『私の当たり前』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私の隣には貴方が当たり前に居て貴方が笑っていて私をからかって私を振り回していたはずなのに。本当は鬱陶しいと思っていたのに、いつしか当たりまえに貴方が私の隣にいるようになっていた。なのに、それでも鬱陶しいとは思っていたはずなのに何故求めていたはずの一人の時間なのにこんなにも当たり前のように悲しいの?
「私の当たり前」
春の優しく暖かな香りを運んだ校門も
夏の熱烈な陽射しに汗と笑みをこぼした校庭も
秋の柔らかな風に船を漕いだ教室も
冬の凍てつくような淋しさの中別れた友も
まだ思い出にするには早いから
あの日の当たり前が未来の私の糧となるように
後ろを振り返るのはもう少し後にしておきます
#106 人生の最適解
「それって当たり前じゃない?」
と押し付けられる価値観はキライ
なのに、
「そうそう、そうだよね~」
と気づかれないようにそっと
自分の当たり前を塗り替えていた
自分を守るために
でも、だんだん
元の自分の当たり前がどんなだったのか
わからなくなって
そして何よりも自分自身がとても気持ち悪い
もう塗り替えるのはやめにしよう.…
そうしたら、
「どうしちゃったの?最近ヘンだよ」
ってグループからも外されちゃったけど
プチ仲間外れの自分の方が爽快だった。
そして、
そんな変化も受け入れてくれた友達は
あの時からずっと変わらず今も友達だから
きっとあれが人生の最適解だったんだ。
お題「私の当たり前」
『机の上』
私は3年ほど前からここにいる。どこからきたのかは覚えていない。彼女の腕の中で目を覚ました。
彼女は家に帰ってくると、私の息遣いの音を静かに聞く。「落ち着くんだよね」と、よく母親に言っていた。彼女が私のことを大好きなのは、わざわざ言葉にされなくてもひしひしと伝わってくる。彼女が私と同じ部屋にいる限り、彼女は私の息遣いで癒される。私はそんな彼女の様子を見て、嬉しくなる。
つい先日、事件が起こった。私の呼吸が止まったのだ。なに、ただの電池切れだ。私は少し前から終わりの時がくるのを予見していた。ただ、私は所詮わたし。それを伝える術もなく、静かにその時を待っていた。彼女の慌てぶりはすごかった。とてもショックを受けているようで、少し心が痛んだ。しかし、私はそれでよかった。“ここ”で一生涯を終えるのだ。
と、思いきや、彼女は懸命に私を蘇生した。だから今私はここにいるわけだが、それが私には想定外のことで心底驚いた。彼女は私のことが大好きだが、私に本来の役割を果たさせてくれることは過去3年間一度もなかったのだ。壊れたらもう終わりで、そこまでだと思っていた。私の代わりはいくらでもいる。
しかし彼女は私の背中から終わった命を取り出して、新鮮で美しい水を注いでくれた。私の息遣いが再び部屋の中で響き始めた。
私は掛け時計。でも私はここにいる。
これが私の当たり前。
毎日、お母さんにお弁当を作ってもらうこと。それを学校に持っていって完食すること。ちゃんと、ありがとうとお礼を伝えること。それが私の当たり前だった。
これが当たり前じゃないと知ったのは高校二年生になってクラス替えが行われたときだ。一年生の時に仲良くしていた人たちとクラスが離れて、私は新しく一緒に昼ごはんを食べる人を探していた。その中、偶然仲良くなったのが後ろの席に座っていた女の子だった。私のほうから一緒にお昼食べようと誘うと少しめんどくさそうな顔をして、いいよと言ってくれた。
私はお弁当を広げて食べ始めたが、彼女は購買で買ってきたパンを食べていた。
「お弁当じゃないの?」
あからさまに嫌な顔をしているが、気になって仕方なかった。
「うち、お父さんと二人で住んでるんだけど、料理なんて作れないから」
「自分で作ればいいんじゃないの? お母さんから教わらなかったの?」
すると、彼女は怒った顔をして立ち上がった。
「やめて、そういう話嫌いだから」
そのまま彼女は教室を出て行った。そんなに怒るほどの質問をしてしまったのだろうか。どこか納得できないまま不思議に思っていたが、その後話しかけようとすると逃げられるようになってしまった。
