『繊細な花』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『繊細な花』
近所の小さなギャラリーで、切り絵の繊細な花を見たことがあります。真っ白で幾重にも切り絵を重ねた立体的な作りで、思わず足を止め、その繊細さに見惚れました。
繊細であることは、どこか儚げで幻想的でもありますね。
触れたら散ってしまう繊細な花を見つけた
とても綺麗な花だ
ずっと見てたい
さて、どうしようか
持って帰るのは無理だろう
けど、このまま放置しても明日にはなくなってしまう
刺激を与えないように触れるには?
ずっと見ているためには?
そうだ!
ここに家をつくればいいんだ
そうすれば花は散らないし、ずっと見ていられる
#4-1【繊細な花】
触れたらほろほろと崩れそうだ。
心の中に咲いた想いは
永久凍土へ。
誰にも触れさせない。
君にも触れさせない。
#4-2【繊細な花】
繊細な花があるのならば
繊細でない花もあるのだろうか。
もしあるのならば教えて欲しい。
私はきっと咲かす事ができない。
水をあげても、あげなくても
奴らは簡単にその緑を手放す。
そんな私に
育てられるわけがない。
人間など
怖くて育てられないんだよ。
[繊細な花]
あの人はすぐに壊れてしまいそうな人
あの人はすぐに消えてしまいそう
広い世界でぽつんとその存在を知らせる人
1度魅了すれば目を離すことができないような
繊細で今にもなくなりそうな
繊細な花のような君
繊細な花と言われて、思いつく花はなかったが花を繊細にする方法ならある。ブリザードフラワーという方法だ。花を乾燥させて保存液で固めると取り扱いには繊細さを要するが長持ちさせて楽しむことができる。これは人間関係も一緒ではないだろうかと私は思う。人間関係、信頼関係の構築には繊細さを要するが長く続けることができる。ときには一生物となるのだ。思えば私たち人間は対人間において様々な仮面を被る。これがブリザードフラワーでいう保存液だ。それを全て剥がさぬよう、また自分の仮面も全て剥がれぬよう、きめ細かに扱う。さすれば、その関係は長く続くだろう。年が経ち、少し剥がれるのはご愛嬌といったところか。年が経つまでにどんな仮面を被れるかは自分次第だ。
日常の中で突然目に入ってきた。
蕾をつけたそれは
まるで触れたら
ふっと消えてしまいそうで儚い
きれいな植物だった。
気になる私は毎日その道を通ることにして
見守りながら花咲く日を待った。
ーある朝、そっと咲いていた。
日の光に照らされ、美しく輝いていた。
あまりの美しさに、時が止まったように感じた。
お花に魅せられた蝶達はヒラヒラと吸い寄せられ
甘い甘い蜜を吸う。
私は蝶と一緒だ。
この美しさ、永遠にと願うが、
一瞬の輝きだ。
だからこそ、より強く美しく、
儚さを持った輝きに見える。
私は魅せられている。
狂おしい程に。
#繊細な花 -2-
「繊細な花」
花は子孫を残すために咲く。だから枯れることが前提である。そう考えると花は全て、はかない。そして花は全て繊細であるとも言える。受粉すれば実を結び種を作る。花にはその使命がある。
ある時、小さな小さな花が咲いていた。小さな小さな虫が蜜を求めてやってきた。お互いがお互いの為に小さな姿へと進化した花と虫の存在に感動して
「花はこの世界を見ている」
そう話した時、笑わずに真面目に聞いてくれた人がいた。いまの夫である。「見ている」という表現を使うとそれは擬人化で科学的な表現ではない。では植物はどうこの世界を知覚し得るのか?そうした研究は多方面からのアプローチで進んでいる。
植物は多様な生物の礎で、温暖化により、あまりに高温になれば、地表の植物が育たなくなる。特定の植物を主食にしている草食動物も絶滅する。肉食動物も連鎖的にそうなる。こうした連鎖は人間にとっても例外ではない。
繊細な花はすぐに枯れ落ちる
私の友達は病弱で繊細だったその子はよく
「私もあの花みたいに枯れ落ちるのかな、、、」
と言う皆は台本に書いてあったみたいに揃って
「そんな事言わないで貴方は生きれるから」と言うけど私は言わない、生きようとしても生きてないあの花と一緒で人もいつか死ぬそれならあの子の負担がなく安心して枯れ落ちて欲しいから。
『繊細な花』
ー終わりー
-些細な花-
小さく可愛らしい花
複数咲く花
美しく綺麗な花
