『目が覚めるまでに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
目が覚めるまでに
赤ん坊の目が覚めるまでに、やることはたくさんあります。
長男が赤ん坊のころ、わたしも新米ママでした。やっと昼寝してくれたら、やる事が山ほどあります。溜まったお皿を洗い、洗濯物を取り込んでのも凄い勢いでたたみ、夕食の支度をできる限り進める。
疲れていると、ちょっとと横になったら眠ってしまって、大事な時間を減らしてがっかりとかね。
それが次男の頃は、手抜きするように。手抜きも大事よね。
赤ん坊の目が覚めるまでに、が勝負のころ、懐かしいな。
息子たち、ひとりで大人になった顔してるわ。
『目が覚めるまでに』
僕はあまり時間がかからない方だ
スマホの目覚ましを毎朝セットしてはいるが、鳴る5分前くらいには目が覚めている
目覚まし機能は毎朝、今朝こそはと思ってくれているに違いない
しかし、残念な事に毎朝自然と目が覚めてしまう
ではなぜ目覚ましをセットするのか
それは遅刻する事が僕にとってとても怖い事だから
今まで遅刻をした事はほぼないはずなのに、夢の中では何度となく遅刻して焦って絶望感でいっぱいになる
もうここまで来ると、強迫観念に近いかもしれない
だから僕は今夜も目覚ましをセットして眠るのだろう
マウントを取りたいわけではなく切実に
目覚ましに、目を覚まして欲しい
──これは夢だ。直感的にわかった。世の中には明晰夢、と呼ばれるたぐいの夢があって、たぶんそれなのだと思う。
だって、そう。絶対におかしい。──キミが私の隣にいるなんて。
楽しそうに微笑んでいるなんて。
やさしく話しかけてくれるなんて。
嬉しそうに、この手を取ってくれるなんて。
「……ちょっと、黙ってないでよ。返事、教えてよ。……足りないなら、もっかい言うけど。──ねえ。私と、付き合って」
「──」
だから。これが都合のいい夢だってことは、ほんとにほんとに、わかっていて。目が覚めたときに余計に傷ついてしまうことも、よくよく理解している、のだけど。
人間の心って、そう簡単にはできていないのだ。──幻のようなこのひとときが、ひどく甘美に思えてしまうから。
「うん……うん……!」
「! ほんと!? ……って、泣いてるの? まさかイヤイヤうなずいて──」
「違う……違うんだ……うれしくて。……あんまりに、嬉しいんだ。あり得ないってわかってるんだ。それでも──それでも、私はキミが好きなんだ。諦められないんだ。──好きだったんだ。どうしようもなく」
「……なに言ってるかはよくわかんないけど……付き合って、くれるの?」
「うん。うん、そうだよ。そんなのこっちのセリフだけど、そう……付き合おう。私達」
「──嬉しい。まるで夢みたい……!」
そんなことを言って、キミが私に抱きついてくる。あは、と声が漏れた。夢みたい? そのとおりだよ。これは夢だ。夢なんだ。幻影《ユメ》でさえキミは残酷なんだね。でもいいんだ。いつか覚めてしまうとしても、起きてから喪ったものの大きさに絶望してしまうとしても、それでも、私。
このひとときの為ならば、命だって捧げられると思うんだ。
#62「目が覚めるまでに」
僕はある夢を見ていた
君と森の中の1本の小道を歩いていた
この道はどこへ向かっているのだろうか
丁度いい気温で、木漏れ日が暖かくて
君にゆっくり手を引かれている
せめて目が覚めるまでに目的地へ
君とどこを目指していたんだろうか
でも夢は待ってくれなかった
まだ時間はかかったかもしれなかった
それでも最後まで見届けたかった
君は、僕とどこへ行きたかったの?
目が覚める前に
彼女が事故にあった
朝何気なく自分の事務所に向かった
発注していた物ができましたと連絡があり
嬉しくそれを
彼女の父親から彼女が事故にあったと
電話があり病院に走りながら
なんでなんでなんだあんな風に言い争って
頼む頼むから目を覚ましてくれ
病室汗だくになりながらついた
待合室に彼女の母親は泣き崩れ
父親はぼーとしながら母親の肩を撫でながら
涙を流していた
1週間ずっと彼女のそばに座り話し掛け続け
不安な日々が続き「そうだ」が経った
話し掛け冗談を言っても「ぴっぴっぴっ」と
機械音しか戻ってこない事に涙が出てくる
「ねぇ今日クリスマスなんだプレゼント用意したんだ」
「だからお願いだから目を覚まして起き上がって
おはようって笑ってくれ」「お願いだ」
「あぁ…生き…て..る…ここ….はぁ..どこ..ぉ…」
目が覚めるまでに
夢遊病のように
いろんな場所をふらふら
と…旅に出ていくの…
鳥になって自由に
好きなように…
目が覚めるまでは
自由な夢空間を
彷徨って…
楽しみたい
目が覚めるまでに……。
目が覚めるまでに、絶対に殺したい。あの悪女を。たとえ、夢の中でも。
人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、人でなしの今井裕子。
目が覚めるまでに……。
何匹、駆け抜けられるか?
