『私の日記帳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の日記帳。
そこには感情がたくさん描かれている。
一瞬一瞬思ったことを書き留めるノート。
引かれると思って見せてなかったけど、
君言ったよね。
最高じゃん!
って、
じゃあ少しだけ自分の感情を好きになってみるよ
私知らなかったの。
スライドレールの引き出しが外れるなんて。その奥に物を落としたら一生取れないと思っていた。どんな手を使っても取れないと思っていた。だからほっとした、外せると知って。だって落としちゃったんだもの。私の日記帳。
中学生の頃に好きになった人への想いを、まるでストーカーのように書き連ねたノート。甘酸っぱさに身を包み悶えながら最高…と青春時代の彼に想いをはせて読み返している私の姿なんて誰にも想像させたくないし、何より家族には一番見られたくない。向こうだって私がこんな恋愛体質だったなんて考えたくないでしょ。だから早めに拾っておこう。
私の手元に戻ったら寿命が来るまでひたすら堪能して、どこか遠くで灰にしよう。それが一番。もちろんこの想いと一緒にね。
ってあれ?
ない
え、なんで?奥に落ちたはずなのに。待って待って…何でないの?いつの間にかノートがなくなっていたから、後ろに落ちたとばかり…え?違うの?ノートは?ノートは⁉ノートは⁉⁉引き出しをひっくり返し半狂乱で探す脳裏に、一番考えたくない有り様が頭をかすめていく。
誰かが持っている
うそ、いやだ、まさか、違うと言って…涙目になる私をよそに遠くからこちらを誘う声がする。
ご飯できたわよぉぉおお
疑心暗鬼の日々が始まる──
「私の日記帳」
スケジュール帳の
隅のメモ(。•̀ᴗ-)و ̑̑✧なんだ
それは悲鳴に近い叫びだった。
頁に書き殴られたのは血のにじむような想いと、理不尽を呪った感情の羅列。
楽しかったことや思い出を書き留めていたはずなのに、いつからか後ろ向きな気持ちばかり綴るようになっていた。紙をめくっても同じような内容ばかりでつまらない。まるで書き殴った人生そのものだ。
(そんなことを思っても、
また同じような気持ちを筆に乗せるんだろうに)
私の日記帳.
私の日記帳
10年日記帳。2002年からのやつ。
自室の机の上に今もある。
書き込みは、たまに気が向くと書いていた様子。
たまの書き込みが辛辣なのよ。
夫のこと、子育てのこと、実家のこと。
還暦過ぎ今読み返してみると、若かった自分のもがきが伝わってくる。
私の日記帳。私が通ってきた時間。
カリカリカリ
A4のキャンパスノートにペンを走らせる。少しずつ黒色に染まっていくノートを見て、思わず笑みがこぼれた。
「あれ?」
ふと自分の手元を見ると、インクが手に付いていた。いつの間に付いたのだろうか、ノートにインクが擦れなくてよかった。手に付いたインクを眺めていると、この日記を書き始めた当初のことを思い出した。
私はインクを集めるのが好きだ。青色、赤色、黒色、様々な色に揺らめくインクを見ていると、心臓が宙に浮いているような不思議な高揚感に包まれる。しかし、集めるばかりでは芸がない。折角の綺麗なインク、使わないのはインクがかわいそうだ。
そこで私は日記を書くことにした。日記であれば毎日とは言わずとも、高頻度でインクを使うことができるだろう。引き出しを開けて、誕生日にプレゼントされた万年筆を手に取る。万年筆の金の装飾が、部屋の白熱電球の灯に照らされ煌めいた。蓋を開けてカートリッジを取り出し、黒いインクを染み込ませる。
「うわぁ」
慣れていないせいかインクが手についてしまった。勿体ない。手に付いた黒を眺めていると、私がインクを吸い取っているように思えた。いつか私もこのカートリッジのように黒一色に染まってしまうのだろうか、なんて馬鹿なことを考えていた。
「ある意味ではインクに染まっているなぁ」
過去を思い出し、そう呟く。私の日常を全て日記に書き記して、記憶はインクに形を変えた。濃密とまでは言わないにしてもそれなりに厚みのある日常を送っていたと思ったのだが、文字に起こすと案外薄っぺらかった。
