『空模様』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
空模様
曇のち雨。
私の心も雨模様。
人を傷つけ、全てを手からこぼす。
「さようなら」
その一言が、頭から離れない。
いっそ消えてしまえれば楽なのだろうか。
キズが増えてピアスも増える。
色んな人を不快にさせる疫病神。
あぁ、海月に、なりたいな。
まるで私の心を全世界に公開してる気分にさせられる景色
「女心と秋の空」という、女性の気の移り変わりのやすさを空模様に例えたことわざは誰もが知っている。
このことわざは、当たり前だが女性の感情と秋の空模様がともに移ろい安いことから生まれた比喩、ことわざなわけだが、昨今の異常気象を見ていると、もはやそのありのままの意味は現代社会では失われたと思わずにはいられない。
猛烈に晴れ続けたかと思いきやスコールのようなゲリラ豪雨が毎日のように降り、酷いと真夏にも関わらず雹が降る。
こんな時代じゃ「女心と空模様」とでも言った方が正しいだろう。
しかし、こんな激変の時代故にSDG'sなんていうスローガンが声高に叫ばれるようになったことは評価できる。
なぜなら「持続」というのは言い換えれば子孫の時代まで長期的に反映することであり、現代の生物学で考えられる、生物にとって最も重要な要素に他ならないからだ。
自分はいつか老いて動けなくなる。
自分の労働や遺産に関しても、(実在論的に考えるなら)人が居なくなればそんなもの存在しなかったと言っても過言では無い。
そんな中で自分が生を全うし、その命の価値を残すためには、唯一人間が持続する以外に方法はないのではないだろうか?。
つまり、人間という種が持続、反映することこそが、唯一自分が生き抜く術であり、かつ生きる価値なのだろう。。
だが、私がその周囲やインターネットを見た上でSDG'sというスローガンに持っている所感としては、大半の人がこのスローガンを馬鹿にしているか、もしくはまともに考える価値のない取るに足らない思想だと考えているように思う。
この原因はなぜかと考えることがあるが、その答えは意外とシンプルで、「日本人は豊かになりすぎた」ということでは無いだろうか?
大半の日本人が衣食住を保証され国民皆保険で不安も少なく更にはクビになることもほとんどありえない。
そんなリスクのない社会の中で、娯楽さえ手元の電子機器で完結できてしまう。
そんな「持つ者」が常識の中で誰が「持たざる者」になることを思い本気の行動を起こすだろうか?
そういった世界を持続に導く要素がもしあるのなら、それこそがありのまま持続できなかったことわざのような極小さなきっかけになるんじゃないかと期待したい。
なぜなら既に数多の遺産が危機にある、ないしは手放し始めているのだから。
声
もう、何も見えないが、声だけは聞こえる。
君たちの声だ。
そんなに慌てる必要はない。
私は、きっと助からないだろう。
いいんだよ、これでいい。
今なら、ぐっすりと眠れそうなんだ。
君たちに会えてよかった。
君たちの声が聞けてよかった。
私は、幸福だ。
思えば、私は獣のような男だった。
酒。暴力。女。
本当にどうしようもない男だった。
それでも、こんな私を愛してくれた君たちが。
私のために泣いてくれている。
ありがとう。
でも、泣かないでほしい。
私はほんの少しの間、眠るだけだから。
永遠の別れではないのだから。
心地よい闇が降りてくる。
それは、少しずつ私の身体を包んで。
上昇する。
深夜の不意な目覚め
不安からつけたテレビには
気を紛らわすには都合のいい
再放送の恋愛ドラマ
在り来りなストーリー
そんなフィルターで
いつかの君を拾い集め
知らぬ間の鼻をすする
真夜中に陳腐なわたし…
空模様
真夜中の3時。
怠惰な一日を過ごした僕は、今日の空を一度も見ていない。晴れたのかな。雨かな。それとも飴でも降ったのかな。希望の嵐だと良いな。
目を閉じれば、そっと夢現。空の色は深い紫、台風ホープが縦断中。リアリストは強風に備えて窓を閉めて下さい。
明日は晴れるかな。
空模様。綺麗。明日も綺麗だといいな。明日があるといいな。でも、模様って変わらなきゃ模様じゃなくて事実なのかな。何事も変化を通じてでしか形を捉えられないのかな。昨日から変わらない自分しか自分と呼ばないなら。今これを読んでいるあなたはあなたなのかな。あはは。おやすみ。
空模様
今の空模様はね、
カーテンを開ければきっと星が見える
月も見える
東の空がもう少ししたら明るくなるかな
きっと晴れた朝が近づいてくる
でもこれは僕の頭の中だよ
想像で描いてる空だよ
目が見えない人は
どんな空のイメージがあるんだろう
青のイメージ
星のイメージ
見たことのない空のイメージ
ちょっと覗いてみたいな
見えない世界のイメージの世界
あきかぜ
空の形は変わり続けてる
今日1日がずっとそこにあれば良いのにと思うのだけど、止まってはくれないみたい
げつ、か、すい、もく、きん、ど、ずうっと24時間で回っているんだもの
1日くらい、もう少し長くてもいいんじゃない?
