『脳裏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
海に沈む夕焼けを見た時の驚き。
空はオレンジから青のグラデーション。
雲がぽつんぽつん。
海に見えるのは、手前から夕日に向かって水面にすーっと伸びる、光の道。
キラキラと輝いていて、希望への道みたい。そう思ったのを覚えています。
私は海なし県の住人なので、そのような景色は初めてみたのです。
今でも脳裏に焼き付いている景色。
そのような景色を見れた感動。
あなたの脳裏に浮かぶ感動した情景は、どのような景色ですか?
脳裏
−脳裏−
脳裏に映し出された1人のあなた。
「ニヤッ」と笑ったあなたがずっと離れない。
でもあなたは空の上。
「私のことみてる?」
そう問いかけてみると
なにも返事がない。
嗚呼苦しい。早く会いたいな
脳裏
ふとしたときに、脳裏をよぎるのはいつだって彼女の笑顔だった。
くしゃっとした顔にえくぼができて、幸せを具現化したような笑顔だった。その笑顔が、好きだった。
「大丈夫だよ、たとえ生まれ変わったとしても会いに来るよ」
そう言って彼女は笑顔のまま最期の時をむかえた。
それからしばらく経って僕の時も終わりを告げた。会いたかったなぁ、なんていう未練だけが残ったまま目を閉じる。
時々思い出すそれは自分が経験した記憶ではないのに、やけに鮮明だった。
次に目を開けたとき、気がついたら目からは涙があふれていた。何度拭っても底がつきるのを知らないみたいに涙は止まってくれなかった。
「おはよう」
その声にハッとして顔をあげるとそこには彼女がいた。姿形はあの頃とは違うけれど、目が合って笑う顔はあのときと同じだった。
くしゃっとした顔にえくぼができる、その笑顔が、ようやく会えたのだと教えてくれた。
「会いに来たよ」
そう言って笑う彼女はどの記憶の彼女よりもいい笑顔をしていた。
隠れタバコで停学になったクラスメイトが裏庭に来ている。彼はそこで落書きをしている。
目がいいわたしはその落書きの絵の中に、隠れミッキーを見つける。
そのミッキーがわたしの脳裏に焼き付いて離れない。脳裏のミッキーはこう言った。
やあ、ぼくバンクシー!
なんのことやらと戸惑っていた日のことを、わたしはときどき思い出す。
公園で遊ぶ貴女、それに近い距離に居たいと思う自分
あぁ、後もう少しで───
横切る思考、周りには人、恥をかくのでは
足が止まる。
でも、もう一度
脳裏
ふとした瞬間脳裏に浮かんでくるのは
焼きたてのハンバーグである。
こんがり焼けたビジュアル、溢れ出す肉汁。
口に入れた瞬間広がる香ばしい香りと旨味。
チーズがかかっているとなお良いだろう。
とろけたクリーミーなチーズと肉の旨味が
これまた相性がいい。
この文章を書いている間も、スマホを置いて
今すぐにでもレストランに走っていき
ハンバーグを食べたい気分だ。
お腹が空いてたまらない。
*脳裏
今日のお題「脳裏」
脳裏…脳裏…。
これまた微妙なお題を出して来たな~。
そんな言葉、普段使わないしな~。
脳裏に浮かぶ、という言葉があるけれど、脳裏に浮かぶのは大抵、もう会えない人。
思い出の中にしかいない人。
君の踝がわずかに震えたこと、唇の端が少し落ちたこと、喉仏がとくっと隆起したこと
その存在を思い返しては、にじった蜘蛛が靴裏に残るような痛みを孕む
指先を白い息をして温める季節になった、君を蹂躙した日を忘れることもできずに
脳裏
黒い気持ちと白い気持ち
両方の気持ちがせめぎ合って
…
脳裏から離れないの
…
どちらの気持ちも大切
大事にしたい…
決められない
迷い苦しみ…
あなたが脳裏から…
離れないの
忘れられないの…
でも…
傷ついたきもちが
痛くて仕方ないの…
ハートに絆創膏を
貼って
ゆっくりお休み
します…
自分一人いなくなったところで世界は回る。
自分一人いなくなったところで いずれ忘れられる。
自分って言う存在はちっぽけなんだ。
#脳裏
あなたの
声が、香りが、笑顔が、
脳裏に焼き付いてる
もう終わった恋なのに
私一人、馬鹿みたいね
最後の強がりに
気づかないフリしてほしい
さよなら、
大好き
でした。
いつもより倒れている助手席のシート
部屋に入ったときの嗅ぎなれない香水の匂い
最近よくかかってくる仕事の電話
冷蔵庫に入った甘いお酒
記念日でもないのに、どうしてお花なんて買ってきたの?
