『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
今日、座ってるのに目の前がふらふらってした。少し気分悪くもなって、自分でこれって何かなぁと不安にもなった。
空が泣く
振動を肌で感じる
立ち上がる水のにおい
パタ、パタ、パタ、と小人たちの足音
ラジオに混ざるノイズ
洗濯物を取りこむ女
熱帯の海で生まれた
雷雲が押し合いへし合いして
極東のこの地にやってきた
木々は緑を増し
人間は青くなる
本当は
浴びたい
雷雲のパワーを
風を
雨を
この身体いっぱいに
…流石にそんなこと出来はしなくて
安全な鉄筋コンクリートのなかで
夢想しながら
ひっそり
詩を書いている
【空が泣く】
ママーお空が泣いてる
娘の言葉に窓から外を見ると
なるほど雨がぱらついてきた
最近言葉を思うように話せるようになってきたのが嬉しいのか
娘は何でも報告してくる
そうだねー何か悲しいことがあったのかな?
娘は下を向き考え込んでしまった
ちょっと難しかったかな
突然に娘は上を向き大きな声で叫んだ
泣かないで―だいじょぶよー
痛いの痛いのとんでけー
娘の成長に、私は涙をこらえるために上を向いた
うぃ〜、ヒック。
よぉ。元気か?
…ありゃま、そっか、こりゃいけねぇな。
そういや、アンタ、飲めるんだっけか?
んまぁ、別に、無理するこたぁねえけどよ。
そんなことより昨日の雨、酷かったみてぇだな。
アンタは、大丈夫だったか?
そか、んなら、よかったよ。
…空が泣いてるみたい、だなんて。
アンタ、洒落たこというんだな。へへ。
そろそろ今日は、お開きすっか!
久方ぶりに、楽しかったわ。
うー、外は寒くて、いけねぇな…
風邪引かないよに、気を付けてくれな。
またそのうち、どこかでご一緒しようや。
おやま?なにやら、今夜は星が
空をせらせら、流れておるな。
へへへ、アンタの言葉を借りて言うなら、
まるで、空が泣いてるみてぇだ。
こんな綺麗な泣き顔は、うまれて初めてみたんだけども。
へへっ、アンタと駄弁れて、今日はほんとによかったよ。
そんじゃあまた、温かくして、おやすみな。
「空が泣く」
作品No.169【2024/09/16 テーマ:空が泣く】
絶え間なく、降り続く雨。
全てを、濡らしていく。
どこにも行けない私も、変わらない現実も。
何も、できなかった。私には、何も。
守ることも、救うことも、何一つとしてできなかった。
この空は、きっといつか晴れるのに。この雨もいつかはあがるのに。
私の心は、晴れることはない。
「空が泣く」か。
なんか好きな言葉だな。
空を擬人化するのは壮大な試みな気がする。
空が泣いたら街は雨降りなのだろうか。
それとも、泣き声を轟かせて雷かな。
さめざめと泣いたら梅雨の季節を思うし、人知れず泣くのなら、深夜にしんしんと降り積もる雪のように。
夏になれば、まるで号泣のように荒れ狂う台風がやって来る。
悲しみが去れば、温帯低気圧となって、嵐過ぎ去りし後の穏やかさを取り戻す。
空って感情豊かだな。
だけど、本当に空が泣くようなことがあれば、それは地球の一大事なのかもしれない。
いつだってちっぽけな私達を包みこんで、どこまでも青く広がる大空が泣き出すような事態は、何か取り返しのつかない惨事を引き起こすんじゃないだろうか。
泣くのは悲しいからだと思うし、あんなに大きな存在の悲しみたるや、それこそ地球規模な気がする。
いや、具体的にどうなるのかは想像できないが、例えば、悔し涙が塩辛くなるように、空が機嫌を損ねて酸っぱい酸性雨なんかを世界中に降らし続けたら、これは怖いことになる。
「ACIDE」みたいに。
観てもいないので番宣をするつもりはないが、なんか世界的にエライことが起きる映画らしい。
こんなのは勘弁して欲しいな。
大空よ、泣かないで。
元気出して。明日はまたイイことがあるよ、きっと。
会社帰りの歩道で空を見上げ、少しオレンジが残る吸い込まれそうな空間に想いを投げる。
「空が泣く」…か。
夜が来て、この空に星が瞬けば、それはまたキラリと光る涙のように、なんだかカッコイイ演出となるだろう。
空って役者だな。
泣きの演技が上手い役者は売れるって、誰か言ってなかったっけ。
脈絡も筋もなく、突然号泣が始まるゲリラ豪雨なんかはやめて欲しいけど。
あ、脈絡も筋もないのはこの文章だった。
まとまらないので、無理矢理の俳句でシメ。
「空が泣く それは私の 涙雨」
【空が泣く】
夏も終わり、ふと見上げる空
いつもみているはずなのにたまに真剣に見上げる時がある
まるで自分の感情が空に吸い寄せられて行くように、空も雨を流し泣いていた
空が泣く
空が泣く?
