『終わらせないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
終わらせないで
あなただけ先に課題終わらせないで
〈終わらせないで〉
終わらせないで、このロックンロールを
終わらせないよ、このロックンロールを
終わらせやしないさ、このロックンロールを
終わらせたくない、このロックンロール
真黒に浮かぶ光の束を集めた様な金髪を嫌いだといつも彼女は譫言のように繰り返す。
その温度のない暖色はまるで月の光みたいだと思った。
政府というのは使い潰しが聞かないものほど消費したがる様に思える。子供の頃から理解していたとはいえ、再度思い知らされれば、デスクの上に置かれた嫌という程見慣れた1枚の紙を見て深い溜息が漏れた。
現在、CP9全員が何処かしらで潜入調査をしている中で書類が回ってくるのは当然補佐の自分だが、どうにも向いていないものばかりが回ってくる。これならば夜にルッチやジャブラが任務から抜け出して来た方が良いように思われた。しかし、そう言おうものならすかさず目の前の上司が罵って来ることが容易に想像できてしまい、結局黙り込むしかない。
「それじゃあ期限は明日までだ。よろしく」
「……承知しました」
無表情に告げられた言葉に是とだけ答え挨拶もそこそこに部屋を出ると、廊下では現在は潜入調査中であるはずの、同じくCP9所属のカリファが立ち止まっていた。艶やかな長い髪を揺らしながら振り返った彼女は、手に持っていた封筒を見せ付けるように翳す。
「それじゃあ、任務に行きましょう」
故郷の友人からとでも言うような安っぽいフリをした茶封筒が憎々しげに揺れていた。
小さな水飛沫を上げて存外静かに走る海列車の中、海上が夜空を反射して彩られているのを車窓から眺める。そうしてチラリと目の前の彼女を見た。彼女にはあの、遥か遠くで燃える宇宙の屑は何に見えているだろう。そう考えて様子を伺ったところで精巧な陶芸品の様に美しい笑みは微動だにせず、まるで呼吸すらしていないのではと思えるほどの静けさ。ああ、彼女との静かな夜と空間には慣れている筈なのに。真暗の部屋の中、生傷だらけの身体をまさぐって微々たる欲を満たす行為は怠惰的で、いかにも私達らしい。そういう時は、声も出さないし話もしない。ただお互いの吐いた息を聞いて、真っ白なシーツに溺れるだけ。温度のない官能が私達の関係を形どっていた。
今夜の任務は謂わば、一夜限りのランデブー。だだしそこにはロマンスの欠片も無い。財を尽くした豪奢な装飾の窓越しに見えるパーティー会場では著名な貴族が数名。音もなく降り立ったバルコニーで二人きり。
「5分以内に。」
数年ぶりに聞いた声は何故か甘さを帯びていて、けれど何処か喜色めいている。まるで酩酊しているかのような心地の柔かいその声と瞳、なによりその金糸の髪が信じられないほど美しい。
ドアを合図で破壊し、逃避口を塞ぎながら見たダンスホールの真ん中で踊るように血を浴びる同僚の姿を眺める。いやに楽しげに人の命を奪うその様があまりにも鮮やかだった。それはまるで雪原の中で舞う蝶のように。普段の静かな美しさとは対照的な、狂気なまでの無邪気さが彼女を悲しい化け物だと思い出させる。本来なら、要人を確認した後火を放つなりするだけで事足りた任務。それなのに確実性を重視、なんて言い訳じみた理由まで用意して会場に踏み込んだのは、彼女の判断に逆らわなかったからだ。言葉で従わせようとすれば出来た。彼女を止めることが容易な事も知っている。それでも引き留めようと思わなかったのは、きっと私もこの時間が楽しいから。私も彼女があの海上の夜空よりもギラギラと眩く輝くこの時間を心待ちにしていたから。
スプリングがギイギイと軋むベッドの上で、微睡む美しい怪物に身を寄せて、その鼓動を聞いた。人間離れした可哀想な程の強さと美しさに惹かれながらも、一欠片残った人間的な部分を求めた。この人間によって生み出された哀れな人間もどきの、本当を知っているのは私だけなのだという優越感に浸りたくて。滑らかな柔い肌の、まだ新しい無数の傷痕の残る背中に腕を回す。あの時のように。彼女が人間を取り戻すのは、きっと人を殺した後とベッドの上だけだ。
