『私だけ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
[私だけ]
私だけ、馴染めなくて
どこを歩いても空気のようで
長い長い人生の始発点で
まだ動けなくて、気づいたら
何がしたいか分からない
片想いが一番楽しいって聞くじゃん
でも、実際はつらいことばっかりだよ
勝手に嫉妬したり
勝手に期待したり
勝手に落ち込んだり
もう疲れちゃったな
私だけ見てくれたら、どんなに嬉しいか、
「私だけ」
苦しみを抱えている時、世界中で自分だけが、不幸だと感じた時がある。まさに「私だけ」という感じで。
そうした経験があるからか、どうなのか、よくわからないけれど、大金持ちになった人、絶大な権力を手に入れた人、歴史的名声を手に入れた人、他者から見て、とんでもなく幸福な人も「私だけ」なのかもしれない。そう感じるようになった。
それは本当に幸せな事なのだろうか?
この「私だけ」という感情は、それがポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、危うさを感じる。どちらも、その人の果てしのない心の渇きがあるように思う。そこには、先日の「優越感 劣等感」に似たようなテーマが内包されていると感じる。
私には、そのどちらもが、何か危険な状況で、仏教の話の中の張りすぎた弓の弦は切れやすい例えに当てはまる気がする。
いずれにしても、そこから抜け出るのは難しい。自分の置かれている状況が変えられるのなら、それが一番良いと思うけれど、そうできない場合、よく聞くお話ではあるけれど、十牛図がある。これは悟りに至る十の段階を図と詩で表したもので、私もこの十牛図を理解しようと勤めた。これが悟りへの入門といった所かもしれない。
もちろん悟りに終わりはないし、ケン・ウィルバーが言う所の至高体験が起こったとしても、それは特別な事ではない。ここでも「私だけ」という思いに囚われたら、それまでなのだ。ここに至った時に「正しい答えはない」という思いが芽生えた。もちろん、この先に何か自分の知らない未知のものがあるに違いないと思う。要するに果てがない。
ただ前に進む。終わりが来ても、また始まりがある。それを万物は繰り返している。そこで、ようやく心が少し軽くなった。それは「私だけ」ではないからだ。
ヤングケアラーでしたが、何か。
高一から高三まで認知症の祖母の面倒を見ていました。不条理には元々無関心で、何をされても気づかないタイプでした。
ですがこの期間で少し擦れました。自分はちっぽけな存在であると気付かされたのかもしれません。自分では咀嚼しきっているので、これがどのような状態なのかはうまく説明ができません。
大学生になってから「達観している」と年上の同級生に言われました。ヤングケアラーのことを話したら、「だからだよ。だって何も嫌がらないし」と言われました。
友達の中で唯一、性格に難がある子に何も思わないのが私です。
"私だけ"
明日の結果報告次第で入院日が決まるのか?身体をこの際だから全面リニューアルするつもりで入院生活をおくるぞ。糞暑い毎日が続いてるから入院はある意味避暑地?のつもりで行くとするか?今年は異常過ぎるほど異常だ。東さん心配してくれてありがとうございます。少し勇気をもらた気分になりました。
私だけがこの気持ちを知っている。
君を見ると胸がドキドキ。
この気持ちを抱える私は、
君と通り過ぎる時どんな顔をして、どんな気持ちでいればいいのか分からない。
君の顔が好きだし、運動が得意なところもかっこいい。
特徴的なクセがあるのは最近知った。
いつ伝えよう。この気持ち。君は驚くだろうな。
それとも....
―私だけ―
私だけとか
あの子だけとか
あれは特別なのとか
普通じゃないんだよとか
あいつがおかしいんだとか
そんなの嫌だ…
みんな一緒がいい
ひとりきりなんて悲しいよ
仲間がいないなんて寂しいよ
独りぼっちなんて嫌だよ…
一人だって仲間外れにしたくない、されたくない
ほら、だってこんなにも、みんな一緒でしょ?
誰一人として残さずに
みんな平等に生きることができたなら
みんな平和になるんじゃなかったのかなあ…
こんなのおかしいよね…?
そう言いたいのも
そう思うのも
私だけなのかなあ…?
