『病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
病室。
ここにいると
こんなにも
ここをひつようとする人たちが
いることを知る
外にいると
みんなが健康そうに見えるのにね
そうでもないってことか
病室
幼少の頃…難病になり
一生治らないと宣告を
受けて…泣いたことを
覚えている…
入院生活は周りに馴染めず
1人でゲームをしたり
音楽を聴いて過ごして
いた…
消灯になっても、
ゲームや音楽を聞いていた
ように思う
お気に入りのゲームや
音楽を何度も何度も繰り返して
いた。
人と馴染めなかったけど
お気に入りの世界があったので
うれしかった
病室から見える景色を縁取るように、窓があり、そこに、彼女がいる、
まるで、絵画のような
桜の木と散っていく花弁、今にも消えてしまいそうな君の笑顔。
その全てが、合わさると凄く綺麗で…思わず写真を撮ってしまう。
そうすると君は
『なぁに?何を撮ったの?笑』と笑い聞いてくる
「君の笑顔だよ」と僕は答える
そうすると彼女は恥ずかしいなぁ、と照れながら笑う。
頬を紅色に染め…まるで、病気じゃなく、すごく元気そうな顔色にする。
それでも、君の笑顔腕は、持ったら、折れてしまいそうな…お世辞にも、いい体とは言えない体。
今にも消えてしまいそうで、でも、君には笑っていて欲しいから、それを悟られないように、今日も綺麗だよと言う。
彼女の遺影はその絵画の様な写真にした
数日前、彼女は、静かに息を引き取った。
最後の言葉は。
『この部屋から貴方がこの病室に走って入ってくるのを、毎日見てたわ…笑 愛してる』
と。
窓から一番近いところ。
そこが私のベッド。
居心地の悪いベッド。
私が生きられるのは、あと一年。
その隣のおじいさんは、あと半年。
隣のおじいさんから、笑い声が聞こえてきた。
テレビの音が聞こえる。
私の顔は常に無表情。
テレビなんて雑音が流れる無機質なものに過ぎない。
あ、目の前の彼が微笑んだ。
私の顔を見て微笑んだ。
手を振られた。
そんな彼が生きられるのは、あと数ヶ月。
あぁ、あなたともっと早く出会えていたら、私は……
〜病室〜
病室で目覚めた。
やっぱり、と思った。おまえがオレの恋人になるなんて、やっぱり夢だったんだな。
そう思ったのに、オレの手を握ってる奴が隣にいて。その光景には現実感がなかった。
なぁ、これが現実なんだとしたら、今から謝っても遅くはないか?
病室
なんか憧れてしまうところがあるんだよな。
だいぶ不謹慎だけど。
でも、やっぱり健康が一番なんだよな。
カーテンの向こう
音がしなくなってしまった 。
あの声が、まだ耳に残っている
虚しくて、寂しい。
無機質な天井を見て思うのは、
もうすぐ夏休みが終わる。
それだけ
【お題:病室】
1回入院したときに、赤ちゃんが同じ部屋で入院してて、可愛かったのを覚えてる。
あと、病院でお化け出ないのかなぁーってワクワクしてた笑。
なんか私だけ短いし、アホみたいな事しか書いてないのおもろい草
窓から外を見た。君がいた。
綺麗な髪を整えながら、風に吹かれる君がいた。
また窓から外を見た。君がいた。
目が合って、こちらを見て笑いかけた。
また窓から外を見た。やっぱり君がいた。
薄れゆく意識の中でも、きらきらと輝く髪の毛が綺麗だった。
また、病室の窓から外を見た。
君は、いなかった。
最後くらい、会えたらよかったのに。
病室
病室の窓から見上げる月が綺麗。
ずっと地球から眺められるように生きる。
病室
病室は嫌いだ
出来れば関わりたくない
体の調子いい時にはその存在を忘れてるところ
だがら病室は嫌いなのだ
yui
変わらない天井
