『窓越しに見えるのは』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたとわたしの
アイコンタクト
窓越しに見えるあなたの姿を
わたしはいつも待ちわびている
あなたがわたしを見てくれるから
わたしもあなたに答える
わたしがあなたを見るから
あなたもわたしに答えてくれる
それはふたりだけの秘密
窓越しに見えるのは_。
大きな鯨だ。
青く白く、色を持たない鯨は、
今日も空を優雅に泳ぐ。
まさにその姿は、
圧倒的な神と呼ぶべき存在。
雲が霧のように散り、
雨が噴水のように跳ね上がった。
今も尚、
新しい命が誕生している。
新しい命を持つ彼等にとって
この空は、
当たり前であり日常であるのだろう。
それが初めて見た世界だから。
当たり前も日常も個々によって違うと
誰もが知ることであろうに
全て同じように語るのは、何故だろう。
世界のトップたちの争いが
最近、絶えない。
それを堂々とテレビに流すものだから
醜さがより際立つ。
何をしても解決しないことに
気がついてもいい頃合だが
誰も気がついていないようで。
大きな鯨は、やがて、
優雅な泳ぎを止め、雨を降らす。
止まらぬ雨が地球を染めきった時、
この世界は消えるだろう。
たった一枚の薄い窓ガラスが
大きな世界を区切っている。
まるで違う世界がそこには映っているよう。
けれど、紛れもなく、
自分が生きる世界がそこにはある。
不思議なものだ。
今か、明日か、来月、来年、
一年後、十年後、百年後、
いつか分からない終わりに怯える人々が
馬鹿馬鹿しくてならない。
終わりなんてもの
いつ訪れても仕方ないであろうに。
世界は、広く小さく醜い。
世界の終わりを今か今かと夢見る
窓際の子どもの話。
教室の窓の先
南校舎には、部活の部長の姿が
声をかけたいけどかけられなくて
ずっと話してみたいって思ってます
ポジティブシンキングな僕と貴女。
閉めきったカーテン、
暗く静かな部屋、
しわしわなTシャツ、
くしゃくしゃになった手紙、
全てが嘘だったなら、
今も笑えていて、
窓から空を眺めたりだって出来たのだろう
涙なんてとうの昔に枯れ果てた
幸せを望むなんて愚かな事だと気づいた
気づいてしまった
あの時の言葉が忘れられない
忘れてしまいたい
けれど、君は
忘れさせてはくれないのだろう
許してはくれないのだろう?
ならば望み通り堕ちるよ
堕ちてしまうよ
だから、少し、少しでいいから、
来世は幸せを望むことを許して欲しい
何も言わず見守っていて欲しい
そうすればきっと、窓を開けられるから
嘘も現実も受け入れられるから
窓越しに見える空を笑って眺められるから
夜の景色に映るのは1日の記憶
忘れたい記憶
嬉しい記憶
誰かに会いたいと思う気持ちの記憶
いろんな記憶が蘇る
今日も1日が終わる
もしあなたの時間が今日1日しかなかったら
あなたはどう過ごしますか?
1日を大切に生きる
窓越しにみえた
真っ白な君が
何よりもきれいだったのに
君は変わってしまったのか
真っ白だった君が偽りなのか
そんな事を延々と考える私は
きっと他の誰よりも真っ黒だから
君を忘れないよ
人に甘えるのは悪いことじゃないんだよ
頼ることは大切なことなんだよ
だから、私と君の距離の窓枠
いつでも乗り越えておいで
#窓越しに見えるのは
3年後の自分。
でも、周りと私の表情はよく見えない。
夢が叶ったのか叶ってないのか、分からない。
けど、私は貴女に
"自分が生きたいように生きろ、後悔だけはするな”
と叫ぶ。
窓越しの私は私に向かって微笑んだ気がした_
窓越しに見えるのは 濡れた世界
空から降ってきた雨で濡れた世界
人の声も歩く靴の音も雨のことで打ち消されていく
雨だけの世界
その時だけ世界にポツンと1人取り残されたような気がする
雨みたいに綺麗に消えたいと思ってしまう自分を
どうしても好きになれない
そんな自分が嫌だから
綺麗な世界に目を背けて
雨は嫌いだって言う
窓越しに見える
雫の跡と
ビルの森と
バスの音
青い空に白い雲、
どこか遠くに出かければ
あの日の思い出にも出会える気がした
#窓越しに見えるのは
〖窓越しに見えるのは〗
慌ただしく出ていった自動車のライトの光も。
庭に佇み何かに狙いを定める猫の目も。
自由を謳いながら飛んでいく鳥の声も。
儚い命で愛を叫ぶ蝉の声も。
まるで世界から切り離されたかのように
遠くなっていく。
そのまま痛みも連れ去ってくれるのかと思ってた。
案外そうでも無いんだね笑
光が強いと影がより際立って見えるように。
私には世界が眩しすぎて痛みばかりが軋んでいる。
次の瞬間、私の世界は暗転した。
サッカーしてるあんたが1番かっこいいよ
窓越しに見えるのは青空
でもいつも、青空ではない。
ヒトは青空を見ると気分も晴れる。
でも逆に曇っていたら気分は下がる
それが窓越しに見える天気の魔法
二度と会えない貴方が居た
君の頑張る後ろ姿とそれを見つめる私の姿。
#窓越しに見えるのは
今年もやってきた
小さな手と可愛いお腹をくっつけて
窓にヤモリが2匹
友達かな?兄弟かな?夫婦かな?
2匹でペタペタ
今年もしばらくよろしくね
#窓越しに見えるのは
「窓越しに見えるのは」
窓越しに見えるのは曇り空の雨
私は何も考えずに耳をすませ窓を見る。
ざーざーと、水が地面にあたる
強い音が聞こえてくる
人の声もかき消される強い雨。
私から見た空はこんな空でも
きっとどこか遠い場所の
窓越しから見た景色は、
きらきらと輝く光がさしているのだろう。
可愛いあの子と楽しそうに話してる君の姿。