私の日記帳』の作文集

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私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/26/2023, 3:44:45 PM

私の日記帳に書くことは決まっている。
起きたこと、それに対して生じた感情、忘れてはいけないこと。

みっちり書かれた日記帳を朝読んで、それまでの自分をインストールし直す。
そうして何食わぬ顔で友達の輪に混ざる。
誰も気づかないでと願いながら。

日記はいつもこの言葉で締めくくられている。
「明日こそは、覚えていられますように」

8/26/2023, 3:44:42 PM

☓☓☓☓年☓月☓日(月)晴れ
彼は今日も寝癖が付いていた。友だちに指摘されて、照れているのが可愛かった。
今日の体育は不調だった。楽しみにしていたのに…

☓☓☓☓年☓月☓日(金)くもり
彼と電車で会う。1番端のホームで、いつも同じ友だちも居るのに、今日は一人だった。
午後の数学はダメ。先生の声が子守唄みたい。
数式を見てると眠くなる。

☓☓☓☓年☓月☓日(水)雨
学校の玄関で、彼と会う。傘を差してるのに、びしょ濡れ。
濡れてる姿も、カッコイイ!
今日はお母さんと喧嘩した。お母さんは、いつもイライラしてる。全部私のせいにしてくる。
確かに、私も言い過ぎたけれど…



「うわぁ…何これ」

荷物の整理を手伝ってくれていたタツヤが、恐ろしいものを見たような声を出した。

「んー?何…って、それ!?私の日記帳!?やだっ!その段ボールはいいから!!」

私は慌てて日記帳を取り返そうとする。タツヤはひらりと日記を引くと、慌ててつまづいた私を受け止めた。

「何してるんだよ…」

「こっちのセリフ!勝手に読まないでよ!」

「日記だって知らなかったんだから、仕方ないだろ〜」
「…この彼って誰?俺の知ってるやつ?ちょっとストーカーぽいぞ。この日記…」

「ガッツリ読んでるじゃん!!やだ!やめてよ」

タツヤは、半泣きで抗議する私を優しく抱きしめて、おでこにキスをくれた。

「今日のことも日記に書くの?なんて書くの?」

タツヤは不敵な笑みを浮かべる。私はカァっと頬が熱くなるのを感じた。

「この彼とはどうなるの?俺と出逢う前の日記だよね?」

「う…」

その彼はあなたのことですよ。とは言えずに、言葉に詰まった私をじっと見つめてくる。
しばらくお互い黙ったまま、お互い様子を伺っていたけど、タツヤは私の頭を撫でた。

「困らせてごめん。同棲前日にこんな日記見ちゃうとわなぁ…妬ける」

大学1年のタツヤと高校3年生の私は、あるきっかけから顔見知りになり、喋るようになり、連絡先を交換するようになり…お付き合いが順調に進み、明日から結婚を前提に同棲を始める。最も、私はもっとずっと前からタツヤのことを知っていて、片想いをしていたのだけれど。

