『秋晴れ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
お元気ですか。
僕は元気です。
あなたが旅立たれて11年。
そちらの生活も、もう慣れたものかと存じます。
この11年、色んなことがありました。
他の人からもたくさん聞かれていることでしょう。
11年の間、それはみんな逞しく成長しました。
あなたが突然旅立ったときの何とも言えない悲愴感。
みんなそれぞれ乗り越えてここまできました。
あなたは今も僕たちを見守ってくれていますか?
それとも、もう心配ないと言ってくださいますか?
僕たちはそれぞれに、色んな思いを持って進んでます。
なので、心配せずにそちらでの生活を思い切り楽しんでください。
清々しい秋晴れの空。
あなたの住む世界へ向けて遮るものは何もないので、手紙を書きました。
追伸
来年、いよいよあなたと同い年になります。
〜秋晴れ〜
秋晴れの空の下。
風に吹かれて揺れる
キバナコスモスの花。
道端でもぐんぐん育つ、生命力。
1つひとつ違う色や形。
それらが合わさって
波のようにきらきら輝きながら
揺れる光景。
それをただ眺めながら
まるで人のようだな、とぼんやり考える。
秋晴れ
今日はなにかいつもと違う日な気がする。あなたと二人で話しながら歩く夕方。なんでだろう。なんであなたはそんなに暗い顔をしてるの?私と話してるんだから笑ってよ!なんて言っても君は反応してくれない。「あぁ、君が最後に笑ってくれたのは今日みたいな綺麗な空の日だったね。」あなたが呟いたその一言で私は全てを理解し、頬に涙を流した。
解説
女の子は自分が亡くなっていることに気づかず、女の子の死を目の前で体感した男の子はその女の子が見えるようになってしまった。男の子はそんな女の子と何日も話していた。でも、なくなってから1年経った日。空が綺麗で。少し呟いただけだったけど振り返ればもう女の子は(成仏して)居なくなっていた
秋晴れ
水たまりに映る反転した景色があまりにも美しくて、思わず顔をあげた。
視線の向けた先にあったのはどこまでも続く青い空。
昨日はあんなにも空が大泣きしていたのに。
まさしく秋晴れというにふさわしい、清々しいほどの空だった。
その美しさに訳もわからず、涙がこぼれそうになるのを泣いてすっきりしたような空が肯定するように見守る。
泣いたっていいんだよ。それですっきりして、また笑顔になれるなら。泣いて、泣いて、涙が枯れるまで泣いて。
この空と同じように、清々しく、美しく、君らしい笑顔になれるなら。
秋晴れ
秋晴れの思い出。
実家の2階の窓から見えるプラタナスの並木。晴れた空に立つ、背高のっぽ。
子供心に陰り行く季節を感じた、
プラタナスのある秋晴れの風景。
やさしい風に包まれて
ふと見上げると
赤と黄色に染まった紅葉 が。
なんて美しいのだろう
私は時を忘れるほど見惚れていた
陽の光がさして輝いている、
そこは別世界のようだった
書く習慣 DAY 5 | 秋晴れ
秋の冷たい風が吹き、少し肌寒くなってきた。
季節の変わり目のようだ。
秋晴れのいい天気は、忙しない日常から冷静な心を取り戻してくれる。
最近私はとてもありがたいことに、スクールの授業や課題だけでなく、クライアント様から依頼をいただき、忙しい日々を過ごしている。
1人で黙々と家で作業をしていると、外の世界を忘れて1人の世界に浸ってしまう。
気づいたら、かなり時間が経っていることも。
息抜きに窓を開けると、秋の爽やかな風に身を包まれる。
コーヒーを一杯、ホッとひと休み。
空を見上げると、ゆっくりと時間が流れるのを感じる。
時には心静まる時間も悪くないようだ。
頬を撫でる風
指先で感じる冷たい空気
遠く感じる空
皮膚がじりじりと焼ける
季節も感覚も遠ざかり
あなたの私に対する気持ちも
はらはらと落ちていき
掴もうとも掴めず
手を眺める視界が歪んでいく
【秋晴れ】
075【秋晴れ】2022.10.18
鮎釣り歴は、中坊のときから数えて20年、ベテランを自認していた俺としたことが……やってしまった。川底の丸石の苔のぬめりに足をとられて、つるり、となるとは。不甲斐なくも俺は、周囲の釣りキチたちには申し訳が立たないくらい派手な水しぶきをあげて、全身ずぶ濡れになってしまった。
地球温暖化の影響か、秋が深まっても日中はいささか暑い。とはいえ、水浴びするにはさすがに涼しすぎた。歯の根の合わないおもいをしながら、ほうほうの体で上陸した俺を、同じ釣りキチ同士、みんな、やさしいんだな、介抱してくれたり、焚き火をたいて暖を取らせてくれたりした。そのうち、せっかくだから、とインスタントラーメンと小鍋が出てきた。すると、コーヒーセットもあるぞ、という話になった。どうせなら、と器用な人が十得ナイフを出してきて、そこらへんの小枝を切って、鮎を焼く仕度をしはじめた。
