『真夜中』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ねむれない
ねむいのに。そんな時は深酒してしまう。
不安を隠すように書き殴る。
以前はブログしていたけど、今ではIDもパスワードも忘れた。ログインはできない。
ログインの必要なサイトで活動するのが嫌になった。
だから簡単に書けるココやイルカを活用。虚無。
真夜中。そっと目を細めた。別に何かがあったわけでもない。ただ、無意味なことをしただけ。
そんなことをしている私はきっと寝れない訳じゃない。寝ることをやめたいと思ってしまっただけなのだろう。それこそ、なんの利点も、なんの意味もないのに。それでも罪悪感は全くといっていいほどなかった。
だとしたら、私にとっての真夜中は、意味を作らなくていい時間なのかもしれないな。
せーの、の合図で
みんな一緒に眠ってみたら
どれだけ大きな夢ができるんだろう
天井のLEDライトに目を焼かれながら
きっと優しい世界を想像する
(真夜中)
真夜中に眠れなくて散歩に出掛けた。
夏だったから夜風が心地いい。
皆、寝てるだろうと思っても人はいる。
24時間、開いてる店もある。
何となく安心する。
ただお客さんも少ないだろうし大変だと思う。
そんなに悪くない時間だが明日の体調は悪い。
それが分かってるから少し気が重い。
眠れない理由は分からない。
でも、やっぱり真夜中は寝ているうちに過ごしてしまいたい。
こんなに暗くて不安ばかり募る。
そして、不安の理由も分からない。
真夜中、それは俺の一番好きな時間だ。誰にも邪魔されずゆったりと···自分の時間を楽しむ事が出来る。
元々、小さい時から集団行動が苦手だった。苦手なりにも皆に置いていかれないように必死に振舞っては、気苦労していた日々を送っていた。
今、大人になってもまだ少しだけ···集団行動は苦手なままだが、少しだけ分かったものがある。きっと社会に出てから恥ずかしい思いをしない為なんだと思う。
まぁ···確かに、集団行動をしないと周りは兎や角言う者が出てくるし···‘’何故、お前だけ出来ない?”と言われてしまうのだろう。其れだけは御免被りたい。皆足並みは違うんだから、全てが合う訳じゃない。逆も然り、足並みは違えど、合わせる事は出来るとも言える。
少なからず、フリーランスで仕事している俺には全くの無関係なんだけどな。自分の好きな事ぐらい好きにやろうぜ?人生は長いんだから。
昼の音をすべて吸いきってしまったような空
それぞれの音が小さく囁くように瞬いている
「ただいま」
「おはよう」
「今日もおつかれさま」
「明日ね、遠足があるんだ」
「わたしのパジャマ知らない?」
「いってらっしゃい」
「昨日の話考えてくれた?」
吸い上げた音をチカチカと静かに
君だけにわかるようにささやく
「ぼくはここだよ」
ささやかなざわめきにまぎれて
かすかな光を放ち続ける
(きみが見つけてくれるまで)
/『真夜中』
本日のお題『真夜中』
一人ベランダで空を見上げる
辺りは真っ暗 空には月
その他にはなにもない
一人ベランダで空を見上げる
誰もいない 空には月
その他にはなにもない
そんな世界を見ていると
この世には私しかいないのではと
不思議な気分になるのです
そんな世界を見ていると
闇の中に溶けてしまうのではないかと
不安な気分になるのです
美しい月と 穢れた私
闇の中に溶けるは月か私か…
一人ベランダで空を見上げる
誰もいない いつのまにか月もない
その他にはなにもない
お題『真夜中』
「1日の時間の中で好きな時間っていつ?」
と聞かれた時に私は真夜中と答える。
それはとても簡単な理由。
誰の目も気にする必要が無く、好きな事が出来て人前で押さえ込んでいる本当の自分を曝け出せる時間だから。
家族といてもどこか作っている自分がいる。
幼い頃のあるキッカケで出現したもう1人の自分。
それはある意味自分の本性とも言える存在でもっとも傍に居る家族でさえ見せない部分。
それを押し殺さずに居られる時間は貴重で何より安心出来る瞬間でもある。
ただ自分の本性が現れるのはその真夜中の時間だけでは無い。
自分が創り出す作品に1番色濃く現れてしまっているのかもしれない。
周りにいる人間が知っている上辺を剥ぎ取って創りたい物を書いているその作品こそその人の人間性やこだわり、考え方全てが詰まっているから。
例えどれだけ優しい人を演じても創り出す作品にはどんな人間も嘘をつくことはできない。
誰だって本当の自分を偽る事などできはしないのだから。
真夜中、ありもしない妄想に老け
思いは星夜一縷、君は気づかない。
世は無常?私は君の心だけは変わらないのを知っている。
深夜 布団で眠気が私を溶かすのを待って、秒針の音に身を委ね、明日の事でも考えようか。
どうせ明日も変わらない時間の流れだ。家の空気は錆びていて、学校では明るい皮を被り馬鹿なふりをする。
君だけは、いつも私の根幹を見ているような言い回しをする。 全部ばれてる? まあ、君ならいい。
どうせ気づかれないなら、
傲慢な思い事、真夜中の真夜中らしい混沌と暗闇に、砂のように流されてしまいたいのに。
私は死ねない。
お題「真夜中」
真夜中 落ち着く
みんなが寝静まり
外の声も聞こえない
周りが静かななか
ゆっくり過ごしても誰にも何も言われない
自由
【真夜中】
