『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
秋恋
文化祭には他校の生徒が訪れる
それは共学でも 出会いの場
この時間帯は男子は入口で呼子をしていた
だからか、やたら入店は女子率が高い
他校の女子高生の気合いのはいった出で立ちに
ホール内で待ち構えた自身の現実を突きつけられ
フリルの付いた裾をシワを伸ばすように引っ張るように握る
気を取り直して笑顔で案内すれば マウントを取られる始末
大丈夫 同じフィールドの類ではないので
そう 威嚇しないで
此方は真面目に接客しているだけ
席に案内して注文を取ろうとすれば
メニューにないオーダーがまた 入る
「ねえ、入口にいた背の高い方の子に注文したいんだけど」
お姉様がた、お目が高い!
その子、バスケ部のエースで学年で3本の指に入るイケメンのひとり!
うんうん、話したいよね、連絡先知りたいよね
だけど、非常にごめん
ここのホール内の係りにしちゃうと
戦場と化すんだわ
うちら、去年の二の舞い(地獄絵)だけは踏みたくないと固く誓ったの
秋の恋は ところどころで 花開く
静かに咲かせる者もいれば
同時に花開かせる者
遅咲きの者
火花バチバチのように激しく咲き乱れる者もいる
私みたいに 咲いても枯れるのを待つかのように
放ったらかしの者もいる
君たちの そのエネルギーを少し分けてくれないかな
来年こそは 自分の花に挿し色をつけたい
紅葉みたいな色で
なんとも思っていないよっていう、仮面を外して
真正面から 最後の後夜祭を誘ってみたい
背が高いから 階段の上から逆に見下ろす感じで
秋の始まりに、いつも君を思い出す。
優しく微笑んでくれる君
冷え性な君の冷たい手
柔らかい唇。
その全てが僕のものだった時
君は幸せだったのだろうか。
【秋恋】
まるでこの恋心ももみじみたいに真っ赤に染まるって?ご冗談を。その恋心は性欲でしかない。綺麗事並べてもこの左手の薬指に契りの指輪を嵌めてくれない限りそれは衝動的なものでしかない。泣く事ないだろう?哲学者が言っていた言葉を並べたまで。哲学を心で粉砕してみるといい。まあ、彼氏にしたい男と結婚したい男がまるで違うなんてデータがあるから私は衝動的な性欲説推したいけどね。あーあ、泣かないでくれって。そんなにショックかい?やれやれ厄介だね。これも私の憶測だが大和男児なんてもういやしないと思うよ。理由?草食男子って言葉が流行った事が証明している。もう好きじゃない?女心は秋の空なんていうけど男も大概だね。お別れならそれ…ほら泣きついてきた。辟易しているけどチャンスを与えずに突き放しもしないし、元凶は私だ。仲良くしようじゃないか。嫌気がさしたらいくらでも縁を切ってあげよう。健全な精神を保つ為。ずるずると続く悪縁など不要なのさ
涼しくなって人肌恋しい季節に
恋が始まる事を「秋恋」と言う
のだそうだ…
じゃ、真夏は暑すぎて近寄りたくも
ないから恋しないなんてことも無い
けれど、誰かを好きになるって
苦しくもステキな事だと思う…
恋に年齢は関係ないって言うが
やはり、周りに色々な異性が居てこそ
沢山の出会いもあり「恋」に発展する
だから、若い時代が一番楽しい
時間なんて飛ぶように過ぎるから
沢山出会って、沢山「恋」をして
下さいね。
秋にだけ現れる、秋の天使
この天使は人の恋の手伝いをするのだ
具体的には、弓から勇気という名の矢を放つ
ハートを撃ち抜かれた者は一歩踏み出すことができる
決して片思い先の相手のハートを撃ち抜き、
惚れさせるような真似はしない
断じてしない
あくまで惚れさせるのは本人の仕事
