『終わりにしよう』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終わりにしよう
勉強中、時計をみると1時間は経った。
それでは終わりにしよう今日の分は。
お題『終わりにしよう』
※疲労困憊につき、少し寝かせます。
終わりにしよう。
過去のあの人の姿を思い出して傷つくのは。
終わりにしよう。
ソーダ味の飴玉を口に含んで、甘酸っぱかった記憶に浸ることも。
終わりにできたなら、どんなにか幸せだったんだろうね。
食べすぎ
飲み過ぎ
運動不足
終わりにしよう
リバウンド
終わりしよう
無限ダイエット
終わりにしようと
毎日思ってはいる
終わりにしよう
終わりにしよう。この一言で関係が壊れてしまう。
この言葉は嫌な言葉だ。
終わりたくなくても終わってしまう。
でも、この言葉のおかげで一歩前に踏み出すこともできる。
また、電話が繋がらない。何度かけても繋がらない。何度もメッセージも送っているのに、返信もない。脳内がなんでという言葉で埋め尽くされる。耐えきれなくなって爪をかじる。せっかく綺麗にマニキュアを塗ったばかりなのに、台無しだ。でも、そんなことどうでもいい。今。この瞬間。彼氏がなにをしているのかわからないのが耐えられなかった。
スマホを持ったまま部屋の中をウロウロしているうちに彼氏から返事がきた。
「ごめん。風呂入ってた」
すぐに電話をかける。三コール以内に出る約束なのに出てくれない。最後のコールが鳴ったところでやっと彼氏の声がした。
「ねぇ! お風呂行く時は教えてって言ってるじゃん! お風呂なんて十分で上がれるでしょ!? なんで三十分も連絡なかったのよ!」
「それはごめんって。俺だって仕事もあるし、疲れてるからそんな毎回は連絡できないよ。わかってくれないと困る」
疲れ切った声でそう言われても、私の怒りは収まらなかった。
「私だって仕事してる! それでも毎日ちゃんと連絡してるじゃん。同じ熱量で返してほしいだけなの」
もとは不安の形をしていた怒りが、どんどん悲しみに変わっていく。わかってほしい。安心させてほしい。不安にさせないでほしい。たったそれだけなのに、どうしていつもこんな言い方しかできないのだろう。
「ごめ……」
「ごめん。もう俺無理だよ。耐えられない」
終わりにしようと言われ、通話を切られた。なにを終わりにするのかわからなかった。もう一度電話をかけるが出てくれない。何度かけても出てくれない。メッセージを送っても既読にならない。すると、メンバーがいませんの文字が表示された。ブロックして消されたのだとわかった。ありえない。今までこんなに尽くしてきたのに。同じ温度で接してほしかっただけなのに。
私のことを忘れて生きると言うのなら、一生忘れられないトラウマを植え付けてやる。包丁をカバンに忍ばせて、彼氏の家に向かった真夜中一時の出来事。
「待てっ!!」
「待て待て待て待て…」
「待て、待て、待て、待て、」
「待て~、待て~、待て~~、待て~~~、」
「待って~、待って~~、待って~~、」
「待って~、待て~、待って~、待て~、」
「待て~~、待って~~、待って~~、まっ「ガウガゥッ!!」ガッガッ
もう待てないワンっっ!!!!!!!!
終わりにしよう
「終わりにしよう」
そう書かれた文字を指でそっとなぞる。
あまりにもあっけないその終わりに、涙も上手く出なくて、ただ飲み込むように受け入れた。
どこかおいてけぼりにされた心が、泣いているような、そんな気がした。
「長かったね
愛してたよね
もう、終わりにしよう」
この歌詞が胸に刺さった時間を一生忘れない
歌詞:ちゃんみな Never Grow Up より引用
「終わりにしよう」
もう終わりにしよう
思い出してしまうから
嫌なのに
憎むことで思い出してしまうから
胸が痛んで憎くて憎くて堪らないのも
辛いから
本当はもう忘れたいのに
ずっとずっと刺さって抜けない
綺麗になんて戻らない
でも
もう終わり
時間と共にこんなことは忘れてしまう
前を見て
前を見て
時間は止まらない
綺麗にはならないけれど
たまに思い出して痛くなってしまうけど
もう終わったから
時間が連れ去ってくれたから
大丈夫
砂みたいに風と共に消えていく
『 終わりにしよう 』
「終わりにしよう」って言われて終わりにできるような想いなら、
そもそも終わらせられないほど囚われたりはしなかった。
だからきっとまだ終わらせられずに囚われ続けるだろう。
―――だけど。
「終わりにしよう」って僕に言ってくれる君を、
そんな時、傍にいてくれる君を、僕はまた好きになった。
だらだらと続いている
なんとなく分かってる
終止符を打つのは誰か
いつか聴いたスピッツ
エンドロールが流れる
キミの名前を見つけた
席を立ち始めた観客者
湿気ったポップコーン
おぼろげなスクリーン
光が差し込んだ、今
『終わりにしよう』
人生は、非常に不平等だ。
時に全て投げ出して逃げたくなることがある。
目の前の道が見えなくなることがある。
終わりにしようか。
そう考え立ち止まることだってある。
でも踏めば道は踏み固まるんだ。
貴方には人生を生きる資格がある。
人は生まれた時から
人生を歩む切符を渡されている。
ただ、気づかないだけ。
たった一度きりの人生。
貴方なりに生きていけばいいじゃないか。
貴方の後ろ道には
多くの挫折や困難だけではなく、
笑顔や笑い声があった瞬間だってあるだろう?
