『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私だけ出来ない
私だけダメだった
ネガティブな「私だけ」を挙げればきりがない
でも、自分を慰めようとして
出来ないのは私だけじゃない
他にもダメ人がいるはず
と言うのは何か違う気がする
たまたま私だけ出来なかった
私だけ合っていなかった
と言うのは孤独になる
ネガティブな「私だけ」は
どうやって乗り越えたらいいのだろう?
私だけなんでもありの世界が出来れば…
そんなの無理なのもわかってるし、自分勝手なのももちろん知ってる。
だけど、私だけなんでもありで、私だけにあの人が夢中で、好きな人や大切な人が、みんなみんな、私のトリコになってしまえばいいのに。
可愛いの基準も、優しいの基準も全部私になれば……
あの人も振り向いてくれるのに
私だけ
私だけ、いつまでも一人で海を眺めている。
自分で選んで此処にいる。いつかきっと夜が明けると疑わず、唇を噛んで情けなく泣きながら此処にいる。
日々家
私だけ
焼き魚、煮魚が苦手
美味しいと思うけど
骨が口に入るのがイヤ
よく考えたら
スイカの種が口に入るのもストレスだった
からあげのレモン、しぼったとき
種がからあげにくっついたらイヤすぎるし
おにぎりに梅干し入れるときは
必ず種は取ってから使う
こういうの、私だけ?
そんなことないよね
種や骨をかじれるくらいの丈夫な歯が
あったら違ったのかな
口の中で器用に仕分けができたら
違ったのかな
『私だけ』
私の中に閉じこもる私は
毎日格子の間から
色の引越しをする空を
ぼうっと撫でている。
内側から扉が開くとも知らず
誰もが持つその感情に
流されながら今も撫でている。
私だけ。
私だけ
遠くまで行く。
でも
大好きな人の
顔が見たいから。
私だけ
フッカル?
チャリで
行けたらいいのに。
私だけ
私だけを楽しめることはとても素敵なことだ
良いことも悪いこともあると思う
それでも私だけを楽しめるというのは
私が私を好きだから安心して落ち着いて一人で居られる
のだと思う
私だけってなんか淋しそうと感じるかもしれないが
私が私を楽しめるようになったら
どんな場所に行っても
どんな人達に馬鹿にされても
ちゃんと2本足で立っていられるくらいの強さを持った
そんな最強な人な気がする
今週はどうする?
いつもいつもだ
行ってもいい?って聞いてばっかだ
聞かなくても会える関係がいい
聞いても無視するくせに
今週も会いたい
会いたいんだよ
彼は私だけに懐いてる。
他の人には興味ないふりをしている。
いわゆるツンデレってやつ。
私は彼のそーゆーところに惚れた。
私を見かけると顔を明るくさせて来てくれる。
私が用意したご飯も沢山食べてくれる。
巷だと犬系って言うの?
まぁ、イヌなんだけどね笑
可愛いでしょ、ポチ。
【私だけ】
おぼえてる
泣いている
笑っている
飛び跳ねる
見えない
は、わかる
の時間
のとくべつ
のひみつ
私だけ
「ハッピーかい?」
久しぶりにあった君はそんなことを聞いてくる
急に何かと黙り込んでしまった私に笑いかけるその顔は何も変わっていない
「最近ワンピースにハマってて。知ってる?」
「見たことない」
「えー絶対見たほうがいいよ」
一緒に買い物をして、ご飯を食べて
数ヶ月分の会話をした君はさり際にもう一度
「ハッピーかい?」と笑って夜と混ざり込んでいった
君が死んだ
最後にあってから、それほど時間が経たない頃だった
律儀な君はちゃんと遺書を残していたらしい
きっと私にではなく、自分に問うていたのだろう
答えが出た君はここにいる理由をなくしてしまった
そんな世界で私は幸せに生きていくのだろう
君の言葉を思い出しながら
【私だけが幸せになれない世界に見切りをつけて】
・私だけ
今日思ってしまった
私はきっと嫌われているのだと
私は高校生、恋愛についての話題が多い時期
そんなとき、今日の出来事があったのである
私は体育が苦手である
運動なんて得意じゃないから
今日はバレーをした
いつもは苦手でも楽しいと感じていた体育
なのに今日は楽しくない
つまらないと思ってしまった
まず、チーム決めから、好きな人と組んでいいと言われみんなチームを作っていたが、私を含めた3人があまってしまったのだ少ない人数のチームのところに入ってと言われたが、チームの数が多くて、どこに入ればいいか迷ってしまった
そんな中1人は女子のみのチームに入ることが出来た、
どーしようかともう1人の子に尋ねたらこっちくんなよといつものような感じな対応で安心出来た
