空が泣く』の作文集

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空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/16/2024, 1:58:59 PM

「空が泣く」

 明日には帰ると誓った。それでもその約束を守れないとき、私が置いていく石を海に投げ捨ててくれと伝えた。妻は静かに頷いて私を見送り、その姿が小さく見えなくなるまで振り返り続けた。
 雨の降る日だった。雨は全てを流してしまうため、別れの日とするには最適であり最悪だと言われている。いなくなってしまった人に心をとらわれること無く生きていくための救いを送る雨と、別れたくなかった人を無慈悲に消し去ってしまう雨。私はそれが前者であればあるほど心苦しくなかった。妻に辛い思いをしてほしくないから。
 明日には帰れないと悟ったのは、山賊に襲われた時だった。適度な負傷を受けた時にうわぁと情けない声を上げて倒れたが、山賊はしばらく私を傷つけ、本当に動けなくなってから金品を奪っていった。それは私が妻に贈るために購入してきた金であったのに。
 果たして妻は石を海に投げ捨てただろうか。行き着く先が海である目の前の川へ、身を落とす。私は、この先妻が想いを馳せるであろう海へ向かうのだ。

9/16/2024, 1:57:38 PM

空が泣く

明日は、中秋の名月です。
今日も、昨日も、一昨日もキレイな月が出ていました。
明日の天気予報は微妙ですが、お空に願いを込めて、「明日も泣かないでくださいね」

みんな、イイ子にしてようね。

9/16/2024, 1:56:16 PM

【空が泣く】


真っ赤な空が泣いている

泣きながら
悲痛な声で叫んでいる

赤く熟れて
堕ちてしまうと
泣き叫んでいる

9/16/2024, 1:56:03 PM

〖空が泣く〗

ふらりと立ち寄ったお店で見つけた、オーロラの淡いビニール傘をゆっくりと広げる。この傘の内側から空を見上げれば、重い雨雲だってきらきらと輝いて見えるのだ。この傘と出会っていなかったら、雨雲が輝いて見えるだなんて感想は抱けなかったかもしれない。「…たまには、いいか」無意識に漏れた言葉は雨音に紛れて空に消えていった。

9/16/2024, 1:52:52 PM

空が泣いている。
どんよりとした空にジメジメとした梅雨の時期。
黒い積乱雲が街を埋め尽くす。
ポツポツと空から涙が降ってきた。
不思議だな。ラズベリーのような涙だ。

9/16/2024, 1:51:56 PM

お題:「空が泣く」


「うわっ!」

何かが旋毛にクリティカルヒットした。
ちょっと痛い。
右手で押さえながら上を見ると、分厚い雲がこちらを見下ろしていた。

家まであと10分。
リュック入れたおニューの折り畳み傘。
足早になった。

チッ。赤じゃねぇか

加えて車が多い。
イヤホンから流れるお気に入りの曲が五月蝿い。
心なしか頭を打つ粒は増えている気がする。








心 君






『問いは、無視されてしまう。
きっと、西陽が照らす方へ虹がかかることも』



ゲッ。ここで強くなんのかよ!

家まであと10歩。
走って屋根に入る。

このまま大洪水にでもなって、明日休めねーかな。

ガチャン


『そして。』






君に降る。

9/16/2024, 1:46:55 PM

完全無欠のスカイマン!
スカイマンは、青空のパワーを使って、悪い怪獣を片っ端から葬っていく正義のヒーローさ!

さあ、今日もスカイマンが怪獣をミンチにするぞ!

ん?
どうしたのスカイマン?

どうして泣いているの?

怪獣を倒したくない?

そっか。じゃあ、しょうがないね。

スカイマンは処分して、新しいヒーローを用意しよう。

その名も、コスモマン!
コスモマンは、宇宙の暗黒エネルギーを使って、怪獣をブラックホールに葬るのさ!

さあ、コスモマン!
最初の仕事だ!
スカイマンを仕留めよう!

