『生きる意味』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『レモンソングは廻り続ける』
甘い唄に嫌気がさして 猥雑なロックンロールを鳴らしてる 哲学だなんだ 考える葦だなんだ 藪の中で
蛭に噛まれるくらいうんざりしている 答えなら組み立てれば良い 君の好きなあのフレーズ あの痺れる文体も格言と云われているあのセリフを 組み立てて組み換えて ほらほら、立派なモビルスーツになったでしょ?
■ 生きる意味
「生きる」に意味はない
「あなたが生きる」意味はある
「人間が生きる」意味は探しても良い
でも「あなたが生きる」意味を探す必要はない
そんなこと考えなくても
生きて良いんです
意味がないと 生きちゃいけない
なんてことはなんて無いんです
もっと無責任に
本能で生きてください
みっともないなんて誰も言えません
「生きる」の主語は
「人間」や「人」ではなく「あなた」
「あなた」が「生きる意味」
どうしても“意味”を見つけたくて
どうしても生きるのが辛いなら
今「あなた」が生きている
その“理由”から探してみませんか?
心を病んで、休養していたあの頃。
一時、ひどい状態だった。
普通の人間ではなかった。
極端に言えば、人間の尊厳なんて無かった。
それでも時間を経て、持ち直し、
元の自分に戻った。
カレーライスを一皿完食できて、喜んだことを
覚えている。
あんな状態になっても生きていかなければ
ならない理由は何だろう?
もちろん、格好つけた言い方をするわけでは
ないのだけれど、
人の形をした物体のようになってまでも
生きていく、それに何の意味があるのだろう。
でも、自分から旅立つことを望んでいたわけ
ではない。相反する言い分で、矛盾している。
今でも、理由や意味は解らない。おそらく、
解らないままだろう。そしていつか、答えが出る
出るものだとも思っていない。
最近の私は(いや、結構前からか)、おやつを
食べながら、動画を見たり、ゲームをしたり
するのがルーティンになっている。
のんきなものだ。
まあ、それでいい。人間らしいもの。
「生きる意味」
「一瞬俺は悪くねぇRPGのキャッチコピーかなと思ったけど、あっちは生きる意味を知るじゃなくて生まれた意味を知るだったのな」
玩具として生まれたウサギとトラを魔改造する番組をBGMに、某所在住物書きが頬杖をつく。
モニターには、原型からかけ離れた兎虎コンビ。彼等の生きる意味とは何ぞやと、別に気にはしていない。
「で、生きる意味?食い物だろ?俺ぶっちゃけ……」
ぶっちゃけ、存在意義とか生存意味とか気にしてないし。そう続ける前に、物書きは番組のナレーション音声が某少佐やエルフ耳の魔女であることに気付き、完全に視線をそらして玩具のレースを観始めた。
――――――
今日も今日で先輩が溶けた。
「こうはいよ。わたしはどうやら、ここまでらしい」
職場の先輩本人が言うには、「雪国の田舎生まれだから」。根っこに最「高」気温氷点下の冬があるから、20℃超えの4月はとてもしんどいらしい。
先週もたしか火曜日、18日あたりで散ってた。
「わたしがしょくばの、つゆときえたら、かわりに、あのクズじょうしを、せいばいしてくれ……」
十数年東京で仕事してる先輩の、それでも暑さに即応できず机でへにゃんとしてるのが、春の風物詩だ。
今日含めて、これからずっと真夏日スレスレだから、そろそろ暑さに慣れないと、先輩は溶ける通り越してきっとお湯だろう。
「先輩、私新人ちゃんの仕事チェックとゴマスリ係長の押し付けクソ案件どっち先やれば良い?」
「ぜんしゃ」
「ゴマスリの案件は?どうする?」
「わたし」
「先輩そのデロンデロンで仕事できるの?」
「やる。なんとかする」
「そうやって自分ひとりで仕事持ち帰って朝夜詰めるから体壊したんでしょって。先々週。13日」
「んん」
いつも淡々と仕事してて、真面目で、優しくて、
『頼む。やめてくれ』
今朝、私が古傷を攻め過ぎちゃった先輩。
多分すごく傷つけちゃったと思う。
『あのひとの話は本当に、本当にまだ苦しいんだ』
怪物と戦う者は、その過程で自分も怪物とならぬよう注意せよ。
先輩が朝言ってた、ニーチェの『善悪の彼岸』が、まだ頭に残ってる。
先輩の心をズタズタにしたっていう「初恋の人」を、ただ懲らしめたくなっただけだったのに。その私自身が、おんなじように、先輩の心を刺してしまった。
それでちょっと落ち込んでたのに、先輩のこの、そんなこと無かったようなデロンデロンは一体何だろう。
「先輩。せんぱい。コーヒー」
本格的にお湯になり始めた先輩がいたたまれなくて、休憩室の共用冷蔵庫から氷とグラス取ってきて、アイスコーヒー入れて先輩に渡すと、
「たすかる。……ありがとう」
