霜月

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「私の当たり前」


春の優しく暖かな香りを運んだ校門も

夏の熱烈な陽射しに汗と笑みをこぼした校庭も

秋の柔らかな風に船を漕いだ教室も

冬の凍てつくような淋しさの中別れた友も


まだ思い出にするには早いから
あの日の当たり前が未来の私の糧となるように


後ろを振り返るのはもう少し後にしておきます

7/10/2023, 8:19:50 AM