9/16/2024, 1:46:45 PM

空が泣いている。

君の悲しみが、嘆きが、
この雨を降らせているのだろう。

さて、こうしてはいられない。
準備をしなくては。

僕は、清潔で綺麗なハンカチを鞄に入れた。
ついでに美味しいお菓子とお茶も持っていこう。

ハンカチ、良し。
水筒のお茶、良し。
コップ、良し。
お菓子、良し。
傘の準備、良し。
雨靴、良し。
優しい目、濁りなし。

あっ、大きめのタオルも持っていこう。

鞄がパンパンだ。
でも、これで良し。
準備は整った。
泣いている君の元へ言葉を届けに行こう。

お節介?

そうだね、お節介かもしれない。
でもね、これが性なんだ。
ごめんね。
わがままで。

外に飛び出れば、ザーザーと降りしきる重い雨。
傘を叩く雨音のなんと大きなこと。

これでは嘆きの雨が、深く冷たい悲しみの海になってしまう。
もしそうなっても、普通に行くけどね。
君が「嘘だ」「信じられない」と冷たい悲しみの海に潜るのなら、海底まで迎えに行こう。

迎えに来なくて良い?
ごめん。
行くって決めちゃったから、諦めて。

君がいるのはきっと彼処。
胸に聞くとわかるんだ。

心が指し示す道を行けば、ザーザー降りの雨が強くなってきた。
君がいる場所までもう少し。
大丈夫、必ず見つけるから。

烟る雨の先に人影が見えてきた。
見つけた。
君だ。

君がいたのは、悲しみの雨が生み出した嘆きの海。
暗い顔をして、冷たい海に膝まで浸かっていた。
傘もささないで、雨にうたれている。

海の側には小さな掘っ立て小屋がある。
傘とハンカチ以外はそこに置いていこう。
雨靴も脱いで、さあ、君の元へ。

海に足をつけると、君は驚いた顔をした。
海の中に入る者なんていないと思っていたのかな?
僕は君を助けに来たんだ。
君の痛みを知らないで、助けることは出来ないだろう?

波に抗いながらジャブジャブと進む。
凍える程に冷たい水。
いつまでも浸かっていたら風邪をひいてしまうよ。

せめて、この傘を使って。
僕の差し出す傘に怯えた君は、後退りして、ますます海に入っていく。

怯える君の瞳の奥に、怒りの炎が燃えている。
何を見ても怒りや苛立ちに変えてしまうその瞳は、自身をも傷つける危険な瞳だ。

僕は傘を閉じると海に投げ捨てた。
丸腰となった僕に君が、呆気にとられた顔をしている。

ごめんね。

僕は心の中で謝ると、一気に君との距離を詰め──君を抱きしめた。

冷たい海に浸かり、雨にまで濡れる君の体は氷のように冷たい。
僕の熱が君に伝わるように、ぎゅっと抱きしめる。

悲しかったんだね。
こんな冷たい海に浸かるほど、苦しかったんだね。

大丈夫。
受け止めるよ。
君が感じた事すべて。

君は優しすぎる人だから、大変だったでしょう?
大変なのに、自分のことには蓋をして誰かに優しさを配りたくなってしまうんだ。

それは何故か、君はわかるかい?
僕はね、その答えを知っているよ。

苦労や悲しみ、心の痛みを知っているから、人に優しくなれるんだ。

ありきたりな言葉だと思った?
でも、本当なんだよ。
優しい君には当たり前過ぎて、見落としてしまったかな?
なら、それを拾って君に渡すよ。

努力家の優しい君。

もがくことを止めた君の肩が震えている。
僕は何度も君の背をさすった。

大丈夫。大丈夫。
何度失敗しても、何度挫けても、やり直せるから。
君が生きることをやめない限り、大丈夫。
君が願うことは叶うよ。

このハンカチ、良かったら使って。
涙を拭いたら、この海を出よう。

海岸の小屋が見えるかい?
彼処で一休みしよう。
体、冷えちゃったでしょう。
大きめのタオルを持ってきたから、是非使ってね。
温かいお茶もあるし、美味しいお菓子もあるよ。

ひと心地ついたら、君と語り合おう。
沢山語ろう。
君が言えなかった言葉も教えてね。

全て受け入れるよ。

肩を寄せあい二人が冷たい海を渡りきると、頭上からあたたかい光が降り注いできた。

悲しみの海は姿を消し、一面に色鮮やかな花が咲き乱れていく。
見事な花畑を穏やかであたたかな日差しが、照らしていく。

嘆きの雨が止んだ空には、綺麗な青空が広がり、虹がかかっていた。
────────────────────────
空が泣く

9/16/2024, 1:46:19 PM

空がなく

とういうこった?
まぁ悲しい地震や事件が起こったあと
空が暗い?ときに、起こる現象?