すっっごく救われたような、それこそ今朝の傷心なんて無かったような感謝の顔して、
先輩は、コーヒーをイッキに喉に流し入れた。
「これのために、私は生きていると思う……」
「先輩大げさ」
「いや事実かもしれないぞ?所詮仕事は飯のためだ。ならこのコーヒーも」
「本。花。旅行。先輩は興味無いだろうけど推し活」
「あっ」
「ほら大げさだった」
テーマ『生きる意味』
幼稚園児のころから、他の人とひとくくりにされることが嫌いだった
他の人たちが「あぁっ」と言うようなアイデアを出せた時
自分に強く価値を感じた
思えば、私は自分という生き物が興味深くてしょうがなかったんだろう
他人のどんな言動で、私はどんな反応を見せるのか
気まぐれに書き、描き、失敗し、怒られ、自己嫌悪しながらも
私は、私から目が離せなかった
今でも私は、自分のことを興味深く思っている
今日の私は、どんな気持ちで時間を過ごすのか
明日の私は、どんな文章を、発言を、作品を
コミュニケーションをこの世に産み落とすのか
自意識が過剰なのは分かっている
だから小学生の頃、同級生に自意識過剰だと指摘されたとき
怒りを覚えたことを覚えている
人は、図星を刺されると怒るものらしい
それでも私はこれからも。きっと自分というものが分からなくなるまで、自分を観察し続けるだろう
社会的な功績がなくても
私は私を観察し続けられれば、それなりに楽しく生きていられるらしい
そんな自分のことが、割と嫌いじゃない
生きる意味は人それぞれだよねぇ 他人に決めていいわけじゃないし 「生きる意味」って簡単そうで簡単じゃない言葉だよね
『生きる意味』
それを探しているキミは
焦らなくていい。
だって、
自分が生きている意味を
探しているなら
キミの人生が意味を持った
証なのだから。
いつか大きなことを成し遂げられる。
生きた意味を残すことができる。
なんて、もうとっくの昔から思っていない。
それでも
たまに人生をやめたくなるときは、
「私がやめたら誰がこの猫を養うの」
それだけを言い聞かせて、なんとか続けている。
#32生きる意味
小学生の時
中学生の時
考えたけど分からなかった
大人になり結婚し子供が産まれた時
この為かと思った
子供が巣立つと役目が終わった。
命を繋ぐ事なんだと
その時思った
お母さんからいただいた命。
大切にしたいな。
生きる意味は私にもわからない。
辛くなった時人生終わらせたい時もあるけど、結局は親の悲しんだ顔が見たくないから、生きてるのかな。
それが私の生きる意味。
いちいち、自分は何のために生きてるんだろう、って、考えたことはある?
生まれたての赤ちゃんだったあなたは、生きる意味なんて考えてなかったでしょう?
親を悲しませないため、結婚してパートナーと幸せになるため、子どもを育て抜くため、仕事の欠員にならないため、全部後付けでできた生きる意味。
生きるために意味なんて必要ないんだよ。
生きる意味を探すためにもがくのは、とても惨めだと思わない?
そんな意味も分からないまま生まれてきた赤ちゃんは、毎日理由もなく必死に生きている。
そっちの方がよっぽど輝かしく見えない?
生きる意味を見つけるのは自由だけれども、それにすがって生きなきゃという義務感は疲れるものだ。
たまには生まれたての赤ちゃんのように、意味など分からず考えず勝手に生きて息苦しさから脱してみよう。
【生きる意味】
友人と甘いお酒を飲みながら
「はやく彼氏欲しいね」なんて
だらだらと話して笑い合う
この時間がずっと続けばいいのに
【生きる意味】
私が生きる意味
それは私が1番嬉しい最高の瞬間に現れるのだろう
さよなら
中学3年夏、友達が1人空に溶けた。
誰よりも明るく、強く、負けず嫌いな努力家で
彼の存在は太陽のように私たちを照らし、
見上げるほど高い場所にいたような気がする。
彼の姿を私たちの希望だと、そう思っていた。
そんな彼は夢半ばで突然空に溶けた。
私は1ヶ月もの間その事実を知らなかった。
夏の終わりは驚く程に残酷だった。
彼のような素晴らしい人が
自ら望んだわけでもなく突然に
私はもっと頑張りたいと笑った彼の笑顔を忘れられない
あの日が最後だったと、その数時間後だったと
私は分からなくなった
なんにもない私が生きていて
なんで彼がいないのか
あれから7年でしょうか。
私の生きる意味はまだ見つかりません。
私には生きることがとても、とても荷が重いです。
今もあなたではなく私だったらと思います。
あなたの命と私の命を比べることは
出来ないとわかっています
だけど、どうしても
私の生には価値を見いだせないのです。
黄色の線を何度も越えようとした。
自分の存在意義を何度も確認した。
もうなんかめんどくさくなっちゃった。
#生きる意味
お題『生きる意味』
家族の為に美味しい料理を作ること!!
