『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「空が泣いてる」と君が呟いた。
初めてのデートは、生憎の天気だった。
サァ、と降り出した雨はだんだん強くなり、君の服をシットリ濡らした。
「ほら、虹」
案外雨はすぐに止んだ。
艶々と輝きを増す木々、空に浮かぶ薄い雲、濡れたアスファルトに写る君の影。
その全てが君を形作る光のように見えた。
頬を伝う涙を隠すように
空が泣く
泣いたらまた空を見上げて
笑えるように
いつだって
空はそこに在る
※空が泣く
泣いていろ
好きなだけ泣くんだ
いずれ泣いたことすら 忘れられるように
好き勝手に泣けばいい
この言葉は果たして「空」に届くのだろうか?
神のみぞ知る
※刀剣乱舞
お山の稀泥はまだ乱舞7くらいなのよねー
江の里の前レベリング、やるだけしたわー
太刀と大太刀1の部隊でー
㊺空が泣く
ごろごろと
どこからか聞こえてきた
あたりがいっきに
暗くなる
しめったにおいが
ただよってきた瞬間
おおつぶの
雨がふってくる
空が泣く
我も泣く
音がほとんど無いまま雨が降ると、洗濯物を外に出しっぱなしなことにさえ気づかない。でも音がないほど優しく感じて、洗濯物が濡れても憂鬱になりにくい。きがする。
/空が泣く
空が泣く
私が泣けば空も泣く。
私と空は一心同体、怒れば雷が鳴り嬉しいと太陽が照る
私の感情に合わせて空は変化する。
きっと今日まで沢山天気がコロコロ変わった。
そしてそれも今日で最後。
私は幼馴染に告白をした。
卒業式だから、せっかくなら晴れが良かったなぁ
けどもう大丈夫。もともと覚悟は出来ていたから。
たくさんの雨が私に降り注ぐ。
雨と共に私の目に光が差す。
あっ、狐の嫁入り
部活帰りの空は、鏡のように私の心を写しているみたいだ。
今日は上手くいかなかったな。
先輩に沢山迷惑かけちゃったな。
そんな日は、必ず空が泣いている。
気持ちが落ち込んでいるのに、空もどんよりしていたら、もっと悲しくなってくる。
でもなんとなく、空は私の心に寄り添ってくれている気がするのだ。
何度落ち込んでも、何度泣いても、ただ私を上から見下ろしているだけ。
そんな空が、私は好きだ。
空が泣く
私のつむじ辺りにポタッと水滴が届いた。
次は左手の甲に水滴が届いた。これは予告だ。
私はリュックから折り畳み傘を取り出し、
空に向かって咲かせた。
3分もしない内に、空が泣き出した。
咲いた傘に涙が届き、流れた。
周りはすっかり雨模様になっていた。
空だって泣くんだ。
雨は誰かの涙なんだって。
そう言ってた君は、もういない。
君がいなくなった日も、体が燃え尽きた日も
茹だるほど暑い晴天だった。
君がいなくなってから、
何度も泣き喚いているのに、
君がいる空には届いていないみたい。
【空が泣く】
ある日の昼下がり。日用品の買い物がてら、近所のスーパーを歩いていたところ、近くの棚でお菓子を選びながら会話をしている親子がいた。
「ほいくえんでね、そとであそんでいたら、わーって、そらがないちゃった」
「そうだねぇ、さっきるう君お迎えに行った時お洋服濡れちゃってたもんね」
お菓子何食べようか?という親に対して、るう君と呼ばれた子供は、これがいい!と飴の袋を親へ差し出した。パッケージには虹が描かれた飴玉が描かれている。
「そらにもあげるの」
「どうやってあげるの?」
「てるてるぼーずみたいにするっ」
そんなやりとりを横目で聞きながら私は虹色が描かれた飴袋を手に取る。
子供はつくづく大人にはない感性を持っている。私もあの親もかつてはあの子供のような感性を持っていた筈なのだが、一体いつから、なくしてしまったのだろうか。
にわか雨に慰めようなんて気持ちにはなれない。
でも、たまには空を労っても良いかな。
そう思い、私は飴袋を買い物かごへ入れた。
流石に、てるてる坊主のように吊るしたりはしないけれど。
空が泣く
あなたが笑えるように
風が歌う
あなたに聞こえるように
雲が揺れる
私の心のように
淡く 脆く それでも強く
空が泣いているのに、私はそんな状況を楽しんでしまっている。
―空が泣くー
ドラマのワンシーンみたいに
私が泣きたい時に
空が泣いてくれる、
なんてことはない。
今日の快晴は
きっと違う誰かのためにあるんだろう。
中途半端な曇り空でも
今日は嫌だ。
もっと我慢せず泣いて、泣いて、
私の涙を隠してよ。
あ 思い出とかは?
い 覚えてない
あ あんなに一緒にいたのに
い …ごめん
あ ううん
い …
あ これからで
い …うん
あ ゆっくりで
い …うん
『空が泣く』
空が泣く
空が泣くのなら
それは雨のことだろうと
冷静に考える
そしたら
空は泣き虫だなぁと思った
少し羨ましくて
でもきっと
それでいいんだと思った
素直に泣くから
空は笑顔の晴れを届けてくれる
泣いてもええんやでって
教えるために
空は泣くのかもしれない
悲しい話を聞いた日は
涙も出なくて
かわりに空が泣いてくれた
………空が泣く
空が泣いている。
私の心を投影しているようだった。
私はこんなに悲しかったんだ。
振り続ける雨を眺める。
こんな日くらい暗い気持ちでもいいかな。
晴れがずっと続かないように、
人間の心もずっと晴れているわけがないんだから。
雨を受け入れると同時に、
自分も少し受け入れられた気がした。
「空が泣く」
極たまに見上げた空を
自分の心模様と
重ねてしまうのはなんでだろ。
勝手に共感してもらっていると
思いたいのかな。
雲がシャワーヘッドの形をしていた。
降りたければ、降ればいいと思った。
そこに彼らがいた。彼らの場所が取られたのだ。悲しみは、ふかい。
彼らを想い泣くのだ。私の意に反して、知らされもせず。しなければいけないことが、意に反する。それでも、私は、それを選ぶのだ。彼らのために、未来のために。
未来で待ってると言った言葉を信じて。
彼らの気配がするのだ。少数精鋭部隊が揃った。呼びにきた。心を鎮めた時に、龍と向き合った。泣くのは、心が開いてる時だ。悲しみだけではない。それはそれで、満足だ。溜めていたものが吹出したのだから、すっきりした。
空が泣く97
また来週月曜日
空が泣く
空は今日の私の気持ちを表している
すがすがしい時は晴れているし
つらい時は泣いている
空が思う存分に泣くと
私の気持ちはまた前を向ける
新しい気持ちに変わり
反省し
また生きてみようと勇気を持てる
空はいつも私の心の友である
どんな時も前を向くように新しい風を吹かせてくれるから
つらいな
と思う時も
生きてみようと思えるようになるのだと思う