『秋恋』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
特別寒い訳じゃないのに、
なんか傍に居たくなる。
それが秋恋。
秋になったら、恋がしたいのよ。
そう、涼しくなってさぁ、わかるわかる。
えぇ? たく君。ないないない、それはそれは、
それより、たかしさんよ。
あ、それそれ、
ああ、冬までに彼氏欲しー
寂しい季節に投入
夏が懐かしい
あんなに暑かった事が忘れてく寂しさ
わびしいをふかす秋風くぐり
この身は知らぬ、恋とやらの思案に暮れた
堪えて嗄れゆく憧れなのに、
湛えて散りゆく諦めなのに、
彩度の落ちた街の行方に
あなたがいればなるほど確かに
幸せだろうと思ってみたのだ、
――この身は確かに思ってみたのだ
<秋恋>
人は愛する季節の向こうに
永遠を夢見るのだろうか
一年でもっとも美しく
わびしく慕わしい秋に
どれだけ思い出を作っても
どれだけ日々を愛おしんでも
まだ飽き足りないらしいのだ
金木犀の匂いの中に
子どもの頃から年老いるまでの
記憶の断片が閉じ込められ
たったひとつの匂いから
時を自在にさかのぼり
悲しさや淋しさやよろこびを
ふたたび取り出そうとしている
無意識に 無自覚に
年々それは行われる
季節に囚われた者に課せられた
通過儀礼であるかのように
#秋恋
秋の恋ってあんまり印象ないけど
段々と涼しくなるにつれて
自分の恋心も
風に飛ばされて
忘れる時が来るのかな、
肌寒く
人の温もりが欲しくなって
他の人のとこに行かないといいな
また、繰り返さないといいな
心に残る 心に染み入る 心軽くなる 心躍る 心模様は あなたの色を奏でてくれる メロディがあり 歌詞があり 言葉があり すべてを繋げ すべてを紡ぎ すべてを包み込む その芯に心 あなたと僕を結ぶ心 この音が響くなら 届くなら あなたと共に いざ行こう
秋の風景
秋の花
秋のもの
皆んな
秋恋している
秋になっていた。
キミに出会ってもう半年がすぎた。
秋はいっそうドキドキする時期だ。
ようやく見慣れてきたキミが、また美しくなるから
肌寒い今の時期にキミの笑顔を見ると心から暖まる
好きだ。
そんな思いが溢れる
秋は寂しいけどキミが入れば暖かい。
それだけで僕は一日を過ごしていける。
3ヶ月ぶりに通した袖が
春の憂いを綺麗に映していた
秋風が袖の隙間から腕を撫でる
足早にやってきた秋に身が震えても
温めてくれる人はもう居ない
今朝暖房を付けた。
今日私は休日なのだが毎度この類の季節がわりのタイミングは寝具を誤って毛布一枚で足りないのを押し入れから出すよりエアコンのスイッチを押すのが早くなってしまう ...
つい先週は冷房だったのに ... 。
暖を求めたり涼を探したりするついでみたいに扉が開く。若い人はね。心が若ければね。
恋かあ、関係ないな俺にはこれも。
うまくいってない所謂和合できてない家族の世帯主にとっちゃ面倒な後半戦開始ってとこだな。
秋 ... ハロウィン、クリスマス、忘年会、年末年始、身を縮ませる極寒 ... 付き纏う気を散らされる事柄の連続。
来年6月あたりに寒さを思い出せなくなるまで人は人を求め頻りに寄り添いたがる。
接吻だの手を繋ぐ触れるってのだけでも気持ち悪いなんて感覚、若者にはわからないんだろうなあ。
俺が、ゴミになったからか。
歳じゃないよな。
でも俺は心だけは無職の路上生活者みたいに埃だらけ煤まみれなんだよ。
枯葉かなあ、風にどかされるみたいにアスファルトを滑って目の前を横切る枯葉 ...
いつかの恋人の記憶みたいに俺に映るのは。
若い人、咲かせてね。
俺みたいな塵みたいな奴の分まで。
頼むね。街に。咲いてね。咲かせてね。
誰かを求めてしまうのはきっと
一肌恋しい季節のせい。
#秋恋
夏に実った恋が
秋の涼しい時期に実が熟れる。
秋は熟れやすい。
美味しいものを一緒に共有したり
一緒に紅葉を見に行ったり
共有できるものが多いからだ。
その熟れた実を冬に収穫しよう。
それは立派な愛だ。
「秋恋」
鈴虫が綺麗な声で鳴くから
虫籠にしまって置いたら
雨で籠に水が溜まって鳴かなくなった
「秋恋」
夏は足蹴にした
布団に
この季節
朝 布団から
離れたくない
そんな秋恋
『秋恋』
私にとっての秋は食欲の秋!
芋栗カボチャ、秋刀魚にきのこ。
美味しいものでいっぱい。
この時期からスイーツに恋してしまう💕
秋恋
思い浮かばなくて
白紙でokを押した
思いつくままに書いてください、
テーマに関係なくても大丈夫です、って出てきて
すっごくホッとした
思い浮かばない自分を
責めてたし、
想像力がないってガッカリしてた
恋ってお題にやるせなさを感じてた
ほっとしたら、隠れてた気持ちが出てきた。
関係なくても大丈夫です。
なんでも大丈夫って、
そんな優しいこと、
最近あっただろうか?
嬉しいな。
ぱっちりとしたその瞳
気を抜くと吸い込まれてしまいそう
驚いた時はいつもより目を大きく開く
友人との会話では
「このぱっちり二重は遺伝なんだよね〜」
と言って目を三日月のようにして微笑む姿が見える
遠くから眺めていてもわかるその大きな瞳を
僕ずっと見ていた
「髪の毛染めたの!?切ったの!?いいね!!
暑くなる前の短髪も
伸びてきて目にかかってた前髪も良かったけど、
秋っぽい髪色でセットしてるの、新鮮でめちゃ良い!」
いつもより目を大きく開き近づいてきて
目を三日月のようにして微笑みながら褒めてくれた
今まで遠くからしか見れなかったその瞳を
間近で見れた喜びについ僕の頬が緩む
それと同時に自分の恋心を自覚した
秋が僕の気持ちに名前をつけてくれたんだ
秋恋
線香花火のように
パッと花開き
刹那の夢を見せて
儚く散り落ちた
夏恋
もし
秋風の吹く頃に
出会っていたのなら
雪の降る頃には
冷えた体を温め合い
桜咲く頃には
ポケットの中で手を繋ぎ歩き
花火の頃には
来年もまた二人で観ようと
光乱舞する空を見上げ
いつまでも一緒だと
ずっと離れる事は無いと
終わる事の無い愛を
誓っていただろうか
「秋恋」
蝉の鳴き声
最後の力をふりしぼり
はかなく短い命
湿った雨と嵐がやってきた
金木犀の香り
いつの間にか鳴き声が変わっていた
そんなふうに私の恋も変化をしてゆく