日記に書き、それを残していた黒歴史とも言える、私の日記帳を彼に見られてしまうとは。

「大丈夫だよ。私の頭の中はタツヤが想像してるより、ずっとあなたでいっぱいだよ」

「…なんか、照れるより先にさっきのストーカーぽい日記を思い出した…怖え…」

タツヤはそう言って声を出して笑った。

「うん、私も。なんか客観的に見えてきて、自分がちょっとだめな気がしてきた…確かに怖いね」


これからは日記には、当たり障りのないことを書こうと思った。

8/26/2023, 3:43:44 PM

私の日記帳

月明かりの下、死ねと好きで埋め尽くされた日記を書きながら、救われるのを待っている。

8/26/2023, 3:41:46 PM

私の日記帳には留め具がないから
海水浴も お墓参りも 花火も 陽炎も
どっかに舞ってとんでってしまった

私は寂しさを紛らわすためだけに
今日という日を大切にする

8/26/2023, 3:41:46 PM

8月25日

 今日はとても暑かった。文化祭の準備をした。来たのは私と先生だけ。
 明日も準備する予定になった。

8月26日

 今日も文化祭の準備をしに来たのは私と先生だけだった。LINEで皆んなに言ったんだけどな。
 先生に話したら俺からも言っておくって。意外と優しいんだな。

8月27日

 気持ちの整理がつかない。先生が好きだって言ってきて、体を触られた。気持ち悪い。そんな人だとは思ってなかったのに。結局誰も来なかったから、助けも呼べなかった。
 どうしよう。怖い。助けて欲しい。誰にも言うなって脅された。誰にも言えない。
 
 誰か、この日記をバレずに見つけて。


ー私の日記帳ー

8/26/2023, 3:41:45 PM

職場の長老に勧められて、三年日記を始めた。
夏休みの日誌ですらろくに続かなかったけれど、寝る前に机で緑のノートを開き、お気に入りのペンを使うことで気合を入れる。
徐々に慣れていって、なんと一年継続することができた。
毎朝顔を洗うのですら習慣化するのに2年かけた私。
奇跡だ、と思った。
二年目も滞りなく毎日少しずつ思い出を綴る。
少し生活に疲れて、ぽつぽつ空いてしまった日にちが増える。
まとめて書こう、がどんどん膨らむ。
時折、去年の今日と今の自分を比べてつらくなる。


いつのまにか、あの表紙を開かなくなって3ヶ月が経つ。
今からでも、間に合うだろうか。
忘れたくない、あるいは思い出したくない毎日を、
今日からちょっとずつ、また残していくことにする。

8/26(土)
久しぶりに日記を再開する。
今日も大変だったけどなんとかなりました。
雷がなん度も光ってゴロゴロいって、少し怖かった。
同時に綺麗な光だ、とも思った。

調子を取り戻した気がした。
今日はゆっくり眠れそうだ。

『私の日記帳』

8/26/2023, 3:41:29 PM

日記帳の存在

私は、日記帳に対し本音など書いたことがなく

私は、今日を振り返ると云うのが苦手なだけであって

日記など亡くなれば書けなくなるもので

続けることは出来あしない。

ただ私は、日記など付けなくとも

亡くなる前の、たったの数秒だけでも

振り返る事ができたのなら、

私は、生きて良かったと思えるのです。

8/26/2023, 3:33:35 PM

数年程前に精神を病んでしまった。
何をするにも億劫で、次第に人と接するのも怖くなってしまった私は家に閉じこもった。少しの明かりも入ってこないよう全てに蓋をした。幸せになるのが怖かった。

私の事など無視して世界は周り時は過ぎていく。色んなものや人が変わっていく中で私だけ取り残されていた。これは私が望んでいた未来か?本当にこのままでいいのか?
自分の心の声は自分にしか聞こえない、私を変えられるのは私だけだ。

今はまだ暗くて光を恐れていたとしても、いつか見返した時嬉し涙を流しながら過去を語れるように、
私は目の前の手帳を手に取った。

8/26/2023, 3:29:48 PM

-2023/8/27
お題「私の日記帳」

私は日記をつけようと思ったことも幼稚園の頃につけていたこともある。
だけど今になっては日記をつけることに抵抗がある。
なぜって?
私の素が弱い所が隠してる部分が全部でてきて止まらなくなって自分が分からなくなりそうで怖いから。

私は自分の弱い所を他人にも家族にも見せたくない。

だから到底甘え下手。
疲れた時は一人でいたい。
でもそんなので疲れは取れるはずもなく体が壊れていくのをひしひしと感じる。
私は日記をつけない。
余計な事を気付かされてしまいそう。
頑張らなきゃ頑張らなきゃって思いすぎて
嘘の自分をつくりすぎて呪いをかけているみたい。
私にとって日記は弱い部分。