あのネコの前を。
「目が覚めるまでに」
明日は、目が覚めるまでに。
抱えている悩みや不安が、
ふわっと消えてしまっていたらいいのに。
明日も、目覚めたくない朝が来る。
代わり映えのない毎日。
#23
「目が覚めるまでに」
夢でいいから運命の人と会いたい、話したい。出来るならば目が覚めても覚えていたい。神様。
私が目を覚ます前に、
雨がやんでるといいな。
天気が良くなっているといいな。
あの人の……目から降る涙も、止まって。
心の天気が良くなっていたら……
いいな……
今日のお題
╭━━━━━━━━━━━━━━╮
目を覚ます前に
╰━v━━━━━━━━━━━━╯
目が覚めるまでに
それまで普通に感じていたこと
たとえば飛び上がるような喜び
たとえば死にたくなる程の悲しみ
たとえばそれを今得たいという焦り
たとえば努力しなければという義務感
いろんな感情が一気に湧き出て
ほんとうに身体に押し寄せてきて…
そう!
まるで砂時計の砂が落ちるポイントにいるみたい
私も!俺も同じ!僕だって!
うちもそうよ〜!みぃんな一緒!
努力根性一生懸命!頑張れガンバレ!
どうせオレなんて…
あのことさえなければ…
とかなんとか本当にもう
いろんな感情が殺到して
それはまるで滝行
でも大丈夫。
これは目が覚める前の当たり前のこと
もう起きよう、目を覚まそう
って優しく声をかけてあげよう
そうして固く閉じた瞼を
固く縮こまった肉体を
眉間の皺を
握った拳を
自ら開いて
ゆっくりと伸ばして
怖がることなしに開いてみよう
そこに何が見える?
目が覚めるまでに全てのことが上手く進んでいたらいいのに。そう願って眠りについたけれど結局何も変わらないみたい。
そんな漫画みたいなこと、起こるわけないって知ってるのに考えてしまうのは貴方のせいだよ。
目が覚めるまで
自分のしてることに区切りがつくって怖いな。
ちょっとでもいい夢見ときたいって思ってしまう。
今というこの時が終わってしまうことがどうしようもなく怖い。どうしようもなく。
ずっとこのままでいたい。
怖いことなんかしたくない。
でも、せめて目が覚めて現実見ないといけない時まではせめて、せめて、夢見させて。
目が覚めるまでに
行かなくちゃ!
夢の中へ
貴方の夢の中へ!
お題
目が覚めるまでに
目が覚めるまでに、辛いこと全部なくなってないかな。そしたら少しは頑張れそうな気がする。
ずっと頑張れないのに、そんな簡単に頑張れないか。
ダメ人間がやるバイトも、半分も進んでないレポートも、文化祭の練習も、前進も後退もしない恋人との関係も、何もかも全部。
まだ起きてるんだから頑張らなきゃ。
頑張れないよ、なんて思いは口には出さない。
ただでさえダメな人間なんだから。弱音なんて吐いたらもっとダメになる。屑みたいな人間になるから、だから
頑張らなきゃ。
【目が覚めるまでに】
とある教室で僕は昼寝をしていた
楽しい夢から目が覚めるまでにかかった時間は
48時間…隣に季節外れのサンタさんのプレゼントが
おいてあったので期待を胸に開けたら宿題1億年分
先生(ブラックサンタ)からのメッセージカードには
「昼気持ちよさそうに寝をしている君へ
授業眠たくなるのは分かるけど毎回、枕と毛布を
机の中に入れるのは良くないからせめてさ教科書とか
授業で使う物を用意してほしいな~
ブラックサンタより」
さて、もう一眠りしようかな…次目が覚めるまでに
何時間かかるかな~
目が覚めたら…
恋の熱中対策方法の…
ビールとキスと……
宜しくねぇ…ご褒美の神様……
あなたは誰とキスするの?
僕はキミと…
ねぇ…ねぇ…ねぇ…
ミ ー チ ャ ン…
「もう生きるのがしんどい」
そう思うとき、ここは悪夢の中で目が覚めたら全てがなかったことになってほしいと願う。
あの世に極楽浄土があるとすれば
私たちは現世という悪夢の中で眠り続けているのではないか?
そう思えば辛い私も、亡くなった大切な人たちも報われるのではないか。死はあの世への目覚め?
「生きるのは大変だけど、幸せもあるからそう悪くもないなぁ」
そう思うとき、ここが目が覚めた先の世界であると疑わない。寝ている間は単に夢の中。
生きている今しか感じられない経験や豊かさがあり、死は終わりを意味する。
目覚めた世界で死者と相見えることはできない。
だが大切な人との記憶を脳でなぞることはできる。
幸せなとき、辛いとき。
目覚めた先の世界を捉え直して私は生きていく。
この世を去りあの世へと目覚めるまでずっと。
*「目が覚めるまでに」
(テーマのみ保存。後日投稿)
目が覚めるまでに
目が覚めるまでに
明日に引っ越さなきゃいけない
まだ今日にいたいのだけど
明日が怖くて嫌なのだけど
留まることはできないから
できないことはないんだろうけど
そうしたらもう――
明日に引っ越すのはたくさんエネルギーがいる
使用済みの24時間を切り離して
心と体を充電して
重いまぶたを持ち上げなきゃいけない
今日もそれをやってのけた
昨日も一昨日もその前だって
大好きな今日とお別れして
最悪な今日から逃げるみたいに
目が覚めるまでに
明日に引っ越していく