『眠れないほど』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#57 彼が亡くなったことは、一日中考えていた。
何もかも上の空で、後悔ばかり。
もう遅いのにずっと記憶をreplayしていた。
眠れないほど悲しくて、苦しくて。
数日後にやっと、涙が溢れた。
受け入れることが出来なくて、実感が湧かなかったから。
自分もいつか、こうなってしまうとも感じて……
___眠れないほど
テーマ『眠れないほど』
動機︰今日は、まあちゃんと、ゆういちくんが仕事に来てくれているアルバイトくんのことで喧嘩してることについて書こうと思う。どうして、2人でやってこれた仕事なのに3人になると不満が出るの?お互いで、どうしたらいいか相談できたらいいのに。アルバイトを嫌うまあちゃん。まあちゃんに内緒でゆういちくんが雇うことを決めた。まあちゃんは相談してほしかったって思う気持ちわかる。ゆういちくんの相談しても嫌って言われるだろうなって気持ちもわかる。どっちも正直な思いを吐き出せたら、今からでも解決策みつかると思う。
ゴール︰話し合い、相談、正直な気持ちを伝えること、難しいかもしれないけど、少しずつしてほしいな。願望を込める。
眠れないほど
怖くて苦しくてどうしようもなくて
泣いてしまうことがある
あんたが憎い。
チラチラと脳裏をよぎるあんたの顔が忌々しい。
授業中、後ろからの視線。腹が立つ。
つまらない古典の授業、常に背後にあんたの視線。
真面目ぶってんなよ。お前の媚びが忌々しい。
"眠れないほど"
眠れないほど
眠れないほど、貴方のことを考えてる。
眠れないほど、辛い思いをしている。
などの考え方があると思います。
私の場合はさっき書いた2つのことです
私には好きな人がいて、好きな人のことを考えると、頭がその人のこといっぱいで眠れない時があります
もう1つは、辛い時のことです、皆さんは辛い時によく眠れますか?私は不安で不安で眠れません
明日が何起こるが不安、怖い、という思いで眠れない時があります
皆さんはどういう時に眠れなくなりますか?
眠れない夜は、祈ります。
内容は些細な物から大きな物まで。
明日の天気や食事の事から、
身体のことから世界の事まで。
様々な事を祈ります。
けれど、最後に祈るのはいつも同じなのです。
あなたの事を祈ります。
身体を壊しませんように。
心を病みませんように。
泣いてなどいませんように。
笑っていますように。
幸せでありますように。
どうか明日は幸せでありますように。
眠れないほど祈るのです。
#眠れないほど
お題 眠れないほど
夜明けの空を見つめながら
あなたの事を考えていた
あなたの心を救う人でいたいのに
そんな上手くはいかないね
今日も眠れないほど
あなたに夢中な私に気付いて
「眠れないほど」
ちょっとした失敗や落ち込みを思い出しては気分はブルーになりそれが眠れないほど困ったことはない。
わざわざ思い出さなくても良い事を考えるなんて…
はっきり割りきれば「眠れない」なんて事は無縁何だろうけど…
眠れないほど、雨音がトタンに反射する。
吹く風はどこか虚無感を纏っていて、晩秋の空気の匂いが、染み付く。
闇にも、夢があって、
波にも、なりたい自分がいて、
光にも、進みたい場所がある。
いつも通りの世界はいつか必ず壊れる。
何年か先、今日が今が過去になる。
その中で、味わった言葉にできない情景は、
当然のように、桜と散った。
儚く、では無い。
星の絨毯の宵のようにだ。
眠れないほど
君を
思ってる
ああ
会いたいな
君は誰のことを思うだろう
眠れないほどの不安が せめて昼間にやってきてくれれば もう少し上手く行ってた気がする。
お題「眠れないほど」
隣で眠っている彼の背中を見つめる。
初めてのお泊まり会で、私らしくも無く、心臓が騒がしい。
彼の背中に、ぴとりと額をくっつける。
「んー…、どした?」
どうやら、私と同じようにまだ眠っていなかったらしい。
こちらを向いた彼が、今すぐにでも夢の中に入りそうな声で私に声をかける。
それだけの事のはずなのに、やけに嬉しい。
「ううん、なんでもない。」
明日の朝になったら、また暫く会えないなんて寂しい。
今のうちに沢山彼のことを堪能しておきたいのだ。
ぎゅっと彼の胸に顔を埋める。
私と同じ匂いに心を弾ませた。
ねぇ、眠れないほどに君を愛しているんだよ。
毎日考えてしまう。
なぜ笑えなかったのか。
なぜ話さなかったのか。
なぜこんな思いをしてしまったのか。
今考えても、もう遅くて。
諦めたらいいのに
諦めきれなくて。
それほどあなたの存在は
私にとって大きかったのだろう。
『眠れないほど』
ある女の人に、一目惚れした。
