『私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「私の日記帳」
なんでもかんでもすぐに忘れてしまうから、日記をつけることにした。わたしの日記帳はインターネットの中だ。
とは言っても、厳密に言ったら日記…ではないのかもしれない。日常に起きた出来事を詳細に書き綴るというよりは、ふとしたときに感じた所感、読んだ本についての短い感想や気になる音楽についてのメモ書き、不意に思いついたおもしろネタなどを書いている。
新着からたどり着いたであろう見知らぬ人が、「いいね」をつけてくれたりもする。その人数が増えるほど、うれしい半面、本当の気持ちが書きにくくなっていくのはなぜなんだろうね。
かと言って、1度他人の目を意識してしまうと、無反応に不安を感じだしたりもして難しい。
私の日記帳
11月30日
私は今日から日記帳をつけることにする。私の日記帳は後世の人たちに読まれ、真実をかたる貴重な資料となり、王妃さまを守る物となるはずた。
12月1日
天気は雲。いつ雪が降ってきてもおかしくないくらいに寒い。
私は王妃さまに仕える従女として10年お世話になっていて、王妃さまの人となりを心得ている。王妃さまは優しく気高い方だ。そして、誰よりも国を愛しておられる。なのに、民衆は王妃さまを悪くとみなす。
12月2日
今日の天気は雪。
とある伯爵夫人が王妃さまと仲が良いと嘘をつき、王妃さまに接近を望む男に王妃さまが首飾りを欲しがっているからと持ちかけた。男は首飾りを購入、それを伯爵夫人は騙し取った。王妃さまは首飾りなど貰っていないのに民衆は、王妃さまの浪費が国の財政を圧迫しているとののしる。おいたわしや王妃さま。
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7月15日
今日は晴れ
この古い町並みが続く故郷で革命が起こるらしい。王家にあざなする民衆が王家に反逆したのだ。民衆の列が王宮に向かってやってくる。国王さまも私がお仕えしている王妃さまも身の危険を感じ、王宮から離れる準備をなさっている。
7月16日
晴れ
王宮から王妃さまたちを追い出すことを革命というのか。
悔しい。悔しい。どうしてこんな薄暗く汚い場所に王妃さが投獄されなければならないのか。
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10月15日
雨
王妃さまが投獄された独房は「処刑台への間」と呼ばれ処刑が決まっている者が入る部屋だ。いつか王妃さまは処刑される。
10月16日
晴れ
今日は王妃さまの処刑の日。
私は王妃さまの独房に呼ばれ綺麗なドレスを着せられた。これは王妃さまのドレス。涙が止まらない。最後の日に、私にこんな素敵なドレスを譲って下さるお優しい王妃さまが処刑されてしまうなんて。悲しすぎる。
独房から王妃さまが引きずり出され、民衆の待つ広場に連れて行かれる。
待って!私は王妃さまではない!
いや、連れて行かないで!
助けて!助けて!助けて!助けて!
王妃さま。マリーさま。
どうして。
私の日記帳
私の日記帳はあなたの日記帳。
今日かっこよかったところ。
今日可愛かったところ。
あなたと過ごす日々の思い出を書いている。
私の日記帳はあなたへの愛の印。
黒歴史にも程があるので捨てました^^
_私の日記帳
もしも具にもつかない私の日記帳が
なにかの間違いで何世紀も残り続けた結果
歴史的資料として博物館に飾られるみたいな
考古学者が戸棚を修理した日の文章を必死で解読するなど
ゾッとする妄想を1時間くらいこねていた。
日記帳が博物館に収蔵されている偉人も
しょうもない日記がありがたがられている未来に
ゾッとしているのではないか
そう思うとちょっとにやにやしてしまう。
私の日記帳
白紙のページ
毎日書いてみるけれど
眠っている間に
文字達が消えてしまう
備忘録のつもりなのに
忘れてしまいたいのかな
ありがとうもよかったも
月に向かって奏でながら
飛んでいくのが見えた
明日また新しいページに
素直に綴れますように
私の日記帳
私の日記は、
貴方に伝えたい事で、
溢れています。
桜の花の話や、
美味しいお菓子の話。
街での噂話など。
日常の小さな出来事を、
私は、目覚めぬ貴方を想い、
貴方への恋慕と共に、
些細な想い出も、
日記帳に書き連ねていくのです。
貴方が、目覚めたら。
私が記し続けた日記帳を、
読んで欲しいです。
私と貴方が、
言葉を交わせなかった期間に、
ぽっかり空いてしまった、
二人の想い出と時間を、
日記で埋めたいのです。
そんな、思いを詰め込んだ、
私の日記帳が、
もう何冊も何冊も積み重なり、
貴方の目覚めを待っています。
私の日記帳
日記って絶対毎日書くぞって思って始めても、
結局三日坊主で終わってしまうことあるよね。
私の一言日記に付き合ってくれてありがとう。
天晴れ。そして幸あれ。
みんな日記って付けてる?
