『神様だけが知っている』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私達が生まれてきた理由
今、生きてる理由
それは神様だけが知っている
なんて
信じちゃいないけどね
雨は神様の涙らしい。
利益のためについた嘘。
小さな過ち。
愛しい家族への隠し事。
絵空事だった夢。
そんな「自分しか知らない」ような、ときには残酷な物事を、ずっとあなたは背負っているんだものね。
泣きたくなるのもわかるよ。
でもさ、それでもあなたのこと許せないの。
誰かが汗水垂らして作った建物を、畑を、車を、壊して壊して壊して。そこにつまった思い出さえも消し去って。
大切な命を奪って。まるで幼子のよう。
あなたは神なんかに産まれるべきではなかった。
もっと普通の、幸せな人間に産まれたらよかったのにね。
そしたらみんな、あなたのこと恨んだりしないのに。
皆があなたを憎んでいる今、こんなことを思う私こそ、真の大罪人だ。
「神様だけが知っている」
神様だけが知っている
神様だけが私の秘密を知っている
神様だけが私の心の中を知っている
神様だけが私が死にたいと思ったことを知っている
神様だけが私の望むものを知っている
神様だけが私の止め方を知っている
神様だけが知っている
縁だとか運だとか
そんな“偶然”という便利な詞で
括られる人生
ただ捻くれているだけかもしれないけど
今この景色に巡り合ったのは
ホントはただ“必然”だったから
なんて思っちゃう
【神様だけが知っている】
僕の願いを知ってるのは神様だけ
僕の秘密を知ってるのは神様だけ
僕の声に返事してくれないのは神様だけ
人間は何かしらの
言葉や表情で答えをくれるのに
神様は何も答えてくれないんだ
その者が皆が神様と呼ぶものなのか
人気者で羨ましく妬ましい
僕は来世に神様になりたい
神様だけが知っている。
俺が、女であるということを。
俺、ミヒャエル・デ・アレッサンドロは、王侯貴族に転生した。
生前はしがない女子高生だった俺は、今では側室が3人いる、立派な男である。
なにをして、男とするか、これが問題だ。
俺は思う。
この、憎しみと自己顕示欲の渦巻く、貴族社会で、のし上がっていくものこそ、男だと。
だが、これは間違っているだろうか?
なぜなら、俺も、俺としての自覚を持ったのは、生まれて15年という歳月をかけ、培ったものであるのだから。
女ならばこういうだろう。
「それは、本当に性別というものなのでしょうか?」
と。
以前、男でもない女でもない娼婦を買ったことがある。そいつは言っていた。
無自覚にも、自身の性を選ぶことは出来ない。
女として自覚的に抱かれるか、男として自覚的に抱かれるか、その2つしかないと。
私は疑った。
本当にそうであるなら、私という性は、何者であろうか、と。
神様はこんなに地球に人がいるなかで私を知ってくれてるのかな
私を見つけてくれてるのかな
見てくれてるといいな
───「神様だけが知っている」
神様だけが知っている。
わたしのおねがいは、ままにもないしょ。ぱぱにもないしょなの。わたしのおねがいは、だぁれもしらない
いいよっていわれるまで、ずっとないしょのおやくそくなの。
わたしのおねがいごと、はやくかなえてほしいなあ
神様だけがしっている。
親も知らないぼくのひみつ。
神様だけが知っている
娘がコロナに感染した。
3日後には大好きなグループの解散コンサートがある。
娘は
「熱ももう下がったし咳もないから行ってもいいでしょ」と半泣き状態。
行くなと言う私に
「私が感染しているなんて神のみぞ知るだよ」と一言。
「あんたにバチが当たるのも神のみぞ知るだね」と私が言うと娘は怒って部屋で隔離状態。
5日間家で過ごし、ニュースで流れるコンサートの模様を観て、「神様、どうか私にご褒美を」
と手を合わせる娘でした。
きみが選んだ道の意味を問うことはもうできないね
二度と聴けない声がおぼろげになっていて、日々少しずつ記憶から消えていく
さよならとありがとうが届くことはないんだね
もう一度会えたら、なにを言おうかな なにを訊こうかな
そんな〝いつか〟があるかどうかは、
エッフェル塔
地球の上に立つエッフェル塔
彼女はいつも世界を見つめている
誇らしげにそして雄大に立つ
友達に自由の女神、遠い親戚にスフィンクス
物言わぬ彼女は穏やかに立つ
自由
平等
博愛
凄惨な戦も見てきた
それでも今もなお
彼女は美しく青空に手を伸ばしている
なぜ人は一人の相手だけを愛し続けられないのだろう。
そう不思議に思いながらも
今日も彼女持ちの男の家に行く。
確かに私はこの人が好きだ。
日常の話を楽しそうに話してくる所も、
晩御飯を作って待っててくれる所も、
少し部屋が汚い所も、
でも私はこの人に好きだと言わない。
たとえ彼女と別れたとしても付き合おうだなんて
言葉、口にしないだろう。
だって一人の人だけを愛すことができないと知ってしまっているから。
神様どこかに本当の愛を教えてくれる人は居ませんか。
ー神様だけが知っているー
鈴を鳴らし2礼2拍しお祈りをする
どうかまだ連れて行かないでください
電話があったのは何時の事か
頭が真っ白になっておぼろげだ
車で向かったが覚悟してくれと言われた
いつでも大丈夫と思っていた事で希薄な関係になっていた。
どうか
神様だけが知っている…
そんなのずるくないですか?
