『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつも笑顔で明るいあなた。
でも、1人の時は無表情になってたり、
疲れが顔に出ていることがある。
いつも真面目なあなた。
でも、たまに授業中に本を読みながら
寝ちゃってる時があるよね。
いつもいろんな子に自分の担当じゃない教科も
教えてあげてるあなた。
陰で努力してるの知ってるよ。
誰かが質問して分からなかったら、
「放課後教えてあげる」って言って
私たちが授業受けたりしてる間に
教えられるように勉強してるよね。
私はいつもあなたのことを見てるから
大体のことを知ってる。
あなたのことはとても尊敬してる。
でも、1つだけお願いがある。
いつも何事も頑張ってるあなた。
でも、頑張りすぎて体調崩しちゃう時があるよね。
あなたが学校を休んだ日は心配で心配で
授業の内容が全く頭に入ってこない。
あなたの授業が無くなってしまうっていうのも
すごく悲しい。
そして、あなたの笑顔が見れない。
それが私にとってどんなに辛いことか分かる?
もちろん人間だから体調崩すこともあると思う。
でも、頑張りすぎないってことを意識してほしい。
それが私からのお願いです。
大好きだよ。
#私だけ
三十連勤から帰ってきた朝、ベッドで目覚めると世界が一変してしまっていた。街中にゾンビが練り歩いているのだ。映画の撮影などではない。あいつらは襲いかかってくるし、死にものぐるいで私を捕まえて喰らおうとする。
死んでたまるか。
私は包丁を手に街を走り、近づいてくるゾンビは片っ端から切り倒していった。だけどゾンビの数はどんどん増し、もはや人間は私しかいないようだ。
負けるものか。
私はゾンビどもを切り倒し、会社に行くのだから!
「――本日明け方に都心に現れた通り魔は先ほど警察により逮捕されました。容疑者はゾンビが現れたなど意味不明な発言を繰り返しており、錯乱している状態とのことです。続いては全国のお天気情報です」
完
お題:私だけ
どうして、私は私なのだろうか。
私は私に、きっと誰よりも厳しくて
到底自分を愛しているとは
言えなくて。
私だけが、私を不幸にしようとしている。
本当は、誰よりも
大事にすべきだと思う。
泣くことも、笑うことだって
望んでいる。
そんな私を、私だけが知っている。
【お題:私だけ】
この関係が、近い未来、終わってしまうことを知っているのは私だけ。
僕だけかもしれない、
僕は、他人がどう感じているのか というのが、とても気になる
例えば、映画の感想一つとっても様々な感想がある
面白かった、つまらなかった、
それはいいんだけど、なぜ?そう感じたのか?が気になる
自分の感じた内容と、他人が感じた感想の差分に対して、強烈な興味があるのかもしれない
「私だけ」
なんで?
なんにも知らなかったよ
教えてくれたらいいのに
……ああ、それがみんなの答えか…。
「私だけ」
私は、独りぼっちだった。それを寂しいとは、感じなかった。
でも、ある日を境に私は一人じゃなくなった。一人の男の子が私に構うようになったのだ。その男の子は、学校中の人気者で、休み時間になると誰かしら寄ってくる系の子だった。
それからと言うもの、私に話しかけてくる人が以前よりも増えた。
ある日、彼が話しかけてこない日があった。そして、別の子達と話していた。胸の当たりがズキズキして痛かった。
その日私は気付いた。彼が、好きなのだと。彼と話している人を見るといいなと思うようになってしまった。前はこんな気持ち無かったのに…。
その次の日、私は彼に放課後屋上に来てと言った。
彼は頷いて「楽しみに待ってるよ」と言ってきた。
その日の授業の内容は、まったく入ってこなかった。
放課後
私は彼を待ちながら、どう私の気持ちを伝えるか考えていた。
キィィィ…
扉を開く音が聞こえたので、振り向いてみると、そこには私が好きになった人がいる。
彼はほんのりピンク色の唇を動かす
「お待たせ。待った?てか、話すの久しぶりだね」
と言ってきた。
そして、私に近付いてくる。私と彼の距離はもう上履き一足分。
すすすごい……近い!
