どこかのわたし

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閉めきったカーテン、
暗く静かな部屋、
しわしわなTシャツ、

くしゃくしゃになった手紙、


全てが嘘だったなら、
今も笑えていて、
窓から空を眺めたりだって出来たのだろう

涙なんてとうの昔に枯れ果てた
幸せを望むなんて愚かな事だと気づいた
気づいてしまった

あの時の言葉が忘れられない
忘れてしまいたい
けれど、君は
忘れさせてはくれないのだろう
許してはくれないのだろう?
ならば望み通り堕ちるよ
堕ちてしまうよ

だから、少し、少しでいいから、
来世は幸せを望むことを許して欲しい

何も言わず見守っていて欲しい

そうすればきっと、窓を開けられるから
嘘も現実も受け入れられるから



窓越しに見える空を笑って眺められるから

7/1/2021, 8:38:09 PM