神様は何でも知ってるの?
じゃあ私はいつ死ねるの?
私はどうしてこんなにも不幸なの?
どうして周りは幸せそうなの?
どうして不平等や不公平を作ったの?
どうして二物以上貰って恵まれた人がいるのに一物ももらえてない恵まれない人がたくさんいるの?
どうして戦争はおこるの?どうしてすぐ終わらないの?
どうして貧困と富豪の差はあるの?
どうして病気なんかあるの?
どうして簡単に人は死ねないの?
どうして核はなくならないの?どうして作らせたの?
どうして良い国と悪い国があるの?
どうして良い人と悪い人がいるの?
悪い人はどうして良い人を騙すの?
どうして犯罪なんかあるの?
どうして武器が存在するの?
どうして銃はなくならないの?
どうして子供や罪のない人たちが早くに命を落とさなきゃならないの?
どうして政治家は自分勝手なの?
どうして国境はあるの?
どうして言語が違うの?
どうして肌や目や髪の色が違うの?
どうして虐めや嫌がらせはあるの?どうしてなくならないの?
どうしてハラスメントはあるの?どうしてなくならないの?
どうして差別や偏見が生まれるの?
みんな同じ人間だよ…
みんな違ってみんな良いんだよ…
何もかも個性なんだよ…
どうして区別しようとするんだよ…
同じ人間でも中身はみんな違うんだから区別なんてできないよ…
みんな支え合って生きていかなきゃならないのに…
どうして世界中のあちこちで苦しんだり悲しんだり辛さ抱えて孤立してる人はたくさんいるの?
神様は何でも知ってるんでしょ?なら答えてよ
ねぇ?神様は何で世界をこんな風にしたのですか?
【神様だけが知っている】
私の醜さ
私の嘘
私の涙
私の不安
私の…
何でもお見通しの神様は
こんな私に罰を与えるのか、恵みを与えるのか…
そして私を許してくれるのか…
いつか天上に行き神様にお会いできたら聞いてみよう
神様!
こんな私でも今日も生きています
明日も生きていられますか?
神様だけは知っていますよね
(本当に久しぶりにここに書いた。心が乱れたり、雑事に追われると書くことにも読むことにも体も心も向かわない。書けるということは読めるということは心も体も平穏だという証なのかもしれない)
『神様だけが知っている』2023.07.05
アイツは高校時代からの友人で、同じ事務所のタレントだった。
だから仲は良かった。一緒に買い物にも行ったし、旅行にも行ったし、悩み相談もたくさんした。
でも、ある事件をきっかけにアイツはこつぜんと行方をくらませた。結婚したばかりの奥さんを連れて。
どこに行ったのかも誰も知らないし、生きているのかも分からない。
事件がいい方向になっても、アイツは表に出てこなかった。
それから何十年かして、アイツと仲の良かった男が俺の前に現れた。
話をするうちに、アイツが事件から五年後にこの世を去った事を知った。
男もそれを知らずに、最近、アイツの息子から聞かされたらしい。
四十三歳。若すぎる死である。曰く、自ら幕を閉じたのだという。
アイツを取り巻く事件が解決したのは、それより三年前。
四十歳のアイツが知らないはずがなかった。
その三年の間に何があったのか、誰も知らない。
六十歳を少しすぎるこの歳になるまで、知らなかったのだ。
目の前で消沈する男も、アイツと共に舞台の上で生きた彼らも知らない。
アイツの家族が、それを自分たちに言わなかった理由も知らない。
仮に知っているとしたら、それは神様だけだ。
明日の未来も
1年後の未来も
私たちの運命も
そして、新しい命が芽ばえることも
神様だけが知っている
きっと誰も知らない
どれだけ探しても
願っても
見つからないもの
【神様だけが知っている】
私はこのままどうするのが正解なのでしょう
とんとん拍子にことが流れていますが
そんなこと神様しか知らないですよね
おみくじ今年当たってました?
信じられなかったからでしょうか
でも、いい人、は言いすぎですよね
教えてほしいものです
私はどの選択が正解なのでしょう
そもそもなんでこんなことになっているのでしょう
意に反していなくもないと思います
誰に何を言われても、心にある想いは変わりようがない。
例え私の知っている彼の半分以上が職業人としてのものであったとしても、彼の人としての本質部分に触れられたから好きなのであって、ただの職業人としてだけであったら、この想いもここまでには育たないと思う。
特に「一緒に人として成長したい」などと思わせてもらえる人は滅多にいないと実感している。彼のたくさんある素敵な部分に触発されるし、色々な部分を受け止めたくて。そして、一日の最後に私が彼を笑わせる事ができたら、とても嬉しい。
あの笑顔に会いたい。
彼が笑った時、顔に浮かぶクシャっとしたシワ一本一本がとても愛おしい。あの笑顔を見ると、私の中の張り詰めている何かが少し緩んでいくのがわかる。彼のくったくのない表情、仕草が好きすぎるんだと思う。もしポートレート写真を撮るとしたら最初に撮りたいのは絶対に彼しかいないしあの笑顔を収めたい!
ただ彼の横で移り変わっていく景色を一緒に眺めながら、笑顔を交わせたら世界で一番の幸せものだと思う。私もきっと笑顔になりたいんだと思う特に彼には。そんな事を考えると切なく苦しくなってしまう。
私の前途多難な運命は「神様だけが知っている」かもしれないし、その実、神様も何もご存知ないのかもしれないと思いながら、今夜もいつもの神社へ彼の幸せを祈願しに行きたい。