私はドキドキしながら、口を開いた。
「ううん、待ってない。来てくれてありかとう。そんなに久しぶりかな?笑……じゃあ、本題に入っても良いかな」
彼はコクンと頷いた。
「あなたに、私たけを見ていて欲しい………私、一人が、好きだった。だけど、あなたが話しかけてきてくれて、周りに人が増えて、嬉しかった。私は、あなたが好きになった。あなたが、話しかけて来てくれないと寂しいし、誰かと話してると嫉妬しちゃうし……。私だけを、ずっと見ててくれませんか?」
うわぁ~!、言っちゃったよ!?
顔が真っ赤になっているのが自分でも分かる。
聞いていた彼の顔も真っ赤になっているのが見て取れる。
少し経って、彼がこちらを真っ直ぐ見てきた。思わず目をそらしそうになったが、頑張って首の位置を固定した。
「……すごく、嬉しい…。俺をそんな風に想ってくれて、見てくれて、ありがとう。俺も、好きだよ。君に束縛されるのが楽しだ笑」
そう言って、私に抱きついてきて、キスをしてきた。
~終わり~
ながっ!
読みづらかったり、誤字脱字があったりしたら、すみません( ̄□ ̄;)!!
皆誰しも特別になりたいと思う。
それは勉強面か、運動面か、人気者という面か。
……きっとそれくらいの違いだけで、人気者になりたいって思いは皆一緒。
私も同じ。誰かの特別になりたい。
「ん?どうしたの、ぼーっとして」
彼女、ソファーに座った私の腰にひっついている有名デザイナーの喜楽は、私の恋人だ。
明るく元気なアイドルは、私の前では素を見せてくれる。
『んー、何か、何かしら特別になりたいなって』
「特別ねぇ……」
喜楽は考え込むと、ぱっと顔を上げた。
それは明るい笑顔。
「ボクの特別じゃあダメなの?」
こてん、と首を傾げて上目遣いで聞いてくる喜楽。
『ふは、それは嬉しいけど、喜楽は皆のアイドルなんじゃないの?』
「むぅ……じゃあ」
「“俺”の特別は?」
『!』
珍しく聞いた素の一人称。
「俺の大切な人っていう、唯一の特別……とかどう?」
皆誰しも特別になりたいと思う。
それは勉強面か、運動面か、人気者という面か。
……きっとそれくらいの違いだけで、人気者になりたいって思いは皆一緒。
私も同じだった。でも見つけた。
唯一無二の“特別”に選んでくれる人を見つけた。
また腰に抱きついてきて、にやりと笑う彼女を知ってるのは、私だけなのだろう。
ーお題:私だけー
【短歌・兄弟愛】
重傷で四肢をも失い果てる君
これで兄者は俺だけのもの
-髭切・膝丸-
(私だけ)
貴方には私だけを見ていて欲しい
私にだけ貴方の笑顔を見せて
貴方には
私だけを好きでいて欲しい
─────『私だけ』
私だけ
私だけが知っている
寝癖が付きやすいことも、朝がすごく弱くてよく近くにいる人にすり寄ってくることも、頭を撫でると気持ち良さそうに目を細めてくれることも、顔を洗ったらいつもの調子に戻ることも、雨の日の休みは放っておいたら昼過ぎまで寝てしまうことも、お出かけの日は私と同じくらいに起きることも。
全部全部、私だけが知っている、真面目な彼の裏側だ。
ずっと私だけを見つめていて。
私もあなただけを見つめているから。
大好きって言って。
誰よりも愛しているって言って。
君がいなきゃダメなんだって言って。
口先だけじゃダメ。
態度にも、行動にも示して。
〜私だけ〜
~私だけ~
本を持つ最後の一人
私達はそんなあなたを支え見送る者
56文字の黒の史書
【私だけ】
一人になりたいと思うのは、集団が嫌いだからではない。
気のおけない友人といても疲れを感じることがある。
笑うことも、話すことすら面倒で逃げたくなる。
そんなとき、僕は決まって屋上を訪れる。
入学式後に立入禁止と説明されたが、壊れた鍵はお約束。
初めて扉に触れる緊張感が今や懐かしい。
持ち込み厳禁のゲーム機にエロ本、タバコの吸い殻まで。
屋上には知らない誰かの秘密が溢れている。
先生も見て見ぬふりなのか、見回りに来たことはない。
ピッキングの跡がある扉も入学当初からそのままだ。
どうせ今日も誰も来ない。僕は呑気に日陰で寝転んだ。
ふいに扉の開く音がして、心臓が嫌な音を立てる。
