あえて言語化しなくてもいいんだけどね
他にも知らずに使ってるけど
ホントは良く知らない言葉ってたくさんありそう
今日も興味深いお題がありがたい
「ああ、、しまつた!」
こんな時間まで寝てしまふなんて、
まにあふか?
寝起きのはたらかぬのふを、
寝起きのふごかぬてを、
さあ、働け動け。
「ああ、、良かつた!」
まにあつた、
のふりに浮かぶのは
いろとりどりの可愛い、
ああ、可愛い子らよ
丸の数をきそふ、
ああ、たのしみだ。
いおりが言っていた、
鳥山先輩がporunohabuのBGMをドラムで叩いてスネアを壊したというのが未だに脳裏に張り付いている。
まじで気持ち悪い。
脳裏
脳裏をよぎる
とか言うのかもだけど
でも脳の裏ってどこよ
表面ではなく中身ってことかしら
ちゃんと場所ごとに役割があるんだよね
記憶とかひらめきとか
そういう機能があるとこかな
脳裏さん
脳は私の一部であり全部なのかもしれない
脳裏に浮かぶあなたの泣き顔は、
さみしさ、かなしさに満ちたものだった。
今、目の前にいるあなたも泣いている。
「これから先、どんな感情もすべて一緒に感じたい。
俺とともに生きてくれませんか?」
ぐちゃぐちゃなのにうれしさに満ちた泣き顔で。
231109 脳裏
脳裏にふとあの景色が見えたんだ
本当に久しぶりに見たよ
本当に、
なんで、君はいつも
一人で抱え込んで、苦しんで、飲み込んで
我慢をとてもするんだろうか。
君が首を括った場所で、君が気に入っていた場所で
紅茶を毎日飲んで、癖のようにカップを二つ準備して
君が気に入っていた花たちを見ながら
涙が止まらないだ。思い出すたびに
最初は何もかもがわからなくなって、泣いて
俺も君のところに逝きたいと何度思ったことか
でも、君はそんなことは望んでいないだろう
だから俺は今日も生きて
寿命をまっとうしてから君のところに逝くよ
待っていてね。
なんでも持ってる主人公みたいなやつの話。
誰にでも優しくて
仲間が困ってたらすぐ助けて
苦しむ神の鬼を従えた。
まさしくそれは
"なんでも持ってる主人公"
脳裏をよぎるはあの冷淡な顔
"全てを僕に向けろ
それできみが苦しまずに済むなら僕はそれでいい"
きみはおれにそう言ったよね。
恨んだ。憧れた。憎んだ。好きになった。
大嫌いになった。
またね、とは言いたくなかった。
全部きみのせいにした。
嫌なことばっかがおれの普通だったのかもしれない。
あー……
あいもかわらず
おれはよわい。
_2023.11.9「脳裏」
愛も変わらず
相も変わらず
哀。合。藍。…
12.14.わーい!!
………はぁまたパスワードを変えたな、アイツ
変えるときはメモを取っておけとあれほど言い聞かせたのに、、、
まぁまぁしょうがないわよ、だってあの子17歳よ?
見られたくないものだってあるわ
ねぇ~アタシのお菓子は〜
アイツどこに閉まったんだよ~
今はそんな事、どうでもいいだろう。
…全く、不便だな
『本体ではないというのは』
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解離性同一性障害
・複数の人格が同一人物の中にコントロールされた状態で
交代して現れる。
脳裏
・脳中。頭の中。
【脳裏】
街中で耳にした音楽。続きの歌詞は脳裏に浮かぶのに、肝心なタイトルはいつになっても見つからない。
【脳裏】
山根お婆ちゃんは、100年生きてるお婆ちゃんだ。
最近は物忘れが激しくなってきて、僕達の名前も覚えられない。
『婆ちゃん、遊びにきたよ〜』
『いらっしゃい。、、ん?誰だい?』
これが恒例のイベント。
そして僕がお婆ちゃんの孫だと説明するまでがワンセット。
お婆ちゃんは古い古民家に住んでいて、買い物はお母さんがしている。
『お婆ちゃん、僕の靴どこにやったの?』
『私は知らないよ。』
時々、僕の靴を何処かにやってしまう。
僕はそれが嫌だけど、お婆ちゃんの事は好きだ。
『お婆ちゃん、遊びに、、』
またいつもの日の朝。
玄関の戸を開けても、お婆ちゃんはいなかった。
いつもは出迎えてくれるのに。
まさか、、
僕は嫌な予感がしてドタドタと部屋に入った。
部屋の中では、お婆ちゃんが仏壇に懸命に手を合わせて祈っていた。
『お婆ちゃん?どうしたの?』
僕がそう問いかけても返事をせずに。
やがてお祈りが終わったのか、お婆ちゃんは僕に向き直った。
『直人。今日はあの人の命日だよ。』
お婆ちゃんはそう言い、仏壇の中のお爺ちゃんを見やった。
写真の中のお爺ちゃんは幾分も若く、軍服を着ていた。
お婆ちゃんはお爺ちゃんの事を何でも知っていた。
好きな食べ物、趣味、好きな動物。
僕らのことは忘れてしまうのに、お爺ちゃんのことは鮮明に覚えている。
僕らに向けている愛が100だとしたら、お爺ちゃんに向けている愛は1億だろうか。
それだけ、お婆ちゃんは愛していたんだ。
『墓参りに行こうかね。』
お婆ちゃんの車椅子を押して、お墓に向かう。
道中、いつも陽気なお婆ちゃんは何処か上の空で何かを考えている様な顔だった。
お墓に着き、掃除をして水を撒き花を添える。
2人揃ってお爺ちゃんにお祈り。
『あの人の、戦場に向かう時のあの軍服の姿と苦しそうな、私と離れたくないって顔が目に焼き付いて離れないよ。元気にしてるかねぇ、、。』
僕はしんみりして話すお婆ちゃんに、何も声をかけてあげる事ができなかった。
何より、お婆ちゃんのお墓を見ているその横顔がまるでお爺ちゃんが目の前にいるかの様に哀愁と深い愛の顔で。
その2人が今でも脳裏に浮かぶ。