『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
人と違うのが嫌だった。
私だけ違う意見
私だけ選ばれない。
私が目立ってるとも思っていないけど
人と違うことは私にとって恐いことだった。
でもたまに思う。
私だけが
自分にとっての武器にもなること。
私だけの○○が
自分の個性,武器として
胸を張って生きていけると
良いなって私はそう思う。
─────『私だけ』
私だけ
世界に「私だけ」なんてものは
ひとつもない
私に特別なものはない
そしてたぶん
この世界に特別な人間なんて
ひとりもいない
いろんな違いはあれど
どんな人間だって
「人間」という枠からはみ出すことはできない
強いて言うなら
私であれるのは私だけだな
私という枠に入っているのは私だけだ
だから
私が1番楽しい方法で
私を楽しめたらいいなと思う
【私だけ】
私だけは人とは違う。
そんな自分には特別な魅力があると考えて、
周りとはちょっとズレてる自分を
演出したりする。
けれど大抵の場合、
特別感なんて全く感じない程度の人ばかり。
同じように考えて行動してる人が
あちこちに大量発生してるからね。
完全に自分のオリジナルって事は無い。
みんな何かしらに影響を受けて、
無意識のうちに真似して生きてる。
特に、聞かれてもいないのに、
勝手に自分語りを始めるタイプは
かなり重症だと思う。
どんな有名なクリエイターだって、
他の色々な作品を見て、
様々な分野からたくさんの物をインプットして、
そこから発展させて作品を生み出している。
過去の経験や記憶に頼らず、
完全にゼロから生み出すなんて、
無理な話。
絶対に何をするにしても、
何をひらめくとしても、
過去に見た何かから影響を受けている。
そこから発展させて何を生み出すかが重要。
「私だけ」というのは嘘であり無価値。
私はそう思っているから、
得意げに自分語りを始めた人からは
そっと距離を置く事にしている。
関わったとしても、何の特にもならないだろうから。
「なんで自分ばっかこんな辛いと思うの」
でも それが自分の中の最大の試練なら
どんなに苦しくても花がある道なんていくらでもあるから
No.63『私だけ』
私の人生は私のもの。
私の人生は私だけのもの。
だから、私以外の誰かが私の人生の主役になることは私が絶対に許さない。
私だけ視えている世界がある。
現実とは違う、もう一つの世界。
名前を付けるなら……そう、妖の世界。
妖は人間と共に生きようとしているように見える。でも、それは叶わなさそうだ。人間には妖が見えないのだから。
いつから存在するのか知らないが少なくとも私が物心ついた頃からそれは視えていた。
ともすれば、妖も私と同じくらい又はそれ以上生きているはず。
少しでも知能を持ち合わせていればそんな長い年月、人間に見向きもされなかったことから人間は彼らが視えないということに妖達は気付いているはずだ。
それでも、昔から今も人間の側で共生しようと試みているのはどうしてだろうか。
人なんて自分より劣っていると判った者がいれば見下し、異質な者がいたならば群れをなしていじめる。人の心は大昔から既に真っ黒で…黒以外の色なんて見えなくて、それなのに外見では美麗な色彩を感じてもらえるように取り繕う。
人を騙す為に飾るものもいれば、本当の自分を見せないために飾る者もいる。
そんな仮面だらけの人間のどこが良いと言うのか。
私は人間が嫌いだ。
ただ、人のために健気に尽くしている妖達は好きだ。
彼らが人間と共存したいと願うなら叶わずとも私は協力して上げたい。人間が憎くとも妖達には報われて欲しいから。
私だけが彼らに気付いているのだから。
星に生まれた子ども達
似ているようで異なる
得意分野はそれぞれに
ひとつの物語を繋いで
いくつもの時を駆けて
成熟しているオトナは
怖がらせたりはしない
傷つけることをしない
人の痛みを知っている
私たちが生まれる意味
何処へ向かっているの
蒔いた種は育ってゆく
どんな花を咲かせるの
何千年もの旅の果てに
私だけ、のストーリー
『私だけ』
私だけ
私だけを見て。
他の人なんて見ないで。
他の人と同じに接しないで。
私は私だけ。
私にしかできないことだってある。
他の人と同じ形に嵌め込まないで。
私は私だけの形を生きる。
だから...