俺は借りたバスタオルにくるまって、髪の毛から冷たいしずくをしたたらせていた。ただただ恐縮しつつ一番いいところに陣取らせてもらって元気よくはぜる火にあたり、せめてもの恩返しにと提供した本日の全釣果を炙る番をして、結局、自分でも一匹食ったんだが、程よく焼けてほろほろとなる錆びた鮎の身にかぶりつきながら、ふと見上げた秋晴れの空の、それはそれは高かったこと。
薄墨色の焚き火の煙は、風無き秋の空気を貫いて真っ直ぐに立ち上り、青い天を目指して突き刺さらんとするかのようだった。
ピーヨロロ、と鳴いたのは鳶だ。まるで煙と張り合うかのように、高く高く旋回して、点になり、あとはお日様の眩しさに飲み込まれて、声を残して見えなくなった。
と、不意に声をかけられた。
「鮎、ごちそうさまでした」
コーヒーセットの人だった。
「だけど、あとで嫁さんに叱られませんか?」
淹れたてのコーヒーの入ったカップをありがたく受けとりながら、俺は苦笑いした。夕飯のおかずはまかしておけ、と見えを切って、先週は微々たる釣果で、今日はコレ。またしても、家に帰ってあわせる顔がない、自称ベテランの俺である。
いましがた味わった鮎のはらわたのようなほろ苦い思いを、濃褐色のコーヒーの強い苦さで、俺は誤魔化した。
「よく晴れた空ですねぇ。」
ふと、声をかけられる。河川敷に居座ってただけだ。
「は、はぁ。そうですね。」
そう相槌をうちながら答える。
「もう肌寒くなりましたね。見事な秋晴れです。」
「そうですね…でも、見事とはどういう意味で?」
「ああ、そうそう見られないんですよ。私だけかもしれませんが、丁度雨の日が被って、今まで綺麗に見た事が無かったんですよ。」
…ん?どういうことだ。ここ最近は晴天だぞ。
そして僕は勘づいた。彼に、
「悩み、いつでも聞きますよ。」
「貴方なら勘づいてくれると思いました。どうです?私の国語力は。」
ニコニコしながら話してる。この人なら、分かち合えそうだな。
「僕、教えてほしいです。」
「…何をだい?」
「雨、に関する表現です。」
「もちろん。雨は人の感情も表せるよ。」
苦しかった。
辛かった。
でも、君がいたから生きてみようと思った。
秋の暖かな光が私を包む。
お前は私なんかにも優しくしてくれるんだね。
私たちが勝つよ。
そう空も言ってくれている気がした
体育祭の日
「秋晴れ」
ここ三日、四角に切り取られた空を眺めている。
一昨日は晴れて、昨日は雨。そして今日はよく晴れた。
七年前に入院した病院の窓は、ベッドに寝たきりだと外をまともに眺めることもできず、雪が降っている事を知ったのは自らで立って歩き、窓辺から外を覗けるようになってからだった。
それに比べて、ここの病室の窓はとても大きい。
掃き出し窓に近い作りになっていて、他の棟や近くの大きな建物で少しばかり遮られはするが空がとてもよく見える。
私はあと数日で退院する。ここから空を眺められるのもあと少し。
退院当日は晴れてくれるだろうか。そんな事を思いながら、今日は起き上がれるようになった体でベッドの上に座り、大きな窓を眺めていた。
/秋晴れ
秋晴れ
秋晴れ。
季節に関係なく晴れは好き。
雨は気持ちが落ち込むからやだ。
#秋晴れ
透き通る風
青い空はどこまでも高く
澄み渡る…
光は柔らかく
榛色にきらめく
キンと冷え込む朝と
暖かな陽だまり…
葉の金色や茜色が
だんだんと色づく…
秋色に染まった葉を
秋の陽が透かして
漏れる木漏れ日の下を
貴方と…🍁
秋晴れ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
今日は私の魔法学校入学の日
ここまで、本当に長かった
だが無事入学できた
秋の綺麗な晴れが
私を応援しているように感じる
今日は空が高い
私の希望も空のように高い
-秋晴れ-
白黒な日々が、急に彩られた。
白馬に乗った君に。
これは、かぼちゃのなる季節の事だった。
「ありのままの私を、愛してくれますか。」
秋晴れのイメージ
・高く蒼い空
・紅葉
・稲刈り
秋は食べ物も、芸術も豊かだ。
運動を忘れてる?
…私は運動が嫌いなのだ!
(いつの間にか秋のイメージになってしまった)
澄み渡った青空が
宇宙の手前までつづいてるこんな日は
自転車で
あの雲があるあたり
大クスの木までサイクリング
本気は出さないよ
私は電動自転車で
汗をかかないくらいのサイクリング
風を感じながら
おしゃべりしながら
たまには振り返ってよ
『秋晴れ』
秋は空が高いから、すき。
そういった彼女の顔を見て、すきだなあ、と思った。
空は見事な秋晴れだった。