燃やした屋敷が爆発し、飛んできた肉片に塗れながら2人で顔を見合わせた。お互いの素肌に滴る血を見て初めて目の前で笑った。私の上に乗る彼女の、カーテンの様な黄金色が赤に染められたのが黄昏を彷彿とさせて。未だ荒い呼吸に、染み付いた血の香りと焼ける肉の匂いが鼻についた。
「カリファ。」
任務の終了を確認しようと声を出すと、それを遮るように顔を覆う髪の毛と暗い紫色の瞳が真っ直ぐ私を射抜く。人を殺したばかりの血まみれの指で顔を掬われ、鉄臭いキスをした。
死に逝く人に差し伸べすらしなかった指先で愛おしい人の髪を梳く。仕事だと割り切れている時点で狂っている。それなら、世界が彼女を作ったのなら、もう合わせる必要などきっとない。どんな地獄だって彼女と一緒なら堕ちてゆける。美しい声で囁かれる願いのためにどんな事だってできるだろう。どんなに痛くてもいい。いつか忘れるくらいなら、このぬるま湯みたいな関係が永遠に終わらないでほしい。心残りばかりでは簡単に終わらせられなどしないけれど。赤と黒と金、魂にまで焼き付いたそれは間違いなくわたしの救いの色だ。ぐちゃぐちゃになったその色で、どんな地獄だって生き抜いてやろう。
きっと覚えている。忘れずに心で巣食っている。
きっと覚えていて欲しい。終末なんかでは終われないから。
季節外れの向日葵の様な髪が好きだと戯言の様に繰り返す。
私には、その透ける金色が温度のない私達に確かな鼓動を与えてくれるように思えたのだ。
夢小説。
終わらせないで
たった一言、彼が放った私への暴言。
私は常に、受け止めてはすぐに捨てるように心がけている。
もう一年以上。毎日とまでは行かないが、続いている現状。
私が受け止めて捨てることを繰り返せば、私たちの関係は終わることは無いし崩れることもきっと無い。
彼のことは好きだ。
簡単な気持ちだけで結婚したわけじゃないのは事実で、何もかもを受け入れて、何もかもを受け入れて貰えると思っていたから。
毎日の笑顔は絶やしていないし、感謝の気持ちもある。
『終わらせないで』
私の頭の中にいる、彼を心から愛する人格が、今日も私に繰り返させる。
終わらせないよ。
まだね。
つらくても、あなたのために私は繰り返す。
終わらせないよ。大丈夫。
私も終わらせたくないから。
終わらせないで
なんていい気分。
このままでいい、このまま終わらせないで。
ピンクや金色や水色にキラキラと彩られた世界で
主人公がモノローグを呟いている。
わかっている、わかっている、こういうのはお約束だ。
なんでだ。
わかっていても無料の電子漫画に無粋に突っ込んでしまった。
いやいやいや、本当はわかってる。
主人公がパーチーでイケメンと踊り、その時間が幸せなのだと。
シンデレラのように終わりが来ないでほしいと。
だからダンスの曲を終わらせないでと願ってる。
わかってる、わかってるんだ。
ただまあ性分として、
そのまま踊り続けてたら疲労で死ぬとか
楽器弾いてる奴らにも休ませてやれよとか、
舞踏会は明け方まで続くのが慣例なのにそれを知らんのかとか、
水分補給しないと倒れるとか、そういうリスクを一切考えずに
状況に陶酔できる理由がわからない。
こいうのは作者が無限のエネルギーを放ち、
無敵の体力してるから疲れるという概念を知らないのか、
ロマンチックは麻薬成分故一切の疲労から解放されるとか、
そういうもんなんだろうか。
この手のロマンチックを見ると、自分もこうなりたいと思う前に
この舞踏会何時まで続き、どのくらい踊り続けるもんなんだろうと、
ロマンチックじゃないことが頭にちらついて話に集中できない。
別に女の漫画を貶めてるわけじゃない。
特撮を見ればヒーローが必殺のポーズ決めてる時に
悪役なのに攻撃しないのはなんでだろうとか、
ヒーローがエネルギーチャージしてる間、
どうして律儀に待ってやるんだとか、
気になって気になって話に没頭できない。
子供の頃はつい口に出してしまい
周りから反感を買った。
それが空気が読めない発言だと知るのは20年も後のことだった。
そうか、これは駄目なのか。