私だけ
私だけ、といった特別感味わった事ありますね。末っ子で女の子一人だったから、私だけ特別待遇のところあったんです。その私だけ〇〇が、わがままな性格を助長したんだと思います。
大人になり、そのわがままで苦労しました。おいおい、自業自得だろうと言われそう。子育て、義父母とのお付き合い、何にも増して夫とのコミュニケーションでだんだんに気づきました。時間かかったなぁ‥。
私の場合は、私だけ〇〇は、あんまり良い事じゃないと思いました。
私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ払だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ私だけ、1箇所だけ違うところがあるよ
わかるかな?
『甘酸っぱい』
経験不足 罪は果実に委ねよう あっちの木の実はサラッとしてる こっちの木の実は甘すぎる 真ん中通れば甘酸っぱい だから上手に歩かなきゃ ちょうどいいやり方は私だけが知っている
「私だけ」
なぜだ?
私だけが見えてる気がする。
いつものように教室に入ると
いつもの席にあいつがいる。
嫌いなヤツだが
他の人に見えていないのか?
すごく暗い顔して殆ど動かない
亡霊なのか幽霊なのか?
休み時間になると
私の事をヤツと話しして人もいる
嫌だなぁ直接聞けばいいのに
なんか私だけ無視されてる感じ
あれ?
もしかして
これって
私はあいつの中で生きている?
「私だけ」
「だけ」って思ってるのはお前の主観的なものなのかもな。
あなただけが知っているあなた
私だけが知っている私
あなただけが知っている私
私だけが知っているあなた
あなただけが知らないあなた
私だけが知らない私
あなただけが知らない私
私だけが知らないあなた
その全てがあなたで
その全てが私
私だけ。
この文字だけを見ると、マイナスなことが一番最初に頭に浮かぶのは私だけなのだろうか?
……………………………みんなも同じだったら、いいなって思う。
私だけの楽しみ 幸せな時間
忙しくても 疲れて眠くても 笑
これだけは外せない というのがある
#9
この世、身長が高い方が得だと
思う人間が多数だろう。
それは自分を大きく見せることで
私だけだろうか?こんなに苦しんでいるのは、、、。
と、書いてみるとなんだか違和感が出てくる。一日ゲーム8時間以上。昼寝。
それを思うとどうやら違うらしい。
本当は幸せ者なのかと思う今日この頃。
シルエットで分かる
変わってる、いい意味で
言われるの……
私だけ、じゃないよね……?
(2023.07.18/私だけ)
私だけ
「文芸部の部誌、読んだよ」
放課後、鞄に教科書を詰め込んでいると、クラスメイトの一人が話しかけてきた。
清楚なボブが可愛い、イラスト好きな女の子。
「ありがとう。…どうだった?」
部員の私は、その部誌に小説を載せてもらった。
思わず変に力を込めてそう聞くと、彼女は向日葵のように、にかりと笑う。
「面白かった!みんな、レベル高くてびっくりしちゃったよ。上手だね」
思った以上の高評価に、嬉しさがじんわりと染みる。率直に褒められたら、誰だって喜ぶよね!
「本当?よかった。ありがとう」
踊り出したいくらい心が舞い上がっているのを悟られないよう、そっと控えめな笑みを返す。
それを蹴り飛ばして、彼女は笑顔で続けた。
「あっ、そうだ。今回さぁ、空想ものがほとんどじゃなかった?」
「えっ?」
意図が分からない。小説も、俳句も、短歌も、全部実際にあったことじゃないから面白いのに。
「なんか、面白いんだけど、いまいち入り込めなかったんだよね。それより、今!ここ!自分!って感じのが読みたいな〜。なんて思ったり」
そこまで言って、じゃーね、と無責任に彼女は帰ってしまった。
急上昇していた気持ちが、一気に地面に落ちた。
入り込めなかったのなら、レベル高い小説なんかじゃないよ。
私だけの世界に読者を引き込ませる文章が、私が書きたい小説。それができなかったら、その読者にとって私の小説は面白いものじゃない。社交辞令の褒め言葉なんて、いらなかった。
そう思ってる人って、私だけかなぁ…。
私だけ
そう言えば
良くも悪くも
特別
自分が好きな所も
自分が嫌いな所も
全部含めて
結局
私
私だけ
「だけ」って部分はどこにある?
「だけ」って部分はどこを指す?
「だけ」って部分は何になる?
私が好きな、私は何処にある?