8/26/2023, 3:24:02 PM

「んなこと日記帳にでも書いておけよ!」

と君が言うものだから、僕は思わず笑ってしまった。

「日記なんて書いてないよ。てか俺が書いてると思う?」
「思わないけどー!いちいち覚えてらんねぇのよ、先の約束なんて!」

なんだかなー、そんなに忘れちゃうようなことかな。10年ぐらい経ったらまたここに来たいねってこと。この目の前の美しい景色、それを君ともう一度見たいってこと。

「わざわざ約束なんかしなくても、また来ればいいじゃん。いつだって思い出した時に、2人で。また」

なんだ、照れ隠し?
そう言って不貞腐れる君が君がきっと、僕の日記帳。



私の日記帳

8/26/2023, 3:22:11 PM

『私の日記帳』


祖母が買ってくれた

お気に入りの雑貨屋さんで見つけた日記帳

毎日書いてるの

そして好きなものを貼るの

祖母のまねっこしてみたの

8/26/2023, 3:18:49 PM

今日は現実日記を。
   大粒な雨を降らせる雲の下。
   今日は
   “貴方の優しさ”に
   自然と笑顔になれました。
   雨天な私の周りに
   “虹”をかけてくださったのですね。


           【私の日記帳】#28

8/26/2023, 3:16:20 PM

小学生からつけてる日記帳。
これだけが私の心の居場所───

「いい加減にしてよっ!!」
「そっちが悪いんだろ!?」

親は毎日毎日喧嘩ばかりで、

「あの子ってなんか、変だよね」
「気持ち悪いし、無視しようよ笑」

学校では友達もいない。

そんな私にも救いはある。
日記帳だ。

今日あったことや、感じたことを心のままに書く、その瞬間が1番落ち着くのだ。

そして....これが私の最後の日記。

8/6
今日は、最後の日だ。
日記を付けるのも最後になる。
町も世界も混乱してるだろうなぁ...笑
そして私は飛ぶことにした。
空高く、宙を舞う風のように。


「さぁ、人生最後の日記だ...!」
そう言って私は、日記を片手に堕ちていった。



あとがき
みなさんは日記をつけたことありますか?
私はよくお遊びでつけてました笑
今思うと、そんな時間もかけがえのないものだったんですね。




「人生日記」
#私の日記帳

8/26/2023, 3:14:49 PM

2022/1/21
『▓▓▓▓ちゃんとの間に念願の赤ちゃんが出来た!▓▓▓▓ちゃんはまたにてぃだいありー?っていうのを書くみたいだからオレもまたにてぃだいありーを書こうと思う。
続くか心配だけど。
でも▓▓▓▓ちゃんと赤ちゃんへのお手紙と思ったらちょっと恥ずかしいけど全然続けられる気がする。はやくでてきてね、おチビちゃん』

2023/1/25
『日記を書きがてら隣ですよすよと寝ている▓▓▓▓ちゃんのお腹を優しく撫でてみた。
まだ全然大きくない、こんなに薄っぺらくてふにゃふにゃなやわらかいお腹の中で今まさに生物としての一大事が起きているなんて、命って不思議。
▓▓▓▓ちゃんのふくふくした頬をこしょこしょ擽ると寝てるのににこにこ笑った。赤ちゃんが赤ちゃんを育ててるみたいだね』

2023/2/21
『▓▓▓▓ちゃんがずっとげえげえしてる。雑誌の裏にのってた通販のお肉をみるだけでとっても辛そう。
トイレが一番落ち着くみたい。
お医者さんは栄養バランスをしっかり考えた食事を心がけて下さいって言ってたけどそもそも飯が食えねえんだから仕方ない。
これなら流し込みやすいかなって思って野菜とフルーツをたくさん入れたスムージーを作ってあげた。
▓▓▓▓ちゃんは一口も飲めなかった』