これはこういうものとして雰囲気とやらを味わい、
なんも考えずに楽しむスキルを得たくて
型通りが羅列しているラノベや漫画を読んでみるが、
頭の中が冷めてしまい没頭できない。
いつもこうだ。
みんなが盛り上がっててもそこに入れず
少し離れた位置から眺めている感覚。
それが周りにバレた時の表情、凍る空気。
忘れたいけど忘れられない。
楽しんでるふりだ。みんなに話を合わせろ。
コイツ、チガウとバレるのが怖くて、楽しいの演技が張り付いた。
おかげで感じの良い人への擬態はバッチリだ。
パターン通りの薄い会話はどうにでもこなせるが、
それ以上が出来ない。
それがバレるのが怖い。
場に馴染めてない。
日本でこれは禁忌に等しい。
ウチとソトの概念が強い日本では、ウチに入らないことは
死を意味する。
この場合の死とは生命ではなく社会的死だ。
いないものとして扱われる。
その恐ろしさを学生の頃に味わった身としては、
もう二度とあんな経験をしたくない。
だから擬態を覚えた。
でも本当は知りたい。
みんながどうやって何も考えずに楽しめてるのかを。
窓の外で何か動いた。
目をやると猫の尻尾だ。
ということはもうすぐ帰ってくるんだな。
隣の部屋のやつが餌をやってる地域猫が遊びにきたらしい。
この猫は、自分が偽善者と見抜いているのか
声をかけてもすぐ逃げていく。
しかし、隣の部屋のやつには懐いているらしく、
どこからか気配を察知して、
ドアが開く音がする前に窓辺にスタンバイして待っていることが多い。
壁が薄いから音も筒抜けだ。
よく猫に美味いか?もっといい餌の方がいいよなあと
呟いていたり、
お前の幸せなんだろうなあ。と話しかけたりしている。
たまに凝った自炊をしているらしく、
冷凍食品ではあり得ない焦げたバターの匂いがしたり、
インドになったみたいなレトルトじゃないスパイスの匂いがしている。
一度出かける時間が重なったことがあった。
カバンに何かのピンバッジを付けていた。
見覚えがあった。特撮系映画のエンブレムだ。
あ、俺とは合わないタイプだ。
そう思ったが、にこやかにおはようございますと挨拶し、
会釈をして立ち去った。
それだけだ。
数分もしないうちに足音が部屋の前を通り過ぎ、
隣の部屋のドアが開く。
にゃーん。
猫が鳴いた。
いいなあ、うらやましいなあ。
猫の話がしたい。
天気の話がしたい。
うまそうな匂いしてるけど何作ってんのとか、
そのピンバッジ気になったんだけど作品名何?とか知ってるけど聞いてみたい。
でも無理なんだ。
少し深い雑談をしたら擬態の皮は剥がれてしまう。
あ、こいつ少しおかしいなとバレてしまう。
あの空気。
怖くて怖くて忘れられない。
目の前のスマホを叩いて次の漫画を選ぶ。
なんとなくだ、なんとなく空気に飲まれて良いなあと思う感覚を身につけろ。
ひとつコツを掴めば次もきっとうまくいく。
練習しよう。人になるために。
そして次の漫画を読み始め、
生まれ変わって人生2周目だとすると、
主人公の中身は中年なんではということが気になり出して集中出来ない。
なんでこうなんだろうなあ。
終わらせない、諦めないぞ。
漫画のコメントを読んでいると、漫画にはまり込んで
主人公を応援している奴がいる。
いいなあ、うらやましいなあ。
何やるとそうなれるんだろう。
めげずに次の漫画を選んだ。
まだ読みたい。
まだまだ読んでいたい。
だから終わらせないで。
自分自身こそが一番のファン。まだまだ自分自身の紡ぐ言葉や物語を読んでいたいの。
終わらせてしまったら自分の好きが減ってしまう。
だから書くことを終わらせないで。
自分自身の考えを知るためにも。
僕は今岐路に立っている
終わらせるのか
終わらせないのか
僕が置かれている状況は、
「終わらせないで」と誰かに頼んではいるわけではない
終わらせるか否かを決めるのは自分だ
僕の中の何かが
「終わらせないで」と僕に言ってくる
しかしまた、僕の中の別の何かが
「終わりにしてもいいんじゃないか」と言っている
そこにある感情は厄介だ
僕は
終わらせたくない
けれど同時に
終わらせたいという 誘惑がある
どちらが本心なのだろうか?