9/16/2024, 1:45:52 PM

「おネェちゃん、おそらが
エーン、エーンってないてるね。」

上から下まで、全身が真っ黒の服に身を包んだ
姪とアタシ。アタシの世界一、可愛い可愛い4歳の姪が
窓の外を眺めながら、こう言った。

『そうね……。アタシの代わりに
泣いてくれているのかもね』

アタシは、姪の隣に座り込み
姪の目線に合わせて、小さく呟いた。

その呟きに姪は、視線を外からアタシの方に向けて
アタシの顔を覗き込み不思議そうな顔をしていた。

アタシは、不思議そうな顔をしている姪のほっぺたを
優しくツンツンっと、突いて微笑んであげた。
姪は、くすぐったいのかクスクス笑っていた。

あなたは、今もこれからも笑っていなさい…。
アタシは、そう想っていた。

チラッと、後ろを振り返ると親戚達が
コソコソと、アタシたちの方を見ながら
何やら話し合っていた。

まあ…。この見かけじゃ何か言われるか…。
ふぅ…。と、小さなため息をアタシはついた。

アタシの格好…。それは
男なのに、女物の礼服を着て薄いメイクいること。
周りの目は、アタシのことを
化け物でも見ているかのような、冷たい目だった。
嫌味も言われ、恥ずかしいとも悪態をつかれた。
死んだ父も母も、アタシには近づかなかった。

けれど…。お姉ちゃんだけはアタシの味方だった。

事ある弧度に、あなたは、とても綺麗よ!と褒め
アタシが泣いている時は、泣かせた奴に文句を言い
嫌なことを言われた時は、
私の可愛い可愛い子に嫉妬しないで!と、言い。

アタシが、女の子の格好が好きなのと告げた時は
次の日に、お姉ちゃんの服を着させられ手を繋いで
女物の服屋と化粧品を買いに行った。
周りの視線に怖がっていたアタシに、
自分のサングラスと帽子を被せ、視線を遮ってくれた。

どんな時でも、味方だったお姉ちゃん。
そんな、お姉ちゃんが嬉しそうに
結婚と妊娠をした事をアタシに報告をしてきた日。

アタシが一番最初に思ってしまった事がある、それは
「アタシ…一人になるんだ…」と、哀しくなったこと
また、お姉ちゃんの旦那さんに冷たい目で
見られるんじゃないか…?と、恐れた事だった。

しかし、旦那さんと初めて会った日に
旦那さんから言われた事がある。
それは、『あなた事は、お姉さんから聞いている。
可愛くて優しくて綺麗な自慢の子よ。臆病な一面もあるけど、人を傷つけない。世界で一番愛しているの!』

あなは、愛されていますね…。旦那さんは
嬉しそうに、お姉ちゃんと見つめ合って
こう、話してくれた。
アタシは、あぁ。この人はアタシのことを否定しないで
くれるんだ。アタシは、それが何よりも嬉しかった。

お姉ちゃんに、赤ちゃんが生まれた時には
赤ちゃんをアタシに見せながら、
ほら、あなたのおネェちゃんよ〜!と笑顔で話していた
アタシは、よろしくね。と、小さな手と握手をした。







何もかもが、暖かく幸せな日々だった。
あの日が来なければ……。
来なければ、暖かい日々は永遠に続くはずだった。









あの日も、雨だった。
朝から、ずっと降り続いていた。

アタシと姪は、病院に向かう為タクシーに乗っていた
何が起きているのか何もわかっていない姪は
呑気に鼻歌を小さな声で歌いながら、大人しく
アタシの隣に座っていた。
アタシは、今朝に来たメールを素早く確認していた。