どれだけ評価が低くても...
貶さないで。
笑わないで。
認めて。
私にしか生きれない道があるから。
私だけ
私だけが知らない。そんなことあるのか
なんで誰も教えてくれなくて。
だれがこそこそ言ってるのが
それともにぶいのかはわからない。
興味がないとも言える。人の噂話なんて。
「あたしにもちょーだい」
そう言って、返事を待たずに箱から一本引き抜いた。ライターを扱う手付きは不格好で、煙草とは無縁の証だ。
彼女はいわゆる幼馴染みだ。家は二軒隣で、名前もよく似ていて、好きも嫌いも被るものが多く、双子みたいとはよく言われる。お互いに一番の友だと思っている。
けれど、彼女の家族はそれをよく思っていなかった。大学病院に勤めていた祖父。開業医として地域医療に貢献している父。姉と兄は医大生で、医者になるのは確定事項だと信じて疑わない家族にとって、頭は平均で素行はどちらかと言えば悪い友人などあってはならなかった。
それでも、家族に何を言われても隣にいて、時には髪を掴み合い引っ張り合う喧嘩をして、泣いて仲直りして、笑って、笑って、笑い合ってくれる大切な友人だ。
そんな彼女が変わり始めたのは高校生になってからだ。
志望校に入学したものの、すぐに成績は下がり始めた。彼女の家族にはねちねちと嫌味を言われたが、高校は別、遊ぶ機会も会う機会も減ったのに原因にされても困ると一蹴してくれた母には感謝しかない。
高校最初の夏休みに、彼女はやってきた。小さなバックひとつ、ちょっとそこまで買い物に、という風に。母に挨拶して、部屋に入ってきた彼女は泣いた。涙だけ零して泣いた。散々零して、いい子は疲れる、そう呟いた。
ローテーブルに乗った煙草を欲したのは、親への叛逆の一歩。
一口吸って、盛大に咳き込んで、落ち着いた呼吸で零したのは紛うことなき後悔。
同じ学校に行きたかった。
せっかく進学校に進んだのに、可もなく不可もない中の中な学校を羨むなんてどうかしている。
でも、あんたがいる。
なんて、嬉しいことを言ってくれるな。
成績が落ちているのは知っている。勉強に身が入らない、その理由も知っている。
医者になるしか道がない。その道すら、真ん中しか歩くことを許されない。彼女自身の夢や希望は聞いてすらもらえない。
「頑張ってるんだよ。頑張ってるんだけど、頑張ることは当然で最低ラインですらないから、結果が出ないなら無意味だって」
結果より過程、なんて甘えたことは思っていないが、最高の結果しか評価されないのも苦しいものだ。
「ほんとに双子だったら良かったのに」
また、泣き抱きそうな震える弱音を知るのはこの世で一人だけ。彼女のほんとうの夢を知るのもまた。保育士になりたいという、きらきらした目を彼女の家族も同級生も知らない。
「でもさぁ」
「あっ」
「保育士さん目指すならタバコはやめなよ」
ヤニ臭い先生なんて嫌だ、そう煙草を取り上げたら素直に頷いた。
「あんたよくこんな不味いの吸えるね」
もういらない。彼女の顔には涙の跡がくっきりと残っていた。
私だけ
何故か孤独だと思った。
『私だけ』他に誰もいないか、排除だ。
自覚のない孤独感は不安を増すか、自分を特別な者とするのか。
まぁ、裸で何も持たず死んで行くのだから、皆、生まれながら、『私だけ』なのかもしれない。
では、何故生まれる?様々な『私だけ』が。
世の為人の為と身をけずるような人は何を感じているのだろうか?どうにも出来ない事をどうにかしたいという何か使命感があるのだろうか。私だけしか出来ないから?そうは見えない。孤独は感じているかもしれない。
私だけ が、持っている知識や技術を活かしてとか。その行き詰まりに苦しむのか。それは孤独かもしれない。
偉業を成したと言われるのは遠い将来かもしれない。
『私だけ』が満足しているのか。
基準が違うのかもしれない。だから様々な『私だけ』が現れる。そして、周りと自分の基準が違うから『私だけ』になるのかも。
信念が必要?自分のエネルギーの配分変えるには強烈な『私だけ』が必要かも。食べた分回せないかな?