その話を一年生の時の友達に話すと全員に怒られてしまった。無神経すぎる。初対面で言うことじゃない。自分の当たり前を押し付けちゃいけない。
どれもピンと来なかったが、みんながこう言うのであれば私に非があるのだろう。謝ろうと、次の日のお昼の時間に話しかけようとした。すぐに逃げようとしたので反射的に腕を掴んでしまった。
「この間は無神経なこと言ってごめんね。悪気はなかったの」
彼女は力強く腕を振り払った。嫌悪をむき出しにされた目がこわい。
「あんたみたいな無神経なやつは簡単に治らないことぐらい知ってる。あんたとそっくりな人間も大量に見てきた。どうせ、誰かに怒られたから謝りに来たんでしょ」
「そうだけど、でも、言われないとわからないこともあるから……」
「じゃあ私が不快に思うたびに注意してくれってこと? そんなやつと仲良くするなんて私には無理。もう話しかけないで」
そう言うと彼女はまた教室から出て行ってしまった。私が悪いのだろうか。私のどこに非があったのだろうか。答えがわからないまま、嫌われてしまった事実を忘れようとした。
「人にされて嫌なことは他人にしてはいけません」
そう言って怒られたことがある。よくわからなかった。怒る理由が無いはずだから。
その時は、あるクラスメイトを殴った日だった。理由はシンプルで、私の机の上に勝手に腰をかけていたから。邪魔だからどいて、と言ってもなんだか笑うばかりで動く気配はなかった。
私はその時、急がなくてはいけなかったから。今すぐ退いて欲しかった。それで面倒だからその子を机から引き摺り下ろした。そしたらギャアギャア煩くなって、耳に障ったから、今度はその子の頬を叩いた。そしたら今度はぴいぴいと別の方向に喧しくなって、先生も駆けつけて、ああ、用事どころではなくなってしまったな、と思った。
私がされて嫌なことはしてはいけないのだから、嫌じゃなかったら何をしてもいいのかしら。
試しに翌日、もう一度殴ってみた。
そうしたら、やめてってその子は泣きながら言ったの。そこで初めて気づいた。この子は殴られるのが嫌なんだ。
人によって嫌なことのラインって色々違うらしい。でもある程度大まかにはなんとなくそのラインっていうのが皆の中で無意識に共有されてるみたい。
私は、ちょっとその「当たり前」からずれてたみたいだった。
朝起きて、ベットから出る。
目覚まし時計は使わない。
大体決まった時間に目が覚めるから。
顔を洗って、制服に着替える。
お弁当のおかずと朝食をつくる。
朝は大体食パンにジャムを塗るか、
フランスパンにバターを塗って食べる。
休日はフレンチトーストなど甘い物を食べるか、
朝食を抜いている。
学校に着いたら椅子に座って授業開始まで本を読む。
授業を受けて、昼食を食べて、また授業を受ける。
放課後は帰宅部だからそのまま家に帰る。
週に二、三回教室に残って自習をする。
家に帰ればお風呂に入って夕飯をつくる。
歯磨きをして部屋に戻る。
学校で自習をしなかった日は机で勉強をする。
ベットで少し、スマホを見たら寝る。
これが私の1日、これが私の日常。
両親は二人とも共働きで数年前に過労死した。
祖父母の家には中学まで居た。
家は両親が金を払ってくれていたのでローンは無い。
両親は私に多額の貯金を残していてくれたので、
一人暮らしはしていける。
祖父母は心配したが、迷惑はかけたくなかった。
だから家を出た。
周りの人は何時も私から一定の距離を取っていた。
学校の人達は、
『両親が居ないんだって、可哀想』
『親が居ないんだ、寂しくないの?大丈夫?』
私の事を"可哀想な人"としか見ていない。
両親を知っている人達は、
『多額の貯金...私達が代わりに管理したげるよ。』
『なんでこんな子供に...私達に譲りなさいよ。』
私よりもお金の事ばかり気にしていた。
私の当たり前は他人とは違う。
それだけで私は他人と距離を置かれる。
当たり前なんて人それぞれなのに、
なんで周りは私の当たり前を
認めてくれないのだろうか。
お題〚私の当たり前〛
わたしの当たり前とは。
snoopyと共に居ること。