こんな晴れやかな野原に一本の木が立派に立っている
その周りには複数の小さな花が咲いている
一人だけの空間で
ヒラヒラと舞う蝶は天へと飛ぶ
⎯⎯⎯あぁ、戻れるのならあの頃に戻りたい
そんな忘れていた些細な思い出と想いが残っているのだ
繊細な花
君の心はまるで繊細な花だ。
だから、優しくそっと、壊れぬように。
繊細
薄幸
痩身
蛍光
夢幻
華奢
内からもれ出る淡い光で
薄ぼんやりと
頼りなく
夜にゆらめくような
やわい初花
そんな花が身のうちに、宿っているような
容姿だったら良かったのにと
まぁ
切実でもない
ゆるい妄想
#24 お題:繊細な花
例え話、とでも言うのだろうか。
どんな花が好まれるか、なんて、その時にならないと解らないもので。
艶やかな花、儚げな花、力強い花。
例えはいくつでもあるけれども、好まれる花は好まれる理由がある。
理由がない、なんて理由で選ばれたりするから、全くもって不思議だ。
その最初が、”繊細な花”だったなんて、きっとどうでもいいことなんだろう。
繊細な花
あのひとを亡くした
悲しみ
虚しさ
寂しさの大きさに
押し潰され
動けずにいるわたしに
問わないでくれませんか
明日のことも
明後日のことも
何ひとつ
考えられないでいるのです
ましてや
1年後のことなど
想像出来るはずも
ないのですから…
# 1年後 (188)
優しく、やわらかく
君は繊細な花のようだった
僕が守らなければと思っていた
でも、いつの間にか追い越されて
気付けばもう、見えなくなりそうで
必死に追いかけてその手をとった
力強く握り返されたその手に顔を上げれば
その瞳に宿る光は、これ迄に見た誰よりも美しく眩しかった
(繊細な花)
繊細だと分かっているから
ひとつも目が離せなかった
雨の日には傘を差して
止むまで隣に座って
灼ける日差しの日だってそう
座る僕の背中の影が貴女を守った
風が強くて寒い日の
翌日に傷が付いていて
花びら一枚散っていた
何度も、何度も、謝った
綺麗で儚い色をした貴女の事
本当は分かってたんだ
形があるモノは全て壊れる運命だと
本当は分かってたんだ
なのになぜ僕は守ろうとしたんだろう
どんなに大事にしてたって
貴女は僕に傷をつけて
一人笑って逝くのに
繊細な花ひとつ、鈍感な僕一人、
得るものと失うもの
どちらが多かったかなんて
今更どうでもいいんだろう
ただ確かに貴女はここに居たこと
僕は確かに貴女とここに居たこと
忘れさえしなければ
別れさえどうでもいいんだよ
「たくさんの愛情を注いで君という花を愛でよう」
「そんなにたくさんもらっても枯れるだけよ。繊細なんだから、ほどほどにね」
私の名前には「花」という字が入っている。
とても気に入っているが、姉と同じ字が入っているのは少々
重荷になるというものだ。
姉のように明るく、はなやかで、周りから愛される。
そんな子に私はなれない。
でも、私は知っている。唯一の姉妹である姉の努力を、
人一倍気を使って、みんなが心配しないように振舞っている
私が思う繊細な花とは、彼女のことだ。
そんな彼女は、「あなたこそ繊細な花そのものよ」と
言ってくれた。驚いた、あなたにそう言われて、
何故かと聞いたら「あなたは、人の気持ちに入りすぎるから」
だそうだ。涙が出た。
姉が自分のことをそんなふうに見ていることがとても嬉しかったのだ。
生涯、あなたの事を大切にしようと、
未熟な妹ながらに思ったよ。
これからもよろしくね、ねぇさん。
「繊細な花」
お題
『繊細な花』
「ね、まま。そのお花なぁに」
小さい頃から疑問だった。なぜ親の頭の上には花が咲いているのか。あぁ。分からない人に説明するね。花○っぱとかみたいにじゃなくて宙に浮いてる感じね。
色は人それぞれで紫だったり橙だったり、時にはキラキラ輝いている人もいるよ。
幼稚園に上がった私はもっと色々な花を見た。同じ幼稚園児には花はなく、ただ職員には花があった。迎えに来る親もみーんな花があった。
小学生に上がった。もちろん職員は全員花を持っていた。同級生には花がない。けど4年生から上の上級生には花があった。
「ねぇ、ママ。私にもいつかお花つくの?」
「そうねぇ。つくんじゃない?」
曖昧な返しをされた。その花の話は誰からも聞いたことがない。私は興味本位で母の花を触ろうとした。
そっ………。
「やめて…………っ!」
パシッ、!
