『病室』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
抑えきれない想いに熱されて
視界がぐるぐる回り
頭の中が溶けそうなほど掻き乱されて
助けを求めて
運ばれる病室はいつも
貴女のいる場所
私の『帰る場所』
道理で
熱が上がるばかり
貴女に
力を貰い
心を貰い
恋の熱も貰ってしまった
ジワリ と氷が溶けた
つまり"好き"ってこと
簡単なふた文字
『病院』
入院とかしたことはないけど
あの静かな感じと病院の匂い苦手だなぁ
寂しい気持ちがぶわぁ!って湧き上がる…
静かな病室で、 透き通るような優しい風が肌にあたる。
『こんにちは、 』
最近よく、この綺麗なナースさんが僕の様子を昼休みを使って見に来てくれる。
僕は、その綺麗な声と優しい瞳、いつか出逢ったことのあるきがしていた。
そして、何日かたった時僕は、そのナースさんに
"恋"をしていた。僕は退院する前にナースさんに告白しようと思っていた。
僕は、ふと
『ナースさんみたいな彼女がいたらな 』
そう彼女の前で呟いた。
彼女は、泣いた。
『 もう、1度彼女してくれる?』
僕は、ナースさんに2度目の恋をした。
最後を君と迎えたくて
無理をして延命治療を施していたけど
もう疲れたかな
最後の心音が止む瞬間
君の泣きながらの愛してるを聞けて
少しまだ少しでいいからと後悔をしてしまった
狭い病室で私は掴めない君を抱きしめた
病室
ここの病室から
桜が見える。
いつも春の匂いがするの。
でも、来年の春まで
私は居られるだろうか
桜を見られるだろうか
桜ノ雨
とても怖い場所だった。
一昨年、母が一年弱入院していたあの病室。
漂う薬品のにおい。
薬品投与の影響だろうか、普通のそれとは違った独特な体臭。
何より、本人の痩せこけた腕や足。
思わず口をつくのは、未来を約束するような話ばかり。
引き留めようと必死だったのだ。
外とは異なる空気に、本能的に直感せずにはいられなかった。
...これほど身近に「死」を感じる場所は、かつて無かった。
元気な者でも、気付かぬうちに彼岸へ連れていかれてしまいそうな
恐怖感。
願わくば、二度とあの場所に足を踏み入れることがないように。
最後のお見舞いは、
あんなに自由で楽しかったのに。
院内感染かぁ。
インフル?
仕方ないって思ってたのに。
コロナのせいで
1年以上逢ってない。
早く逢いたい。
そこには記憶の破片が床に散らばっている。
病室の隅で背中を丸めてしかめっ面をしているじいさんに僕は言った。
「じいさん、死ぬの怖い?」
じいさんは、こっちを静かに見つめてかすれた声で「さあな」と呟いた。じいさんが怖いと言わなくてほっとした。何故だかは、わからないけれど。
僕はじいさんが好きだ。
病室。
何もしなくても苦しい。
ここに居たくない。
君のもとへ行きたい。
窓の外を見て届かない声で言う。
生きたくて
でも、明日が怖くて
この牢獄で閉じこまれる
病室から見える〝君〟が、
どうしようもなく醜かった。
隣のベットの君に、
喧嘩して骨折したって嘘ついた。
転けたなんて言えないだろ……。
“病室”
真っ白な天井
真っ白なシーツ
真っ白な肌
真っ黒な未来
忘れもしないあの日、
五月の爽やかな風、
差し込む日差し。
病室。
そんな午後の面会時間に、
君は来た。
二人きりで会ったのは、
あれが初めてだったんだ。
#病室
病室。
私にとっては大事な場所。
それは、好きな人と会えるからだ。
でも、それと同時に悲しい場所でもある。
病室で会うんじゃなくて、外で、色んな場所で会いたかったな。
病室
早く出てぇな~
「病室」
病室にいるとものすごく暇。
誰か来てくれないかなってそんなことばかり考えてしまう。
あなたを待っています。
初めて僕が入院した日、何にもなくて殺風景だった。
でも、ぼくはそこが好きだった。
だって星と君がお見舞いに来てくれるから。
〈病室〉
鼻を刺すような消毒の匂い
明るくない照明
簡素なベット
全てが嫌いだった
そして何より苦しそうな貴方を見るのが
なによりもいやだった