2023/4/8
『久しぶりに空が真っ青。最近は雨ばっかりでじめじめしててなんだかすげえイライラしてたし▓▓▓▓ちゃんも頭が痛い痛いって布団から全然出られない様子だった。
でも今日は朝早くから洗濯物を干して、ベーコンと卵を乗せたトーストと、あたたかい紅茶を飲んでる。
あまりにおいしそうに食べるから明日も元気だったらたまねぎとチーズたっぷり乗せたトーストにしようねって言った。
▓▓▓▓ちゃんは本当は紅茶よりコーヒーがいいんだけどねって少し笑いながらすこしふっくらしたお腹をそっと撫でてた』




5/21(日)
『階段から落ちてしまった』




2023/7/2
『しばらく書けなかった。▓▓▓▓ちゃんがママさん講習っていう妊婦のお勉強会?みたいなものに出た帰りに冴えねえ黒髪の男にぶつかられて駅の階段から落ちていっちゃった。幸いに母子は無事だった。なんで▓▓▓▓ちゃんがこんな目に遭うんだろう。
赤ちゃんを守るための授業に出て赤ちゃんも▓▓▓▓ちゃんもいなくなっちゃ本末転倒だよ。
どうかもう外に出ないで。必要なものがあればオレが買ってくるしママさん講習だってオレが出るからさあ』


2023/8/1
『最近▓▓▓▓ちゃんはずっと暗い顔をしてる。
つわりの時みたいにごはんがまた喉を通らないみたい。
どうしたの?って聞いても最近はすっかりぽってりしたお腹を庇いながらしくしく涙を流すだけ。
お腹が痛いのかな。あんなぺちゃんこだったお腹がこんなに突っ張ってんだもん。今にも皮が裂けてそこから赤ちゃんが出て来そう。
泣き疲れて机に伏せて寝ちゃった頃、破れないようにそっと可愛いまんまるを撫でたらぽこってお腹がお返事をしてくれた。あは、ママはこんなに辛そうなのにお前ってば元気あるね』


2023/8/27
『Happy Birthday!!!
0時2分、オレと▓▓▓▓ちゃんの可愛い可愛い天使が産まれた!
これからの人生、辛いことや悲しいこともたくさんあるだろうけど三人で乗り越えていこうね。(もしかしたらもっと増えるかもだけど……)
▓▓▓▓ちゃん。
産んでくれてありがとう。
二人とも愛してるよ。
これから大切に大切にするからね』








