『私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
雨の匂い。
エアコンの効きすぎた寒い部屋。
毎日のようなフラッシュバック。
日記は書けない。
祖父からもらったきれいな日記帳。
開いて、書こうとしても手が止まる。
おかしいな。
スマホのメモアプリだったらなんでも吐き出せるのに。
フラッシュバックのことも、その日あった嫌なことも、書いて書いて書きなぐって、終わったらすぐに削除する。
ああそうか。
この日記帳は私が使うには綺麗すぎる。
私の醜い部分が浮いて出てしまう。だから書くことに躊躇いを覚えてしまうのだ。
それに紙だから書いたら跡形もなく削除することはできない。
消しゴムをかけても、私の醜いその日の過去は消えてはくれない。
破いて捨てようにも、紙自体はなくなってくれないのだし、こんな綺麗な日記帳を破くこともできない。
そうして、その日記帳をそっと机の奥にしまい込んだ。
もうあの日記帳が登場することはないだろう。
これからも私がそこに、後で見ても耐えられる文を書けるわけがないから。
─私の日記帳─ #45
日記は嫌いだ。
日々の営みを無理に書き集めても、良いことはないから。
小学生の夏休みの宿題に毎日日記を書くものがあった。
毎日一行だけの日記だが、毎日川柳にした。
長く書けば冗長で、短すぎたら忘れてしまう。
これくらいがちょうどよいのかもしれない。
私の暮らしの中で見つけた、私の言葉で描く、
私の綺麗な単語帳。
お題「私の日記帳」
チャレンジ37(私の日記帳)
子供の頃から、日記が続かない。立派な日記帳を買っても、長くて2ヶ月くらいしか使わなかった。そこで現在は、100均の手帳を使い、1日に3行だけの記録とした。気楽に書いて、いちおう2年ほど続いている。肩ひじ張らないほうが、私に合っているようだ。
私の日記帳
小学校の頃は宿題でよく一日日記を書いていたし、中学の時も一言日記を予定表に書いていた。
でも今はもうそんなことすることは無い
書かないからこそ記憶の中にありその分少しずつ忘れて言ってしまっている
印象に残っていることを頭に残しているからこそ楽しいというものが少しはある
頭に残していくことが私の日記帳だと思った
正直に書こ
日記帳を持たないわたしが
『私の日記帳』について書く
「いいの、それ…?」
と思われるかもしれない
そもそも書く資格がないのだから
「実はわたしも…」
という人がいるかもしれない
多分、持ってない人の方が多いのだから
『書く習慣は、時々、わたしを
懺悔の気持ちにさせる!』
日記帳があれば、きっとわたしは
そう、記すだろう
まー
私はずっと、大切な人に手紙を書くように日記をつけている。その日の出来事、思い出、気持ち、大切な人のこと、その事は、私と日記帳しか知らない。
〚私の日記帳〛
『私の日記帳』
いつ頃からだろうか。私の日記帳にあなたの名前が出るようになったのは。
あ、今日もあなたの事書いてる、なんて思ってたのは束の間で、気づいたらそれが当たり前になっていた。
いつしか私の日常に溶け込んでいたあなたを好きになるなんて、春に花が咲くくらい当たり前のことだったようで。かつて友情として大切に抱えていた想いは、愛情へと形を変化させていた。
気持ちを伝えるなんて到底出来やしないし、あなたと私の想いが同じ温度を秘めているなんて思ってもいないけれど。
たったひとつ。たったひとつだけ。
いつまでもあなたが私の隣で笑っていてほしいという願いを胸に抱いて、今日もペンを走らせます。
「私の日記帳」
昔書いた日記帳を
読み返す時がたまにある
悲しい事に
やってる事があまり変わってない
昔の方が、もがきながら
頑張っていたような気がする
何十年も生きてるのに
何も変わらない
何を学ぶために生まれて来たんだか...
詩(お題)
『私の日記帳』
私の日記帳、燃やして欲しい
数日まえ頼まれた
「私が死んだら、約束してね」
だったら書くなよ!
そう言いかけて、うなずいた
読まれて困るもの、恥ずかしいもの
でも気持ちは残したい
あなたが生きてた、証拠だもんね
毒矢もハートも
託されたなら、ぜんぶ読む
えっ?
読んじゃうよね?
普通だよね?
違うの?
私は、読みたいっす!
「ごめん」
私の日記帳
きっと誰もみることないよ。
だから全部本当のこと。
好きになっちゃいけない人のこと。
私の日記帳をエンディングノートとして書こうかと考えている。
日記をつけることが習慣になっていたのは、いつ頃からだろうか。
あの人と暮らし始めて、文字を習って、日記というものを教えて貰って、それから、いつの間にか日記をつけることが習慣になっていた。
ひらがなばかりの簡単なものから、使いこなせるようになった言葉で書いた長いもの。
時間の経過と共にそうなっていった。
今日も、ペンを手に取ってノートを開く。
「珍しく全員で旅行に行った。
今日一日目は水族館。宿はあの人が温泉街の宿を取ってくれていたらしい。あの人がそんなことするなんて珍しい。
明日は温泉街巡り、明後日は俺はまだ知らない。話聞いてなかったかも。
ここの宿、露天風呂もあるらしいし、後で誰か誘って行こうかなぁ」
そう書いて、ノートを閉じる。
明日は何を書こうか。
私の日記帳
もう3年くらい書き続けてる
古びた3つの日記帳
過去を読み返すと辛いことだらけ
でもその最中には少々の幸せがあったり
望んだ人生じゃなかったし理想とは
まったくもって違った
でも地獄じゃなかったのかな―
いつもいつも、3日坊主
続いた試しがない
ただ、感情をツラツラと書き連ねていて
読み返しても
ハテ、何があったんだっけ?
