『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「終わりにしよう」
その言葉が、私の脳内から離れない。
表面上は取り繕ってわかりのいい女を演じていたはずなのに、一人になった途端涙がボロボロと溢れてくる。
あーあ、内心は、好きだったし、愛していたんだな私。
それに気がついた時にはもう遅い。彼の私物や何もかもがなくなり、私たちは抜け殻となったのだ。
【終わりにしよう】
ぜんぶ、終わりにしよう。
ラストの花火とともにぜんぶ投げ出して、綺麗にしよう。
ぐちゃぐちゃなまま、生きるのは嫌だ。
空っぽにして、終わりにして、
また新しくスタートすればいい。
辛い、死にたいって時ほど、
リセットすることが大切。
無理してても、
なーんもいいことない。
見果てぬ夢を抱くのは、もう終わりにしようと思う。
子供の頃は自分は何者にもなれるんだって、希望に胸を踊らせていたけれど。
実際はそんなことなどなくて。
ただただ平凡な、何気ない毎日を送っているばかりだ。
「今日はね、いっぱい外で遊んで楽しかったよ!」
けれど僕には、満面の笑顔の娘から聞かされる、彼女の夢の詰まったたくさんの日常があるから。
「今度はパパも一緒に遊ぼうね!」
終わりにした夢の続きは、思ってもみなかった形となって、また始まっていく
【終わりにしよう】
終わりにしない?
なぁ、いつまで喧嘩してんだよ!
俺、もう喧嘩してるとこ見たくないんだよ!
もう終わりにしようよ!
人が傷つく姿見たくないんだ!
だから、もういい加減辞めろって!
なぁ!終わりにしないか!
「もう終わりにしよう。こんな関係」
俺といるより、他のやつと居たほうが間違いなくこいつは幸せになれる。
それだったら、俺から別れを切り出せば、こいつも離れやすいと思ったんだ。
「じゃあ、なんでお前は……」
俺は下げていた視線を上げ、彼の姿を見た瞬間、俺自身の時間が止まったかのように体が固まってしまった。
彼は大粒の涙を流しながら、こちらを睨みつけていたのだ。
「なんでお前が…ッ……そんな…そんな辛そうな顔、するんだよッ…!!!」
言葉を告げた俺もまた、涙をボロボロと流しながら、顔を歪めていたことなんて、俺自身知る由もなかった。
そろそろ時が満ちる
終わりにしよう
このまま続く選択肢が
自分にはなかった。
ただ、それだけ。
テーマ「終わりにしよう」
テーマ“終わりにしよう”
もう、潮時かなと思った。
一緒に食事してても、テレビ観てても、動画観てても、ゲームしてても、横に座ってても、横に寝てても、会話らしい会話をした記憶がない。
今日した話なんて…
「アレ」
と言われて
「うん」
醤油を渡す。
それだけ。
ちなみに、食事の場での「アレ」が
ソースやマヨネーズや塩…
…醤油以外だったら
「違う」
って言うのも追加で。
そもそも、これは会話ではない。
ついでに言うと
ゲームしててもって言ったけれど
二人で別のゲームをしている。
アッチはテレビに繋ぐタイプのゲーム
私はスマホのゲーム
最近いつ、会話らしい会話をしたのか
全く覚えていない。
だから、私は
食事を終えて、食器を洗い終えて
「話があるんだけど」
「なに」
「もう、終わりにしよう?」
そう言って、離婚届を見せた。
「終わりにしよう」
愚痴を言うのも
他人と比較するのも
誰かの言葉で傷ついて長い間モヤモヤするのも
自分を雑に扱うのも
もう今日で終わりにしよう
自分の時間を大切に過ごそう
終わりにしよう戦争を。
終わりにしよう争いを。
いくら宣言しても、
どれだけ祈っても、終わらない。
あれこれ悩むのは終わりにしよう。
さあ、次の言葉であなたとの関係を壊そうか。
10年付き添った彼にお別れを告げた
終わりにしよう。って
終わりにしよう
暴飲暴食をしてしまうここ最近の日常
ダイエットを成功したはずなのに、最近は気にせず
食べてしまっている自分がいる。
今日でひとまず終了する。
title of the day