「あなた誰なんですか」
「は?」

8/26/2023, 3:11:36 PM

君と話せていないこの1ヶ月。
君は一体何を考え、何をしているのだろう。
誰かの為に生きて働いているのだろうか。
それか他の子ができて本気で恋をしているのだろう。
私にはどうすることもできない。
明日で5ヶ月が経過するが、正味嬉しい気持ちの裏側寂しい気持ちが半分ある。
私は何の為に今日も、明日も、明後日も息をして生きなきゃいけないのだろう。
誰かがこう呟いた「生きようと思って生きなくていいだけど死なないで」
私ね、決めたんだ。君が仮にほかの子がいようとも。君とその子に迷惑がかからたいように、心中で愛を伝えるし、君が私のところに戻ってきてくれることを期待して願って生きるし。だけど、悪いことも思ってしまうだろう。例えば、関係性が早く崩れてくれないか。など。別に悪気を持ってるわけじゃない。妬み。少しでも私に、私だけに目を背けて欲しい。そんな悪いことを考えて生きている。君が最近聴いてると教えてくれた「backnumberの君の恋人になりたい」tiktokでチラッと聞いたことがあるが曖昧だった。だけど君が好きなものを共有したくて。私のものだけにしたくて聴き始めた「ねぐせ。の独占愛」だけど、キープされてる予感がして「backnumberの僕は君のことが好きだけど君は僕を別に好きじゃないみたい」でも、もう君が幸せなら、生きてるなら、私の中で宿り続けているならどうでも良くなってきて「セカンドバッカーのたんだっていいわ。」縛りたくも縛られたくもない。私だけに優しくしてよ。期待させないでよ「Saucy Dogあぁ、もう。」同じゆうくんだね「Saucy Dogシンデレラボーイ」忘れてしまいたくて「My Hair is Bad真赤」君が似ていたあの人の「ヤングスキニーの好きじゃないよ」忘れてしまいたかった。だけど「ヤングスキニー世界が僕を嫌いになっても」私は君を愛し続ける。またあの、「ヤングスキニー夜のままで」いられたらと願うばかり。そして本当に思った「ヤングスキニー愛鍵」今でも大好き。虚しい夜「マカロニえんぴつブルーベリーナイツ」私は君がいれば生きていける「マカロニえんぴつ洗濯機と君とラヂオ」そう思い重ねても君はどこにもいない。戻ってきてよ「RADWIMPSそっけない」「Saucy Dogいつか」君と歌いたい「ルサンチマン大団円」私達の口癖「マカロニえんぴつなんでもないよ、」すき。君から色んなことを学んだ。もし、願いがひとつ叶うなら「Saucy Dog魔法にかけられて」君を忘れてしまいたい。だけどまた「Saucy Dog魔法が解けて」きみを思い出してしまうだろう。君から話しかけてくれること期待してる。今もこれからも。通知に胸が高まってたあの頃に戻りたい。初々しい。今日は月が綺麗だねあ、あれ「クリープハイプ月の逆襲」かな。きみがここにいれば「KANA-BOONないものねだり」君の「クリープハイプ左耳」だけについているそのリングピアスがすき。私も君とあの人達のように「クリープハイプexダーリン」を歌いたい。

8/26/2023, 3:04:50 PM

両思いで付き合っても上手くいかない日があるよね

いつでも幸せでいつでも楽しいってのは難しいと思う。

相手の気持ちが分からなくてモヤモヤして眠れない夜も

寂しくてどうしようもなくて泣いちゃう夜もたくさんあると思う

でも一度惹かれあってお互いが恋をして一緒に過ごした時間を思い返せばどうしようもなく幸せで愛おしくて

こんなに大切で愛してるのに別れる必要なんてないなって思う

言葉にする事は簡単で、でも実際に感じるのは難しい

今私達が付き合って互いに愛し合える事は何億分の1の確率で

きっと第三者からしたら羨ましいくらいの事だと思う。

だからなにって感じかもだけど

そう考えたら私は今この瞬間が愛おしいなって凄く思うんだ

写真とか心の記憶を思い返すたびに素敵な時間だったと感じる

この時間が永遠に続くならどんな事でもするって思える

初めての気持ちで一度それを知ってしまったらもう忘れられないよ

好きとか恋とかとは違って愛は簡単に消えるものじゃない。

愛してるって言葉にどれほどの思いを込めてるなんて自分にしか分からないけど、愛してるって言葉は心から思えた時しかでない。

それが簡単に消えてなくなる程のものならそれは愛じゃない

私は貴方がどう思おうと、どう感じようと愛してる。

この先もずっとずっと愛したいと心から願ってるよ

今が我慢しなきゃいけない時でも辛い時でもこれから先の未来を考えたらこんな時間なんて少しくらいのもので

自分達で作って歩いていく世界はもっと幸せで愛で溢れてる

それを夢見た時間も叶えようとする時間も私には宝物で

一緒にその時を歩いてるだけでも嬉しくて幸せだよ。

だから忘れないで、 いつでも私は貴方のそばに居る

心の底から貴方だけを愛し続けたいし今もずっと愛してる

8/26/2023, 3:02:50 PM

私の日記帳を燃やす。
私の過去が燃えてゆく。
もうすぐ私の過去は跡形もなくなり、そこには黒い灰が散らされているだけになるだろう。
その灰もすぐに風に吹かれて消える。

