透明の糖分

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数年程前に精神を病んでしまった。
何をするにも億劫で、次第に人と接するのも怖くなってしまった私は家に閉じこもった。少しの明かりも入ってこないよう全てに蓋をした。幸せになるのが怖かった。

私の事など無視して世界は周り時は過ぎていく。色んなものや人が変わっていく中で私だけ取り残されていた。これは私が望んでいた未来か?本当にこのままでいいのか?
自分の心の声は自分にしか聞こえない、私を変えられるのは私だけだ。

今はまだ暗くて光を恐れていたとしても、いつか見返した時嬉し涙を流しながら過去を語れるように、
私は目の前の手帳を手に取った。

8/26/2023, 3:33:35 PM