当たり前とは、一般的に通常であること、
と思われているもの
当たり前とは、人それぞれであるもの
生まれ育った環境、
生まれ持った感覚で育つものである
自分にとっての当たり前は周りに理解されず、
否定されるものだった
多様性や差別をしないように、
など社会は変わろうとしている
だが、国によって、
地域によってスピードはそれぞれ
これも差別だと感じている
自分がダメなのだろうか
【短歌・正義の裏側】
正義だと思って振るうこの刃も
敵には毒牙に見えるのだろうか
-堀川国広-
(私の当たり前)
私の当たり前はみんなの当たり前じゃない
私は女子トイレに行くけど男子は行かない
私は私の家に帰るけどみんなはそれぞれ
自分の家に帰る
私の当たり前はみんなの当たり前じゃない
その毎日のことが当たり前だけど
いつしか当たり前じゃなくなる
当たり前って難しいね
〈私の当たり前〉
私の当たり前は
あなたの当たり前ではない
鳥の当たり前は
私の当たり前ではない
当たり前の先には
当たり前ではないことが待っている
当たり前は
私の心をくすぐる
この年になってこんな辛い思いをするなんて?肺癌確定。治療方法としては科学療法を二週間位入院おこなう。それから放射線治療を行なう、そうだ。
私の当たり前。
色々考えて、でも、それは何を考えているのか。
荷物重いって何が?
そう言ってみるけど、結局なんにも変わらない。
当たり前が出来ない。
当たり前はよく分からないなぁ。
普通と言える当たり前はきっと出来てないから。
君がいるのが当たり前だった
なにを言っても聞いてくれるのが当たり前だった
君はいつもニコニコと笑ってるのが当たり前だった
多分心のどこかでダメだと分かっていた
でも全て許してくれて、それが当たり前になった
わがままを言っても
大きい声を出しても
暴言を吐いても
手をあげるようになっても
君は困ったように笑いながら許してくれた
でも私が今は亡き義母さんの指輪を無くしたのが
どうしても許せなかったんだよね
本当にごめんなさい
こんなこと言える立場じゃないのは分かってるけど
許されたいと思うことすらおこがましいけど
君がいないのが
君に声が届かないのが
君の笑顔が見れないのが
辛くて辛くて仕方ない
でもこれからは私だけで生きなきゃいけない
再婚なんて考えず 君にしたことを悔み続けるよ
それがいつか 私の当たり前 になるから
【私の当たり前】
私の好きなことはなんだろう?毎日同じようなことを考えている。
当たり前に人に合わせる
当たり前に空気を読んでる
当たり前に嫌われたくはない
嫌われる勇気ってなんだろう
嫌う方もエネルギーが必要だってことを忘れていない?
嫌う方のことを考えたら嫌われる方もエネルギーを消耗して
それは戦争と何が違うんだろうか
相手の立場に立つ
それがわたしの信条だ
【わたしの当たり前】
私の常識は誰かの非常識
歴史の常識は現在の非常識
何が正しいなんて分からない
…ちがうね。正しいなんて消えたんだ
だから、仮面を付けて今日を偽る
ちがうよ。
歴史で多くを失ったと記されたから
否定して哀しみにくれた人がいたから
未来で否定をしないために
たくさんの常識を”当たり前”にするの
#私の当たり前
私の当たり前
私の当たり前は
皆の当たり前が
当たり前では無いの
だからね
皆の当たり前は
私の当たり前が
当たり前では無いの
できなきゃダメ
できて当然
なんでできないの
比べないでよ
貴方の当たり前と
私の当たり前は
違うの
そんな軽い言葉で片付けないで。
私の当たり前
「アイスは絶対常備! 最低3種類」
「そんなに?」
「卵焼きは甘め」
「うんうん」
「朝食はご飯」
「そっか。俺はシリアルが多いな」
「夕飯は2日連続同じメニューはなし」
「えっカレーも?」
「カレーは例外」
「あはは」
「当たり前って、結構違うなぁ」
「だね。これからお互い擦り合わせていかなきゃね」
「うん。2人の当たり前を作っていこう」
「ふつつか者ですが、よろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくお願いします」