キャンパスノートは20冊目に突入したし、インクだって何度も買い足した。ノートの量としては多く感じるが、人生の記録と考えるととても少ないだろう。
私の人生が終わるとき、このノートはどのぐらい溜まっているのだろうか。紙の上の深みのある黒を見て、私もこのインクのように深みのある人生を送りたいなぁと考えた。
─私の日記帳─
「私の日記帳」
日記というものを3日も書き続けられたことがない。
なんなら1日目すらはじめられたことがない。
書き続けられている人は尊敬してしまう。
何を書いているのか、どんな考え方をすれば書き続けようと思えるのか、気になることが山ほど溢れ出る。
自分が日記を書くとしても、特筆すべきこともない日々の何かを書くことになる。
そんなモヤモヤしてしまうことより読書をしたり、絵を描いたりした方が、自分は有意義な時間を過ごせると思ってしまう。こういう考えだから書けないのだろうか。興味があってもマイナス思考が先行している。
裏紙にでも書く習慣を付けてみようか。
考えるだけでなく実践しようかと思う。
いい機会なのかもしれない。
022【私の日記帳】2022.08.26
日記、といわれるものは苦手だった。宿題で日記がでたら、「今日はとても楽しかったです」とかいて、「出来事や気持ちを具体的に書きましょう」と、いつも注意されるようなタイプの子どもだった。
とうぜん、大人になってからも、わざわざ日記なんて書く気もおきなかった。
だから、私の日記帳、といえるものは、人生の中で、小学校のとき、日記指導に熱心だった先生が担任だったときの、2年分、しかない。
いまでも日記は何故か書けない。メンタルヘルスケアのためにもつけたほうがいいのだけど、がんとして、手も心も動かない。きっとなにかから目を逸らしたい気持ちが、じゃまをしているのだとおもう。
とはいえ、このアプリとは相性がいいようで、こんな私でも、毎日なにかを書き記している。日記ではないけど、こんなふうに心模様を記したりして、日記のような役割をはたしてくれている。あえていうなら、ここが、私の日記帳、っていうことになるんだろうな。
いま思い出しても、小学校のときの、週に一回必ず提出の日記の宿題はつらかった。そのときの自分には、大人になった自分が、まさかこんなふうに毎日なにかを書き記せるようになってるなんて、想像もできなかった。きっと先生にも、予想外のことのはずだ。
すでに年配の先生だったから、もうとっくに亡くなっていることだろうと思う。先生はもういない。だけど、その指導の成果は、いまこうして、フリック入力に忙しい私の指先に生きている。
言葉を文字にすると感情が大盛り。
こんな私です。
いちばん口のかたい友だち
だから
もし自分が死ぬとわかったら
口封じのためにこの手で始末してやるよ
「私の日記帳」
忘れゆく記憶を書き留めておくもの
その瞬間の様々な想いが閉じ込められている
忘れてしまった思い出も、大切な思い出も
悲しい思い出も、何気ない日常も
全てそこに詰まっている
積まれてゆく日記帳が
時の流れをありありと感じさせ
私が生きている証のようにも思えた
忘れてしまう思い出を文字に残して
辛い思いでも私の一部だから
その想いを無駄にしない為にも
それら全てを、また思い出せるように
今の私を忘れないために
今日もまた綴って
わたしの日記帳。
日記は書かない。
というより、書けないと言っていい。
それは、昔からで。
何度か、日記でも書いてみたいと。
日記帳を用意してみた。
1日目は、やる気があって。
2日目は、続けられるぞって思って。
3日目ぐらいから、雲行きが怪しくなる。
だんだん、書くことを迷って。
迷い続けて。
書かなくなる。
代わり映えしないから。
何も面白くない気がして。
日記を書く意味を、考えだして。
書きたくなくなる。
日記を書くってことは、自分を見つめること。
1日を振り返って、何もない日々が悲しくなる。
だから。書けない。
たぶん。
これからも。
(苦しくなるのは、きっと日常に満足してないから。)
『 私の日記帳 』
空や風景、雲や花たちを
自分の言葉とともに載せています。
人とは違う感覚がたくさんあるので