私はアプリでたまにだけどつけているんだ。
ふとした時に読み返すのも楽しいし、イラッとした事も思い出してこんなことあったなぁと見返せるのが良い。
ロックもかけてあるから他の誰も見られないと分かっているからこその事をかけてしまったり......。
自分の日記があるのはいい事だ、自分の人生を簡易的に写したものだと思っているから。
アプリでも紙でもなんでもいい、サラサラっと一日にあった出来事を書き込んでみよう。
それが続けば立派な日記帳になる。
大学に合格したら、やりたいことがたくさんある。
放課後に友達とご飯を食べに行ったりしたい。
テーマパークに遊びに行ったりしたい。
溜め込んでるゲームや本を消費したい。
親孝行のためにアルバイトを始めたい。
軽い旅をしてみたい。
山に登って景色を見たい。
健康な生活を送りたい。
化学をもっと深く勉強したい。
資格に挑戦したい。
…
これらの日々を、日記に記録したい。
やりたいことがたくさんある。だから、早く合格を掴み取りたい。
今は苦しくとも、こんなに自由にできる日が来るのなら
今の苦しみを、もはや楽しむべきだと思う。
だから、前向きに。息を吸い続けたい。
【私の日記帳】
どの年齢でも日記を書いたことがある
ままとぱぱ、おにいちゃんやいもうととあそんだこと
しょうがっこうはようちえんよりひとがふえたこと
友達と話したことやお手紙をもらったこと
先生におこられてしまったこと
人が怖いと思い始めたこと
ノリが分からなくなって吐きたくなること
そして、ある時から言葉が変わらなくなってしまった
「もう消えたいなぁ死にたいなぁ辛いなぁ 」
「でももっと世界には苦しんでいる人がいる」
「僕は平気。我慢しなきゃ押し殺さなきゃ」
だれが僕にこんな言葉を植え付けたんだ
その言の葉をちぎってちぎって忘れようとさせた
それでもなんかいもなんかいもなんかいも
言の葉がいきいきと堂々とはえてくる
日記には楽しいことがもう書けないんだ
見返しても辛くなるだけ
書く意味がもう無い
純粋無垢だった頃に戻りたい
そこは、あなたにとって、馴染みのないベッド。見渡せば、馴染みのない部屋。あなたは何もかも馴染みのない場所で目が覚めた。馴染みはないけれど、誂えられた家具も、小物も、アロマも、驚くほどにあなた好みの部屋だ。
ここはどこだろう、ときっとあなたは疑問に思うはず。疑問に思い、そういえば、何も憶えていないな、と更に自覚することだろう。
ベッドから身を起こせば、最初に視界に映るのは簡素なデスク。そこには、一冊のノートが置かれている。題材は何も無い。デスクのほかには観葉植物と、木製のハンガーラック、一人掛けの丸型ソファ、そして硝子張りの小さなテーブル。テーブルの上には何も無い。確認できそうな物は一冊のノートのみ。
あなたは誰のものとも知れないノートを開くことに躊躇うように、伸ばした手を一度引っ込め、そして、もう一度、今度はしっかりとノートを手に取った。手に取ると、中からパラリと栞が落ちた。ヨモギを押し花にした、栞。そっと拾って、デスクに戻す。
ノートには、日記が綴られている。
最初の日付は四月。あなたは、そのまま読み進める。
『◯年四月一日 晴れ
日記をはじめようと思う。何を書けばいいのかわからないけど、まあ、書くうちに慣れていくだろう。今日は、とても良い天気だった。花見をするにはうってつけな天気だったけど、残念なことに少し早めの春嵐でだいぶ桜は散ってしまった。まあ、桜絨毯も風情があるので、これこれで良しとする。』
はじまりの1頁にありがちな文句から始まった文章は、春らしい話題を取り扱っている。書き手は、季節の行事が好きらしい。次の頁を捲る。
『◯年四月二日 晴れ
自分のことなので早速書き忘れそうだなと思ったけど、さすがに二日目はまだ大丈夫だった。三日坊主は避けたいところだ、頑張ろう。明日は少し遠出をするので、早めに寝ることにする。
◯年四月三日 曇り
今日はショッピングモールに行ってきた。リハビリも兼ねて、歩いて行ったので天気が曇りだったのは少し残念なようにも思える。まあ、晴れていたらそれはそれで暑いので、過ごしやすい気温だったことを僥倖だと思うことにする。』
