秋晴れ』の作文集

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秋晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

10/18/2023, 1:01:39 PM

金木犀の香りがふと香る。

もうそんな時期かと思って、ふと上を向くと、
鉛筆みたいな白い飛行機と半透明の細切れの雲が
澄んだ青い空のキャンバスに
さりげなく描かれているようにみえた。


「そろそろ衣替えしなきゃな」なんて思うけど、
土日のための服の量なんて、たかが知れている。
とっておきの服は、きっと今年も出番がないだろう。

それに、セーターやコートはまだ早い。
だから服たちは、クリーニング屋の袋のままで 
世界が寒くなるのを待っているのだ。

「今年ももう終わるね」なんて笑う君に
「まだイチョウすら落ちてないよ」と言い返すのは
いささか冷たいだろうか。

「夜中に鳴く虫は、なぜ四季がわかるのかしら」
と真剣な眼差しで語る君に
「遺伝的なプログラムさ」と言い返すのは
いささか味気ないだろうか。

そんなことを思いながら僕は、再び歩き始めた。

10/18/2023, 1:00:05 PM

◤秋晴れ◢

銀杏並木を一人で歩く。
黄色の葉の隙間から降り注ぐ木漏れ日が暖かい。
緩く風が吹いて、枯れ葉が舞い上がった。
――次は二人で来よう。
すべての葉が落ちてしまう前に。
『土曜日空いてる?』
メッセージを送って10秒後。
手の中の携帯が震えた。

10/18/2023, 12:57:11 PM

こんな気持ちの良い日なのに。

涙出る時ある。

僕だけ幸せな日でごめんって。

いつまでも引き摺ってどうするの?

って言う人いるけど。

そんな無神経な生き方、僕には無理なんだ。

だから、幸せ感じる時は、

同時に幸せにしてあげられなかった

人達のことも考える。そして、涙。

10/18/2023, 12:53:42 PM

木々が葉を落とし始めたこの頃、私は身の丈に合わない格好をして、木の葉の道を歩いていた。

いつもはしないメイクをして、赤いハイヒールなんかも履いちゃって、髪も焦げ茶に染めた。

次大学に行く時、どんな目で見られるんだろ。なんて思いながら、私は目的地である噴水がある広場に向かっていた。

そこには、3年くらい会えなかった親友が、私を待ってくれている。確か、留学でフランスに行くとかなんとかで、しばらくの間会えない時期が続いていたのだ。

でも、今日はそんな彼女が帰ってくる日。

広場に着いて辺りを見渡すと、そこには大きめのバッグと楽器ケースを持った彼女が、ベンチに座っているのが見えた。

そんな彼女は私に気づいたのか、大きく手を振って私に居場所を教えてくれた。

私は彼女に向かって走って、そのまま思い切りハグをした。

雲ひとつない空にただ浮かんでる太陽が、私たちを照らしてくれている。

彼女は、優しく笑ってこういった。

「今日は秋晴れだね、いい一日になりそう」

10/18/2023, 12:51:59 PM

秋晴れ…

夏と違ってどうして秋の空気はぴーんと張り詰めた透明感を強く感じるんだろうね。
季節で一番好きな秋。
秋晴れのいい天気には、一人ゆるゆる散策にもってこいだ。

さて、何処にしようかな。
何を着て行こうかな。
時間もゆったり、のんびり、好きなだけ好きな所で過ごしてこよう。
散策の理想は、手ぶら。
でも、ついついあれもいるかな…これもあったほうがいいかも…と大荷物になる。トホホ。

お気に入りのポットに珈琲を入れて持って行こう!
外で飲む珈琲はとびきり美味しいのよね。
自分で淹れた珈琲なのに。
途中で焼き立てパンを手に入れよう。
貴重品だけ小さなポシェットに入れて、最低限の荷物だけにして肩掛けバックにしよう。

わざわざ行く公園は、街の中心部から少し離れた所にある春は桜、秋は落ち葉がきれいな森の公園。
ベンチに腰掛けて、まずは珈琲を。
手に入れたパンは、ナッツやドライフルーツが沢山入ったハード系のパンとふわっふわのサンドウィッチ!