それなのに、唐突に
その日の光景がありありと思い浮かんで
発狂しそうになる
地雷ばかり
誰にも、自分にすら
見せられない
私の日記帳
タイトル
私の想いのままに綴ること
何歳の頃からだろう
心の中の私の日記帳が暗いことばかりの内容になったのは
いつからだったかな
心の中の私の日記帳が暗い事しかない事が当たり前になったのは
本当はもっと色んな感情で溢れていたはずなのに
色で言えば虹色のように色んなものがひとつの中にぎっしりだったはずなのに
そんな事をつい最近思い出せるようになってきた
気がついたらこんな長い時間が経って
たくさん回り道もしてきたことだってあって
そんな単純なことさえも思い出すことが出来なくなっていて
最近になって少し余裕が出来たのか
それとも歳のせいなのかな
ありがとうって笑顔で言える事が増えるような人生を送れるようになれたらいいな
少しづつでも成長出来たらいいな
ほんとに大事にしたいものだけ、大事に出来たら
自分軸をしっかり持てたらいいな、と思う
表紙に惹かれて、買った日記帳。
そこに何を書き留めようか。
ワクワクしながら、開いたのを思い出す。
白紙のページばかりが続く日もあった。
それもまた記録のひとつ。
まだまだページは残りがある。
これを一冊書き終えるのは、いつになるだろう。
【私の日記帳】
今日どこに出掛けたか、何食べたっけ…
嬉しかったことや悔しかった思い、悲しかった出来事など、その日の記憶に残った瞬間の気持ちが綴られている。
一ページ、一ページめくればその時の自分が何をしていたかを思い起こすことができる。
なかなか毎日日記を付けるのは習慣づかないけど、
忘れたくない大切な思い出は書き留めておこう。
これからも歩む日々の大切な場面を切り取って、言葉で記して、日記帳のページは埋まっていくのだろう…
ふとした時に読み返して思い出に浸りたい
私の日記帳
亡くなった母の日記帳。
少し興味を持ったので開いて見て見た。
書いた日付けとともに、内容が書いてある。
私が生まれた年まで遡った。
妊娠中期の所で、マタニティーブルーだと考えられる文章を見た。
「なんで妊娠なんか望んだんだろう。こんな辛いものとは思わなかった」
涙が落ちたようなページに書かれていた。
字も少し崩れていて、ページだけでとても辛かったのが分かる。
そして、私の生まれた日の日記を見た。
「やっと産まれた。絶対に守る。私の大好きな子供 ♡」
母は生前、手紙などに♡を付けることがあった。
それだけで母を思い出して、また泣き出しそうになった。
私は、母のまだ残っているLINEにメッセージを送った。
「天国で安らかに。いつでも大好きだよ。見守っててね」
どうせ返信は来ないけど、期待してしまった。いや、期待したかった。
数日後、LINEにひとつの通知が届いた。
「ありがとう。」
一言だけだった。たったその一言だった。
とても嬉しかった。感謝の一言だけでこんなに嬉しかったことはこれまでに無かった。
驚き、怖さ、そんなの無かった。感動で涙が溢れ出た。
「次は私が、日記を綴ります。」
その言葉で、日記を今日から始めた。
私、もう小6です!!!
◤鍵◢
初めての日記帳
パスワードをつけた
四つの数字
四つの音
大事な大事な宝物を
閉まっておくための鍵
一〇二四
貴方の苗字
テーマ:私の日記帳
「私の日記帳」
毎日3行日記を書いていた。
その日にあった、些細な事でと何でもいいから、良い事を3つ探して書いていた。
ちょっとでも嬉しい、楽しい、有難い、綺麗だと思った、感動した、とか。
兎に角気持ちがプラスに動いた事を書いていた。
最初は楽しくて、いやいや人生捨てたもんじゃなくない?とか、世の中割と良い人多くない?とかって思ってたけど、いつの間にか段々義務になっていって、同じ様な事の羅列になって、探す事がしんどくなってた。
始める前は良い事探しでポジティブになるかな、とか感謝の気持ちで日々穏やかに過ごせるかな、とか思ってたけど、予想はしていたけど超短気で飽き性な私は、そこまで辿り着く前に止めてしまった。
今は、「一々文章化しなくても、その時その時の気持ちを大事にして、心に刻めばいいやん‼」「心の日記帳が永久保存出来るし一番良いんだよ?」って、毎日自分に言い聞かせてます······
だらしない私でごめんなさい。短気な私どうしよう?とか言いつつ、反省はしても後悔はしない私が、自分でもちょっと好きな事が一番問題かも、と思う今日この頃······