リハビリ、とある。書き手は、どこか体を悪くしているのだろうか。頁を進めていくが、体調の話は出てこず、季節の話やその日の出来事が端的に綴られているだけだった。日付は順調に進み、どうやら書き手が危惧していた三日坊主は、避けられたようだ。
何頁までか進み、五月に入ったところであなたは手を止める。
『◯年五月一日 雨
今日は天気が悪い一日だった。風も出ていたので、外の植木鉢を玄関に仕舞おうと外に出ると、か細い、ニャーという声が聞こえた。聞き間違いかもと思ったけど、この天気でもしも猫が死にそうになっていたら、やるせない。探すと、近くの茂みからさらにニャーと声がする。慌てて覗くと、恐らく生まれたばかりの目も空いていない子猫が蹲っていた。連れ帰り、体を拭いてタオルで包んでから温めてやったが、今にも死にそうで気が気じゃない。ミルクは少しだけ飲んだが、明日まで保つかどうか。保ってくれたなら、朝イチで病院へ連れて行く』
猫。あなたは、何か、思い出しそうな気がした。また、日記の続きに戻る。
『◯年五月三日 曇り
昨日は疲れていて日記を書けなかった。猫は、どうにか耐えてくれた。子猫はいつ死んでも不思議じゃないので安心はできないけど、山を越えたと言えそうだ。これも何かの縁なので我が家の猫になってもらおうと思う。名前は、すぐ傍にヨモギが生えていたので、安直だけど、ヨモギにした。ネーミングセンスはないし、下手に考えるよりもいいだろう。これからよろしくね、ヨモギ。』
デスクに視線を向ける。ヨモギの、栞。……これは、あの時の? あの時って、どの時。じんわりと汗をかく。日記に、戻る。
しばらく、日記は猫の記録帳のようになっていた。ヨモギは女の子で、元気に走り回るまで回復したらしい。そうして日記は恙無く続き、――八月の終わり。あなたの頁を捲る指が、震える。
『◯年八月三十一日
どうして』
日付と、どうして、とだけ書かれた頁。字も、ガタガタで、焦燥感が文字から読み取れるようだった。ちがう。いま、焦燥感を覚えているのは。――いまは、続きを、読まねば。
『◯年九月七日 雨
ヨモギが殺された。許せない。許せない。許せない。きっと、あいつだ。いつまで私たちに執着すれば気が済むんだ。いつになったら、解放されるんだ。もう、無理だ。解放されたい。解放されたい。解放されたい。』
鼓動が速い。あなたは胸元を押さえながら、さらに頁をめくろうとし、続きが、破かれていることに気付く。おそらく数枚、頁が無い。残った頁で一番日付が近いものは、九月末のものだった。
『◯年九月三十日 晴れ
もう九月も終わりか。どうせならぜんぶ終わらせよう。夜に取り残されるのは私だけで十分だ。
あなただけでも、どうか、しあわせに』
胸が苦しい。どうして、とあなたの心が叫ぶ。胸元を掻き毟るあなたの手には、きっと、小さな傷がたくさんある。――猫が、引っ掻いたような。
きっとヨモギを知っている。この日記も、知っている。……ような、気がする。それでもあなたは思い出せない。それでいい。それでいいんだ。
思い出せなくてもいいよ。夜の記憶はぜんぶ私が持って行くから。あなたには必要のないものだったから、きっと、失くしてしまったのだろう。ヨモギまで覚えていないのは、少しだけ、淋しいけれど。
ノートを片付け損ねたのは、ちょっと、誤算だった。まあでも、ほんとはちょっとだけ思い出してほしかったのかも。不幸ばかりじゃ、なかったはずだから。
ノートに書かれた文字は、あなたの涙でしとどに濡れて、どんどん滲んでいく。歪むのはどうか私だけで在ればいい。これは私の日記。私の晩年の人生。あなたは、まっさらなまま、前を向いていて。
デスクに乗せたあなたの手に、ヨモギの栞が触れる。かつての平穏の証。止まった時間。栞はノートから落ちた。
あなたの時間は、進み出す。
テーマ「私の日記帳」
私の日記帳
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そんな物はとっくに捨てました。
