『秋風』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
もう嫌だ、失敗したくない。
僕はいつも上手くいかない。
綺麗な色をつけることができければ、人よりだいぶ成長も遅い。
もうこのまま枯れてしまえば、消えてしまえば、どれだけ楽になるだろうか。
そんな時、優しく誰かが僕の背中を押してくれた。
大丈夫だよ、そう言ってくれているかのように。
振り返っても、そこには誰もいなかった。でも、
「遅くっても、君はきちんと成長してるじゃない」
「綺麗な色じゃなくとも、君はいろんな人を楽しませてるじゃない」
優しく何度も励ましてくれる。
「今年もまた、たくさんの人が君の綺麗な姿を待ってるよ、だから、くよくよしないで」
そう耳元で囁いてくれた。強すぎる口調でもなく、包み込むほどの語彙でもないけれど。
【秋風】
『私は幸せ』
叶わない想いと知りながら
あなたを見つめて過ごした
暑い夏を思う
もうすぐ冬がやって来る
秋風に吹かれ倒れた私の体
やがて土になるでしょう
雪に埋もれて過ごす冬
あなたを感じる春が来て
ただそれだけ それだけで
#秋風
夏の暑さが嘘のような
過ごしやすい日々
これから徐々に
冬へと季節が移ろうという準備期間
部屋の掃除をしようと
窓を開け放つと
止まっていた室内の空気が
動き出すのが
ゆっくりと踊っているようだった
掃除を済ませ
ベランダに出て深呼吸をすると
お疲れさまと言われているような
頬をなでる心地の良い秋風
「秋風」
夏とはちがう
かと言って
冬ともちがう
青空をのせ自由に
秋風が吹き
周りの 風景は
色をつけて
とても 綺麗
少し お散歩をして
秋の季節を いっぱい
感じましょう
日々懸命に生きてると
忘れがちな季節の気配
風に運ばれてかおる
舞い散る枯葉の香り
秋風が教えてくれた
もうすぐ冬だよ...と
ついこの前まで湿っぽい風が吹いていたのに。
少しひんやりした秋風が吹き抜けていた。
季節が変わって行くのを肌で感じた瞬間だった。
【秋風】
昔は夕方になると
一斉に夕御飯の支度が各家庭で始まり
集合住宅なので余計に
焼き魚だのカレーだの
美味しそうな香りの中 家に帰るんだけど
自分の家からはご飯の香りはしてこない
あれ?うちのご飯は?
秋の風が運ぶもの 金木犀の香り
焼き魚 カレーはやっぱり香り強いわ
そしてなんだか悲しいわ
どことなく
寂しいのは秋風だよね。
なんとなく感じる。
風は
いろいろな風を知ってるけど…
なんだろうね。
#秋風
朝起きるとなんだか肌寒い
少し空いてる窓に顔を向けるとさわやかな風が頬を刺す
真相究明完了 また布団へ投了
『秋風』
肌寒くなってきたね
幾度、君と交わしただろう
いつだかの今頃もそんな話をしたっけ
くすっと笑う君の顔
いまはもう遠い記憶の彼方
君の笑顔も霞んできたよ
それでも世界は回る
君の笑顔も、僕の心も置き去りにして
今年もまた秋風が吹いてきた
この風は僕の言葉を運んでくれるだろうか
どこまでも、どこまでも
この星の彼方を超えて、君のもとまで
秋風にやられた君の手を
ポケットに迎え入れた帰り道
そろそろ冬が近づいてくる。私はとてもこの秋に吹く風が好きだ。風は色んなものを運んできてくれる。紅葉やイチョウの匂い。そして、音。風向きによって聞こえない音も聞こえる音も違ってくる。そこが好きなのだ。人と似ている。人だって少し聞く順番が違ったり、少し文の順序が違っただけで、傷ついたり、喜んだりする。でも、そこがいいのだ。だって、悲しみがあるから嬉しさがある。私はそう思う。この世から感情が消えて欲しいと願う時だって多々あるが、感情がなくなったら人間は人間としては動けないんじゃないかと思う。感情がない。つまり機械、ロボットだ。秋風からここまで話を広げてしまったがどうだろうか。君はどう思う?今、どれほど辛いことがあるだろうか、どれほどの困難を乗り越えようとしているか、はたまたどれほど幸せだろうか。
今の君はどの状況か分からないが、辛かったら、今までいちばん辛かったことを思い出せばいいさ。長時間の腹痛とかね。幸せなら、今の幸せをずっと頭に残して行けるよう、思い出として刻み込んでおけばいいさ。いつかの助けになるから。ここまで読んでくれた人は時間がある時に風の音を聞いてみてくれ。痛い人だと思われようが関係ない。絶対に楽しくなっていくから。周りのことなんか気にするなよ。自分の未来を作れるのは自分だけだから。
晴れた日
秋風を感じながら
そう言えば自分の人生を
季節にたとえると
そろそろ秋風が吹く頃かなと思った
これまでの人生で
大雨の日や落雷の日もあり
時々思い出す
迫り来る冬への
備えに不安になることもある
しかし
こんなにさわやかな秋風を
今まで忘れていなかったか
今を豊かに生きているか
ほおにあたる秋風に
問われているような気がした
題「秋風」
いつの間にか貴重になってしまったもの、を挙げるならば秋風は欠かせないだろう。
乾いてて、涼しくて、それでいて身が凍えることもない。こんなに気持ちの良いものはない。
だけれども最近はすっかり夏と冬の境目もなくなり、このような秋風は贅沢品となってしまった。思えば馬が肥ゆるような高さの空も、どこか記憶の中にしかない気がしてならない。
彼方のうろこ雲を眺めて木々がさざめいたら重い腰を上げて外へ出てみよう。秋風を吸い込まずして、冬を迎えたくはない。
人がいっそう沸き立つ季節。
色んなものの欲に溢れかえり、鮮やかに染まる。
次は、白い冬。
今のうちに楽しんでおこうか。
#秋風
涼しくない…もう寒い(笑)
今年初のパーカーで外出した。
太陽はたまに出るけど暖かかったなあ。
11/14。
秋風が心地良い季節になりました
よりいっそう自分を愛さなくてはなりません
自分を無くしてはいけません
だけど自分を1番に考えてはいけません
マイナス発言をしてはいけません
プラス発言をする人ほど信用されます
笑顔で生きなければいけません
笑顔は自分を相手を守ります
『秋風』
太鼓を叩く
叩く、叩く、叩く
ドンドコ、ドンドコ、ドンドンドン
爆ぜた花火に喜怒哀楽を
楽しい、嬉しい、悲しい、苦しい
踊って踊って宵もたけなわ
祭囃子の前奏は、時が経つほどセピア色
強く響いた感情も
鮮やかに爆ぜた感情も
派手に舞った感情も
全てが色落ち枯れていく
秋風によって、情動は忘却へと飛ばされ
秋風によって、記憶だけが足元に積もる
……ほら、また一つ
秋風
冷たい
私の体温を奪っていく秋の風
去年までは貴方が温めてくれていたのに
去年までは私の隣は温かかったのに
今はもういない貴方のせいで
私は今、凍えそう