今は立ち止まっていい。
でも後ろを振り返るのだけは終わりにしようか。
貴方は幸せになれる資格、切符を持ってるんだよ。
「ねえ、君ってさ」
急に話しかけられた私。
「なんですか?」
「明日暇?もし暇だったら一緒に出かけないかい?」
…みなさんに言っておきます。初対面なんですけれど。
「結局来てしまった」
駅前で集合と言われた。思ったより早く着いたようだった。
「ごめんごめん。待ったかい?」
「いいや。大丈夫、ところで今からどこ行くの?」
「ファミレス行って、映画みて、景色みながら歩く」
なんだかデートみたい、そう思ったけど口には出さなかった。
ご飯は美味しかったし、映画も良い話だった。記憶をなくした少女が少年と死ぬまで生涯を共にする物語だった。
「最後、どこに行くの?」
「…ついてきてね。離れないでよ」
「うん」
彼は前を進んでいく。
次第に視界を埋めたのは無数の墓。
綺麗、そしてなんだか懐かしい気持ちになった。
「凜々…」
私の名前。彼は呟いた。
「もう」
〝終わりにしよう〟
「…え?」
「もう、記憶をなくすなんて勿体ないなあ…今日はデートのつもりだったんだよ」
…私は思い出した。彼とは恋人だった。
「あの日、階段から真っ逆さまに落ちて残酷な姿になった君を見て現実かどうか分からなくなった」
「……………」
「その次の日本当はデートだったのに、幸せとは逆の葬式だったなあ」
「羅兎…」
彼の名前。私は呟いた。
「今日のデートに満足してくれた?…君には幸せな最後で成仏してほしかったんだ」
私は元々幽霊だったのだ。それにも気づかずにデートなんかしていて…
「凜々は悪くないよ。僕はあの時の僕が憎いよ。なんで助けれなかったんだろうって」
声が聞こえてるのはきっと彼だけ。
「……羅兎、今までごめん。今日は、とても幸せなデートだったよ。…今度はもっと良い人が見つかるといいね」
2人は同時に呟いた。
〝〝終わりにしよう〟〟
1人の少女が天へ昇り、1人の少年が地を歩いていった―――――――――
「終わりにしよう」
ドラマでよく「もう終わりにしよう」という言葉を聞く。
でも、たいていこの言葉を言っている人からことが始まっている。
いった側は勇気を出したいいヤツ、言われた側は勇気を出せなかった悪いやつとして、視聴者には映る。
「終わりにしよう…俺は終わらせてくる…」
ねぇ、どうしてそんなに悲しいことが言えるの?
どうして、そんなに真っ直ぐな瞳でいられるの?
わかんない…
私には、わからない
どうして、理不尽な命令を自ら受け入れ
自分の人生を終わられることができるの?
でも、あなたの"終わり"は自分の人生じゃない
この"理不尽な時代"の終わりだ
でも、ダメだよ
この世界のために、あなたが終わることないのに…
ねぇ、なんであなたなの?
なんで、なんで…どうして…?
嫌だ、行かないで、
そんなことしないでも
もう、終わるよ、"この時代の終わり"は…
だから、あなたが行くことなんてない
やめて、嫌だ、やめてよ…
こんなの…
でも、もう決断をしてしまったあなたを
私は止めることはできない
さようなら…
「終わりにしよう」って
言い出したのはあなたなのに、なんで泣くの。
私のことを好きでいてくれない人に見せる涙は
生憎だけど持ち合わせていないの。ごめんなさいね。
なんてね、家に帰ったらいっぱい泣いてやる。
私がいなくなってから後悔しても遅いから、
あなたに泣き顔なんか見せてやらない
ばーーーーか!!!!
「終わりにしよう」
『終わりにしよう』
何度願った事だろうか。
でも気付けばまた、同じ場所にいた。
終わり。今日で終わり。
蹴りをつけたかったのに、
いつの間にか私はあの子に縋ってた。
悔しい筈なのに、憎い筈なのに、
「死ぬよりはマシだ」と考えてしまう。
死にたくない欲求から逃げたくて、
藁をも掴む思いで掴んだ矛先は、
私が憎んでやまないあの子。
でも、あの子しかいない。
私を理解してくれるのは。
こんな私を、何も言わずに見ていてくれるのは。
だからこそ憎い。
どうか私の中から出ていって欲しい。
でも出ていかれたら…私はどうなる…?
こう思う時点で、私は一向に終わりには向かえないんだ。
終わりにしよう、なんて意地でも言ってやるもんか
あなたっていつも大事なことは私に委ねるよね
責任を取りたく無いから?被害者振りたいから?
ずるいよ
あからさまに会う頻度が減ったけど
一緒にいる時の態度も変わったけど
絶対、私からは言ってやらないんだからね
「終わりにしよう」
始めたのは私から
終えたのはあなた