さぁてと、ちょっと横に置いたら
きゃ〜〜〜〜〜〜っ

持っていかれた私のサンドウィッチ…。
カラスに。

びっくりしたぁ。早技ね。
何が起こったか解らなかった。
まっそんな日もあるさ、ね。
あははははははは。

また別の秋晴れのいい天気の日に、リベンジよ!

ベンチの両脇に荷物を置いてパンと、ポットを膝に挟んで器用に食べてる人、それ、私。

上をキョロキョロ見ながら時々、思い出し笑いしながら珈琲飲んで、はあああ〜って言ってるの、それ、私。

もし、見かけたら、優しく見守っててね。

多分、パン食べて、『うっま!』とか言ってるはずだから。

待ってろよ〜カラスぅ〜!


*読んで下さり ありがとうございます*

10/18/2023, 12:48:02 PM

#27 秋晴れ


どんなときでも晴天との
顔合わせは緊張する

しばらく固まって、やっと顔をあげたら
空が私を映してくれた
      2023/10/19

10/18/2023, 12:44:10 PM

『秋晴れ』

東雲の薄い空に見えるは、きらり光る金星。
青い空に見えるは、すーっと伸びる飛行機雲。
黄味掛かった空に見えるは、更に黄色い銀杏の葉。
濃紺の空に見えるは、それでも明るい白い眉月。

雲一つ無い青空。
肺を満たす澄んだ空気。
頬を舐む軽い風。
からりと音を立てる紅葉。

秋に恋するあたしだった。

10/18/2023, 12:44:03 PM

300字小説

狐の嫁入り

 秋風に俺の昔からの友人の黄金色の尻尾が揺れる。
「だから、どんな相手か、こっそり見に行っただろう?」
 俺は車で、こいつの結婚相手の森まで送っていっただけだか。ぽぉっした様子で帰ってきたところを見ると、かなり好みの美狐だったらしい。
「大丈夫だって。お前もお山の狐達を立派にまとめているんだ。お似合いだよ」

 大安吉日。秋晴れの空の下、俺は山の近くの稲荷神社に、重箱に詰めた祝いの稲荷寿司を供えた。
「結婚、おめでとう」
 今頃、奴の元に花嫁行列が着いた頃か。
 突然、晴れ渡った空から大粒の雨が降り注ぎ、地面に跳ねてキラキラと光る。
 持ってきた、こうもり傘を開き、鳥居から出、山を見上げる。
「だから、感激のし過ぎだって」

お題「秋晴れ」

10/18/2023, 12:37:03 PM

秋の晴れ空
薄情に冷たい風が
すっと通り過ぎては
その虚しさと痛みに耐えかねる
その場を忍ぶことでしょう
君を想うあたたかさなど感じられもせず

10/18/2023, 12:34:18 PM

『くしゅっ...』
少し肌寒いこの頃
カフェの近くの公園のベンチでわたしは本を片手に
幼なじみを待っている。
少し待ち合わせの時間に早く来すぎたみたいだ。
コートのポケットに入れていたスマホが震えた
確認すると
『すまん少し遅れるかも』
と一言どうやら道路が渋滞してなかなか進めないらしい
わたしは
『わかった。気をつけてきなよ』
と返信しスマホをポケットにしまった
とりあえずカフェに入り温かいコーヒーをひとつ頼み
公園に戻ろうとしたところカフェの入口に
金木犀があった。
少し強めの柔和で甘い匂いが鼻をくすぐる
幼なじみが好きな花でよく
金木犀の香水を買って付けていた
わたしも金木犀の香りは好きだった
小さい頃に大喧嘩して数日間ずっとくちを
聞かなかった日が続いたある時のこと
幼なじみは『ごめん』とぶっきらぼうに言い
金木犀のドライフラワーをくれた
あの時のことは今でも覚えてる
そんな思い出に浸っているとき、ふと腕時計を見ると
待ち合わせの時間が迫っていた
わたしは早歩きで元の待ち合わせ場所に戻ってきた時に
幼なじみの彼も汗をダラダラ流し荒い呼吸をして走ってきた
『すまん..はぁ...時間ギリギリセーフ?』
『残念1分遅刻かな』
あんなに遅刻しないって言ったのにと意地悪く笑って言えば彼は苦笑いをし
『.....1分見逃してくれません?』と言った
『うーん、新作のパフェを奢ってくれるなら許してあげなくもないかなー』
『この間も特大パフェ食べてたろ、太るぞ』
『可愛い彼女になんてこと言うのよー!』と彼を軽くポコポコ殴ると彼はいてっと言いわたしをなだめるように優しく頭を撫でながら
『もう彼女じゃなくて奥さんになるだろ』と言った
そうわたしたちは結婚するのだ
これから市役所に行き婚姻届をだしにいく
彼はわたしの手を優しく握り歩き出す
わたしも握り返す
彼から金木犀の匂いがふわりと香る
澄んだ秋の空と金木犀の匂いはわたしたちの幸せな未来をつつんでいた