そんな中1人の女子がもう1人の子をチーム誘った
最終的に私は1人になってしまった
私は嫌われているんだな……そう思ってしまう
だが、優しい男子がそこのチームに入っていいよと言ってくれたのでまだ救われた
そして試合をやったが、
その試合はとてもつまらなかった
私は頑張ってボールをとった、痛かったな
でも他の女子はとろうとしない
男子はボールをしっかりとっていたよ
たとえとれそうなボールだったとしても
女子はとらなかったの
私がチームから抜けたらみんなボールをとっていた
少しだけど、進歩した感じ
私は思う、その子達に嫌われていないことを
密かに願っている
私だけの幸せ
本をめくるときの紙の匂い
私だけの喜び
久しぶりに見ても散っていない花
私だけのときめき
街角で目が合うぬいぐるみ
私だけのドキドキ
車と先を譲り合う曲がり角
私だけのモヤモヤ
四隅まで裂いた飴の袋
私だけの悲しみ
カメラを構えると逃げる野良猫
私だけの憂鬱
傘をさすか迷う小雨
私だけの寂しさ
夕方のチャイムを届ける風
私だけの秘密
きっとどこかの誰かもそうだよと笑う貴方
私だけの貴方
どこかの誰かを知らなかった私に
世界は広いと教えてくれた人
#私だけ
「私だけ」
いつもいつも
皆と一緒にいることを
同じようにやることを
求められてきて
嫌だった
私だけの世界が欲しかった
今 ようやくそれを
手に入れつつある
別の「皆」の中で働いて
得たお金によって
いつ行けるのだろう
皆のいない
本当の私の世界へ
《私だけ》
幸せはどこに落ちているのでしょう
わからないのは、私だけ?
探しても見つからない…
わかば
━━━
《私だけ》
私だけ?
あなたを思い出すのは?
あなたは、もう忘れてる?
私を思い出すことあるのかな?
そんな簡単なことすら
知るすべはない…
あおば
私だけ
寝る前、机に向かい日記を書く。
今日はこんなことがあった。
あれが美味しい。この本がおもしろい。
その時自分の部屋にいるのは私だけ。
私だけがいる空間で私だけが体験した一日を、
私だけが考えた、思ったことを綴る。
似たような人がいたとしても
完璧同じ人なんていないから。
この世界に私は私だけ。
私だけ
私だけが変わらなかった。他の兄弟姉妹は古い皮を脱ぎ捨てて、きらきらひらひらと美しく光る羽をゆっくりと伸ばしてゆく。私は茶色いみっともないこどもの皮をかぶったままだ。どうしても脱げない。羽を伸ばしきったみんなは空に飛んでいった。私はただ見上げた。それから月が細くなり丸くなりまた細くなり、羽をボロボロにした私の兄弟姉妹たちが次々に落ちてきた。そろそろ秋が来るのだ、土に潜るかと考えていると茶色いこどもの皮をかぶった子が近づいてきた。
「ああよかった。ひとりかと思ってたよ」
「あなたはだあれ?」
「ぼくもきみも秋組だよ。ぼくらはいまから冬を越して春になったら大人になるんだ。知らなかったの?」
知らなかった。それより「私だけ」ではなかったことが嬉しすぎて私はしばらく泣いていた。
違う。
脳みそが溶ける。私だけ違う。
真っ黒に見える世界と、血なまぐさい匂い。
「ごめんなさい」
そう呟いた。返答はなく。
「ごめんね」
私は悪くない。そう思ったけれど一応謝ってみた。
もちろん返答はなく。
指をさして皆がこっちを見ている。私は何も悪くない。
私だけ、
私、だけ。
人間じゃないからって、攻撃してこないで。
『私だけ』
私だけ、特別。
思い出すと顔が火照る。あの日、真っ直ぐな目に射抜かれた瞬間。初めて恋に落とされた。
『特別』
彼は私のことを一途に愛してくれている。だからこそ、私だけしか知らない彼の姿をたくさん見ることができるのだ。
普段の彼はとても紳士的だ。誰に対しても物腰柔らかく接しているが、決して感情的にならないし、自分の手の内を他人に明かすことがない。それ故に、他人の目にはミステリアスで魅力的に映っている。
しかし、そんな彼の本当の姿を私だけが知っている。見た目に反してたくさん食べること、私に対しては甘えん坊な部分があること…挙げだしたらキリがない程だ。
「ねぇ、いつになったら離れてくれるの?」
「ん〜、ずっと離したくないですね」
今、私は彼に後ろからギュッと抱きしめられている。その状態になってから少し時間が経っているが、全然離れる気配がない。
「他の子がこんな所見たらガッカリしちゃうよ〜?」
「貴方が喜んでくれればそれでいいんです〜、貴方以外には興味ありませんから」
たまにはこんな日があってもいいか、と思いつつ、私だけに許された彼との時間だなぁと優越感に浸るのであった。
テーマ「私だけ」