『娘と一緒に、富士槍大病院へ向ってくれ。頼む』

お姉ちゃんの旦那さんからのメール…
……お姉ちゃんに、何かあったの??
アタシは、不安で不安で仕方が無かった。けど…
アタシが不安になっていたら、姪に気付かれてしまう
そう思ったから、変わらずいつも通りに姪に接していた

タクシーが、病院についた時
アタシは、お金を払い。すぐ姪を抱きしめて
一目散に、お姉ちゃんの所へと早足で向かった。

途中、看護師さんやナースステーションに立ち寄り
病室への道を尋ねながら速歩

もうすぐ、病室に着く!アタシは突き当りを右に
曲がろうとした時に、見覚えのある人が廊下にいた。

「あっ…!ぱぱだ」

姪は、嬉しそうに声をかけた。アタシは抱きしめていた姪を降ろして、一緒にカレの所へと歩いていった。
何があったのか?聞こうとしたら

カレは、アタシの耳元で
姪に聞こえないように…そして囁くように話してくれた。

『妻が……車同士の追突事故に…
巻き込まれ……ついさっき…息を…。』


アタシは、「なぁに?冗談でしょ?
アタシのことを、お姉ちゃんと仲良くからかっているんだ〜!』と、笑ってみせたが。



カレは、静かに涙を流しながら首を横に振った。




お姉ちゃんの遺体を見るまで
アタシは、コレが現実だと思いたくなかった。

……お姉ちゃん…??
アタシと…今度ランチへ行くのよね??
お買い物をしようねって約束したよね??
小さなこの子を置いていくの??
旦那さんを置いていくの??

アタシを……置いていくの?

けれど…静かに眠っているお姉ちゃんを見た時に
あぁ…現実なんだなって実感が湧いた。
ボンヤリと虚ろな目で、お姉ちゃんを見ていたら

カレが、手続きがあるから娘を頼む。
泣き腫らした目で、頼んできた。

アタシは、頷くと姪に
おネェちゃん、のどが渇いたのだけれど
ジュースで買いに行かない?
姪に、そう聞いたら可愛い声で行く!と返ってきた。

アタシたちは、自販機が置いてある場所へと
向かっていった。
その間、泣いたらダメ…泣いてはダメ…
呪文のように心の中で唱えていた。

ジュースを買って、二人で仲良く飲んでいて
飽きないようにと、持ってきていた絵本を読んであげたりお絵かき帳でお絵かきをしたりしていたら、姪はいつの間にか眠ってしまった。


夢の中で、ママに会えると良いな…。


アタシは、姪の髪を優しく撫でて願った。

止まない雨が降り続けている窓の外を眺め
ボロボロと静かに涙を流しながら
小さな小さな声で鼻歌を歌っていた。


曲は、ジュディ・ガーランド 虹の彼方に


アタシが、泣くのは…涙を流すのは…
これが、最初で最後。

9/16/2024, 1:44:07 PM

君が泣けば
空が泣く
君のは涙
空のは雨
違うものなのに似ている
君が泣けば僕の気分も下がる
空が泣けば僕の気分も下がる
空と君。何か似ている
君はもしかして……

9/16/2024, 1:39:28 PM

俺の名前は九条 誠。
 昨日彼女が出来たばかりの幸せ真っ最中の男さ。
 お相手は、二人しかいない文芸部で一つ上の小鳥遊《たかなし》 琴乃先輩。
 本を読んでいる横顔が、とてもきれいな文学少女さ。

 昨日色々あって勢いで告白した。
 我ながら酷い告白だったが、それでもOKを貰った。
 結果がすべて。
 告白の出来なんて些事さ。

 ということで、いざ行かん文芸部の部室へ。
 この扉を開ければ、先輩が甘い言葉で出迎えて――

「どういうことかね?」
 先輩が激おこだった。
 どゆこと?
 昨日別れた時、あんなにニコニコだったのに……
 俺、何かやらかした?
 でも心当たりが無い。

「えっと…… 何のことでしょう?」
「『何のこと』だと?
 とぼけるな!」
「ひい」
「いいだろう。
 そこに座り給え、正座で」
「はい」

 俺は混乱しつつも、先輩の言葉に従って正座する。
 正座させるなんて、かなり怒っているようだ。
 よほど腹に据えかねているらしい
 でも本当に何も心当たりが無い
 本当になんで?