混みあった電車の中で一目顔を見ただけだが、運命を感じてしまった。
こんなベタな事を言うのも恥ずかしいが、彼女に会った時の真っ赤な顔よりはマシだろうか。
毎日のように電車で人に押されイライラしてしまうが、もし彼女を見たら頑張れそうだ。
最近ずっと考えていた。
眠れないほど
眠れないほど。
眠れないほどの
余韻に浸ってる。
土日の私が
幸せだった。
いつもと
違う感じでせめられたのは
今思い出しても
死ぬから。
眠れないほどの
幸せなら
夢でまたあの続きを。
眠れない夜を幾つ超えただろう。
薄らと輝く朝日を
何度見ただろう。
眠れない夜
何度あなたの声を脳内で再生したのでしょう。
もしそれが
僕が眠れない理由なのだとしたら、
あなたの声は
閉じようとする僕の瞳を
こじ開けるほどに綺麗なのだ
無虚秩
何も無い空間で
鼓動だけ響き
私は 聲も視界も
「失う・・・」
無駄な感情は毒
思考書き換え
私は 深く閉ざし
「薄れ・・・」
下らない 興醒めた
世界の流れは
息苦しく 腐蝕した
廻り繰り返す
「濁リ 堕チル・・・」
望む意味の儚さに
荒み視る
非情の上辺の姿
殺伐に描いた愚か
終連の時
無感に支配する
孤独に纏い
孤独を愛し
「孤独ト 共ニ・・」
眠れないその日に
きみの傷みは僕には
わからないけど
そのキズを
治すことはできるかもしれない
きみだけの傷みには
したくないから
ぼくが…
きみの「くすり」になる
眠れないほどに、重い。
時々眼球の底に黒い蜜が溜っているように思える。
一瞬だけ閑散な砂場を思わせるノイズ音が走って、深く一呼吸着く。高校に行ってから肉体的にも精神的にも疲れる事が増えた気がした。
電車が到着する。あまり細かくは見ていないが今日も時間通りらしい。時間通りらしいにも関わらず、あたしの身体はまだ早いんじゃないかと思う。電車が停車するけたたましい音に耳が壊れそうになった。
誰もがたまに経験する「超絶怠い日」というのが丁度今日らしく、何をする気も起きなかった。
虫の知らせというのか、イヤな夢を見て、たまたまいつもより早く起きた。まだ5時だというのに寝付けなかった。長い夜だった。
遅刻だわー。メッセージのプッシュ通知が、待ち受けの写真の上を滑るようにして飛び出した。佑美からだった。
少し幼い頃に、蛾を殺したことがある。その夢は、大体月一くらいの頻度で流れた。
地面から数センチ離れた所をふらふらと飛んでいたその蛾を見つけたときにあたしは、目の奥に焼き付く美しさを覚えた。
そっと捕まえて、片手で握り潰す。即死はしなかった。羽の鱗粉が掌に着いて鬱陶しかった。
亡骸は土に埋めた。生き物が死んだら土に還るんだよ、とおばあちゃんが言っていた。
掴もうと思っていた花瓶を間違えて倒してしまった時のように、呆気なく死の感覚が心に積もった。
何故、あの蛾はあんなにも綺麗だったのだろう。
別に虫は好きじゃないし、昆虫がどうのこうのと美装的にに話す古田という理科の教師の話を聞いていても心がときめくようなことはなかった。
なのに何で、あの日に焼き付いた色味があたしの心を鷲掴みにしているのか不思議だ。
次の駅に着いたとき、佑美はあたしを見つけ乗り込んできた。佑美は開口一番「遅刻だわー」と言った。
佑美は、いつも同じような事しか言わない。二度三度と同じ会話を繰り返す。話すという行為をどうでも良く感じているのだと思う。
「マジ?」
「マジマジ。もう十五分遅れだよ。やばくない?」
やーば。「や」と「ば」の間を長く伸ばす。でっしょー、と佑美が同じテンションで返した。
「今日さ、変な夢見たんだけど」
「おん、マジ。どんな」
「蛾を潰す夢」
「うっわー」
うーわ、グロっ。佑美は肩を竦めた。スプラッタとか好きだっけ、と訊かれた。そんなの全く興味ない。
「現実見るのがヤなんじゃないの」
視線を車窓の方へ向けたまま、佑美が言った。肩がピクリと震える。
「それって昔の夢なんでしょ、その頃に戻りたいんじゃないの」
そうかなぁ、ひょっとしたらそうなのかもだなぁ。独り言のようにぽつんと漏らす。目には床が映っている。時折ぐらぐらと揺れて、踏んだら底が抜けそうになる。
現実か。確かに直視するのは嫌だな。
「そういうのないの、佑美は」
「あたし?そういうの全然ないわー。っていうかそもそもあんまし夢見ない派」
「そんなんあるの」
「あると思うよー、知らんけど」
橙色をした膝頭をぐいと伸ばし、佑美は呟く。
いつの間にかスマホを触っている。
「3時限目マジムリ。。」と書き込まれていた。あたしもスマホを取り出し、隣からいいねを飛ばす。
電車の揺れる音が頭の中にがんがんと響く。
ああ、いい夢だった。また見れたらいいなと思う。
浮き上がった意識は、日々の中にふわりと溶けた。
眠れなかった。
あなたが恋しくて、会いたかったの。