『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
胸の鼓動
ドキドキしてる…
触ってみる?
って言うラブコメ。
題【胸の鼓動】
「ねぇ葵、胸の鼓動ってなんでしょう?」
「どうしたの?急に。」
「なんか、小説で読んだのですけど、実際にあったらどんな感じなんだろうと、思いまして…。」
「うーん。ロマンチックな時になるんじゃない❤️」
「経験したいか、したくない。どっちが良い?葵」
「私?私は経験したくないかな。」
「なんでですか?」
「だって、ひなたくんにされたら、顔を一生見れなくなるから。かな❤️」
「へ~!葵なりの愛、だね!」
「えへへ。」
「あっそうだった!私、今度から演劇部に入るんだ。」
「えっ!凄いじゃん!すみれ。」
「そうかな?明日からなんだ。」
「何を演じるの?」
「シンデレラだよ。」
「主役!?」
「そうだけど。」
「凄すぎだよ❤️」
「うっ!緊張で胸の鼓動が速く感じちゃうよ!」
「おっ!」
「何?なんですか?」
「胸の鼓動、経験できたじゃん❤️」
「本当だ!?だけど、私が経験したいのはこの鼓動じゃないよ~!」
最近心拍数が上がった瞬間
右折しようとしたらトラックの陰からバイク
お願い、神席が来ますように
そのゴミ収集車、ちょっと待って
すみませんお母さん、息子さんが学校に来てません
我が家のトイプー、心臓手術に50万
生きているといろいろありますね
もう少し
「ときめき」由来の鼓動求む
-胸の鼓動-
「胸の鼓動」
私には好きな人がいる。
毎日がおはようから始まる。その男の子と。
ある日は一緒に帰ったり、ゲーセンに行ったり。
楽しかった。そこから10年。
あの日、あなたとここで出会った、
そこからだんだん遊びに行くのも増えた。
そのある日、彼は話があると私を呼んだ。
あなたは私にプロポーズをしてくれた。
「結婚してくれ、」と
私は自分の胸の鼓動が聞こえてないか不安だった。
もちろん答えは、
『はい!』
あなたとの接触は、
僕には刺激が強すぎる。
メールが来るだけで動悸、
話をするだけで息切れ、
手が触れるだけで引きつけだ。
会っていない時は会いたくて、
会っている時は別れたくなくて。
どちらにしても寿命が縮む。
どうせなら、
いっそのこと心臓麻痺を起こさせるほど大胆に、
殺してくれたら楽なのに。
〈胸の鼓動〉
心の音が、途絶えてしまうその時まで
貴方の隣に、居られたなら...
--二作目--
生きている
包帯が身体中に巻かれ
目を瞑ったままの彼
けれど、確かに
生きている
この胸元だけが、其れを証明してくれている
嗚呼
どうかお願いだから
嫌味ばかり言ってしまったのは謝るから
行きたいと言っていた場所に一緒に行くから
沢山沢山、甘やかすから
「起きてくれよ...莫迦...」
手を優しく包みながら、そう願わずにはいられなかった
#胸の鼓動
408作目
胸の鼓動
胸の鼓動が鳴るということは
生きているということ
今日も目が覚めて一日を過ごせるということ
このドキドキという音が私の音
私の中で鳴り響く鼓動は
まるで私という楽器が世界で鳴り響かせているみたい
鳴り響かせられることはありがたいことだと
ちゃんと気づいて
私は今日も目が覚めて
胸の鼓動を感じてる
〈胸の鼓動〉
胸の鼓動は自分の気持ちを素直に出してくれる。
ドキドキ、ワクワク
でもいつか止まってしまう。
でも、それは胸の鼓動が、
もう役割を果たしてくれたのだと私は思う。
あなたは、あたしを置いて世を去った。
あなたは、まだお若くあらせられたから、皆々『なんと悲しきことだ。』
と、心もとない言葉をうやうやしく申して、
偽りの憂いの面持ちをして居られました。
しかし、あなたを慕う親しき方々は、違いました。
『あゝなんと申せば良いのでしょう。』と、ぽつりと申され、
悲しげな悔しげな寂しげな哀しげな、言葉では現し難い複雑な面持ちで
涙を堪えきれず、皆様泣いて居られました。
美しき 咲かせた花の 散り際は 色濃く現る 一期の姿
今日の一日を通して、浮び上がった短歌です。
人生という名の美しい花は、どれだけ足掻こうとも、
最期には死という形で散ってしまいます。
しかし、その花の散り際には、その人の生き方が、どれだけ隠そうとも
鮮明に現れることを、あなたの死を通して知りました。
あなた…、ああ…、どうして、わたしより先に…、あなたが……。
お願い……、どうか、戻って来て、一度だけでも戻ってきて。
そして、云われて下さい。
……誰よりもお慕い申しておりました、と。
……誰よりも愛おしく想っておりました、と。
あゝ……なんで云わなかったのだろう。
あゝ……なんで、あなたが去った後に気が付いたのだろう。
もう一度だけ、夢でも良いから、あなたに逢いたい。
胸の鼓動