だからそこのラッパみたいな白い雲、
少し地球を回るのを休んでみない?
現パロ
ご本人様と関係✕
簪視点
朝起きたら空模様が悪かった。
目覚めの悪い朝…
頭も痛い。
喉も痛い。
咳もでるし…
簪『風邪だな…』
担任の先生に連絡して学校は休む事にした。
虐めにも合わなくて済むし…一人で住んでるし…誰にも迷惑かけないから…不登校になろうかな…
そんな考えが頭を過ぎる
風邪のせいか悪いことばかり考えてしまう。
簪『不登校になったらベリアンさんに会えない…?』
それは嫌だ。私の生きる意味に会えないなんて…でも彼にはファンクラブがある…私が死んだって…大丈夫だろう。
嗚呼。もう。こんな考えはやめたい。
いつ光が見えるのだろうか…
光とは…なんなのだろうか。
まだらの空模様。
茶色と生成り色を交互に混ぜ合わせた、チョコレートミルクの色だ。
けれども脳内の食欲センサーはうんともすんとも鳴らない。
せめてお腹が空いてくれればいいのに、なんて。
冷たい土の上に横たわった僕は、そんな風に呆けながら空を見ていた。
「チョコレートってどんな味がするんだろう」
消え入りそうな声で隣の君がそう呟いたので、僕たちは同じことを考えていたのだということを知る。
「食べてみたいかい?」
「まあね……どうせ死ぬなら」
僕たちのどてっ腹の横から流れ出すオイルが混ざり合って、ああ、こちらはチョコレートコーヒーかな。
こんな状態になったと言うのに、人間のつくったそれらに惹かれてしまうのも、僕たちの悲しき習性というものか。
「どうやら甘いらしい」
「甘いってどんな味なんだい」
「さあ」
戦争は、明日にも終わるだろう。
僕たちのような用済みのロボットも、血まみれで倒れる用済みの人間たちも、すべて消滅する。
この茶色い空がその合図だった。
生まれてから死ぬまで、僕たちは戦ってきた。
生まれてから死ぬまで、僕は隣の君と一緒だった。
君の指が土の上のチョコレートコーヒーをすくう。
混ざり合ったそれは君の口の中に消えていく。
「苦いや」
ずっと君と一緒だったのに。君が甘党だということを僕は初めて知ったよ。
今日の空は曇り空そして少し雨が降っている。
空が泣いている。何かあったのか?それとも、ただ泣きたいだけなのかな。
空のことは私たちにはわからない。
そして、空と同じように泣いている人が世界にたくさんいる。
だから、私は悲しんでいる人が幸せになれる世界になるように毎日を頑張りたい。
君の笑った顔が好きだ。
泣いている顔もいいけど、できれば笑っていてほしい。もちろん、泣いてくれないと困る人もいるだろう。それでも僕はやっぱり、明るく笑っている君が好きだ。
でも、今だけは、ちょっとくらい落ち込んでくれてもいいかも。だって、さすがに暑過ぎるからね。
今日も空は青く澄んで、太陽がにっこりと笑っている。
明日はどんな顔を見せてくれるだろうか。
『空模様』
空模様はどんよりしてて、今の私よりは軽そうな雲。
やらなきゃ行けないことはいっぱいあるのに、
なにもできない。しようとすらできない。
みんなそれを夏バテだなんていうけど、
私、このまま終わっちゃうのかな。
何もなせずに、何もできずに。
それは嫌だけど、
ほんとうになにもできない。
昔プールで溺れた時みたい。
あの頃からなのかな。
なにをやってもおまえはだめだなんてちっそくかん。
それでもわたしをみていてほしいなんて、
