『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「空模様」
天候や気圧に覿面に影響を受ける。
雲が覆って薄暗い空模様などは、見ているだけで頭痛がしてくる。
そんな日は何ひとつうまくいかない気がする。
駅までの道すべての信号は赤だし、駅の人ひとり分の幅しかないエスカレーターを駆け上がることもできずにそわそわと足踏みし、あと一歩のところで電車を乗り逃すところまで見える。
どうせそうなるのは分かっている。まるっとお見通しなんだよこの野郎。
かと言って雲ひとつない晴れ空とかだと気分は良いものの、脳天軽すぎて空回りしたりもするのだが。
病は気から、気は天候から。
しかしながら、たやすく天候に左右される自分はなんだか原始的できらいではない。
空に模様を描くのは、神様見習いの二人の仕事だ。彼らは空をキャンバスに、自由に絵を描く。
時には澄んだ薄い薄い蒼を幾重にも重ね、時には重たい鉛色の雲を散らし、時には真綿のような入道雲を浮かべ。
そうして、好きなように季節を彩るのだ。
しかし彼らは、己の仕事に飽いていた。
好きに彩れと言われても、バリエーションには限度があるのだ。
空を見上げた人間に「この雲、前も見た」と思われるかもしれない。でももう、パターンは出し尽くした。
「もうさー、どっちの描いた絵がバズるかとかやらね?」
言い出した片方に、やはり仕事に飽き飽きしていたもう片方も「あー、いいかも」と頷いた。
ソフトクリーム型、くまちゃん型などの雲を浮かべ、「これは結構、好評なんじゃね?」と自信満々でもう片方を見た見習いは、悔しそうに眉を寄せた。
何故なら、彼の相方が笑顔で空に描いていた模様は、これが嫌いな小学生男子はきっと居ないと思われる『う◯こ』だったのだ。
その隣には、やはり小学生男子なら爆笑間違い無しの『男性の(センシティブ自主規制)』が並んでいる。
「イヤ、まじでダメだろ、センシティブは!」
「何でよ? 何がダメよ?」
「そんなん笑うに決まってんじゃん! 卑怯じゃん!」
そんな言い合いをしつつも、彼らは次々と空に『作品』を描きあげていく。
……結果として、クマちゃん雲は大いにバズった。そしてそれ以上に、センシティブ雲がバズりにバズった。
その日の夜、彼らは上司である神様からこっ酷く叱られ、翌日の空は雨模様となったのだった。
お題『空模様』
空模様
快晴 曇り空 雨 雪
空にはいろんな顔があるけど
その数だけ 君の表情が見れた
これからも僕の写真で 空は主役になれそうにない
バスに揺られて眺めた 窓の向こうの夕焼け
大切な人に届けたい それが誰か分からない
こんな下手くそな唄を
どこかで聴いてくれているといいな
朝日が昇るのを見ていて、「早く寝ないとな」なんて考えながら眺めてる。
少しオレンジ色でこれから夜が終わり、朝が始まるんだろうなとボーッと見ているだけ。
雲が薄く見え、なんだか綺麗に見える。
空模様
分からないけど片思いが始まった。その日から放課後に1人で屋上に行って空を見つめるようになった。
「あ、空、ピンクだ。」
このピンクの空模様にはこれからの恋の発展に関係しているのだろうか…
光化学スモッグ
夏空が青いのは空気が美味しい場所
都会の夏は白いモヤのかかった
透明感ない闇のそら
「空模様」
曇天と晴天を繰り返している。
轟々と唸る日もあれば、燦々と弾ける日もある。
変わらないものはない。
明けない夜はないし、やまない雨はないらしい。
「空模様」
空。
君は本当に表情豊かだ。
ときには晴れやかに笑い、
ときには悲しげに泣き、
ときには大人っぽく月が輝く。
そんな
君のたくさんの表情を
僕はこれからも、
見ていたい。
今日は雲一つない空模様。
太陽の日差しがとても眩しい。
でも突然、雲行きが怪しくなり
だんだんと雨模様になり
地面を濡らし、時には稲妻が落ちる。
そしてまた青空が綺麗な日になる。
そんな中白い花は大きく綺麗に育つ。
君も同じだね。
朝目覚めて目が合えば満面の笑みを
見せてくれる。
でも突然大きな声で泣き、突然怒る。
そしてまた愛らしく笑う。
そんな私のリリーは大きく綺麗に育っていく。
ビジネス
そもそも婚活市場というくらいなので、ビジネスである。
この迷宮に入ると、期待させられてはがっかりさせられる
日々と、年収や容姿が自分の全てのように錯覚させられる。
今思えば「本当にくだらない」と一笑に付す。
何がスペックだ。そんなことより自分自身に誇りを
持っていることのほうが遥かに大事で、だがそういう人は
そもそも婚活市場に足を踏み入れない。
結婚に夢を抱く反面、現実的な部分も妥協しない。
それこそが非現実的だと気づかない。
そもそもがビジネスなのだ。そこを忘れてはいけない。
空って四季で全然違うし、晴れの日も雨の日もなんなら台風の日も全然違う顔をもってる。
ちなみに、あまり好まれない雨の日も音や匂いが好きで窓を開けてボーッとすることがある。
もちろん、外出予定が無い時と室内限定で。
きっと雲にも色々名前がついているのだろうが、知っている名前は「ひつじぐも」と「うろこぐも」後は「入道雲」だけだ。
夏は嫌いだが、入道雲は好きなので困ったものだ。
一つも同じ形をすることの無い雲。
疲れた時は空をボーッと見上げるのをオススメする。
朝でもいいし、夜でもいい。ただボーッとする。
雲が流れていくのを見るのは以外と楽しい事を大人になって忘れているから。
「空模様」
連日、猛暑日ではあるけれど、空に浮かぶ雲は、入道雲よりもすじ雲がが多くなった気がする。
ちょっとだけ過ごしやすくもなったかな。
❴空模様❵
あ~しったて〜んき〜になぁ〜〜あれ!!