ドクン。ドクン。
あと何回刻めるのだろう。
そのうちの何回を
大切な人との時間に使えるだろう。
意外とそんなに多くないのかもしれない。
限りある時間の中で、
一瞬一瞬を大切に刻もう。
確かに感じる胸のときめきと共に。
【胸の鼓動】
自分の身体を流れる音に身を委ねて
今まで許せなかったこびりついた毒さえも
洗い出すように流れゆく
そうやって身体を巡り巡って心臓に戻って
やっぱりきみが好きだと答えを返す
2024-09-08
「胸の鼓動」は年齢によって
意味を変える…
青春の頃は片思いの彼が偶然
近くに来たりするとドキドキ
…と言うよりはバクバクな感じだ…
就活の年代になれば、人生を左右する
職業を決める時、ここは鼓動を
隠して「私はいつも冷静です」
なんて、焦らず慌てずの使える人材を
演じねばならない。
上手く仕事について、人生の伴侶に
出会えば、次は子育てだ…
今度は、思うように歩まない子供たちに
振り回されて鼓動はハラハラである
そんなこんなで人生なんて言うのは
あっと言う間に時間が過ぎる…
長い時間をず〜っと頑張っている
「胸の鼓動」は、「動け!」と
命令している訳でもないのにほんとに
働き者だ…日々自分の体に感謝を忘れず
大切にしなければならない。
【胸の鼓動】*93*
んー最近あったかなぁ
自分の心臓の音がまわりに聞こえてないか心配になったこと…
体調崩して自律神経が乱れた時の記憶しかないかも笑
あっ美容師さんにシャンプーしてもらってて
微妙な会話の流れになった時ちょっと焦ったのあったなぁ笑
状況とタイミング大事っ!
胸の鼓動を伝えられぬまま、貴方は去ってしまった。
結局、横に居るのは私じゃない。
性格が悪いから、君が幸せならそれで良いなんて言わない。絶対に幸せにならないで。
最後まで仮面を被った私より。
◎胸の鼓動
#30
あのヒトの駆動音は重厚で、
集中して聞けば奥の奥のところで
少し軋むような、液体を運ぶような、
高くて低い音がする。
「奥から、心臓の音がする」
そう言うと、
あのヒトは表情を変えることなく
「私には心臓はありません。人間のそれと同等の働きをするポンプと歯車が音を立てているだけです」
と、生真面目に答えるのだ。
「そうかも知れないけれど、それらはアナタの中で心臓のように動くのでしょう?」
「私の部品は代替可能です。しかし、人間の心臓は“簡単には交換出来ないもの”であると記録しています」
そう言って自身の手を見つめて押し黙る。
機械なのに、昔を、
何処かの誰かの心臓を止めた記憶を思い出して、少しだけ表情を変えるあのヒトはまるで人間のよう。
「ならアナタがボクの心臓だね」
「人間の心臓は臓器です。もし機械で代替するとして、私は心臓になり得ません」
頑固な頭だ。
そういう所も良いんだけど。
「いつかアナタにも解るときが来るよ」
「……そうでしょうか」
「そうだよ」
その時には私がアナタの心臓になれたら…
それはとても幸せなこと。
胸の鼓動
ドキドキ
嬉しい
怖い
緊張
落ち着くと言う人もいた
私の思い浮かぶ鼓動は、
一拍一拍が壊れるのでは無いかと心配になるほど力強く心臓を感じ取るほどの鼓動をドックンという擬音が適切なほどの衝撃
ぎゅーーーーーっと締め付けられる痛み
一拍一拍丁寧にゆっくりと打つのが不気味過ぎて、もはやこのままゆっくりと速度が落ちていって最終的には打ち方を忘れて止まりやしないか怖かった
だから私は今では鼓動を聞くのは怖い
胸の鼓動
今聞こえるのは
自分の胸の鼓動だけ
いつもは気にならないのに
今は痛いくらいに
胸を叩かれている
あ、彼女が振り返った
「どうしたの?」
さあ、今しかない
「君が…好きだ」
真っ赤に染まった自分の掌と、目の前に転がる誰かの死骸。悲しくも苦しくもないのに、何故か自分の目から涙が溢れ出る。
死骸の首元に手を添えれば、勝手に力が入って首を絞めた。本来の感触とは違い、そのままぐしゃりと首がもげる。
顔が見えない。
靄がかり、認識できない。
どうしてか、自分の手はもげた首から上を、自分の口に運んでいく。
あぁ、この感覚。期待から胸が高鳴り、口いっぱいに唾液が分泌されていく。
今日も、命に感謝して。
いただきます。
『胸の鼓動』
そっと静かに目を閉じると、
トクトクとちいさな胸の鼓動を感じる。
その音を聴くたび、私は生きていると実感する。
そっと静かに目を開けると、
ちっぽけな悩みなんて考えても仕方がないと思えた。
やさしい胸の鼓動はトクトクと今も動いている。
“胸の鼓動”
心臓を初めて感じた瞬間だった。
鷲掴みにされて、そのまま握り潰されたようだった。
ただただ苦しかった。
ああ、好きになんかならなきゃよかった。
胸の鼓動は自分の中の奥の奥に呑み込んで、呑み込ませて、
……ああ、もう嫌だよ。
─胸の鼓動─ #58