どういう事だろう?
雨が降ったとか?
天候荒れまくった時とか?
まさか最近良い天気が続いているのは天候荒れて空が泣き続けていたから?
もう泣けないくらい涙流したのかも。
もしそうだったら慰めてあげたいな。
【空が泣く】
アキ「空が泣く時、そこにはいつも雲がいて
太陽は大抵隠れてる、本当に泣いてるのは空なのかな?」
ハル「んー、泣いてるのは、実は太陽の方かもね」
アキ「そうだよ!太陽はいつも笑ってるから、
時々、泣きたくなる日もあるよ」
ハル「じゃあ雲は、毎回律儀に太陽の泣いてる顔をみんなに見せないなんて、結構いいやつじゃん。」
アキ「実は、束縛が激しいタイプなのかもよ?」
ハル「えー?でも、時々雨が降ってる時でも太陽が見える時ない?あ、ほら、虹がかかる時とか」
アキ「確かに、その時は雲で太陽は隠れてないかも、
泣いてるのに、虹がかかって、太陽が出てる時は
嬉し泣きなのかも」
ハル「なおさら、いい奴じゃん。
あたしにとってのアキみたいな存在が、
太陽にもいて良かったぁ〜」
アキ「ぇ、なに?あたしが束縛が激しい奴ってこと?」
ハル「ねぇ、もう違うって、……フッフフ」
アキ「ハルのその顔は、嬉し泣きって事でいい?」
ハル「馬鹿!笑い泣きだわ!フッハハッ」
ハルアキ「フハッハハー
今日は貴方の命日貴方の命日はいつも雨、泣き虫な貴方は天国でも泣いてるのかしら?そんなことを考えると少し笑ってしまったその瞬間雨がやんで虹がかかった天国に行っても人を笑わせるのが好きなとこ変わってないわね。今日は貴方が大好きなハンバーグ仏壇に置いとくから食べなさい
お題 空が泣く
「空が泣く」
おんおんと
轟々と
空が泣く
この惑星の
この国の 夏 というものは
空が泣いていない時には
20分間 太陽の下にいたならば
人間は皮膚がんになるという。
危険指数が毎日出される、
まるでSFの世界のように
変わり果ててしまった。
そりゃあ 空も泣くだろうよ、
45億歳の 憐れな地球のために。
「空が泣く」
「狐の嫁入りって知ってる?」
高校最後の夏祭り。
境内に並ぶ屋台のお面を見つめて、親友の空が唐突に尋ねた。
「天気雨のことだよね?」
私は答える。
「そう...」と、どこか浮かない顔の空。
人混みに疲れたのか、はたまた暑さにやられたのか?
いつも元気な空がどうしたのだろうと心配になった私は涼しい所へ行こうと、本殿から少し離れた稲荷社まで連れて行き、社の脇にあるベンチに一緒に腰掛けた。
買っておいたラムネの栓を開けて空に渡すと、空は「気遣わせちゃったね。ありがとう。」と微笑み、ラムネを一気に飲み干す。そしてラムネのキャップをいじりながら、「私、学校辞めるんだ。」と呟いた。
驚く私を後目に、空は話し続ける。
「お盆におばあちゃんちに帰省した時にさ、ぼんやり星を眺めてたら、山の上のお稲荷さんから白い光が降りてきたんだよね。気づいたら私の足元に小狐がいて、『8月31日、約束通りお迎えにあがります。』って。」
「8月31日って...今日じゃん。」と言うと、空は小さく頷く。
何が何だか分からず混乱していると、稲荷社から宙を揺れ動く光の列が、ゆっくりと出てくるのが見えた。信じられない光景に目を見張っていると、空が再び話し出す。
「狐の嫁入りって、地域によっては狐火のことを指すんだ。私小さい頃、雨が降ってるのに山の中で突然灯りが灯ったのが見えて、気になってひとりで山に入っちゃったの。そしたら、白無垢を着たものすごく綺麗な女の人が、狐達と一緒に歩いてて。あまりに綺麗だったから、『いいなぁ...』って小さく声が出ちゃったんだ。そしたら後ろに1匹の狐が立ってて...」
話すうちに、光の列は目の前に迫っていた。
急に話すのを止めたかと思うと、空が私の手に、いつの間にか取り出していたラムネのビー玉を握らせる。
「そういうわけだから、じゃあね。3年間楽しかった。」と笑顔で別れを告げられた途端、星空から雨が降り出した。驚いて目をつむると、空に握られていた手の感触が消える。慌てて目を開けたが、光の列も雨の痕跡も、さっきまで隣にいた親友も消えていた。名前を呼ぼうとしたが、何故か名前が出てこない。
残ったのは、手の中のビー玉と、手の甲に落ちてきた温かい雫1滴だけだった。
―空が泣いた―
『空が泣く』時は
すすり泣き程度なら
それを避けたり
抗うことはしない
いいでしょ、
たまに空が泣いたって
空と一緒に泣こ!
