『空が泣く』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#Stellarlulu
#今日のお題
#空が泣く
たくさん泣いた日は笑って
青空と泣きたい
今日も空が泣いている
私の悲しみを
知ってるかのように
「空が泣く」
空が泣いている
雨が降る
君が降る 僕も降る
さす傘もなく
希望の欠片もない
歩けるだけ 歩くだけ
雨の中、ひとりで傘もささずに虚ろな目で歩く。
この雨量と君の今まで流した涙の量、どちらが多いのだろうか。
今日、君は僕の目の前で飛び降りた。
理由はいじめに耐えられなかったから、ということになってるけど、ちがう。
僕が君から逃げたからだ。
君を救えなかったから。救おうともしなかったから。
ある日、僕は君に呼び出されて、ひと気のない郊外の高台の公園に呼び出された。
そこは様々な理由から生きづらさを抱えている僕らの逃避行先だ。ある日は僕が、ある日は君が泣いている方を慰める、そんな場所だった。
だからいつも通りそこに行ったんだ。そしたら君が「ねぇ、もう疲れちゃったから一緒に飛び降りようよ。」と僕に言ったんだ。
君がそんなことを言うのは初めてだったから、一瞬何を言われたのか理解できなかった。でもその日は「変なことを言っちゃってごめん、忘れていいよ」と言ってくれたから特に触れずに、そのままだべって帰ったのだった。
でも日に日に君の様子が段々とおかしくなっていって、ちょっと君のことが怖くなっちゃったんだ。前までの君は泣いて慰められて落ち着いてその日は終わり、だったのに、自分のことを傷つけたり、何を言っても落ち着かなくなってたりしていた。
次第に僕は高台の公園に行かなくなっていった。
行かなくなってから1ヶ月たった頃、ふと公園に行きたくなったので足を運んだ。
そして君がいた。
「ねぇ…なんで最近来なかったの…」
「君以外に頼れる人なんていないんだよ、私」
「怖かった」
「ねぇ…飛び降りよう?なんて聞いたから?」
「ダメなの!?生きる理由なんてないのに!!君だってそうじゃないの!?」
「君も…君も私が嫌いになっちゃったの!?」
「なんだ…私いなくても君はもう生きていけるのね。」
「……君だけが唯一の生きる理由だったのにな。」
「さようなら」
心中を提案来てきたあのころから、もう君の心は壊れてたんだろうな。でも僕はそれに気づけなかった。
君の未来が絶たれたのは全て僕の責任だ。
僕は君の呪いを抱えながら生きていくしかないのだ。
空はココロの鏡
私が泣くと
空も悲しく見えるよ
空が泣いたら雨が降る
雨の音が大好きだ
閉鎖的で安心する空間
僕には泣いているというより休んでいるみたいに思う
空が泣く貴方が笑えるように
風が歌う貴方に聞こえるように
雲が揺れる貴方に届くように
空が泣いて雨を降らし
空が嗚咽をもらして雷を鳴らし
空がしゃくりあげて風をふかせ
そして泣き止んだらほら。
すっきり笑顔の晴天が広がってる。
「空が泣く」
今日は珍しく空が泣いていた
それに気付かず僕は帰る時困った
どうしようと焦りそのまま帰った
空が泣く
講師の先生「空が泣く時は神様がジョウロで水を撒いている。風が吹く時は、風神様が風の袋を開いている。雷が鳴る時は雷神様が思いっきり太鼓を叩いている。」
「これはほんとの話だと思う人、挙手して下さい」
会場「シーン」
講師の先生「誰もいらっしゃらない…これは珍しい結果ですね」
司会者「えっ、えー?」
【空が泣く】
近所にある稲荷神社の奥の院にハイキングがてら出かけていったら、晴れているのに空が泣いた。
キツネの嫁入りだと笑っていたら、ジャラン……と鈴が鳴った。
驚いてバッと振り返ると、連なる赤い鳥居の奥にしゃがんで神楽鈴を拾っている長い髪の女がいた。
(人の気配なんかしなかったのに……)
長い髪を地面に落として女は鈴を手にすると、ゆっくりと立ち上がった。黒髪は太ももまで伸びていて、重く、量も多い。
加えて黒いタートルネックにベージュのロングタイトスカートが更に雰囲気を陰気にする。
その女は重たい体をゆっくりと気怠げに動かして、階段を上って僕の隣を通り過ぎていった。
(……うっ…)
女の後ろ姿を見て声を失う。女の尻の辺りから、モフモフとした立派な狐の尻尾が揺れていた。
僕は怖くなって一目散に来た道を引き返す。
階段を下がりきると本殿と社務所に巫女さん達が居て、青い顔をした僕に気づいて声を掛けてくれた。
「き、狐の尻尾……女の人が……」
それだけ聞くと、巫女さんは「ああ……またか」と言う顔をして社務所に叫ぶ。
「ちょっと、斎藤さん!鈴木さんに尻尾のキーホルダーつけないでって言ってるでしょう!」
「稲荷神社ですもん、かわいいじゃないですかー!」
と、巫女装束に狐の尻尾をつけた斎藤さんという巫女さんがケラケラと笑っていた。
雨が降り出した
空が泣いているみたいだ
つられて僕は泣き出した
涙の音で周りの音は何も聞こえない
僕独りただ空と一緒に泣き続けた
#空が泣く
もうすぐ台風ですね。
もうすぐ嵐ですね。
もうすぐ晴れますね。
まだまだ嵐ですね。
昨夜の台風は大変でしたね。
明日も嵐は続きますかね。
これからは晴れ予報です。
これからも晴れは訪れないようです。
雨が降って来た
空が泣いているね
今日の君みたいに
〈空が泣く〉
「君は優しいね。」
ごくりと一度、唾を飲み込んでから、僕は言った。
『そんなことないよ。』
『君の方が優しい。』
___そうさ、優しいだろう?だから君の言うことを否定しないさ、優しいのだから。
ヤサしいんだから、嗚咽を漏らしながら、君の言葉を否定して、僕を否定してと、貶してくれと、罪に罰を与えてと、存在を蔑んでくれと、消してくれと、死なせてくれと、言わないのだよ。
苦しんだ顔を見せても、ヤサしいと言うのだ。
苦しんだ顔をしていても、誰にもバレやしないのだ。
滴の恵み主よ。ああどうか、僕をこのまま呑み込んで。泥だらけの心の臓を抱えたままで、いいから。
#空が泣く
君と喧嘩したあの日は朝から雨が降っていた。
喧嘩したあの日からもう何日も雨が降っている。
いつか、仲直りをするときには晴れていますように。
ずっと降り続ける雨も、君の涙も。
__「ねぇ、⚫⚫。」
『空が泣く』
笑顔で快晴。
モヤモヤと雲天。
澄み渡る雨上がり。
空色はひとつじゃない。
空だって悲しみに浸る。
空が泣く
あなたは
どこか遠くに行ってしまうんですね。
あなたは
私の知らない土地へ
私の知らない世界へと
#空が泣く
空が泣いている
僕のココロの内を知ってか否か
嫌な日もある
今日はそんな日だ
また明日があるさ
僅かな願いをこめて
空を見る
空が晴れている
僕のココロの曇りをかき消すように
空が笑ってる
あ、空が泣いてる。冷たい雫が頬を伝う。
これなら、自分の頬に流れていた
温かい雫もバレないかな。