No name

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そろそろ冬が近づいてくる。私はとてもこの秋に吹く風が好きだ。風は色んなものを運んできてくれる。紅葉やイチョウの匂い。そして、音。風向きによって聞こえない音も聞こえる音も違ってくる。そこが好きなのだ。人と似ている。人だって少し聞く順番が違ったり、少し文の順序が違っただけで、傷ついたり、喜んだりする。でも、そこがいいのだ。だって、悲しみがあるから嬉しさがある。私はそう思う。この世から感情が消えて欲しいと願う時だって多々あるが、感情がなくなったら人間は人間としては動けないんじゃないかと思う。感情がない。つまり機械、ロボットだ。秋風からここまで話を広げてしまったがどうだろうか。君はどう思う?今、どれほど辛いことがあるだろうか、どれほどの困難を乗り越えようとしているか、はたまたどれほど幸せだろうか。
今の君はどの状況か分からないが、辛かったら、今までいちばん辛かったことを思い出せばいいさ。長時間の腹痛とかね。幸せなら、今の幸せをずっと頭に残して行けるよう、思い出として刻み込んでおけばいいさ。いつかの助けになるから。ここまで読んでくれた人は時間がある時に風の音を聞いてみてくれ。痛い人だと思われようが関係ない。絶対に楽しくなっていくから。周りのことなんか気にするなよ。自分の未来を作れるのは自分だけだから。

11/14/2022, 4:03:13 PM