真夜中にバイク走らせて風が気持ちいいって言って笑ってった。おかしいね、なんて笑えてしまうから最強だった。
「あー、死んじゃった。」
天使がいれば多分お前は天国にいる。悪魔じゃないから。それでも、悲報は何故か来る。事故って即死。そんなもん。嘘だと思った。何回も言った。それでも、本当。汚い感情抱えて飛ぶ勇気すらない。
「最強だったから。」
『真夜中』
真夜中に描いている落書き
半目になりながらiPhoneに指を滑らせる
目にハイライトを入れて……
チークを描いて……
まるで命が宿るようなこの瞬間が好きで
今日も布団の中ひっそりと笑う
この時間が一番大好きでいられるから
優しげな気持ちになれるんだ
今ならどんな絵でも描けそうなんだ
暗い寝室の中電球の灯りがゆらめく
そんな真夜中で明日も揺られたい
真夜中
とっくに忘れていた君を
真夜中にふと思い出して
ほんの少し恋しくなる
そんな気持ちも
朝には消えている
31真夜中
15歳の真夜中にキスだけした相手と、30数年間ずっと友達をやっている。ポケベルがピッチになってケータイになってスマホになるくらいの時間だ。お互いいい年なので、最近は18時に集合して20時に解散する。その時々の友達も交えたり交えなかったりで、軽くごはんだけ食べて解散。色っぽいことなんて何もない。もう若くないから、二軒めはしんどいし、帰ったらお風呂に入ってストレッチしてすぐ寝る。真夜中の過ごし方なんて忘れてしまってからの方が、人生は長い。今日食べたコースの天ぷらはおいしかった。次はそば懐石なんていいね、という話をして別れた。初恋の相手と食べる渋いメニューも、なかなか悪くないものだったりする。そんな、今日この頃である。
真夜中
みんなが眠ってしまい、家の中も家の外も静まり返ったこの時間。
自分の心の声にそっと耳を傾ける。
昼間は誰かの心の声でかき消されてしまって見向きもされなかった為か、私の心の声はなかなか出てこようとしない。
「お待たせ、みんな寝てしまったからそばに来て大丈夫だよ。」
そう伝えると、ふてくされた顔をひょっこり出して、もじもじ体を揺らしながら私の側に近づいてくる。
近くまで来ると、耐えきれなくなったのか、それは私に抱きつき泣き出してしまった。
わたしは精一杯それを優しく抱きしめて、慰める。
ポケットにしまっていたそれの大好きなチョコレートを渡して、偉かったね、がんばったねと伝え、頭を何度も撫でてあげると、それはうんうん、と大きく顔を振り大粒の涙を溢した。
2人で手を繋いで月を眺めた。
大人しく優しい光で、私たちの心を落ち着くまで見守ってくれているようだった。
優しいその光に照らされて、私たちは眠ってしまった。
目が覚めると、あんなに泣いていたそれは楽しそうに野原を駆け回っていた。
私が起きたのに気づくと、タタタタッと駆け寄り、チョコレートをかじりながらにっこり笑って、
「おはよう、また一緒に月を見に会いにきてね。」
そう言って、私の背中を押したかと思うと、またタタタタッと走ってモンシロチョウを追いかけていった。
「わたしは君をわすれがちでごめんね。
これからは君を笑顔にすることも決して忘れないよ。
いつもありがとう。」
そう呟いて、君の最後にくれたあの優しい笑顔を思い出してフフッと笑って今日へと歩いていく。
今日もまた、誰かの心の声にかき消されそうになりながら君の声を探して耳を傾ける。
季節外れの暑さだった昼間とは打って変わって、ひんやりとした心地良い夜風が開け放した窓から入ってくる。
まだ五月、虫の音は聞こえてこない。
草木の奏でる微かな音が、しっとりとした細やかな風に乗って聞こえてくる。
大昔の人はどんな音を聞いていただろうか。
ふと、そう思った。
見渡す限りの山林原野に沢山の動物が居て、きっと今よりも賑やかだっただろう。
夜風ももう少し冷たかったかもしれない、と肩にかけていたカーディガンに、さっと腕を通した。
テーマ「真夜中」
この時間の外を歩くと
自分以外滅びてしまったような
寂しさと高揚感の
非現実的な世界にゆける
1台のトラックがそんなわけないだろと
言わんばかりに地面を揺らして
通り過ぎてゆくまでは
_真夜中
まことのよるのなか。遠くから、音が響いて聴こえてくる。あの音は貨物列車の音。これはバイクの音。この音はなんだろう?なんでこんな時間にカラスが⁈
夜の中でも本気の夜中。一つの音もすごく響いて、悪いことをしたような気になり、周りをうかがってしまう。あまりにも音も気配もないと、誰もいないみたいで少しだけ寂しくて、ちょっとだけ怖くて。明かりのついている窓を見つけると、仲間を見つけたみたいで、少しだけ嬉しくて。
そんな時間まで起きてないで、夜のうちに眠ってしまえばいいのに。けど、夜中、真夜中、深夜。時間も音も止まったようなその中で、じぶんだけが動いているあの独特な感じが好きだ。そのまま起きてて、夜明け前のうっすら明るくなった空を見ながら、静かな朝の音を感じるのも好きだ。
まことのよるのなか。そんなことを考えながら、明日のために今日も寝る。明日まで起きていると、明日は一日何もできずに終わるから。おやすみ。おはよう。そしてまた、大好きな夜を迎えよう。
ずっと真夜中でいい
もう貴方のおはようが聞けないのなら
青い魔法にかけられて、紫の恋に堕ちて行く。
ピンクの視線に触れたなら、それは不思議なレモンの香り。
青空、夜空、真夜中の魔法のお茶会。
あなたもどうぞ、一杯いかが?こちらで少しお話しましょ。