塔屋の影から様子を窺うと、有名な先輩が立っていた。
容姿端麗、文武両道と噂の、漫画の主人公みたいな人。
そのうち異世界転生して人々を救うのだろう、たぶん。
先輩は怪しい足取りでフェンスに近づいた。
声をかけるべきか、否か。僕はひどく悩んだ。
暗い顔をした人にかけるべき言葉を持ち合わせていない。
ため息ひとつ。校舎に戻ろうとする先輩と目が合った。
気まずさを隠して会釈すると、先輩は力無く笑った。
自殺を考える人間が異世界転生できるのだろうか。
初対面の先輩は、僕と親しくないからこそ弱音を吐いた。
きっと誰にも言わないと、なぜか信用されたらしい。
妙な縁で相談相手になって、僕らは次に会う約束をした。
いつからか先輩と話すために屋上を訪れるようになった。
しかし、フェンス前に並ぶ靴が唐突に終わりを告げた。
先生も生徒も、誰もが信じられないと騒ぐ。
その影で、僕はかけるべき言葉を探していた。
時刻は午後5時。会社の定時だ。
「うひょひょーい帰れるー!」
私はものすごい速さで帰ろうとしたが主任に止められた。
「待ちなさい。君は今日サービス残業をする日だよね?」
何だその日は。なんで私だけ。
私が警戒していると同僚は言った。
「お前は会社でいつも寝てばっかりだから当たり前だろ」
なんて横暴な。
後輩も言った。
「先輩は先日取引先で暴れましたよね。肩がぶつかったとか言う理由で顧客を殴り倒して。責任を取りたいって言ってましたよね」
それとこれとは話が別だ。
おっさんも言った。
「君は一度サービス残業がしたいと言ってたじゃないか」
それは飲んだ勢いで言っただけで。
変質者も言った。
「昨日、サービス残業をしますって誓約書書いたよね。土下座までして、受け取ってくれないと暴れるってゴネたよね?」
昨日の私どうした。
「ともかくさいならー」
私は全員を振り切って帰宅しようとした。
しかし途中で捕まり会社の地下にある強制労働施設で死ぬほど働かされた。
出所後〜
「今日もサービスサービス(笑)」
私は365日サービス残業をする体にされてしまった。
私だけの貴女。
貴女だけの私。
そんな関係。
一方的な愛を受けとめてくれた。
そんな貴女が大好きだ。
「私だけ」
自分だけ成功したと思ったら
間違いなのだ
他の誰かも大海原の荒波にうまく乗っているのだ
自分だけ苦境におちいると嘆けば
それも違うのだ
皆も大流の川底に頭を打ちつけているのだ
うん うん
そうだ
そうなのだ
【私だけ】
私には特別な、私だけの物語がある。
日記帳に書いている、私の小説だ。
本当はスマホやパソコンで書くのも憧れるけど、小学生のうちは我慢なの。
でもね、いつか本になればいいなーって思ってるんだ。
本。紙をパラパラとめくっていく、私の憧れ。
もしいつか、本にできたら読んでくれる?
って聞いた時……親友が、
「楽しみにしてる」
って笑ってくれたから。
私ね、今日も小説が書けるんだ。
それから何年も経ち、私も大人となった。
まだ本格的な本にはできてないが、同人誌を作ろうと頑張れる程度の作品は作れるようになったよ。
小説って難しいのね。
表現の豊富さ、文体の確立、読みやすさの研究……。
こんなにたくさんの技術や工夫があるとは知らずに書いていた。
おかげで、何度も挫けた。
自分の小説が嫌い、って泣いた事もあった。
一文字も書けなくてやめようと思った時。見つけたのは私だけの小説と、君の「楽しみ」と言う言葉だ。
もうちょっと書いていいかな、って。
視界が熱くなったのを、今でも忘れない。
そのうちコンクールに出せる作品が完成する予定なんだ。
そしたら、君と、昔の自分に、読んでくださいと伝えるつもりなの。
だから、待っててね。
私だけの考え方なのに、誰かの所為で揺れてる。採り入れる度に不安定になるのに、更に、私だけに近付く。私だけ、は意外と、私だけでは確立しないのかもしれない。
「私だけ」
<なんか言いことがあるなら、はっきり言いなさい。あんたが考えてることわかるわけないじゃん。>
<私もーめっちゃわかるー!○○ちゃんが考えてることくらいわかるよ>
私だけが考えてること。
みんなにわかるわけがない、、よね。