彼らはきっかけを作るだけ
秋の天使は余計なことはしないのである
出しゃばってしまうと、
うまくいくはずのことも台無しになってしまう
成就しなかったらそれまで
無理に結びつければ歪みが出るので、
そこは潔く手を引く
秋の恋は、秋の天使の活躍から生まれる
のかもしれない
なんだろう…
今年の夏は暑かった。今まで味わったことのない暑さ。
彼岸。来週あたりからは30°を超える日はなさそうだ。
だんだん涼しくなってくるとクリームシチューや鍋が恋しくなる。栗味のチョコ。秋冬用のビール。こうやってハロウィン、クリスマスと入っていく。
秋恋は冬に盛り上がりをみせる。自分を魅せるなら恋は秋冬だ。人肌も恋しくなるからだ。
#秋恋
秋にだけ会えるあなたに恋をした
あなたは秋の主役
秋が来るのをじっと待っている
秋にだけ赤色の洋服を身にまとうあなたが
好き
あなたを見るために色々な人が来る
私はあなたをモデルのようにしてカメラを撮る
秋が終わればお別れ
また一年後
またね紅葉
私は紅に染まった葉のように、頬が真っ赤に彩られていた。
君の新しい部分も知れて、毎日が楽しくなった。
今も君と少しずつ話せるようになって、とても嬉しい。
君は今、私のことを見てるかな、、なんて。
君は君の恋を大事にしてね。
秋風が流れる名月の中、君に届けと願った。
秋恋 𓈒𓏸𓐍 𓇢
もくもくもくもく。
「ん〜オイシイです〜!」
今日は俺が夕食当番だから、彼女の好きな食べ物を作った。
それを満面の笑みで頬張る恋人。ひと口の量を大きくするもんだから、頬を大きくもしゃもしゃしている姿はハムスターにも見えて可愛い。
「食べないんですか?」
「あ、うん食べるよ」
そう答えているけれど……食欲の秋と言ったものか。ひとつひとつ丁寧に食べていく彼女の姿が、とても愛らしくて食べるより彼女を見ていたくて手が止まっていた。
俺は自然と頬が緩んだ。
「?」
「うーん、いっぱい食べる君が好き」
おわり
一二八、秋恋
一人は怖い
でも、大切なものを失う方が怖いから
一人でいいって自分を諦めて
一人がいいって自分を騙した
そんな自分に気づいてほしくて
そんな自分がいいって、誰かに言ってほしかった
秋恋
日本における四季。春夏秋冬。その中でも秋が一番好き。抜けるような青空、暑くもなく寒くもなく。お洒落も楽しめる。
そんな大好きな季節が失われつつある。いつまでも続く猛暑にうんざり。私の好きな季節を追いやりよって、けしからん。
あぁ秋が恋しい。
姿を変えた勇者
とある物語を終えた主人公は、次の物語では
「勇者」
として姿を変えた。
前の物語、
-前世-での可愛らしいリボンが特徴の主人公は、
今では誰にも持てない大きな剣を持つ、様々な人の憧れの姿となった。
「皆ハッピーエンドになれば、私は幸せです。」
勇者「………それは貴方も一緒だよ。"主人公"。」
生と死の間で、勇者は何者かにそう言った。
左手には、見覚えのあるリボンを握りしめながら。
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#姿を変えてもまた会いに来るよ。
食欲の秋、
スポーツの秋、
読書の秋…。
全て理解できるし体験もできる。
でもさ、
恋の秋、なんて知らないよ。
だってまだ恋を知らない私だから。
-秋恋-
「秋に入ったってのに暑い…」
「昔はどんなに涼しかったことか…」
夏の暑さが続き秋の温かさが待ち遠しい
始業式の放課後に駄菓子に寄ってラムネを買った
「よーしっじゃあ乾杯しますかー!」
『乾杯ー!』
ラムネを開けごくごくと喉を潤す
まだ僕達の青春は"まだ"終わらない
題名「秋恋」