子供達が元気に遊んでいる、、
「天気か、、」
そう言えばあの子は、晴れが好きだった気がする、、
やったー、晴れだーー!!
そっか、、、
そうだ!!
明日は墓参りに行こ!
喜んでくれるかな?
早く会いたいな〜
空模様を問われ、久しく空を見ていないと気づかされた。
いや、見てはいるのだ。
外に出て少し目線を上げれば広がっているのだから。
学生時代、自転車通学の折には空の機嫌をうかがっていた覚えがある。
いつからか、ただ、あくせくと出社して帰宅する日々の中で、空など雨を降らせるかどうかでしか意識していなくなっていた。
雲量や雲の形を見て、その後の空模様を思い描くことはなくなって、天気予報を見て済ませるようになってしまったのはいつごろからだろう。
今や伺うのは上司の心模様。
変調の兆し、ありますかね?
テーマ:空模様
空模様
今日は、朝から暑いなって、
そんな晴天で。
空いっぱいに、夏の青空が、
広がってた。
キラキラ太陽に、
綿飴みたいな入道雲。
何処までも高い青い空。
こんな日だから。
何かいい事あるかなって、
思ってたけど。
世の中そんなに甘くなくて。
仕事はトラブル続きだし。
憧れの先輩には、
恋人が居ることを知っちゃうし。
夕方にはすっかり意気銷沈。
帰り道、空を見上げる。
夕焼け間近の空が、
あっという間に、掻き曇る。
そして、大粒の雨粒が、
バタバタと落ちてきた。
夕立だ。
傘は無かったけど、
何処かに雨宿りする気にも、
走る気にもなれなくて。
まるで、俺の心みたいな、
…空模様。
びしょ濡れの俺は、
ポツリと呟いた。
「空模様」
雲の流れがはやい。そのくせ風1つ吹きやしない。
ジワジワと照らされて溶けていく肌と、日陰でグッタリ座ったハト。
積乱雲に飛び込みたい。あの中で首を掻き切りたい。
巻き散らかした僕の血を雲が吸い込んで、降り注いだ雨を皆が飲んでくれたなら、この気持ちも晴れる。
「空模様」
今日の空模様、晴天
私の空模様、もっと晴天
─空模様─
ぽつぽつと雨が降る。
けれど、僕の心は躍っていた。
だって、今日は
向日葵くんに会いに行く日だから。
向日葵くんはちょっと遠くの街に住んでいる
10歳年下の男の子。
母さんの友人の子供で、
最初こそツンツンしていたけれど、
最近は僕に懐いてくれていて、弟みたいな存在だ。
履き慣れた靴を履いて外に出る。
僕が「いってきます」と言うと、「いってらっしゃい」と返ってくる。
『ボクも連れていって』
そんな声が聞こえた気がして、振り返る。
そこには青色の小さな長靴が居た。
僕が向日葵くんぐらいの時に履いていたものだ。
今は亡きじいちゃんが、一生懸命選んでくれた。
当時は凄く気に入って、何処に行くにもこれを履いていた。
「懐かしいな」
僕にはもう小さい長靴。
その存在に気がついたのに、
置いていくのは可哀想だ。
大切に使っていたから、
使い古したようには見えないほど綺麗な長靴。
ああ、そういえば。あの子は青色が好きだったけ。
そう思いついてからは早かった。
綺麗に包装したそれを両手でしっかりと抱える。
「今までありがとう」
先程まで雨が降っていたはずの空は晴れ、
太陽がにっこりと僕達を見守っていた。
今日は特になんともなかった。でも昨日ネッ友が教えてくれたアプリでLINEを持ってない自分でもそのアプリはLINEみたいな機能があるからめちゃくちゃ嬉しかった。嬉しかった時点でなんもなかった訳ないよね。あとはSwitchもフレンドが増えたよ。今日は雨で気分は少し悪かったけど、色々楽しかった。