『胸の鼓動』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
胸の鼓動
心臓がドクドクと波打つ
絶え間なく行われるその行為はいつか終わりが来る
どんな人も、生物も、終わりがこない生物はいない
いつか私も……
終わりが来るその時、私はどんなことを思うのだろうか
『胸の鼓動』 No.130
「ここ、もう少し早く小刻みにできる?」
私の目の前の譜面台に指を伸ばす先輩の手が、肩に当たった。
「…あ、はい!」
駄目だ、ここで口角が上がったら…
ごまかすようにしてすぐトランペットのマウスピースを口にかぶせた。こっちを真剣に見て、アドバイスして下さる先輩はいつも、輝かしかった。
必死に吹いたから、顔が赤くなったんだ。
…多分。
息切れしたからだ、
さっきから胸の鼓動が激しいのは。
胸の鼓動。
胸の鼓動を
鳴らしてるのは
ずっとゆうだ。
前までは
生きてても
あまりいい事が
なかったからね。
今日もドキドキするのは
一人しかいない。
『胸の鼓動』
最初の胸の鼓動は電話越しに好きですと伝えた時
最後に覚えてる胸の鼓動はline交換をした時
胸の鼓動
君と居ると胸の鼓動が止まらなくなってしまう病気
それを人々は恋と呼んだ。
自分の出番が来た。
君との恋ストーリーを。
貴方に抱きしめられた時
貴方に深いキスを落とされたとき
私の胸は強く暑く鳴り響いた。
あなたに「別れよう」と言われた日
あなたが天使になった日
私の胸はつめたく鳴いた
私の胸はあなたの記憶で
永遠に鳴り響く
【胸の鼓動】
✂ーーーーーーー⚠ーーーーーーー✂
みんながヒロイン
この世界の誰もが端から端までの
住人全てが
ヒロインなのです!
【ヒロイン】
薄れゆく意識の中で、この人の鼓動に、ずっと耳を澄ましていたいと思った。
ゆっくりと温度を失っていく、その腕の中で。
//胸の鼓動
生きてるのか不安になって、おまえの胸に頭をつける。
とくとくとくとく。心臓が鳴っていた。
眠っているだけ。それだけ。
でも、前に眠ったまま目覚めなくなりそうなことが起きたから、心配してしまう。
睡眠薬をオーバードーズし、倒れていたおまえを発見したのは俺だ。
愛してるから、置いて行かないでくれ。
初めてこの曲を聴いた時の胸の鼓動は忘れない。
今までの音楽のパターンが増えた、革新だった
今でもその曲を聴くと初めて聞いた時のような胸の鼓動が蘇る。
音楽は私にとってつまらなく苦しい現実に勇気を与えてくれる存在だ。
私は音楽に感謝したい。
ありがとう
何度見送っても慣れぬ
昨日まで笑っていた優しさが
無愛想な中に隠された恐怖が 不安が
希望が 絶望が
全てのこころが
閉じられた瞼の下へ潜り込み
心臓がとまりゆく
胸の拍動は 電気信号
心電図につながれて いのちの データ化
悲しさはもう既に感じない
しかし 慣れぬ
慣れたくないと祈っている
そこにいるのは いたのは いのち
【胸の鼓動が踊るように、きみと紅茶を】
「大変結構ですよ」
執事の三神がティーカップを置いた。
メイドの聖良は合格点を貰った事に一瞬ホッとはしたものの、自信を持てずにメモを取り出す。
「基本は湯温95℃以上で一人分2から3グラムを150㏄ほどのお湯で抽出、茶葉が……」
ブツブツと呟きながらメモを見直し、自分のカップに注いだ紅茶の色や香りを確かめて、一口啜った。
「これが基本のアッサムティー、なんでしょうか……。三神様が淹れた時はもっとコクも香りもこんなものでは……。色もブランデーの様に煌めいて、とても感動したのに……」
なのにコレは地味で普通の味。不味くは無いが感動するほど美味しいとは言えない。
三神は片眼鏡の位置を直すと、金色の紅茶缶を手にしてカパッと開ける。
「香りを立たせるなら、沸騰したらすぐに湯を注ぐ。その時にもっと茶葉を踊らせるように意識して、高い位置から注いでみてはどうでしょう──」