今までにも日記を書いていた事はありました。でもそれは、湧き上がってくる思いや抑え切れない熱を日記に吐き出すことによって自分を鎮めてきたものなので、書いた時点でその役目は果たされているんです。
もしかしたら後になって懐かしく思うかもしれないし、読み返したくなるかもしれないけど、今のところは皆無ですね。
記憶が風化したって構わない。
私は多分、ただ書きたいだけで、感情の痕跡は残したくないんですよ。
もうね、過去は本当にいらないんです。
私の日記帳
今日は、彼に教えてもらった友達からの発言が気になってた。
電話毎日は重くない?メンヘラじゃない?って発言
ずーっと引きずってた。
LINEとかするタイプじゃないし、一日の終わりの電話をずっと楽しみにしてるから、だいぶ落ち込んだ。
俺はそんな事ないって思った事ないってずっと言ってくれてたけど、私の良くない性格"ずっと考えちゃう"ところが出ちゃって、私に伝えるってことは少しはそんな感じに思ってるのかなって感じて沈んでる一日だった。
今日から電話控えようって決めたけど、どうしても声が聞きたくなっちゃってLINEした。
10分たっても返事こなくて通知が来ないって言ってたから仕方ないんだけど、電話をかけちゃった。
自分すり減らすのはやめようって、
我慢して欲しくないって、思った事言えるようになるまで練習していこうって、中々直せないの理解してくれて
「直そう」じゃなくて、「練習」なのにあー私の事分かってるなーって感じて気持ちが楽になった。
ありがとう
「私の日記帳」
9月7日 晴れ
今日は彼奴が飴をくれた。2日後はおれの誕生日だから、毎日こうやってものをくれるのだと。
誕生日の当日はもっとすごいのをくれるらしい。
楽しみだ。きょうは少し早めに寝よう。
最近、疲れてるのか、すぐに息切れを起こしたりする。
外に出て運動でもするか。
9月8日 曇り
今日は体調がすぐれない。そのせいで彼奴に心配をかけてしまった。明日はおれの誕生日だから、海に行ける日だ。おれの先祖はなんでも海賊だったらしい。その影響だとは思わないが、おれは海が好きだ。
どこまで自由に続く海が昔から好きだった。
咳がひどい。熱も出てきた。明日は病院に
彼奴の日記帳を受け取ったのは、彼奴の葬式の三日後
「私の日記帳」
この世で何人の人が、一冊、ちゃんと全部かけているのかな。
私は挫折して、半分も埋まりませんでした。
私の日記帳は暗い事を書いている事が多い。なんでだろうな?それは私が幸せじゃないって事?幸せになりたいな……
私の日記帳
私の日記帳まさにここ(笑)
さてさて今夜は何を書きますか?と思ってみても、ここ数日気になるのは台風の行方で、恋バナーでも、人間カンケーでも、お仕事ーでもなく空模様なわけで・・・されどしかし物理的に恋をして物思いにふけるのも、人間のよしなし事や、仕事でも先ずは空模様は重大でありまして、ここ数日は空を見上げて数時間置きにお天気ニュースを眺める日でございましたで嗚呼こりゃこりゃ。
空模様より心模様のころが懐かしいやね(笑)
とりあえず、早く台風過ぎて欲しいと書き記す私の日記帳でありました🌀🌀🌀
令和6年8月26日
心幸
「私の日記帳」
私の日記帳は、3ページ、7ページ、5ページ。
続いたためしがない。
どこに置いたかも忘れてしまう。
そんな少ない日記でも、時々ひょっこり見つかって、この時期こんなことあったんだって思い出したり、この時期こんなこと考えてたんだって思ったりする。
ウェブ上の日記、ブログも休み休み書いてる。
紙の日記帳よりたくさん書いてる。
人に読まれること前提で書いていて、写真とかも載せてるから、ちょっとよそ行きな部分も多いけど、ふりかえるのにいいかな。
私が死んだら、子どもたちが読んで笑ってくれたらいいな。
世界から隠れられないなら
世界を隠してしまおう
日記を書くみたいに
起きてから寝るまでの間を
ひとつ ひとつ なぞって
そうやって 夜に運ばれて朝の中
また今日が始まっている