- 終わりにしよう -
何度別れ話を繰り返してきたんだろう 。
これが最後のお別れだと
あなたの表情で察してしまった 。
煮えたカレーみたいに
ふつふつと、楽しかった思い出が蘇っては消えていく 。
最後に、出会った日を思い出した 。
私はどん底にいて、彼が差し伸べてくれた手は
太陽のように温かかったのを覚えてる 。
私はあなたに出会い強くなった 。
本当の最後と引き換えに、生きる強さを与えてくれた 。
また、どこかで出会えたら
〝今まじ幸せ!〟って笑顔で言えるように
あなたがくれた強さをもっと磨いていくから 。
「もう、終わりにしよう」
たった一人きりの親友が苦しそうに笑いながら言った。その瞬間、私の中の何かがガラガラと音を立てて崩れた。
「…どうしたの、何でいきなりそんなこと言うの」
何でもないことのように口角を上げる。そう、何でもないこと。なのに声が震えた。
「だってやっぱりおかしいよ。こんなことして、何も変わらないよ。寧ろ、悪い方に大きくなってる!だって希は、大きな子供みたいになってるよ!」
目の前にあった鋏を、ひったくるように手に取った。隣にあったティッシュボックスが、刃に当たって音も立てずに床に落ちる。
そのまま希は、親友に向かって鋏を振りかざした。
親友は、胸を真っ赤に染めて、死んだ。
全てを、終わりにしてしまった。残ったのは、絶望の海だけだった。
どうせチビだから……。
どうせ不細工だから……。
どうせ不器用だから……。
どうせ誰も興味なんて持ってくれないから……。
どう在りたいか、それが問題だ。
/「終わりにしよう」
人を信じることも
人に勝とうと思うことも
人に尽くすことも
人と比べられても
人に愛されなくても
全部全部終わりにしよう
この世界はきっと誰かと比べなくたって
幸せになる...
【終わりにしよう】#22
終わりにしよう NO12
夏の日差しは強い。地面は光と影にくっきり分かれている。
今日はお母さんとお買い物。夏休みに友達とプールに行くから水着を渋谷のデパートに買いに行く。
嬉しさでじっとしていられない。
そうだ!影を踏んじゃいけないゲームしよう!
玄関を出て近所のおじさんとすれ違う。〝ぴょ〜ん”おじさんの影を跳んだ。 バス停でバスを待っている間、車の影を〝ぴょ〜ん ぴょ〜ん” バスが来た。バズの中は休憩時間。
バスを降りてからも数人の人の影を〝ぴょ〜ん ぴょ〜ん”
お母さんに
「何しているの早く歩きなさい」と怒られる。 それでも〝ぴょ〜ん ぴょ〜ん”
電車の中は休憩時間。電車の中は涼しいな〜。
「しぶや〜しぶや〜」
降りてびっくり!すごい人、人、人、、、。
影を踏んじゃいけないゲーム、終わりにしよう。
地面は影しかない!
[終わりにしよう]
1年にわたる関係を
お互い気持ちなんか離れてるのに
一緒に居るのが当たり前だから引きずって
気づいたらお互いに傷つけて、
そっか、終わりにしないといけないんだね
[私たち、終わりにしようか]
『終わりにしよう』
終わりにしよう。そうしよう。
そう言ったのは、学校のチャイム。
もうブランコ遊びはおしまいだよ。
早く教室にお入りなさい。
終わりにしよう。そうしよう
そう言ったのは、ぼくのママ。
何をぼんやりしているの。
もう寝る時間だよ。おやすみなさい。
終わりにしよう。そうしよう。
そう言ったのは近所のあの子。
昨日、ブランコを取り合って、そのままだったっけ。
昨日はごめん。ケンカはもうたくさんなんだ。
終わりにしよう。そうしよう。
そう言ったのは、ぼく。
あの子に片手を差し出した。
ぼくもごめんね。これ、仲直りの握手だよ。
こうすれば あの時、言っていれば
この瞬間まであるのはただただ、「後悔」
理解してもしきれない激情は愛すらたやすく撃ち砕く
いいえ、いいえ。違うんだ。
愛しているから激情を知るの
愛しているから後悔がおしよせるの
あ、と思ったらもう終わり。
あなたのその言葉で心しか遺さず
もう終わり
#終わりにしよう