《私だけ》
それは、とても繊細で美しい薔薇だった。
「今日は留守を預かってもらってありがとうございます。これはお土産です。」
急の呼び出しで出払っていた彼が、帰ってくると同時に箱を差し出した。
「え! 返って申し訳ないです、こちらこそありがとうございます!」
彼が隣にいない。そんな日はこちらに来てからほぼなかったので日中はかなり寂しかったけれど、まさかプレゼントをくれるなんて思わなかった。
凄く嬉しい!
正直この場で物凄く飛び跳ねたい気持ちを何とか抑えて、普通にお礼をした。
丁寧にラッピングされた箱。色使いもセンスがあって、落ち着いてるのに可愛らしい。
もう箱から素敵だな、なんて見惚れていると、彼がリビングへと私を促した。
「崩れるといけませんから、あちらのテーブルで開けましょう。」
崩れる? 何だろう?
不思議に思いつつも彼に促されるままリビングに入り、そっとテーブルに箱を置く。
お言葉に甘えてするりとサテンのリボンを解いて包みを取り、そっと蓋を開ける。
するとそこには、つやつやとした輝きを放つ真紅と青の薔薇が二輪、大きく咲き誇っていた。
「うわぁ…き、綺麗…。」
私は驚いて、薔薇に見入った。
茎のない薔薇にも関わらず、その色はあまりにも鮮やかでまるでたった今花開いたよう。
プリザーブドフラワー…はあり得ないか。
あ、これって…。
「もしかして、飴細工?」
「ああ、分かりましたか? とても綺麗だったので、店頭で僕も思わず見入ってしまったのですよ。」
答えた彼の顔が、私の隣に来る。
ふわり、微かに香るシトラス。
鼻を擽る爽やかさに胸がキュッとなるのを静めつつ、私は頷いた。
「分かります。本当に本物そっくりで、ずっと見ていたくなりますよね。」
隣に目を向けると平静を絶対に保てなくなると、私は薔薇を見つめてそう言った。
でも、それを抜きにしても本当に素敵な薔薇で、ずっと見ていたくなるくらいに見事な細工だった。
こうして並んで同じ物を見て、同じように綺麗と感じる。
そんな静かな時間も宝物のように思えて、じっと薔薇を見つめる。
鮮やかな赤。今、隣にいる彼の色。
深い青。澄み切った真夏の空の色。
二輪の薔薇、か。確か…。
と記憶を手繰っていると、隣でかさり、と音が。
「あと、これなのですが…。お店の方が付けて下さったものですが。」
と差し出してきたのは、これまた丁寧な包みの、真っ赤な薔薇が一輪。
初めて、彼から花をもらった。
しかも、赤い薔薇の花。
いいの? お店のおまけでも、これ、私が受け取っていいの?
