8/12/2021, 6:03:18 PM
あなたの奏でる一音一音、
それを包み込む様に重なるあなたの歌声、
どこか切なくけれど力強いあなたの歌声。
全てに魅了された。
まるで別世界に居る様なその音に。
あなたの口から発せられる一つ一つの言葉が美しく踊っている様に私の耳に届く。
自然と揺れる体に身を任せ、ゆっくりと目を閉じる。
あなたの音楽にまた堕ちて行く。
7/1/2021, 8:38:09 PM
閉めきったカーテン、
暗く静かな部屋、
しわしわなTシャツ、
くしゃくしゃになった手紙、
全てが嘘だったなら、
今も笑えていて、
窓から空を眺めたりだって出来たのだろう
涙なんてとうの昔に枯れ果てた
幸せを望むなんて愚かな事だと気づいた
気づいてしまった
あの時の言葉が忘れられない
忘れてしまいたい
けれど、君は
忘れさせてはくれないのだろう
許してはくれないのだろう?
ならば望み通り堕ちるよ
堕ちてしまうよ
だから、少し、少しでいいから、
来世は幸せを望むことを許して欲しい
何も言わず見守っていて欲しい
そうすればきっと、窓を開けられるから
嘘も現実も受け入れられるから
窓越しに見える空を笑って眺められるから
6/27/2021, 6:12:44 PM
泣き続ける空、騒ぎ続ける街の音、
全てが煩わしい
"ここではないどこかへ"
そうポツリと呟き、
騒がしく眩しい世界へと飛び込んだ
遠いあの場所を想いながら