秋恋
さみしいきもち…
ひとりさみしく、枯れ葉を
眺めながら…あの頃出会った
あなたを思い出す…
ときめいた…
あなたもわたしに
ときめいて告白して
くれたね
もう…
あの頃に戻ることもない
いまは1人秋を迎える
人恋しい季節
「秋恋」
ここから見る君はいつも違う格好をしていて、
綺麗で好きだった。
「もうすぐ秋だなぁ」
私は天井を見ながら言った。
「ピー!ピー!ピー!ピー!」
「𓏸𓏸さん!しっかりしてください!!」
「ヒラっ」
こんな時でも思う葉がない君も美しい。
・4と5『大事にしたい/秋恋』
ジグソーパズルのピースを握りしめ眠っていたようだ。
夜景の方は完成までに一ヶ月はかかるとみた。
ゆっくりやっていこう。自分の精神にも少なからず良い影響があることを祈って。
まだ死ぬつもりならないのだから。
手入れをしていない庭の片隅にコスモスが咲いている。
先に完成させたコスモス絵と同じピンクと濃いピンク色だった。
【終わり】
秋恋
秋風が吹く頃になると、無性に人恋しくなる。
20年前、パリのモンマルトル。
紅葉したプラタナスの小路。
薄手のコートの襟を立てながら、あなたのアパートメントまでの道のりを急ぐ。
途中、パン屋で焼きたてのクロワッサンとバゲットを買った。
たっぷりのカフェオレを入れて二人で食べよう。
早くあなたに会いたい。
ボルドー色のハイヒールが痛くて泣きそうになった記憶までが一緒くたになって蘇る。
え?20年前?パリ?モンマルトル?紅葉したプラタナス?
いったい何の話だ!?
最近の研究によると、秋に人恋しくなるのは夏の疲れによる自律神経の乱れが原因だと言われている。
俗に言うところの、秋うつ病らしい。
私の場合、そこに極度の妄想癖が加わって、どうやら脳内で壮大な秋恋ドラマを再現してしまったらしい。
今年の夏は特別暑く長かったから、きっと疲れているんだな。
今夜はゆっくり湯船に浸かって早めに眠るとしよう。
お題
秋恋
異常番号 7784, 【秋恋の林檎】
危険度レベル 3
□オブジェクトの情報
・この異常的存在は林檎の見た目をしており、■■■色に近い、男性の拳程の大きさ
□オブジェクトの詳細データ
・秋恋の林檎は栃木県■■■■市の公園で発見され発見された日は11月■■日
・このオブジェクトを内部分析した結果、内部は空洞だと発覚し、中には高温のガスらしきものが溜まっていると確認できた。
・■■日に研究した結果、男性である生物に対し異常な効果を確認 「異常番号7784,に■■m以上接近するとその男性に対し38.5度以上の発熱を起こし、過剰な水
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『秋恋』
秋恋とは、秋という季節に置ける恋らしい。
なんとなくお洒落な言葉で気に入ったから、調べてみた。
今は9月。
秋というには少し早いかもしれないけれど、寒がりな同居人はもう長袖を着ている。
私が彼女をじっと見つめていると、何?と煩わしそうな視線を向けられた。
黒いパーカーの袖から覗く、白く細い指先。
陽の光を受けて柔らかく光る長い髪。
どうしても見てしまう。
だって彼女がすごく綺麗だから。
好きと伝えたら、彼女はどんな顔をするのだろうか。
怒られるかな。それか、馬鹿にされるかも。
でも、もしかしたら
なんて。
私の気持ちを伝えるのはまだ先。
面倒なことは、先送りにすればいい。
いつか雪が溶けて、春になったら。
好きの代わりに、彼女の肩に顔をうずめた。
ほのかに香る、柑橘系の香水。
あったかくて、心地いい。
私の恋は、まだまだ続く。
木の葉が散って、秋が終わっても。