8/26/2023, 3:02:30 PM

そんなものは存在しません
小学生の頃は大型連休のみ有りましたが
真面目に書いたのは全体の1割位かも知れません
かつて息子に
可愛らしい日記帳を貰いましたが
勿体なくて使えません
そんな堪え性のないわたしですが
この書き物だけは
日記の如く活用しています

8/26/2023, 2:57:33 PM

祖父が亡くなった。
今思えば碌でもない人だったと思う。
祖母にあたり、タバコがないと暴れ、人の家の木は勝手に切り始める。挙げ句の果てには上裸でスーパーのトイレに行ってしまう。家のトイレは汚くなるから使いたくないんだそうだ。そこまでの潔癖症だと、最早家のトイレがなんのためにあるのか分からない。
そんな碌でもない祖父が亡くなった。
涙は、出なかった。
それからは祖母と母は忙しそうにしていたが、私はというと、まだ祖父がいなくなってしまった実感がなくただひたすらにぼーっとするだけの日々を送っていた。
葬式では冷め切った揚げ物とパサパサになった寿司を何も考えず頬張った。
家族葬でよかった。体がこわばって食べられなくなってしまいそうだったから。
姉の目がパンパンに腫れ上がっていて、明日の浮腫みすごいんだろうなとどこか他人事の様に考えた。
祖母はあんなに酷い扱いを受けていたが、やっぱり長年寄り添ってきた事もあって何か感じる事があったのだろう。静かにハンカチで目元を覆っていた。
食事が終わって儀式は進み、副葬品を棺に入れることとなった。
私は折り紙で作った背広とネクタイを祖父の顔の横にそっと置いた。
本当に亡くなったのだろうか。とても安らかに眠っている様に見える。それが永遠とは思えないほどに。
祖母は祖父が使っていた手帳を納めるようだった。
「これにね、今日は来た、来なかったって毎日毎日書いてたのよ。」
「.........来た、来なかったって誰が?」
私は祖母に尋ねた。
祖母は私と姉を見て、
「そりゃあなた達に決まっているでしょうよ。毎日欠かさず書いていたわ。来ない日が続くと、おい孫達はいつ来るんだなんてうるさかったんだから。」
祖母から手帳を渡された。...開いてみろということだろう。
私はゆっくりページを捲った。
その手帳は日記のようになっていて、普通は予定を記入するところに一言ずつ綴ってあった。
だが、私達が訪れた日だけは違って、字が枠からはみ出そうなほど記入がされていた。
ああ、なんだこんなにも、こんなにも大切に想われていたのか。
私は目をしばばたたかせながら、なんとか最後のページまでたどり着いた。
すると手帳のポケットから、ひらり。と何かが落ちるのがわかった。
拾い上げてみるとそれは一枚の古い紙で、所々変色していた。大事に折りたたまれているそれを開いてみた。
いつ描いたのだろう。クレヨンで「おじいちゃんありがとう」と汚い字で書かれていた。その下には下手くそな丸の集合体、恐らく祖父であろう人物が描かれていた。
「懐かしい。それ父の日にあんたと一緒に書いたんだっけ。クレヨンの取り合いになってお母さんに怒られた記憶あるから、よく覚えてるよ。」姉が覗き込んで来てそういった。
ぼとぼとと、床を私の涙が濡らした。私の事なんていつも興味なさそうにしていたくせに。あんなに碌でもないやつだと思っていたのに。その考えは一生変わることはないと思っているのに。どうして今更。
その手帳は日記だったのだった。大事な大事な想い出を閉じ込めておくための。
でもそれは祖父のものではなく、私達の、私の日記帳だったのだった。

8/26/2023, 2:55:12 PM

私の日記帳。
みんなに憧れて書き始めたけれど…
数日後振り返ってみたら、
1っか月のうち半分も真っ白でした。

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