『窓から見える景色』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
外はあんなにも眩しくて思わず手を伸ばしたけれど、伸ばしたところで私がこの部屋から逃れる訳じゃないのに。
窓から見える景色
毎朝、東京への通勤
電車の中は人だらけ、ぎゅうぎゅうになり今にも押しつぶされそう、圧迫感にやられそう。
そんな中、窓の外を眺めると景色は穏やかにそこに存在する。
たまには東京に行かず途中駅で降りてサボっちゃうか??
本気でそう思った。
※小池知事、満員電車の緩和対策お願いします、、
【窓から見える景色】
電車に揺られる
流れる風景を見つめると
風になった気分だ
イヤホンを耳にあてながら
音の海を泳ぐ風になる
満員電車の処世術だ
窓から見える景色
人の窓は、目なんだろうな
そこから景色を見る
そこから見える景色しか、見ることができない
窓から見える景色
窓はどこにでもあってあ見えない窓もある
窓を開けた時はとても明るいものかもしれない、閉めていたら窓が曇って水滴がついて何も見えないだろう窓の先が明るいといいな
No.132『窓から見える景色』
窓から見える景色に思わず息を呑んだ。
なんでなんでなんで…!
この世界は醜いはずなのに私はこの景色を綺麗だと思ってしまってるの?
窓から眺めるいつもと変わらない景色は
何時間もとかせる。
好きな音楽を流す時間は
この時がゆっくりと流れていくみたいで
贅沢な生活をしてるような気分になる。
今日はどんな一日になるのだろう
─────『窓から見える景色』
窓の外を見ていた。
「なんかあった?」
「ううん、最近窓の外見なくなったなと思って」
見ていたけれど特に面白いものはなかった。
「でもそういえば昔は、私が窓の外見ててもイグは何も言わなかったよね」
「確かに…」
どうしてだろう。
今より仲がいいわけでもなかったのもあるだろうけれど。
「ムン毎日のようにつまんなそうに外見てたから、わざわざ訊かなかったんじゃないかな」
「そうかも」
楽しくなかったんだ。あの日々が有意義なものとは思えなくて。私はなにをしているんだろうという気分でとても窮屈だった。
外の人々は何をしてどう生きているんだろう。それを探すように外を見ていた。
私の代わりとなったあの人は、窓の外に私のかけらを見て何を思うだろうか。
窓から見える景色
自室で勉強をしているとコンッ コンッと窓を叩く音がした。
不思議に思って開けてみると
幼馴染みが下から手招きして
「ちょっと出て来いよ!」と呼んだので
階下に降りて行って外に出た。
幼馴染みは、自転車を家の壁に寄せ自分は、立ちながら片手を挙げもう片方に
持っていた袋から肉まんを取り出した。
「あんまんの方が良い?」と聞いて来たので僕は、「別にどっちでも」と答える。
しばらく二人で中華まんを食べながら
ぼーっとしていると幼馴染みが.....
「受験生だからってあんまり根 詰めるなよ たまには、息抜きも必要だぜ」
なんて気遣ってくれるが 僕は
「君も受験生でしょ」と返した。
「俺は、スポーツ推薦が決まってるから」
「でも勉強は、しといた方が良いよ」
「分かってるよ!慌てない程度には
してるよ」幼馴染みは、僕を横目で見て
唐突に自転車に跨がり「じゃあな」と言って去ってしまう 果たして僕と幼馴染み
実際は、どちらの息抜きになっていたのかは 定かでは無いが僕は幼馴染みを
見送りまた部屋に戻って勉強を始めた。
自由を渇望する人生でした。
ずっとずっと、自由とは程遠い生活だったのです。
自分の足で歩ける者に、憧れていた。
その手で、芝生を撫でることが出来る者が羨ましかった。
好きな時に、好きなだけ日光を浴びれる者が、妬ましかった。
私は、そんな不自由な人間だったのです。
私に許された自由は、ただ一つ。
病室の中から、あなた達のような自由な人間が、赴くままに生きる様を、指を咥えて眺めること。
ただ、それだけでした。
『窓から見える景色』
『窓から見える景色』
真下に見えるのは住宅の屋根。
少し遠くに目をやると高層マンション。
そして、はるか遠くに目を凝らすと
スカイツリーが見える。
夜は光るスカイツリーをぼんやり眺めて目を休めている。
窓から見える景色
この景色が大好き
いつも窓から外を見ている
慌ただしく走るスーツ姿のお姉さん
犬の散歩をする隣のおじさん
今日初めて見たどこかの青年
いつも毛づくろいをしながら眺めている
気持ちの良い朝
日を浴びながらどこか眺める
気がつくと寝ていた
これは猫の世界
私から見た猫の世界
いつも私は見られている
急いでパンをかじりながら走った朝も
優雅にイヤホンで音楽を聴いた朝も
涙で顔が浮腫んでいる朝も
あの猫が今日も私に力をくれる
さあ今日もがんばるぞ
この日常が続けばいいのに
あめ.