終わらせたくない
というのは切実な思いだ
終わりにしてもいいんじゃないか
という思いは誘惑だ
しかしこの誘惑は「正しい」ことを言っているように聞こえるんだ
この誘惑は
終わりにしたほうが「いいんじゃないか」という響きを持っていて、
終わらせたくない
という思いは「間違って」いるんじゃないかと僕に囁いてくる
僕がこの
「終わりにしてもいいんじゃないか」という囁きに耳をかそうとすると
「終わらせたくない」と言っている何かが
「終わらせないで」
と言っている
通学路の木の葉が落ちだし
学校から家に帰る時の外は暗くなり
冬が本格的に近づいている
冬が終わり春がくる
この学校で過ごすのもあと数ヶ月
段々と終わりが見えてくる
3年は本当にあっという間に時間が過ぎていく
気がつくともう1週間終わろうとしている
あぁ学校生活がもう終わってしまう
神様どうか終わらせないでと願っても
いつか終わりはやってくる
残りの数ヶ月は多分今まで以上に日が過ぎていくのが早く感じるだろう
1日1日を大切にしていきたい
今 幸せでいられる瞬間を
どうか終わらせないでと
ただ願うばかりで
t「終わらせないで」
ここまできた
何度も足掻いてもがいて苦しんで
一人じゃ出来ないと知って
探して話してぶつかって笑った
仲間がいると心強いと知った
そうして今ここまできた
グループの目標であり
最終地点
そして今ここから始まる
スタート地点
落ちる雫を拭いながら駆け上る
この夢をまた見るために
終わりと始まりのメロディーで
また夢を掴みとりにいく
終わらせないで僕の夢を
終わらせないよみんなの夢を
さあ始めようここから再び
「終わらせないで」
終わらせないで。
この時間が永遠に続いてほしい。
まだ、普通の日常に戻りたくない。
君と一緒にいる時間がとても楽しいから。
僕は、君と一緒の旅行中にそう思いながら、観光を楽しんでいた。
私とあなた。二人で一つの物語。あなたと私が出会って、たくさん恋愛した。楽しかった。
そして私達は結婚した。子どももできた。嬉しかった。幸せだった。なのに・・・
あなたは、私に離婚しようと言い出した。子どももいるのに・・・なんで?なんで?それだけが頭によぎる。
お願いだからわたしを見捨てないで・・・
私とあなたの物語こんなとこで終わらせないでよ・・・
学生の頃の
わたしたちの青春を
終わらせないで
まだ青春を満喫しながら
あの頃のふたりに
戻りましょう
まだ制服が着られる
あまり体型が
変わらないせいもあって
ちょうどグッドサイズ♡
あなたの制服着ましょうよ
あなたも一応
制服着られたね♡
なんだか恥ずかしい
だけど新鮮な気持ちもある
ふんわりとした
春の季節
今のあなたに
はじめて出会えた奇跡
あなたは
カッコいいひとで
わたしは一目惚れをした
クラスは違っても
わたしは
あなたをずっと見ていた
何かのきっかけを探して
近づきたい
その思いが
叶う日がやってきた
それから
わたしは毎日のように
あなたとたくさん関わるようになり
いつしか告白をし
付き合うようになった
そして
高校・大学・社会人になって
わたしたちは結婚をして
今現在に至る
せっかくだから
このまま
街を歩いていたら
どんなふうに
思われてしまうんだろう
制服のコスプレとか
思われたりしてね
こうして
再び
お互いに制服を着ていると
本当に初恋の頃を思い出す
懐かしい
あれから何年経っても
わたしの心の中は
初恋のまま
ずっと時間が止まったままでいる
終わらせないで
いつまでもつづくならいいのに
大好きな物語
終わりの始まりを
繰り返すのは現実
「別れよう」
あなたはいつも会うたびその言葉を口にしようとする。
そんなの絶対嫌だ。
ずっと愛すって言ったあなたはどこに行ったの?