ふと脳裏によぎるこたえを慌てて取り消す
ねぇ、今日も大好きだよ
『脳裏』
ふと脳裏に浮かぶのは
昔に見た風景
その時にいる場所で
その風景は変わる
地元を離れた時は
何気ない地元の道路や実家
実家を離れた時は
昔の実家や学生時代の思い出の場所
いずれも今は見られない
記憶の中の私だけの風景
死にたい死にたい死にたい
毎日よぎるよ この言葉
脳裏
に蘇るのは父親が頭の横で指をくるくると回して
くるくるぱー
としたこと。
忘れない。
よぎる。
いつも。聞こえないのに。
頭に流れたり。
現実も上手くいってるのに
上手くいってないことばかり目を向けて
謎に出てくる絶大なる自信
あなたの激情を抱えながら怯える顔が、今も脳裏に焼き付いています。
あなたは強かった筈です。実際、この村の長たる地位につき、村の決め事の決定権を持っておられましたし、遠方からわざわざやってきた盗賊を軽々と摘み出せるくらいの身体の強さもあったと記憶しております。強いあなたのおかげで、村の争いごとはめっきり減ってしました。
そして何より、家の中でのあなたの強さは揺るぎようがありませんでした。あなたは、気に入らないことがあると、よく鍛え上げられた腕で私の母の薄い腹を殴っていました。まだ幼かった私は、その意味を咀嚼できずに、部屋の隅に蹲り、浮かび上がった恐怖と戦っていました。それに必死でした。いずれ標的が私になるんじゃないかとか、母は無事なのかとか、今考えると、そんなことをまず考えたくなるような状況ですが、そんなことは全く頭にありませんでした。ただ、恐怖と戦っておりました。
そのような日々を過ごしていましたが、ある日の朝、珍しくあなたが母を呼ぶ声で目が覚めました。あなたは変な声で言いました。母がいないと。私の胸には、激しい焦燥感が浮かび上がりました。そして暫く経って、優しく私の頭を撫でてくれた母の白い手を思い出して、あなたに気づかれないように、静かに泣きました。先程の焦燥感はもう、ありませんでした。ふうと息を吐き、母がいないことに、納得しようと試みました。そうしないと、私という人格が津波にのまれるように消えてしまう気がしました。母が殴られていたのはよく見ていましたから、母が逃げたのは必然だったのだと、そう思うことにしました。
それから当然と言うべきか、あなたの標的は私になりました。ただ、母の腹を殴るとき、あなたは言葉一つ発さなかったのに対し、私の腹を殴るあなたはぶつぶつとなにかを呟いていました。そして母の前では真っ黒に凪いでいたあなたの瞳は、大嵐の中の海のように荒れているように見えました。母の美しく整った顔とは違い、私の顔は醜く歪んでおりましたから、始めはそれが原因なのかと思っていましたが、それは全くの見当違いであったことに途中で気が付きました。あなたは、煮えたぎる想いを持ちながら、捨て犬みたいに怯えているようだったからです。
あなたがそれから10年後に突然死ぬまで、あなたは私の腹に随分ご執心の様子でした。あなたが本当に私を見ていたのかは今では分かりようがありませんが。
私は大人になりました。ですので、あなたが私の腹を殴ったあのとき、あなたは母を見ていたのだとか、そんな見当くらいは付けられるようになりました。大人になっても私は物を長く覚えるのが苦手なままでしたので、あなたのことも、腹の痛みも、すぐに忘れてしまうだろうと、思っていました。でも、そんなことはございませんでした。今も脳裏には、あなたの顔が居座っています。忘れんぼの私があなたを今でも忘れられないのは、血の呪いのせいなのでしょうか。見当を付けたものの、確信を持てないからなのでしょうか。
あほらしいですね。こんな話よしましょう。ああでも、あなたと楽しめる話題はこれくらいしか思い浮かびませんでしたので、つまらない話も許して頂きたいものでございます。
脳裏
「私のことなんてどうでもいいんだ」
「私よりも、前の彼女がよかったんでしょ」
別れ間際に言われた彼女の冷たい言葉が脳裏に浮かぶ。
脳裏
瞼を閉じているのに、「脳裏」に宿る光。
それはもう見ることのできない、君の残像。
笑っていてくれることが救いだ。
#脳裏
脳裏に浮かぶ…
それは
たいがい忘れたい黒歴史…
封印した出来事ほど
リアルに脳裏に浮かぶ…
あの時の黒歴史が蘇り
頭の中でエンドレスで再現されている
完全デジャヴ!
あ〜 嫌だ嫌だ…
黒歴史の再演は
惨めで
悲しくて
消えたくなる程の苦痛…
封印をわざわざ破り
引きずり出した過去は
心を凍てつかせる程のマイナスオーラに彩られ
懐かしさの微塵もない…
🌈黒猫のつぶやき🌈
黒歴史…
思い出したくもない過去…