変わらない壁
点滴を持ってくる看護師さん
いつもと変わらない。
早く家に帰りたい。早く解放されたい。
常に願っている患者さん。
病室。
患者さんにとっては牢屋。
好きにできないから。
真っ白な壁
真っ白な扉
真っ白なベット
そこに一人の患者
なんて静かで孤独な空間
ここが良い場所か悪い場所か
わかるのは患者のみ
騒がしくストレスの宝庫の世の中から離れて治療するには最適な場所と考えるか
騒がしい人たちと切り離され独りで寂しくなる場所と考えるか
人それぞれ思うことがあるだろう
さて、貴方はこの空間をどう考えるのか
毎年この時期に病室から見える花が好きだ。
大きい音を立てて、夜空に大きな花を咲かせて、私たちに元気を与えて散っていく花火。
いつも静かな小児病棟もこの日だけは花火の音と、小さい子たちがそれを見て喜ぶ声が響き渡る。
昔は、来年も楽しみだと思えていたのに、ここ最近は花火が散っていく度に、来年は見られるのだろうかという不安が心を侵食していく。私は生きていたい。
小さい頃からこの病室が、家の自室のようなものだった。学校に行きたいけれど、行けなくて、病室の窓の外から見える都会のビルの景色が変わらずにずっと一緒にいてくれる存在。この花火たちも一緒だ。
ここ最近、いつもできていたことができなくなっている。寝ていることが多くなった。目を覚まさなくなったらどうしようと。
今日は久しぶりにこの時間まで起きて、花火を昨年と同じように見ている。どれだけの人がこの花火をどこから見ているんだろう。
誰かが知らなくても、この病室でひとり、花火を見ている人がいたんだよと空に放たれる色とりどりの花が知っていてくれたらいいのにな。
私は花火の音が気にならないぐらいに瞼が重くなってきた。まだ見ていたいのに。来年も見れるよね、見たいよ……
「少女の窓辺」
きみがうたってる
涼しい光の窓際で
__永遠の少女は
純白の朝に身を包まれて
赤い目をしたうさぎに微笑みかける
きみのほかに世界は存在しない__
病室の向こう側、そこには白くて明るい光があった。
病室のこっち側、そこには君がいた。
一歩、また一歩と病室の向こう側に歩いて行こうとする君のことをぼくは止めてしまった。
ぼくの勝手でとめてしまった。
何も知らずに、知った気になって、
止めてしまった、
身動き出来なくなっていた。
暴れないように?、暴れる気力もねぇわ。
手首、足首にされた楔まるで獄中暮しのようだった。
私は奴隷なの?
いつ出れるか分からない薄暗い病室の中私は今日もそう思いながら病室の天井を見上げていた。
ガタッ
医者のような人がゾロゾロ入ってきた。
立場的に偉そうな医者が私に向かい、「次は君の番だ」とだけ言い、私に目隠しをして担架に乗せられどこかへ連れてかれた。
そして、注射のようなもので刺され眠った。
そこから私が目覚めることは無かった。
真っ白なのに妙にカラフルになっていくな
『病室』
窓から見える広い世界
狭いようで広い部屋に1人
まるで病室の中にいる私の心
疲れたな
明日になったらまた笑おう
今日は疲れた心を癒そう
扉を隔てた向こう側には
パタパタと歩くシューズの音
窓を隔てた向こう側には
力強く鳴き続ける蝉の声
カーテンを隔てた向こう側には
微かに他人の動きを感じられる
そんな静寂の世界に僕はいる
どうしてこんなことに?
何がいけなかったのだろう?
あの時ああしていれば…
いつ治るのだろう?
ずっとこのままなのかな?
もっと酷くなるのかな?
時が過ぎるのを待つばかりの
この静寂と白い空間の中で、
答えの出ない想いが
幾度となく繰り返えされる
「病室」2022/08/03
不安妄想から身体を壊すタイプの人間が書くとこうなる。