俺から別れようなんて言わないよって言ってくれたあなたはどこに行ったの?
何であなたの言った言葉を全部嘘にするの。
嘘つくくらいなら最初から言わないで。期待させないで。
あなたに「別れよう」なんて私は絶対に言わせない。
言おうとするたびに私はあなたをハンマーで殴る。
そうしたらあなたは何も言わなくなってくれる。
ふふ。嬉しい。
ずっと二人で愛し合っていよーね。
──さいごにみるのは。
この関係を終わらせるのは、向こうではなく自分であればいいと思う。終わりを切り出すのは痛みを伴うから、傷つくのは自分だけでいい。優しいあいつが傷を負う必要はない。
終わらせたくないのなら始めなければよかったのかもしれない。それでも一度あの薄水色に心を奪われてしまえば、心を預けてしまえば始めずにいることなんてできなくて。結局、互いの右の薬指を銀の輪っかで予約するところまで来てしまった。もう引き返せない。引き返したくない。
遠くない日、この銀の輪っかは左の薬指に位置を変えるだろう。この関係にも法的な拘束力ができて、公に示せるようになる。
永遠は望まない。飽きて飽きられる時が来たときは、離れた方がいいのかもしれない。
ただ、それでも、死ぬ時はお前が隣にいて欲しい。
最後に見るのは美しい薄水色がいい。それだけだ。
(終わらせないで)
『終わらせないで』
あぁ、どうか時間よ。止まってくれ。
もう少し、もう少しでいいから。
まだ足りない。
この貴重な時間はすぐに過ぎてしまう。
神様、どうか…この至福の時間を終わらせないで…
そう願っても叶うわけがない…
あぁ、明日から月曜日だ……
氷雅
『私は、俊に会えてよっかた。』
『米倉さん僕なんかと一緒にいていんですか?』
『いいのだったって俊君と会ってよっかたって思ってるし、友達で入ってくれてよっかた。』
『そうかですね。友達いんですかね?』
『いいの!私も俊君だって大切な友達だもんね。』
『ありがとうごさいます。』
『彼女どこか悲しいげだった。』
『そんなにある日、僕が、母の病院いってるにいつでに彼女秘密を知ってしまうことになりました。』
『あれこれだれのだろう?あれこらこれ日記かなぁ』
米倉りりな私の秘密
『私はに幼い頃から私は病気があってそれは治るどこか悪化してしたり、
私にも友達ができた本当にいい友達ができた。』『今の友達が優しい人が、いつぱいいるけど言えないなぁ。』
見捨てられるかもなぁ。』
『あぁそう言うことかぁ僕も終わらせてほしくないなぁ』
トントンと
肩を叩かれたようだ
意識が浮上して
ぼんやりと目を開ける
すると
よく知った顔が目に入った
「なんで、君が居るの?」
目の前の男は
困った様子で笑った
「一緒にいきたくて」
私はたぶん
呆れた顔をしている
または
悲しい顔かも
私達は
とある物語に出てくる
とある鉄道に乗っている
私達は、
メタ的に考えるなら…
終わりに向かっている
向かい合って座って
互いに、何かを話す
そして
あの場所でお別れだ
銀河を駆ける鉄道
美しい景色も
時間が止まったような静けさも
今はただ
終わりを確信するだけだ
君と乗れたのは
ほんの少しの幸いだよ
…言わないけど
だからさ
あと少しだけ…
終わらせないで
いい習慣を。
朝起きたらコップ一杯の水。
歯磨きしながら足踏み。
鏡の前でアファメーション。
中腰キープの水仕事。
今日の良かった探し。
継続は力なり。
#225