きたいしてほしいだなんて。
早く、流木につかまらせて。
そしたら息ができるかも。
台湾の空が好き
日本の空より少し低くて、少し青い
朝は澄んだ水色で
お昼頃には灰色の雨雲が出てきて
雨が止んだら綺麗な赤焼けで
夜になる前は深海の様な深い青になる
-空模様-
悠々とした、幻想的で、この世の物とは思えないほど目を奪われる様な、美麗で言語化出来ないほどの感動や衝撃を与えてくれる、とにかく素敵な、空に。一目惚れした。
Episode.1 空模様
窓を開けた。
空を見た。
夏の夕空、少しオレンジがかっている。
カメラを向けた。
シャッターを押した。
どこか儚く、消えてしまいそうな。
私は見た。
あなたも見た。
私にとっての空。
あなたにとっての空。
同じ意味をなさずとも、どこか同じで。
今日はうろこ雲。
あなたは、どう?
明日は、きっと。
【空模様】
広く澄み渡った青空と、足元にはまるで鏡のようにそれを反射する透明な水。
「傑」
そこにはかつて、親友だった男がいた。
「悟」
片手をひらひらと振り笑う顔は高専に宣戦布告しに行った際に見た時よりも若い。
「君は老けないね。まるであの頃みたいじゃないか」
「そういうお前だって。自分の格好見てみろよ」
サングラス越しの目が面白げにこちらを見ている。
言われて自分の服を見下ろすと、高専の制服を着ていた。ハッと顔を上げると悟もまた、制服を着ている。
「これは何かの悪い夢かな。私もずいぶんと感傷的になったものだ」
「いや、これはおそらくだけど俺も同じ夢を見ているんだろう。まあ、起きてみないことには分かんねえけど」
ポケットに手を入れこちらへ向かってくる悟には敵意は感じられない。警戒は怠らないようにしようとしても、あの夏を彷彿とさせる空模様と目の前にいる男にその気が削がれてしまう。
「一人称、変えたんじゃなかったのかい?この間の君は・・・」
言いかけて止まったのは、青白くて細長い人差し指が唇に当たるのを感じたからだ。
戸惑い、視線を上げるとそこには柔らかく笑う悟がいた。
人差し指が唇から離れ、今度は指の背で頬を撫でられる。そして冷たい手のひらが頬を包み込んだ。とても優しい仕草だ。
「俺はお前を殺すことになるだろうね」
悟はそう言ってもう片方の頬を冷たい手のひらで包む。
私は悟のその行為の意図が分からず、かといって拒絶する気も起きずに戸惑いながらもされるがままになっていた。
「もしそうなったら泣いてくれよ」
「泣かねえよ」
でも、と悟は続けた。
「お前にずっとこうして触れてみたかった。俺は、」
意識が浮上する。気づけばそこには見慣れた寝室の天井があった。
全く、嫌な夢を見たものだ。
そう小さく呟いて、まだ感触の残る頬をぐいと拭った。
空模様
犬、アイスクリーム、花……
あ、あの雲。君に似てない?
そもそもわたしは争うのが苦手です
特に親しい人や好きな人とは避けます
怒らせてしまうと動悸がして
この世から消えてしまいたいとさえ思います
なので揉めると自然に自分の何が悪かったか
高速で考える癖があります
とても辛いので全力で反省します
常に調子に乗らないよう顔色を伺い
あなたの空模様を曇らせないよう頑張ります
でもそんなわたしにあなたは
喧嘩はちゃんとした方が良い
喧嘩する度に愛情は目減りしない
と言います
本当でしょうか?
そんなものなのでしょうか?
ちょっと不安ですが
あなたの胸に飛び込もうかと思います