「スイマセン、先輩。
 俺、何かしましたっけ?」
「ハア!?
 よくもそんな口が聞けたものだな!」
「スイマセン、本当に分かりません」
「分からないなら教えてやる! 
 君、なぜLINEを送ってこない」
「へ、LINE?」

 俺はLINEと言われ、昨日の事を思い出す。
 そうだ、昨日告白のOKを貰った後、LINEのIDを交換したんだ。
 それで交換した後……

 あ。
 
「その顔、思い出したようだな。
 昨日、LINEのIDを交換したとき、君はこう言った。
 『帰ったらすぐメッセージを送りますね』と……」
「はい……」
「だが、いつまで経っても来ない。
 一晩どころか、丸一日だ。
 言い訳はあるかね?」
「ありません」
「ふん!」

 先輩は腰に手を当てて俺を睨みつける。
 送ると言っといて送らないのは重罪だ。
 しかも付き合い始めならなおさらの事。
 これは俺が完全に悪い。
 俺、フラれるかもしれん。

「一応聞いておこうか。
 なぜ送らなかった」
「それは……」
「当ててやろう。
 君は私に帰ってすぐLINEを送ろうとした。
 文章を打ち込んだはいいが、送信ボタンを押すことなく時間が過ぎていく。
 そして寝る前になっても決断できず、そのまま寝落ちした。
 そして今までLINEの事を完全に忘れていた……
 そうだな?」
「はい、全くその通りです」

 すげえ、寸分だたがわず先輩の言う通りだ。
 まるで見てきたかのようだ。
 もしかして迷探偵の孫だったり?

「先輩、よく分かりましたね」
「ふん、ここを何だと思っている。
 文芸部だぞ。
 ラノベでよくある展開は、お手の物だ」

 ラノベかよ。
 感心した俺を返してくれ。
 俺が無言の抗議していると、先輩が急にしゃがむ。
 そうして正座している俺と目線を合わせた後、先輩はニヤリと笑った。

「それで?」
「『それで?』とは?」
「おいおい、君は彼女を失望させたんだぜ。
 どう責任を取るつもりなんだい?」
「それは許してもらうまで謝罪を……」
「君の謝罪なんて興味ないね!
 LINEの不始末はLINEで償う。
 違うかね?」

 先輩の言葉を頭の中で繰り返す。
 『LINEの不始末はLINEで償う』
 つまりLINEを送るだけでいいのか?
 それなら早速――

「だがLINEの内容は、私への愛を語ってくれ」
「はあ!?」
「ちなみに中途半端なことを送ったら別れるから」
「はあ!!??」
 愛を語れだって?
 付き合いたての彼氏になんて無茶言うんだ。

「先輩、それは無茶ぶりです!
 恥ずかしいです!」
「はあ?
 君は私の事が好きじゃないのかね?
 じゃあ別れる?」
「それは……」
「それに君の『先輩』呼びも気に食わん。
 敬語は無し、そして琴乃と呼んでくれ」

 口答えしたら、さらに難易度が上がった。
 こうなったら、条件を増やされる前に、LINEを送るしかない。
 俺はスマホを取り出して、LINEを起動する。
 
「あ、制限時間は一分な」
「人でなし!」
「はいスタート」

 一分と言うことは長文は書けない。
 ならば余計な美辞麗句はなく、直球で書けとういうことだろう。
 昨日の二の舞を防ぐ意味もあるかもしれない。

 ならシンプルに。
 深く考えず。
 勢いで書く!