生きる意味とは…?
誰しもが思い浮かべ考えたことがあるのではないだろうか…
生きる意味とは
生とは死とは
そんな単純だけど奥深い疑問
生きる意味があれば…
とかじゃないんだよ…
生きれたら…なんだって
生きる意味があるから生きるの…?
違うよね…?
「かぁーっ、生きてるって感じする!」
勢いよく飲み干した麦酒の喉越しは最高だった。頭の芯まで爽やかな風味が抜けていくようだし、身体中に水分が行き渡るような心地がする。
これだから運動後の一杯は止められない。それが勝利の後ならなおのことだ。
この食堂はこんな時間でもどんな客にでも酒を提供してくれる穴場だ。だから私はいつもこの店を利用している。
「信じられません」
それなのに相棒であるシルキーは、呆れた視線を横手からこちらへと向ける。
「まずは水を摂るべきです。そんなんではいつか脱水で倒れますよ」
「へーきへーき。こう見えてやわじゃないのはシルキーが一番知ってるでしょ?」
私がどでかいグラスをテーブルへと乗せれば、シルキーはやれやれとばかりに頭を振った。頭が固いシルキーはいつもこうだ。年寄りでもないのに、やたらと説教が多い。
まあシルキーにはわからないのだから仕方ないか。依頼をこなし、ささやかながらも手に入れた金で麦酒と肉をいただく。これに勝る贅沢なんてないないのに。
「やわとかタフの問題ではありません。人間の体の問題です」
と、ぴしゃりとシルキーはそう言う。これはさらなるお小言が始まる予感だ。私はそれを適当に聞き流す心づもりをしながら、フォークを肉へと突きつけた。
「あなたには長生きしてほしいんです」
なのに突然神妙な声が届いたものだから、私は思わずシルキーの方を振り向いた。シルキーの大きな胡桃色の瞳は、じっとこちらを見据えている。
「それはこっちの台詞なんだけど」
「私は機械ですから」
「アンドロイドの方が寿命は短いでしょ? それくらい馬鹿な私でも知ってるって」
「私は修理を繰り返せば半永久的に動くことができます。あなたたちとは違うんですよ」
またこれだ。最近のシルキーは、何故だか私の健康のことを心配する。そりゃあ昔よりは体力も落ちた。剣を振り回せる時間も短くなった。それでもまだまだ若い者たちに負けるつもりはない。今日の依頼だって難なくこなしているというのに。
「あなたがいなければ、私が生きている意味なんてないんです」
そうしてシルキーの常套句が飛び出す。これを言えば私が黙るとわかっていて囁くシルキーは、実に性格が悪い。
いつからこうなったのだろう。ああ、私の真似か。そう気づくと何だかおかしくなった。何年の付き合いになるのかもう忘れたくらいには、シルキーと共に依頼をこなしている。
「わかったわかった」
そうして私は手をひらひらと振る。いつも折れるのは私だ。そこは年上の矜持というべきところだろうし、口喧嘩している間に肉が冷めるのももったいない。美味しいものは美味しいうちにだ。
私は満面の笑みでフォークを持ち上げて、肉へとかぶりつく。溢れ出した汁が滴って、白い皿へと落ちる。
私だってあんたがいない未来なんて想像できやしない。そんな風に言ってやらない私は、シルキー以上に性悪だった。
私が生きる意味…
なんだろうね。
私に価値があるのかすら分からないから、
生きる意味も分からないなぁ。
幸せに人生をおくれたら、
それだけで生きる意味があるんじゃないかと思う日もある。
動物なんだから、
種の繁栄に貢献すべきなのかと悩む時もある。
後世に残るような何かを成し遂げないと、
自分の生きた証がないように感じた頃もある。
そして、一周まわって。
死ぬ時に幸せと思えたら、
今、死んだとしても後悔のない日々をおくれていたら、
やっぱりそれだけで生きる意味があるんじゃないかと思う。
#生きる意味