10/18/2023, 12:31:36 PM

秋晴れ

 秋。からっと晴れた穏やかで高い空が思い浮かぶが、実際はまだじめじめと厳しい残暑だ。
 昔はもっと涼しく過ごしやすい季節だったように思う。私は秋が好きだったはずた。
 年々厳しくなる気温と戦う今時分、暑すぎない晴れの日を心待ちにしている。

10/18/2023, 12:31:22 PM

秋晴れって知ってる?


空気が澄んで空が抜けるように



青い晴天のことを言うらしいよ



僕は心が穢れてるから僕には





到底辿りつけないような存在だね...

10/18/2023, 12:26:38 PM

秋晴れは忙しい。

衣替えをしたり、布団や毛布を出して干したり。

アレルギー体質の私には、これらの作業は結構辛い。
ここだけの話、鼻にティッシュを詰めて作業したりする。
ここだけの話ね。

でも、秋晴れの空は好きだ。

夏のモクモクの雲が姿を消し、高くなった空に鰯雲が登場する。

鰯雲なのに、秋刀魚を思い浮かべたり。

そして、私の大好きな秋の夜長。
年中夜更かし気味なのに、さらに夜更かししてしまう。

今年は、いつものお気に入りに1つ新しく加わったものがある。

〝書く習慣”の皆さんの投稿を読むことだ。

また寝不足になりそうな予感だが、
趣味が増えるのは嬉しいことだ。

明日のお題が〝秋の夜長”じゃありませんように…

paki

10/18/2023, 12:25:11 PM

空が遠く感じて
寒さが近くに感じる。

夏の懐かしさなんて
もう忘れちゃった。

空気の美味しさと
服の肌触りの良さ。

青い空と赤い葉の
コントラストが最高。

目にも心にも優しくて
肌の天敵。

–秋晴れ–

10/18/2023, 12:24:31 PM

秋の晴れた日、すき
いわし雲、すき
ちょっと寒いから落ち着いた色味のタータンチェックのストールを巻く私、すき
どこからか香り漂う金木犀、すき
秋になると香り立つその存在感、すき
花が地面に落ちるとオレンジの絨毯みたいになるの、すき

そもそも季節にはそれぞれ匂いがある気がする
春の匂いも、夏の匂いも、冬の匂いも、すき
地軸の傾きによって四季が存在するの、不完全なのが完全って感じで、すき

私は私のすきがだいすき

10/18/2023, 12:23:15 PM

会いたくて

            会えなくて


         会いたい時に

         会いたいのと

         素直に言える


        そんな人を

          好きになりたい

        
         そう呟くキミを

         ボクは見ていた


         
          空は高くて
     
          空は青くて

        

           『秋晴れ』

10/18/2023, 12:14:40 PM

テーマ:秋晴れ #339

秋晴れの空の下。
最後の体育祭が行われる。
高校生活最後の体育祭。
思い出の1ページには欠かせないイベントだ。
今回は4種目の競技に出る。
いつもに増してたくさんの競技に出る。
少しの不安と緊張。
そして大きな好奇心とが入り混じり合う。
さぁ、プログラムが始まる。
怪我なく、楽しく
そして最後には、とびっきりの笑顔で終わりたい。

10/18/2023, 12:14:17 PM

暑いのが嫌い
虫も嫌い
夏が嫌い
早く夏が終われと毎年思う
でもこの秋晴れの日に毎年
夏が終わるのを少し寂しく感じる

10/18/2023, 12:11:55 PM

─秋晴れ─

秋を感じるようになったね。

どこか寂しさを感じる

10/18/2023, 12:10:36 PM

秋の日差しの中で食べ歩く焼き芋は、本当に至福のひと時。

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