理解されるのは難しくて
だけど、それでも大丈夫なんだよね。
最近それが分かったから
心はとっても楽になってるかな。
私の日記帳は
スピの好きな人には
目に止まるみたいです。
私の日記帳
本当に書きたいことが
おきてない
平凡な毎日
会いたい人に会えてない
伝えたいこと
伝えてない
毎日繰り返し
天気くらいの変化
いつか
1ページに書き切れない
幸せいっぱいな
出来事かけたら
いいなぁ
小学生の時に始めた
5日書いて終わった
3ヶ月後くらいにまた始めた
1週間書いて終わった
2ヶ月後くらいにまたまた始めた
3日書いて終わった
1週間後くらいにノートが必要になって
15日分の日記が書いてあるページを
破って捨てた
中学生になっても
高校生になっても
結論は「向いてない」という事だった
素敵女子のやりそうな事は
ほとんどこれ
《 私の日記帳 》
お題「私の日記」
誰にも見せない、私の世界。
なぐり書きしたもの、丁寧に記憶を込めたもの
いろんな日記が残ってる。
時々見返すと「あ~、このとき頑張ってたんだなぁ」と、少しだけ自分を労ることができる。
「あのときこんなことがあったんだ、楽しかったなぁ」とホンワカするときもある。
これから先も、日記の情緒は喜怒哀楽と揺れるだろう。そんな日記を、未来で「頑張ったな」と認められるだろうか。
「私の日記帳」
私の日記帳の表紙には 「生きた証」と書いてある 仕事のノートにも同じ言葉を書いてある 自分の生きた証 それを書いて残す 携帯に残すのとは ちょっと違うくて その時の言葉 字を想いに載せる だから何を書いているのか わからない時もある そんな感じだ 字で書いてわからない時は 絵にも残す 何を書いているのか わからない時もある でも証である 生きている証がここにある
【向い合わせ 】
今はあまり見かけなくなったボックス席の車両。
知らない他人と近距離で向い合わせなんてシチュエーション、なかなかない。
空いている時間だと、1ボックスを一人占め。
まるで動く小部屋みたいでリラックスできた。
遠足の時はとても楽しかった。
お菓子を食べたりおしゃべりしたり。
新幹線の椅子は回転できるけれど、コロナの今、それも出来なくなってしまった。
給食も今は皆前を向いて食べているらしい。
やっぱり給食は向い合わせで食べたいよね。
【私の日記帳】
子供の頃、私の日記帳はいつも同じ書き出しだった。
今日は○○をしました。
とても楽しかったです。
みたいな…
ただの記録だった。
大人になってからは、嫌なことがあった時だけ書いていたような気がする。
だから読み返すことはない。
嫌な気持ちを思い出したくないからだ。
いつか処分してしまおうと思っている。
もしも私が死んだ時、誰かに見られるなんて絶対嫌だ。
そうだ、明日にでも処分しよう。
そして、これからは嬉しいことがあった時に日記を書く事にしよう。
3年日記の1年目が終わろうとしている。
昨日のことも忘れてしまう私にとって、日記というのは大切な過去を知るツールになっていた。
【今日はついてなかった。部長に呼び出されて注意を受けた…】
【新人が入ってきた。なかなか、言うことを聞かない…困った】
【新しいパン屋さんに行ったら、食べたいパンが売り切れていた】
なにこれ…。忘れたくない一瞬がこれ?
自分で書いたのに愕然としてしまった。
日記の中の私は、不幸だった。
こんな過去を覚えておくために
日記を書いていたんだろうか…。
読んでいてもつまらないし、現実の私もそれ程「幸せ!」と、両手をあげて喜べるものでもない。
「日記くらい幸せな自分で居てよね!」
私はおもむろに今日のページを開いて、ボールペンを手にした。
今日から楽しい事を探して書こう、そう思って書き記した。
【私の人生の〖主人公〗は私だ】
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【お題】私の日記帳
今日も一日ダラダラしちゃった。
まだ今日は買い物行ったからまだマシだけど、最近マジでやること後回しにしすぎて自分が嫌になる。
明日からバイトだし、気持ち切り替えてやることやってこう。