パリーン…!
「あぁ、ぁ゛あ゛。嫌だッ!あ゛ぁ゛!」
「ママ……?」
一瞬のうちに母は花と共に崩れ消えた。
「ママ?ママ?ママ!?ママ!?どこ!?」
まだ物心ついていない年頃。自分が起こしたことなのに理解ができていない。
「ママ!?どこ!?ママぁ…!」
私は泣いた。泣いた。泣いた。
でも、悲しくなかった。涙は出た。でも悲しくなかった。
泣き疲れたらもう、無感情だった。
ポゥッ…
『システムガキドウサレマス。』
『ハナハトテモセンサイデス。』
『タイセツニ、ソダテマショウ。』
「あは、あはははは。」
静かに揺れた。
君の髪はさらさらで、
細くて、綺麗で。
色めく光った。
君の爪は磨かれていて、
動かす度に、光って。
君の手が触れたものは全て、
今まで以上の価値がついた。
君の映る写真は全て、
君以外に主役はいなかった。
君は花だった。
君が花だとしたら、
僕は何だったのか分からないが、
君は1輪の花だった。
触れたら壊れてしまいそうで、
僕はその細い指を見つめるだけだった。
君はどんなものとも相容れず、
その花瓶には1輪のみだった。
周りが君を象っていって、
君は理想の「繊細な花」にさせられて、
やがて水すら君は遠ざけ、
君は壊れた。
「繊細な花」
お久しぶりです!!
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です!
ちょっと元気がね!なかったので!
あんまり書けなかったのですが!
また浮上していこうかなと!
まぁそんなに休んでないけど!!
ということなので、また応援お願いします!
オプチャにも良かったら来て欲しいな〜!!
泣きわめくことになる。ついには罪を犯して、どうしようもなくなってしまう。
周りからは非難され、理解できないと、人でないと蔑まれる。
それが繊細というもの。
こんなことで辛かったよ、こんなことが私にとっては苦悩で苦痛で、
死にたいほどのことなの。
そう言って、それに耐えられなくなって、実行に移したとき。
あなたはそれを繊細だからと許してくれるの?
繊細で可愛い小さかった女の子は、今では宇宙程の膨大な苦悩と不満を背負っている。
そうしていられるうちが華ね。
そうしていられるうちは人はまだ精神科でお話してくれる。
助けてよ。ねぇ、見捨てないで。ねぇ、怖かったの。嫌で嫌でたまらなかったの。
罪を犯した。
今でも謝れていない。
1ミリのズレ、感覚の違いを起こす。
不快だと感じて、この体には大きすぎる不安を生み出す。はみ出す。
どうしろっていうの?あなた達とは違うんだから。
消せないこの症状は、繊細って名前の症状は、障害だと思う。
普通の人間と分けてくれない?
施設にでも入れてくれない?
劣らされるために生きてるの?
男、女、そうでないもの、そうやって分けるくらいなら分けてよ。
繊細の芽が実となった時、刑務所に入れるくせに。
変なこと考えちゃう。考えすぎておかしくなるんだよ。
それでも生きている。不幸にも。お母さんでも誰でも、
迷惑かけられていない人は繊細だと笑ってくれる。
でも繊細が障害だと気付いたその時には、手を放すの。
花は水を与えられて育つ、そしていつか枯れるでしょ。
でも、繊細な花は途中で毒に気付かれて、置いてかれるの。
一人で毒に苦しんだら、棘を出して暴れるの。最期はね自分が毒で死ぬ。
だって、棘で傷付けた者たちは怒って花を責めるから。
誰も味方してくれないから、心の中に気付いてくれないから。
私は繊細。大きな荷物を持っている。
もうね、棘を出しちゃったの。
自分の恐ろしさを知っているの。怖い。
どうやって生きようか
【繊細な花】