急に飛び込んできた身に余る幸福に狼狽え言葉を失っていると、す、と彼が私の手元へ薔薇を持ってきた。
「あ…ありがとう…ございます…。」
カチコチになりながら受け取った薔薇の花。
照れ隠しに香りを楽しむふりをして顔を隠すように鼻に近づければ、赤の向こうには柔らかな彼の微笑み。
「…何故でしょう。公務での花束贈呈と違って不思議と緊張しました。」
顔を更に緩める彼が、実はこういうのは初めてで、と呟いた。
彼の耳まで届いてしまうのでは、というくらい鳴り響く鼓動。
薔薇の紅につられて、染まる頬。
私だけが受け取った、薔薇の花。
赤が二輪、青が一輪。合わせて、三輪。
喜びもひとしお。飴よりも甘い幸福にくらりと酔いしれながらも、まだまだ贅沢な自分がひっそりと顔を出す。
その意味も、本当に私だけのものになればいいな、なんて。
・
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6月25日《繊細な花》の続きです。
赤「愛情」「告白」
青「奇跡」「神の祝福」
1本「あなたしかいない」
2本 「この世界は二人だけ」
3本 「愛しています」「告白」
"私だけ"
私は小さい頃からいじめられていた。
小学、中学、高校、どこへ行ってもいじめ
理由は明白だ。
『見た目が普通じゃないから』
「普通」って何?
そんなに他の人と違うとだめなの?
ずっとそう思っていた。
でも、私は個性の塊だって気づいた。
他の人とは違う、私だけの個性がある。
普通じゃないとかどうでもいい。
何か言われても、気にしない。
個性のない人生ってつまんなそうだな、
私だけが普通じゃない、
けど、私には私だけの個性があって、
私の人生を楽しんでる。
人生、一度きりだし
私だけ
特別視されてるわけでもなく
ただ単に仕事できないだけ
親身になって聞いてくれるわけではない
どうでもいいような答え方
私だけは、私を好きが良い。
私だけは、私の味方でいよう。
私だけは、私を褒めるべきだ。
そんなよくある言葉にずっと憧れて
ずっと実践できずにいる気がしている。
そんなことを意識しなくたって、
私は十分自分勝手だろと
ツッコむ「私なんか」と争いながら
私を考えずにいられる時間を探している。
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カレー鍋にこびりついたカレーのおこげ的なものを鍋を抱えて食べるのを許されるのは、カレーを作って後片付けする私だけだと思っている。こそげてパンにつけても、ご飯で炒飯的にするのも美味いよねぇ。
ま、人前ではしませんけどね!
私だけ割りを食って
私だけ苦しんでるんだから
私だけにいいことがあったっていいはずなのに
どうして
私だけ
「代わってあげたい」
「わかってあげられなくてごめんね」
気持ちはありがたいけどね、
私はこんな経験も、こんな思いも、他の誰にもしてほしくはないから。たとえ可能だとしても、まるごと肩代わりしてもらったり、完全に理解してもらうことなんて少しも望んでないんだよ。
あなたにも、君にも、大切なひとにはいつも笑っていてほしいから。悲しいことなんて降りかからないでほしいから。
だから、私だけで十分なんだよ。
…なんて、大切なひとが苦しむのを見るのは自分が耐えられないっていう、ただの私のエゴかもしれない、けれど。
ペーパーストローをプラストローに変えてと言ってくる奴にイラついてしまうのは私だけだろうか。
「私だけ」(一行詩)
それは本当に私だけに見せてる表情かしら?
◆
私だけ本当のお金の存在を知っている
◆
「私だけが特別」自惚れているお局様よ
◆
私だけが知っているわ アナタのツキの無い顔
◆
私だけだろうか切手・包装紙収集をしているのは
◆
私だけだろうかガラホに戻りたいと思っているのは
私だけ
あなたはそんなことをまた言う
きっと気づけたことは氷山の一角みたいなもので
分かり合うなんて無理だって
私だけの世界に閉じ篭もる
みんな自分だけが優しくて、怒っていて、悲しんでいる
そんな世界に閉じ篭もる
とても窮屈で居心地がいいから
私だけの世界を奪わせはしない
それでも私だけじゃ嫌なんだと
あなたは願う