『琴乃、愛してる』
 俺は体が燃えそうなほど熱くなるのを感じながら、送信ボタンを押す。
 勇気を振り絞ってスマホから顔を上げると、琴乃がニヤニヤしながらスマホを見ていた。

「ふふふ、催促したとはいえ照れてしまうねえ。
 君からのLINEはウチの家宝にしよう」
 反応を見る限り合格のようだ。
 俺はホッと一息をつく。

「お気に召して何より。
 次は、こ、琴乃の番、だぞ」
「私の番?
 ああ、確かに愛の告白を受けて返さないのも無作法だしな。
 どれ、私も愛の言葉を――」
「あと琴乃も俺を名前で呼んでね」
 琴乃が『言っていることが分からない』という目で俺を見る。

「気づいていないとでも?
 琴乃、俺の名前を呼ばないでずっと『君』って呼んでるよね?」
「そ、それは……」
「いい機会だから、名前で――誠って呼んでくれ」
 先ほどまで勝ち誇っていた琴乃の顔が、見る見るうちに赤くなる。
 俺はそれをみて、心の中で勝利を確信する。

「ほら琴乃、俺に愛の言葉を送ってくれるんだよね。
 早く送ってよ」
「でも……」
「一分以内で――」
「ごきげんよう!」
「あ、逃げた」

 琴乃はカバンを持って、風のように部室から出ていく。
 追いかけようと立ち上がろうとするが、正座をしていたせいで足がしびれて動けない。
 こうして、俺は一人部室に取り残された。

 どうしたものかと考えていると、自分のスマホが震えてLINEの着信を知らせる
『誠、愛してます』
 送られてきたLINEを見て思わずニヤニヤする。
 なるほど、これはいいものだ。
 俺は、琴乃からのLINEを家宝にすることを誓うのだった。

9/16/2024, 1:38:16 PM

─── 空が泣く ───


さめざめと泣いてる日は
お気に入りの傘をさして

9/16/2024, 1:36:47 PM

私達が見る空は宇宙で
雲はその間にぷかぷか浮いている
横から見ると
高いものから低いものまで無数に

時と共に湿気を含んだ雨雲は
最初の一滴を降らす
それは美しい涙型だろう

空が泣くというよりも
雲が泣いているのか

9/16/2024, 1:36:00 PM

失恋した
そういう時に限って雨が降る

きっと自分の代わりに空が泣いてくれるのかもしれない…

9/16/2024, 1:32:23 PM

空が泣く

弱さを見せられないあなたが泣けるように。
流した涙が見えないように。

そして
明日からまた、あなたが笑えるように。

9/16/2024, 1:31:46 PM

#空が泣く
遂に親友と縁を切った。親友は素敵なとても人だった。私が咎めた行いを、間違ってなかったと思う。と胸を張って言えるような子だった。容姿が綺麗なだけでなく、日々人間性も磨いていて、誰から見ても素敵で沢山人々から慕われていた。
その子と私は縁を切った。
罪悪感はあった。自己肯定感も一時下がった。しかし後悔はしていない。
これからの人生で付き合っていくべきではないという私の判断は、きっと正しいものだと思うから。
空が泣いている。けれど私は前を向く。
大切な人と決別して、新しい道を歩んでいく。

9/16/2024, 1:29:52 PM

自分の中、外のちょっとした出来事で社会性の無さや弱さを重く受け取りすぎて病む(定期)
一回気づくとしばらく引きずるし、解決or忘れるかしないと病み続ける。解決できないって思い込みすぎるとこもある。

9/16/2024, 1:29:11 PM

空が泣く、それは、終焉を迎える涙。

それを人類が見た瞬間、阿鼻叫喚するだろう。

人ならざる者が、現れて世界の崩壊が始まる。

永久の眠りにつき、運命は変わってしまうのか。

分からない、最近では進化はしているようだけど

心配で心配でしゃあないんですよ。

私、一応こんな始まり方させたけど、

創造神ですからね、うん、そう思って欲しい。

それで、私には、力がある。

何でもかんでも出来る!!

だからこそ、人間の再生を見てみたいね。

さぁて、荒廃を望んだ人物は、

面白いストーリー作ってくれるのかしら。

あぁ、本当に楽しみだな。

9/16/2024, 1:28:12 PM

小さき手に握られた小指嬉し
 涙昇華し彩雲となる

絶望の黒い雨は空の涙
 半減期は忘れぬために


♯空が泣く

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