そう言うと手際良く茶葉を温めたポットに入れ、沸騰したお湯を高い位置から注ぎ入れる。注がれるお湯は太く勢いがあり、トポポとポットが小気味よい音を立てていた。
「──このように、私は高い位置から太めに勢いよく注ぐようにしますが、聖良さんは細く繊細に水飴を引くように注ぎながら高く上げて行きます。いろんなスタイルがありますから、もしかしたら同じ淹れ方でも味が変わるのかも知れませんね」
茶葉がポットの中で踊るように対流し、ジャンピングする。
その花が舞うような水の流れは美しく、見ていて飽きることがない。
「頑張れば、三神様の様に美味しく淹れられるでしょうか」
ぽつりと呟くと、聖良は落ちていく砂時計を眺めて肩を落とした。
「何を言うのですか、とても美味しく淹れられていますよ。同じ淹れ方でも微妙に味が違うのは、私はそれで良いと思うのです」
「そうでしょうか……」
「そうですよ、貴女の味がするのですから」
そう言って三神は聖良に笑いかけ、聖良は胸を押さえて顔を赤くした。
『胸の鼓動』
授業中、先生に指されるのが苦手だ。
番号順で自分より前の人たちが次々と指されていく。
それを見ている僕の心臓は大きな音を立てる。
どきどき、なんて可愛いもんじゃない。
どっくん!どっくん!
或いは、
ばっくん!ばっくん!
本当に心臓が飛び出してしまうのではないかと思うくらい大きな音が、僕の身体の中で響くんだ。この胸の鼓動が私以外には聞こえていないだなんて、信じられない。
気づけばシャーペンを持つ手が震えている。
生徒を当てていく先生の声が怖くて堪らない。
このようにして私の寿命は削られていくのでした。
胸の鼓動、五月蝿いね。
静まれ、静まれ……!
うるさい胸の鼓動を黙らせるように手を胸に当てた。
規則正しいリズムを刻む靴音が接近する。
静まれ、静まれ!
恐怖と緊張で暴れる胸の鼓動が“あいつ”に聴こえてしまったら……。
そんなことはあり得ないが、極限状態の私はそんな妄想を抱いてしまう。
“あいつ”に捕まってしまったら、明日という日を迎えることができないだろう。
そうならないためにも、早く“あいつ”から逃げなければ──
テーマ【胸の鼓動】
皆さんはどんな時に心が動きますか?
例えば、緊張している時
興奮している時、楽しみがある時
それから、好きな人と話してる時。
自分で心は動かせないけど、
心が自分の今の状態を現してくれているのだ。
~胸の鼓動~
胸の鼓動
街中であなたに似ている人を見かけて、思わずドキドキしてしまった。
ああ、まだ全然忘れられてないな。
だんだんとはやくなる胸の鼓動はとまらない。
世界の音が全部きこえないくらいに、覆い隠しちゃえ!
胸の鼓動
貴方と出会った時、
まだ、胸の鼓動は、動かなかったんだ。
でも、いつしか、それが、
貴方が私のことを片思いをしていると気づいた時
私は、胸の鼓動を感じたんだ
貴方と距離が近くなって
出会ってよかったんだなって
実感した。
去年の1日、1日は、
そして、とても貴重だったことに気付かされた。
胸の鼓動
高鳴る胸の鼓動
ふたり、手を取り見つめ合う
そのふたつの鼓動
そんな恋、羨ましいわ!
坂道を重たい足を引きずって登る
胸の鼓動
心臓バクバクの
胸の鼓動
ああ、苦しい!
近頃のわたしの胸の鼓動は
これです!
初めて会った時、これはまずいと胸が泣いた
君があまりにも貴方にそっくりで。
なるべく避けようと誓ったけれど、どうやら君は僕のことを好いているらしい。
『やめて、来ないで』そう思うほど君が近づく。
近づくほどに貴方が脳裏に現れて。胸が熱く涙を流す。それはとても苦痛で。
もういっその事、貴方を忘れて君に逃げてしまえたならどんなに楽だろうか。
そう耽ける程に、貴方の影を君に重ね合わせてしまう。
私、貴方のことを考えるととてもドキドキするの
心臓がきゅんってなってもうあなたに首ったけ!
でも、あなたが返ってくると心臓が痛いから出来るだけ返って来ないでほしいの…………………ねっ?
赤点だらけのテストさん?
題 胸の鼓動