窓から見える景色はいつもと変わらないバスの車窓。週の半ばにもなって人々は疲れが見えておりはれているのに曇り空のような空気が車内に漂っていた。
「窓から見える景色」
上昇していく景色。先ほどまで自分がいた場所はとうに豆粒のように小さくなっている。
やがてそれすらも雲に覆われて、青空と輝く太陽と、雲の絨毯の景色のみが覗く。
そう、今私は飛行機に乗っている。
〜窓から見える景色〜
私はこころから見える景色が好きだ
囚われた教室という場所から解放してくれる
席に座って真面目に話を聞いて
ひとりぼっちの時だって
いつだって空はそこにある
住みにくいのが田舎なら
癒されるのも田舎だろう
自然って言うのは人を癒す力がある
この景色が私にとって宝物
いつまでもそこに写り続けてほしい
窓から見える景色
家の窓、車の窓、学校の窓、人々はそれぞれの窓から色んな景色を見ている。その景色は特別なものはないと感じるが、ふとした時間、疲れきった体……そんな時に見る景色はどこか違って見える。どうしていつものなんてこともない景色が、そういう時だけ、違って見えるのか。私は不思議だった。私はふと思った。窓から景色を見る時は人はどんな気分になれるのか、もしかすると人の気分的な問題で何の変哲もない景色が艶やかに変わるのだろうか。そう考えると大変な日々退屈な日々から生まれる景色を見るのは悪くないと思った。
今日は、朝から良いことあった。朝露に混じって金木犀の香りがしたのだ。香りは、形の無いものだけど、確かにそこにあり、秋のお知らせには丁度良い。これから、窓から見える景色も、どんどん秋らしくなって、絵画のようになると思うと楽しみである。
窓から見える景色
君はどんな景色を見てるのかな
誰とその景色を見てるのかな
君の目に映る景色を
ひとりじめできたらいいのに。
「窓から見える景色」が旅先ならば
気持ちも上がってるから違って見えて
当たり前なんだけれど…
自宅で同じ景色を毎日、毎日眺めて
いるはずが、ある時だけは違って見えた
経験がある…
それは、病気で入院し病院から退院して
自宅に帰って来た時だった
日々が同じ調子で流れているようで、
実は、平凡で何もない平和な日常を
続けられる有難さを、身を持って実感したからだろう…
家に戻り、我が家からいつもの景色を
見ているはずなのに、何もかもが輝いて
「家って良いなぁ…幸せだなぁ」
つくづくそんな風に感じられた瞬間だった
多分、ずっと健康ならわからなかった
何事も、経験からしか得られない
不思議な感覚だった
長くなってしまいました……
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【窓から見える景色】
忙しさでおかしくなりそうだった。
いや、おかしくなっていた。
私だけじゃない、職場そのものがおかしくなっていて、このままではまずいと思って私は逃げた。
次の職場は決まっていなかった。
あまり良くないことだとは思っていたけど、しばらく休みたいという気持ちが強かった。
どこか遠くに行きたかった。仕事とかお金とか家族とか、全部どうでも良くなるくらい、遠い場所に。
精神状態が良くないことは自覚していた。
たまたま予定が合った友人と二人、気分転換にキャンプに行こうということになった。
どうせならとキャンピングカーを借りて、肉も野菜もたっぷり買って、求職中とはいえ、なかなか贅沢なキャンプになる予定だった。
大きな車を扱える気がしなくて、運転は友人に頼んでいた。申し訳無いと思いながら、気付けば助手席で眠ってしまった。
「起きて。ねぇ、起きて!」
「うーん……」
肩を揺すられ、まだ眠くて目元を擦る。
「起きてよ。なんかまずいことになってる」
車は止まっているらしかった。
眩しさに戸惑いながら目を開ければ、窓から見える景色が一変していた。
「…………着いたの?」
「そんなわけないでしょう!」
広い広い草原だった。遠くに森と、町らしきもののシルエットが見えた。それが、現代日本の町には見えなかった。
窓を開けて身を乗り出してみても、信号も電柱も、他の車も歩行者も見えない。何より、走って来たはずのアスファルトの道がなくなっていた。
まるで車ごと持ち上げられてポンと置かれたみたいに、私たちは知らない場所にいた。
「どういうこと」
「いきなり道に変な模様が見えて、それを踏んだらピカーッて光って、気付いたらこう」
「えぇ……」
「ごめん」
友人が急に真剣な表情になって頭を下げた。
「最近ずっと、何かに呼ばれる夢を見てたの。たぶん私が君を巻き込んだ」
「いや、あなたのせいじゃないでしょう」
遠くに行きたいと思っていた。
ここは間違いなく『遠く』だった。
どうしようどうしようと焦る友人を前に、私は妙に落ち着いていた。
「とりあえず、お肉焼いて食べない?」
「え?」
「だって、お腹空いてない?」
「そんなことしてる場合じゃ」
「大丈夫、どうにかなるって」
ここ数カ月……いや、数年はなかったくらいに晴れやかな気分だった。
「まずはどれにする? 牛か豚か……」
そうして私たちの異世界生活は、国産黒毛和牛と共に幕を開けた。美味しかった。
キャンピングカーで一晩過ごし。
翌日には慌てた様子の魔法使いとなんか偉そうな人が『召喚地点がずれた』とか言って、私たちを迎えに来たのだった。