シャワー浴びれば
いいだけのことだから
ケセラセラ
まー
暑すぎる。
そんな時は、ゲリラ豪雨やゲリラ雷雨が発生する。
異常気象で、空が泣いている。
お題 「空が泣く」
内山田洋とクールファイブだね
昭和の名曲東京砂漠♪
空は泣く号泣もする でも人は
やたら号泣しないと思う
見えぬものを信じられぬ僕たちに
怒り憐れみ慈しみの雨
見えるものしか信じない僕たちを
憐れみ怒り慈しむ雨
#空が泣く
私の心の中は泣いているのかもしれない
心の空が泣いている
昔から雨が嫌いだった。
でも、なぜだか水たまりは好きで、幼い頃は長靴を履いてはバシャバシャと遊び回ったものだ。
理由は自分にも分からない。ただ、理不尽に己を濡らすものよりも安心できたのかもしれない。
それが今、大人になって逆になった。
水たまりは全て避け歩き、雨は甘んじて受け入れ傘もささず、ぼんやりと空を見上げている。
なんとなく、気持ちいいと感じた。
それは多分、隠したいことを隠さなくてもいいからだと思う。
大人になって思う。雨は都合がいいんだ。
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テーマ「空が泣く」
空が泣いている
わたしと一緒だね
明日は学校サボっちゃおうかなぁ
そしたらちょっとは気にしてくれるかしら
ねぇ、先生。
【空が泣く】
今日もいい天気だ
雲ひとつない…綺麗な青空が広がっている
小鳥が羽を羽ばたかせ、風が木を揺らす
こんな日は幾分か気分が良くなる
そうだ
少し、散歩でもしてみようか
いつもは眺めているだけだったから
カチャ
太陽が眩しいね
けれどあたたかい
行きたいところもないけれど、
とりあえずは目の前に見える丘でも目指そうか
大きな木もあるしあそこで休憩しよう
どこまでも続く青空にあたたかい日差し
なんだか心までポカポカしてくるね
気分はいいし鼻歌でも歌おうか
♪〜♬〜♩♫
おっと、もう丘に着いたみたいだ
よいしょ、と
木陰とはいいものだね
風が軽やかにすぎていく
せっかくだし昼寝でもしようかな
……
ふわぁ
よく寝たな
て、少し寝過ぎたみたいだね
もう夜になってしまった
あたたかい日差しはなく少し肌寒く感じる
ふむこれもなかなか、悪くない
ポカポカはしないけれど
月が爛々とこちらを照らすさまはなんとも美しく感じるね
夜の空もいいものだ
暗い空に月がのぼり、祝福でもするかのように星が輝く
きらきらと光っては消えまた光だす
美しく、そして儚い
そのさまはまるで空が泣いているかのようだ
1日、1日を、地道に生きる我々を祝福し、
灯火の消えた生命を、労り、導く
もしも、そんな空が泣いているのだとしたら
その涙はきっと悲しくて泣いているんじゃない
それだけは、わかる気がする
今日はとても良い日だった
明日も良い日になるのかな
それはきっと明日にならないとわからない
だから、精一杯今を生きよう
今日の自分
おやすみなさい
夢を見ないほどに深く深く眠ろう
そして明日の自分に
おはようを告げよう
【空が泣く】
雨にとっての傘が太陽なら、
私とあなたはそんな関係
【空が泣く】